2026年、結成60周年を迎えたグループサウンズの代表的バンド、ザ・ワイルドワンズ。1966年に加山雄三の命名で誕生し、デビュー曲「想い出の渚」の大ヒットによって日本中にその名を広めた彼らは、現在も音楽活動を続けている。
2026年11月現在のメンバーは、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二、そして2015年に亡くなったリーダー・加瀬邦彦の次男である加瀬友貴の4人。結成当初からのメンバー3人と、次世代を担う加瀬友貴が一緒にステージに立つ体制だ。60周年記念コンサートツアーや新曲の発表など、往年のヒット曲を守るだけではない活動も展開している。
【2026年最新】ザ・ワイルドワンズの現在のメンバーは4人!プロフィールと担当楽器

ザ・ワイルドワンズの現在のメンバーは、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二、加瀬友貴の4人である。
2026年4月にNHK財団のメディア「ステラnet」が掲載したインタビューでも、4人の担当楽器と年齢が紹介された。加えて、公式サイトのメンバー紹介には結成当初からの3人の生年月日と経歴が掲載されている。
以下は、2026年11月3日を基準にした年齢とプロフィールの整理だ。加瀬友貴については、2026年4月の記事に掲載された年齢を記載している。
1. 鳥塚しげき:ギター・ボーカル生年月日:1947年3月23日/2026年11月現在79歳
鳥塚しげきは、ザ・ワイルドワンズの結成メンバーの一人。担当はギターで、バンドの爽やかなサウンドとコーラスを支えてきた存在だ。
特に知られているのが、デビュー曲「想い出の渚」との関係である。NHK財団の2026年のインタビューによると、同曲の制作では加瀬邦彦が作ったメロディーに対してメンバーがそれぞれ歌詞を考え、鳥塚が書いた詞をもとに全員で完成させたという。
鳥塚は同曲を通じて作詞家としての第一歩も踏み出した。
バンド解散後は、テレビドラマやラジオのパーソナリティーとしても活動。NHK教育テレビの「歌のお兄さん」を務めた経歴もある。
また、公式プロフィールによれば、1983年から全国の養護学校を訪問する「ふれあいコンサート」を継続してきた。音楽を通じた交流を長年大切にしている点も、鳥塚のキャリアを語るうえで欠かせない。
2. 植田芳暁:ドラムス・ボーカル生年月日:1948年2月7日/2026年11月現在78歳
植田芳暁は、ザ・ワイルドワンズのドラマーであり、歌唱面でも存在感を発揮してきたメンバーだ。
公式プロフィールによると、高校2年生のときに結成したエレキバンド「ザ・ディメンション」が、フジテレビの「勝ち抜きエレキ合戦」で2週間勝ち抜いたことをきっかけに注目を集めた。その後、ザ・ワイルドワンズの結成に参加している。
当時は、ドラムを演奏しながら歌う「歌うドラマー」として人気を獲得した。
1971年の解散後も音楽活動を継続。「ZOO」「サーフ・ライダース」「ボイス」などを経て、「植田芳暁とレイアウト」や「加山雄三&ハイパーランチャーズ」などでも活動してきた。
作詞・作曲、コーラスアレンジ、CM音楽の制作などにも携わっており、演奏者にとどまらない幅広い音楽経験を持っている。
3. 島英二:ベース生年月日:1947年10月24日/2026年11月現在79歳
島英二は、ザ・ワイルドワンズの結成メンバーで、担当楽器はベース。湘南地方で活動していたアマチュアバンドを経て、1966年の結成に参加した。
公式プロフィールでは、1960年代に日本で広がったベンチャーズの音楽に強い影響を受けたことが紹介されている。
ベースだけでなくギターへの情熱も強く、「加山雄三&ハイパーランチャーズ」や「島英二&ココナッツクラブ」ではギタリストとしても活動してきた。
