2026年度の巨人の年俸を見ると、最も目を引くのはベテラン野手の減額と、救援投手・先発投手の大幅昇給です。
日刊スポーツが2025年12月23日に報じた契約更改結果では、坂本勇人が最大減額、大勢と山﨑伊織が最大増額となりました。以下は、2026年シーズンに適用された推定年俸を整理したものです。金額はすべて報道ベースです。
2026年度・巨人の注目年俸
日本人選手の主な最高額
3億円

坂本勇人・甲斐拓也・則本昂大
大幅増額の最高額
+9000万円
大勢・山﨑伊織
※外国人選手を含めるとランキングは異なる。推定年俸であり、実際の契約金額とは異なる場合がある。
出典:日刊スポーツ、デイリースポーツの契約更改報道。金額は推定。増減は2025年シーズンから2026年シーズンへの変更。
巨人の推定年俸ランキングはどうなっている?2026年度の推定年俸ランキングでは、外国人選手を含めるかどうかで順位が変わります。
外国人選手ではライデル・マルティネスが推定12億円前後とされ、チーム内でも突出した高額帯です。
日本人選手に絞ると、坂本勇人、甲斐拓也、則本昂大が推定3億円で上位に並びます。続いて戸郷翔征の2億4000万円、丸佳浩と吉川尚輝の2億円が主な高額選手です。
このランキングから分かるのは、巨人の年俸査定が単純な打率や本塁打数だけで決まるわけではないということです。捕手の甲斐、投手の則本、長年チームを支えてきた坂本では、年俸を支える評価要素がそれぞれ異なります。
【増額・減額の理由】坂本勇人と大勢・山﨑伊織の査定を分析
2026年度の巨人の契約更改で、特に注目したいのが坂本勇人と大勢、山﨑伊織の対照的な結果です。
同じチームで戦っていても、年齢や役割、出場機会、シーズン成績によって査定は大きく変わります。
坂本勇人は5億円から3億円へ−2億円
5億円 → 3億円
坂本勇人は2025年シーズン終了後、推定5億円から3億円への契約更改となりました。
2025年の成績は62試合出場、打率.208、3本塁打、22打点。出場試合数は前年から大きく減り、打撃面でも本来の実績を考えると厳しい数字でした。
特に注目すべきなのは、長年チームの中心選手として活躍してきた坂本であっても、近年の実績だけでなく直近の出場状況や成績が査定に反映された点です。
ただし、3億円という年俸は依然として高額です。今回の減額を、そのまま球団からの戦力外評価と結び付けることはできません。
2026年シーズンも67試合に出場し、打率.175、5本塁打という成績でした。2026年オフの交渉では、このシーズンの数字が新たな査定材料になります。
大勢は9000万円増で1億8000万円に+9000万円
9000万円 → 1億8000万円
大勢は2025年シーズンに62試合へ登板し、46ホールド、防御率2.11を記録しました。
救援投手にとって、登板数や防御率だけでなく、勝ち試合の終盤をどれだけ任されたかは重要な評価材料です。
46ホールドという数字は、勝利につながる局面で安定して役割を果たしたことを示しています。
その実績が9000万円の増額につながり、年俸は9000万円から1億8000万円へ倍増しました。
2026年シーズンは32試合登板、22ホールド、3セーブ、防御率2.15。翌シーズンに向けても、救援陣の重要な査定対象になる選手です。
山﨑伊織も9000万円増!先発投手として評価+9000万円
9000万円 → 1億8000万円
山﨑伊織は2025年に25試合へ登板し、11勝4敗、防御率2.07を記録しました。
先発投手に求められるのは、単に試合に登板することではありません。長いイニングを投げ、試合をつくり、チームに勝利の可能性を残すことが重要です。
山﨑は11勝を挙げ、安定した防御率も残しました。大勢と同額の9000万円増を獲得したのは、異なる役割でチームに貢献した2人が高く評価された結果です。
一方、2026年シーズンは6試合登板、1勝1敗、防御率4.59という数字でした。前年の大幅昇給を踏まえると、2027年に向けた査定では、登板数や安定性の回復が焦点になりそうです。
戸郷翔征は6000万円減、丸佳浩は1億2000万円減−6000万円
3億円 → 2億4000万円
戸郷は2025年に21試合へ登板し、8勝9敗、防御率4.14。前年までの安定した先発実績と比較すると、厳しいシーズンでした。
