第70回大会には40チームが出場。群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースで争われ、GMOインターネットグループが2位のロジスティードに2分27秒差をつけて優勝しました。
以下が2026年大会の全チーム総合成績です。
出典:月刊陸上競技・月陸Onlineの第70回大会結果、各実業団陸上競技部の公表記録を照合。
順位表で注目したいのは、上位5チームの顔ぶれだけではありません。前回大会との比較では、ロジスティードが12位から2位、JR東日本が15位から4位、サンベルクスが17位から5位へと大幅に順位を上げています。
一方、同じタイムが表示されているチームでも、公式順位は異なります。17位と18位、28位と29位、30位と31位は表示上の秒数が同じですが、順位表ではそれぞれ別順位です。順位を確認する際は、表示タイムだけでなく公式の着順を優先してください。
【区間賞・区間記録】全7区間のトップ選手と歴代最高タイム

ニューイヤー駅伝は、距離やコースの特徴が異なる7区間をつなぐ駅伝です。2026年大会では、2区から7区までの6区間で区間記録が更新されました。
特に注目されたのは、吉田響、篠原倖太朗、R.ダパッシュ、太田蒼生、嶋津雄大、並木寧音の記録です。
2026年の区間賞一覧| 区間 | 距離 | 区間賞選手 | 所属 | 区間タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1区 | 12.3km | 富田峻平 | ロジスティード | 34分23秒 |
| 2区 | 21.9km | 吉田響 | サンベルクス | 1時間01分01秒 |
| 3区 | 15.3km | 篠原倖太朗 | 富士通 | 42分53秒 |
| 4区 | 7.6km | R.ダパッシュ | JR東日本 | 20分32秒 |
| 5区 | 15.9km | 太田蒼生 | GMOインターネットグループ | 46分00秒 |
| 6区 | 11.4km | 嶋津雄大 | GMOインターネットグループ | 32分27秒 |
| 7区 | 15.6km | 並木寧音 | SUBARU | 45分23秒 |
区間賞と区間記録は、似ているようで意味が異なります。
- 区間賞:その大会で各区間を最も速く走った選手に与えられるもの。
- 区間記録:その区間における歴代最高タイム。
2026年大会の各区間の歴代最高タイムは次のとおりです。
1区(12.3km)
- 区間記録:34分16秒
- 記録保持者:マーティン・マサシ(スズキ)
- 大会:第51回大会
- 2026年区間賞:富田峻平(34分23秒)
1区では富田峻平がトップでタスキをつなぎましたが、歴代記録の更新には至りませんでした。
2区(21.9km)
- 区間記録:1時間01分01秒
- 記録保持者:吉田響(サンベルクス)
- 2026年大会で更新
最長区間となる2区で、吉田響が圧巻の走りを披露。サンベルクスの総合5位を支える大きな成果となりました。
3区(15.3km)
- 区間記録:42分53秒
- 記録保持者:篠原倖太朗(富士通)
- 2026年大会で更新
富士通の篠原倖太朗が区間賞を獲得。チームの総合10位という結果の中でも、個人として際立つ記録を残しました。
4区(7.6km)
- 区間記録:20分32秒
- 記録保持者:R.ダパッシュ(JR東日本)
- 2026年大会で更新
短い距離で一気に順位を動かす4区では、JR東日本のダパッシュが区間新記録を達成しました。
5区(15.9km)
- 区間記録:46分00秒
- 記録保持者:太田蒼生(GMOインターネットグループ)
- 2026年大会で更新
GMOの太田蒼生が区間賞と区間新記録を獲得。優勝チームの勢いを象徴する走りでした。
6区(11.4km)
- 区間記録:32分27秒
- 記録保持者:嶋津雄大(GMOインターネットグループ)
- 2026年大会で更新
嶋津雄大も区間賞と区間新記録を獲得。GMOは5区と6区で連続して区間賞を獲得しました。
7区(15.6km)
- 区間記録:45分23秒
- 記録保持者:並木寧音(SUBARU)
- 2026年大会で更新
最終区間ではSUBARUの並木寧音が区間賞を獲得。アンカー区間で新たな歴代最高タイムを打ち立てました。