また、オールドモズライトギターの収集家としても知られ、楽器への深い関心を持つ。長年の経験を生かし、現在もステージでバンドを支えている。
4. 加瀬友貴:リードギター2026年4月時点43歳/加瀬邦彦の次男
加瀬友貴は、2015年に亡くなった初代リーダー・加瀬邦彦の次男である。2016年にザ・ワイルドワンズへ加入し、現在の4人体制を構成するメンバーとなった。
2026年4月のNHK財団「ステラnet」の記事では、担当楽器はリードギターと紹介されている。特に注目されるのが、父・加瀬邦彦から受け継いだ12弦ギターだ。
12弦ギターは、通常の6弦ギターよりも豊かな響きを生み出す楽器で、ザ・ワイルドワンズのサウンドを特徴づけてきた。父が大切にしていた黄色い12弦ギターを友貴が演奏する姿は、グループにとって象徴的な意味を持っている。
加えて、2026年3月6日に発売された新曲「嗚呼、素晴らしき世界」では作詞を担当。作曲は父の加瀬邦彦である。
父の楽器を受け継ぐだけでなく、新しい作品の制作にも関わっている点が、現在のザ・ワイルドワンズにおける加瀬友貴の大きな役割だ。
4人のプロフィールはNHK財団のインタビューと公式メンバー紹介で確認できる。特に加瀬友貴の参加によって、バンドの歴史と次の世代がつながっていることが分かる。
【歴代メンバー一覧】ザ・ワイルドワンズの交代と結成から現在までの歴史
ザ・ワイルドワンズは、1966年7月に結成された。当初のメンバーは加瀬邦彦、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二の4人。1968年には渡辺茂樹が加入し、5人体制となった。
その後、1971年に一度解散。1981年の再結成を経て、長期にわたって活動を続けてきた。
加瀬邦彦の逝去という大きな転換点を迎えた後も、2016年に加瀬友貴が加入したことで、現在の4人体制へと移行している。
公式ヒストリーと報道資料をもとに、主な変遷を整理した。
| 時期 | メンバー・出来事 | 担当・関係 |
|---|---|---|
| 1966年7月 | バンド結成 | 加瀬邦彦、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二 |
| 1966年11月 | 「想い出の渚」でデビュー | デビュー曲が大ヒット |
| 1968年 | 渡辺茂樹が加入 | キーボード・電子オルガン |
| 1971年 | バンド解散 | 初期活動に区切り |
| 1981年7月 | 再結成コンサート | 葉山マリーナで開催 |
| 2006年 | 結成40周年記念コンサート | 日本武道館で開催。渡辺茂樹も参加 |
| 2015年4月 | 加瀬邦彦が逝去 | 74歳。バンドのリーダーを失う |
| 2016年 | 加瀬友貴が加入 | 加瀬邦彦の次男。現在の4人体制へ |
| 2026年 | 結成60周年 | 鳥塚、植田、島、加瀬友貴の4人で活動 |
この年表で注目したいのは、ザ・ワイルドワンズが一度解散した後も、再結成を通じて活動を継続してきたことだ。単純に同じメンバーが60年間在籍しているわけではなく、時代ごとに編成を変えながら歴史をつないできた。
なお、1981年の再結成後には「加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ」という名称でも活動した時期がある。結成当初のバンドと、その後の再結成グループを区別すると、歴代メンバーの流れが理解しやすい。
公式ヒストリーには1968年の渡辺茂樹加入、1971年の解散、1981年の再結成、2016年の加瀬友貴加入が記録されている。
【結成秘話】ザ・ワイルドワンズは1966年に誕生!加山雄三の命名と「想い出の渚」