2026年は14試合で5勝3敗、防御率2.48と、数字の面では改善が見られています。2026年オフの査定では、この改善をどう評価するかが注目点です。
−1億2000万円
3億2000万円 → 2億円
丸は2025年に90試合出場、打率.267、6本塁打という成績で、推定年俸は1億2000万円減となりました。
2026年度の契約は推定2億円の2年契約と報じられています。
2026年シーズンは74試合出場、打率.220、3本塁打。打撃面の数字は前年を下回っており、今後の出場機会とチーム内での役割が注目されます。
【2026年オフ最新速報】巨人の未更改選手一覧と交渉状況
ここからは、2026年11月3日時点の最新状況です。
最も重要なのは、2026年度の契約更改結果と、2026年オフに行われる2027年度の契約更改を区別することです。
2025年オフに成立した契約は、2026年シーズンの年俸に反映されています。一方、これから行われる2026年オフの交渉は、翌2027年シーズンに向けたものです。
巨人の2026年オフ契約更改は0人
2026年オフの契約更改状況0人
更改済み55人
未更改対象0人
増額確定
2026年11月2日までの報道を反映した支配下選手の集計。
2026年11月2日時点の契約更改集計では、巨人は支配下選手55人を対象に、更改済み0人となっています。
つまり、坂本勇人や戸郷翔征、大勢などの2027年度年俸は、この時点ではまだ確定していません。
未更改という表示は、球団と選手の間でトラブルが起きているという意味ではありません。単に新しい契約がまだ成立・公表されていない状態です。
注目される主な未更改選手2026年度の年俸を基準に、今後の交渉が注目される選手を整理します。
| 選手 | 現在の推定年俸 | 2026年オフの注目点 |
|---|---|---|
| 坂本勇人 | 3億円 | 打撃成績と出場機会 |
| 戸郷翔征 | 2億4000万円 | 先発投手としての復調 |
| 丸佳浩 | 2億円 | 打撃と起用方法 |
| 吉川尚輝 | 2億円 | 守備と攻撃面の貢献 |
| 山﨑伊織 | 1億8000万円 | 登板数と先発復帰 |
| 大勢 | 1億8000万円 | 救援での安定感 |
| 大城卓三 | 1億6000万円 | 捕手としての出場機会 |
| 中川皓太 | 1億5000万円 | 救援での役割 |
| 高梨雄平 | 1億5000万円 | 登板数と左腕救援の貢献 |
| 甲斐拓也 | 3億円 | 捕手としての総合的な貢献 |
※上記は2026年度の推定年俸を基準にした注目選手の抜粋。2027年度の契約金額ではない。
特に注目したいのは、戸郷と山﨑の先発陣、そして坂本と丸のベテラン野手陣です。
2026年シーズンの巨人は76勝64敗3分でセ・リーグ2位。チームとしては優勝争いをした一方、個人の成績には明暗がありました。
また、2026年シーズンの成績を見ると、大勢は32試合登板で防御率2.15、戸郷は14試合で防御率2.48。対照的に山﨑は6試合登板にとどまっています。野手では坂本が打率.175、丸が打率.220でした。こうした数字は翌年度の査定を考えるうえで重要です。
未更改選手の最新情報を確認する方法契約更改速報を追う場合は、次の3つを確認すると情報を整理しやすくなります。
1. スポーツナビの契約更改一覧:選手名、推定年俸、増減額、更改日を確認する。
2. 日刊スポーツ・スポーツ報知などの報道:交渉後の会見内容や推定年俸を確認する。
3. 読売ジャイアンツの公式発表:契約や選手の所属に関する球団発表を確認する。
特に更改日については、報道された日と契約が成立した日、一覧に情報が反映された日が異なる場合があります。
そのため、速報を確認するときは、記事の公開日だけでなく、対象となる年度と契約内容もチェックすることが大切です。
【プロ野球の年俸査定】巨人の増額・減額を決めるポイント
契約更改では、単純に前年より成績が上がったかどうかだけではなく、選手がチームにどのような価値をもたらしたかが評価されます。
巨人の2026年度の契約更改からは、次のような査定の特徴が読み取れます。
1. 投手は役割と安定性が評価される大勢の9000万円増は、救援投手の役割が年俸に反映された例です。
46ホールドという数字は、勝利に直結する場面での貢献を示しています。