以上の記録はTBSテレビの大会公式コースガイドに掲載されている記録と一致しています。
【上位チームを分析】GMO初優勝・ロジスティード2位・トヨタ3位の明暗
今回の大会は、GMOインターネットグループの初優勝だけでなく、上位チームそれぞれの戦い方にも見どころがありました。
GMOインターネットグループ:創部10年目、7回目の挑戦で悲願達成4時間44分00秒
総合1位・第70回大会新記録
GMOインターネットグループは、2026年1月1日の第70回大会で、創部10年目、7回目の挑戦にして初めて実業団駅伝日本一に輝きました。
GMOインターネットグループ陸上部の公式発表によると、今回の優勝はチームにとって初のニューイヤー駅伝制覇。4時間44分00秒という記録は、従来の大会記録を塗り替える歴代最高タイムです。
特筆すべきは、特定の選手だけに頼らない区間別の安定感です。
- 1区・吉田祐也:34分28秒、区間9位
- 2区・今江勇人:1時間01分11秒、区間2位
- 3区・鈴木塁人:43分07秒、区間2位
- 4区・マイケル・テモイ:20分38秒、区間2位
- 5区・太田蒼生:46分00秒、区間賞
- 6区・嶋津雄大:32分27秒、区間賞
- 7区・鶴川正也:46分09秒、区間6位
1区から4区まで上位の区間順位を維持し、5区と6区で連続して区間賞を獲得。最後の7区も区間6位でまとめました。
この結果から見えてくるのは、個人の突出した記録だけではなく、各区間で大きく崩れない選手層の厚さです。5区と6区の連続区間賞が、優勝を決定づける要点になりました。
ロジスティード:前回12位から総合2位へ躍進4時間46分27秒
ロジスティードは前回大会の12位から大きく順位を上げ、2026年大会では総合2位に入りました。
1区の富田峻平が34分23秒で区間賞を獲得。大会序盤からチームを勢いづけました。続く2区では平林清澄が区間3位、5区では四釜峻佑が区間3位と、複数の区間で安定した成績を残しています。
ただし、GMOとのタイム差は2分27秒。優勝には届かなかったものの、前回から10順位を上げたことは大きな成果です。
トヨタ自動車:総合3位を維持4時間47分12秒
トヨタ自動車は前回大会に続いて3位に入り、安定した強さを示しました。
4区のサムエル・キバティが20分43秒で区間3位、5区の湯浅仁が46分01秒で区間2位を記録。終盤に向けて上位を狙う走りを見せました。
総合2位のロジスティードとは45秒差。優勝争いに加わるためには、各区間の上位争いに加えて、チーム全体でのタイム短縮が課題として残りました。
JR東日本:総合4位、4区で区間新記録4時間47分47秒
JR東日本は前回15位から4位へと大きく順位を上げました。特に注目されたのが4区のR.ダパッシュです。
7.6kmの4区で20分32秒を記録し、区間賞と区間新記録を獲得。チームの総合4位に貢献しました。
総合3位のトヨタ自動車とは35秒差、5位のサンベルクスとはわずか4秒差。上位チームが非常に接近した結果となりました。
サンベルクス:2区の吉田響が区間新記録4時間47分51秒
サンベルクスは前回17位から総合5位に浮上しました。躍進の原動力となったのが2区の吉田響です。
21.9kmの最長区間で1時間01分01秒を記録。区間賞を獲得すると同時に、歴代最高タイムを更新しました。
JR東日本との差は4秒。吉田響の区間新記録という個人の快走に加え、チームとしても上位争いに食い込んだ大会でした。
【大会の見どころと順位の見方】7区間100kmで何が勝敗を分けたのか
ニューイヤー駅伝は、単純に各チームの速い選手を並べれば勝てる大会ではありません。
区間ごとに距離やコースの特徴が異なるため、選手の適性とチーム全体の配置が結果を左右します。
7区間の距離と中継所2026年大会のコースは群馬県庁をスタート・フィニッシュ地点とする全100kmです。
- 1区:群馬県庁から高崎市役所まで12.3km
- 2区:高崎市役所から伊勢崎市役所まで21.9km
- 3区:伊勢崎市役所から三菱電機群馬工場まで15.3km
- 4区:三菱電機群馬工場から太田市役所まで7.6km
- 5区:太田市役所から桐生市役所まで15.9km
- 6区:桐生市役所から伊勢崎市西久保町まで11.4km
- 7区:伊勢崎市西久保町から群馬県庁まで15.6km