ザ・ワイルドワンズの歴史を語るうえで欠かせないのが、俳優・歌手の加山雄三との関係である。
バンド名を付けたのは加山雄三。1966年7月、加瀬邦彦を中心に結成されたグループに「ザ・ワイルドワンズ」という名前が与えられた。
当時はビートルズの世界的な人気を背景に、エレキギターを中心とするバンド音楽が若者の間で広がっていた。日本でもグループサウンズ、いわゆるGSブームが盛り上がり始めていた時代である。
デビュー曲「想い出の渚」はどのように生まれたのか1966年11月に発売されたデビュー曲「想い出の渚」は、ザ・ワイルドワンズを代表する楽曲となった。
NHK財団が2026年4月に掲載したメンバーへのインタビューでは、楽曲誕生の具体的なエピソードが紹介されている。
加瀬邦彦が自宅でギターを弾きながらメロディーを歌い、メンバーがそれぞれ歌詞を考えることになった。数日後に集まり、全員の案を見せ合った結果、鳥塚しげきの詞が楽曲のイメージに最も近く、それを土台にメンバー全員で完成させたという。
つまり、「想い出の渚」は加瀬邦彦が作ったメロディーだけでなく、鳥塚しげきの詞とメンバーの協力によって形になった作品だった。
12弦ギターが生み出した独特のサウンド同曲の魅力を支えたのが、加瀬邦彦の12弦ギターである。
一般的な6弦ギターとは異なり、12弦ギターは豊かな広がりのある音色を生み出す。加瀬邦彦はこの楽器をバンドの音楽的な特徴として取り入れ、爽やかでありながら哀愁を感じさせるサウンドを作り上げた。
NHK財団の記事では、レコーディング時に約20人のストリングス奏者が参加したことや、メンバーがその演奏に圧倒されたエピソードも紹介されている。
イントロのギターから始まり、バンドの演奏にストリングスが加わっていく構成は、当時のグループサウンズの楽曲としても印象的だった。
この12弦ギターの存在は、現在のバンドにも受け継がれている。加瀬邦彦の次男・友貴が父の楽器を演奏していることは、単なる楽器の継承を超え、グループの音楽的な個性を守る意味も持っている。
【渡辺茂樹の脱退経緯】チャッピーの加入から解散後の音楽活動まで
ザ・ワイルドワンズの歴代メンバーを調べると、必ず名前が挙がるのが渡辺茂樹である。
愛称は「チャッピー」。1968年に加入し、キーボードや電子オルガンを担当した。初期の4人体制に新しい音楽的な要素を加えたメンバーだった。
渡辺茂樹はなぜ加入したのか渡辺茂樹は1968年、高校生のときにザ・ワイルドワンズへ加入した。電子オルガンなどを担当し、グループの演奏に鍵盤楽器の音色を加えた。
加入後は「バラの恋人」などの作品で存在感を示し、チャッピーの愛称で親しまれた。ユニバーサルミュージックの作品紹介でも、渡辺がキーボード担当として加入したことや、同曲でメインボーカルを担当したことが紹介されている。
脱退理由は個人的な不仲だったのか渡辺茂樹については「なぜ脱退したのか」という疑問も検索されている。
しかし、公式ヒストリーに記録されているのは、1968年の加入と1971年のグループ解散である。個人的な不仲や特定のメンバーとの対立を理由に脱退したという公式記録は確認できない。
そのため、渡辺の初期メンバーとしての在籍期間は、1971年のバンド解散によって区切られたと整理するのが自然だ。
解散後も音楽の世界で活躍渡辺は1971年の解散後も音楽活動を続けた。キャンディーズのバックバンド「MMP」に参加し、作曲家・編曲家としても活躍。キャンディーズの最後のシングル「つばさ」の作曲を手掛けたことでも知られている。
加えて、2006年のザ・ワイルドワンズ結成40周年記念コンサートにも参加している。
渡辺茂樹は2014年3月15日に63歳で亡くなった。報道によると、同年3月19日に訃報が伝えられ、加瀬邦彦も突然の知らせを悼んだ。