一方、先発投手の場合は勝利数だけでなく、登板数、投球回、防御率、試合をつくる能力などが評価材料になります。
山﨑伊織の11勝と防御率2.07は、こうした先発投手としての価値を示す成績でした。
2. 野手は出場機会と打撃成績の両方が重要坂本勇人と丸佳浩の減額は、出場機会と打撃成績が査定に影響することを示しています。
ただし、野手の評価は打率や本塁打だけではありません。
- 守備位置と守備力
- 打点や出塁率
- チーム内での役割
- 出場試合数
- 年齢と今後の起用可能性
これらを総合的に見て評価されます。
特にベテラン選手の場合、過去の実績と直近のパフォーマンスをどのようにバランスさせるかが難しいポイントです。
3. 1億円を超える選手には減額制限があるプロ野球の契約更改では、年俸の減額に一定の制限があります。
日本プロフェッショナル野球協約第92条では、次年度契約での減額について、選手の同意がない場合、次の割合を超えないと定めています。
| 前年度の年俸 | 同意なしでの減額上限 |
|---|---|
| 1億円超 | 40% |
| 1億円以下 | 25% |
選手本人の同意があれば、この制限を超える減額も可能です。
坂本勇人の場合、5億円から3億円への減額は40%に相当します。
丸佳浩の場合は3億2000万円から2億円への減額で、37.5%です。
このように減額制限を知っておくと、契約更改のニュースをより深く理解できます。
4. 推定年俸と実際の契約金額は違うもう一つ知っておきたいのが、メディアで報道される年俸の多くは推定額だという点です。
球団がすべての選手の契約金額を公式発表するわけではありません。報道各社が取材を通じて推定した金額が、一般的な年俸一覧として流通しています。
そのため、複数の年俸ランキングで数字に差があっても、必ずしもどちらかが誤りとは限りません。
契約金額のほか、出来高や複数年契約の条件なども含めて考える必要があります。
【よくある質問】巨人の契約更改に関するFAQ
Q1:坂本勇人の契約更改で2億円減となったのはいつですか?
2025年12月に報じられた契約更改です。推定5億円から3億円となり、2026年シーズンの年俸に反映されました。2026年オフの新しい契約ではありません。
Q2:大勢と山﨑伊織はどれくらい年俸が上がりましたか?
ともに9000万円増です。9000万円から1億8000万円となり、2026年シーズンの推定年俸は倍増しました。
Q3:戸郷翔征の2026年度の年俸はいくらですか?
推定2億4000万円です。前年の3億円から6000万円減となりました。
Q4:甲斐拓也の巨人での年俸はいくらですか?
2026年度の推定年俸は3億円です。坂本勇人や則本昂大と並ぶ日本人選手の高額年俸帯に位置しています。
Q5:2026年オフの巨人の未更改選手は何人ですか?
2026年11月2日時点の集計では、支配下選手55人のうち更改済みは0人です。したがって、対象選手は55人が未更改という状況です。
Q6:巨人の契約更改はどこで確認できますか?
スポーツナビの球団別契約更改一覧や、日刊スポーツ、スポーツ報知などの野球ニュースが主な確認先です。球団の公式発表も併せて確認すると、情報を整理しやすくなります。
2026年度の巨人の契約更改では、坂本勇人の2億円減、丸佳浩の1億2000万円減というベテラン野手の減額が目立ちました。
一方、大勢と山﨑伊織はともに9000万円増となり、投手陣の活躍が年俸に大きく反映されています。
今回の契約更改で押さえておきたい要点は次の3つです。
- 坂本勇人:5億円から3億円へ減額。2025年の出場機会と打撃成績が背景にある。
- 大勢・山﨑伊織:ともに9000万円増。救援と先発という異なる役割で評価された。
- 2026年オフ:11月3日時点で巨人の2027年度契約更改は本格化前。55人の未更改状況を今後も確認する必要がある。
今後の注目は、戸郷翔征の復調、大勢の救援での安定感、山﨑伊織の先発としての稼働、そして坂本や丸といったベテラン野手の評価です。
年俸の増減だけで選手の価値を判断するのではなく、シーズン成績、チーム内の役割、出場機会、契約条件を合わせて見ること。 それが巨人の契約更改を正しく読み解くためのポイントです。
記事基準日:2026年11月3日。推定年俸は各報道・年俸集計資料に基づく。