結果を確認するときに間違えやすいのが「通過順位」と「区間順位」です。
通過順位は、各中継所を通過した時点でのチーム全体の総合順位を指します。
一方、区間順位は、その区間を担当した選手個人のタイムを比較した順位です。
例えばGMOの場合、1区の吉田祐也は区間9位でしたが、チームは最終的に大会新記録で優勝しました。個人の区間順位が必ずしもチームの総合順位と一致しないことが分かります。
TBSテレビのLIVE速報では、各区間の個人順位に加え、チーム名を選択して順位変動グラフを確認できる仕組みが用意されています。レース中の通過順位を詳しく追いたい場合は、区間順位だけで判断せず、チームの順位変動も確認することが大切です。
2026年大会で見えた勝敗のポイント今回の大会から読み取れる要点は3つあります。
1. 区間賞の数だけでは優勝は決まらない
GMOは7区間のうち区間賞を獲得したのは5区と6区の2つです。それでも大会新記録で優勝しました。全区間で上位を維持する総合力が重要だったことを示しています。
2. 長距離区間での記録更新がチームの勢いを左右する
21.9kmの2区は全7区間で最長です。サンベルクスの吉田響が区間新記録を達成したことは、個人記録としてだけでなくチームの総合順位を押し上げる大きな要素となりました。
3. 中盤から終盤の選手配置が重要
GMOは5区と6区で連続して区間賞を獲得しました。前半の安定した走りを後半の好記録につなげたことが、優勝の大きな要因です。
【ニューイヤー駅伝2026結果一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ニューイヤー駅伝2026の優勝チームはどこですか?
A1:GMOインターネットグループです。2026年1月1日に開催された第70回大会で、4時間44分00秒の大会新記録を樹立し、初優勝しました。
Q2:ニューイヤー駅伝2026の総合2位と3位はどこですか?
A2:総合2位はロジスティードで4時間46分27秒、3位はトヨタ自動車で4時間47分12秒でした。
Q3:ニューイヤー駅伝2026の区間賞を獲得した選手は誰ですか?
A3:1区は富田峻平、2区は吉田響、3区は篠原倖太朗、4区はR.ダパッシュ、5区は太田蒼生、6区は嶋津雄大、7区は並木寧音です。
Q4:2026年大会で区間新記録を出したのは誰ですか?
A4:2区の吉田響、3区の篠原倖太朗、4区のR.ダパッシュ、5区の太田蒼生、6区の嶋津雄大、7区の並木寧音です。1区を除く6区間で新記録が誕生しました。
Q5:ニューイヤー駅伝は何区間で何km走りますか?
A5:全7区間、合計100kmです。群馬県庁を発着点とし、群馬県内の高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市などを経由します。
Q6:JR東日本とサンベルクスは何位でしたか?
A6:JR東日本は4時間47分47秒で4位、サンベルクスは4時間47分51秒で5位でした。JR東日本は4区のR.ダパッシュ、サンベルクスは2区の吉田響が区間新記録を達成しています。
Q7:ニューイヤー駅伝2026は第何回大会ですか?
A7:第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会です。2026年1月1日に群馬県で開催され、40チームが出場しました。
ニューイヤー駅伝2026は、GMOインターネットグループが4時間44分00秒という大会新記録で初優勝を果たした記念すべき大会となりました。
総合2位はロジスティード、3位はトヨタ自動車。JR東日本とサンベルクスも4位、5位に入り、上位争いは最後まで接近したタイム差で展開されました。
個人記録では、吉田響の2区、篠原倖太朗の3区、R.ダパッシュの4区など、6区間で区間新記録が誕生。太田蒼生と嶋津雄大の連続区間賞も、GMOの優勝を象徴する結果となりました。
今回の結果を振り返る際は、総合順位だけでなく、区間賞、区間記録、通過順位を分けて確認することがポイントです。チームの総合力と個々の選手の活躍を合わせて見ることで、第70回大会の価値がより明確になります。
創部10年目で悲願を達成したGMOインターネットグループ。大会新記録で刻んだ2026年の優勝は、今後の実業団駅伝の勢力図を考えるうえでも注目すべき結果です。