したがって、渡辺茂樹は単に一時期在籍した元メンバーではない。ザ・ワイルドワンズの音楽史と、その後の日本のポップス・歌謡曲の制作現場の双方に足跡を残した人物である。
【加瀬邦彦の死去と理由】次男・加瀬友貴が2016年に加入した背景
ザ・ワイルドワンズの歴史において、最も大きな転換点となったのが、リーダー加瀬邦彦の逝去である。
加瀬は1966年の結成以来、リーダー兼リードギタリストとしてバンドを率いてきた。作曲家としても幅広く活躍し、ザ・ワイルドワンズの音楽的な方向性を支えていた人物だった。
加瀬邦彦の死去はいつ?公表された理由加瀬邦彦は2015年4月20日午後9時に74歳で亡くなった。所属事務所は4月22日に正式発表を行っている。
ORICON NEWSなどの報道によると、加瀬は2014年2月に下咽頭がんを発症し、同年3月に手術を受けた。手術は成功し、その後は自宅で療養しながらステージへの復帰を目指していた。
しかし、2015年4月に入って体調が優れなくなり、精神的にも不安定な状態になったと所属事務所が説明。最終的に自宅で自死したことが公表された。
病気と療養、ステージ復帰を目指していた時期の出来事として報じられているが、死去の背景を特定の一つの事情だけに結びつけることはできない。
加瀬の訃報は、長年バンドを支えてきたメンバーやファンに大きな衝撃を与えた。
加瀬邦彦の次男・加瀬友貴はどのように加入したのか加瀬邦彦の逝去後、ザ・ワイルドワンズは活動を終えるのではなく、2016年に次男の加瀬友貴をメンバーとして迎えた。
公式ヒストリーにも2016年の加瀬友貴加入が記録されている。鳥塚しげき、植田芳暁、島英二という結成当初からの3人に友貴が加わり、現在の4人体制が成立した。
友貴は父の音楽的な遺産を受け継ぎ、12弦ギターを演奏している。
NHK財団のインタビューでは、鳥塚や植田、島が友貴の演奏やしぐさに加瀬邦彦の面影を感じていることも紹介された。父の楽器を弾く姿は、残されたメンバーにとっても特別な意味を持っている。
加えて、2026年には友貴自身が作詞を担当した新曲も発表された。父の楽曲を大切にしながら、自分自身の創作活動にも踏み出している。
加瀬友貴の加入は、単純な後任人事ではない。結成時から続く音楽性を守りながら、次の世代へとバンドの活動をつないでいくための大きな節目だった。
【2026年最新】ザ・ワイルドワンズの現在の活動と60周年記念ライブ
2026年はザ・ワイルドワンズにとって結成60周年の記念イヤーだ。
現在もライブ活動を続けており、全国コンサートツアーに加え、銀座のケネディハウスでのライブ、テレビ出演、記念作品の発売などを行っている。
結成60周年記念ツアー「想い出の渚の軌跡」2026年3月から開催されているのが、結成60周年記念コンサートツアー「お楽しみはこれからだ!~想い出の渚の軌跡~」である。
公演には鳥塚しげき、植田芳暁、島英二、加瀬友貴の4人が出演。スペシャルゲストとして、ゴダイゴのリーダーとして知られるミッキー吉野も参加する公演が組まれている。
主な予定曲目には「想い出の渚」「愛するアニタ」「シーサイド・バウンド」「長い髪の少女」「バン・バン・バン」などが並ぶ。
1960年代の代表曲を中心に、60年の歩みを振り返る構成となっている。
2026年11月以降のライブ予定2026年11月3日時点で、公式サイトに掲載されている今後の主な公演は以下の通りだ。
- 2026年11月5日:なかのZERO大ホール・結成60周年記念ツアー
- 2026年11月19日:ケネディハウス銀座
- 2026年11月23日:ケネディハウス銀座
- 2026年12月21日:ケネディハウス銀座
- 2026年12月24日:ケネディハウス銀座
- 2027年2月7日:新歌舞伎座・結成60周年記念ライブ
特にケネディハウス銀座は、ザ・ワイルドワンズのライブ活動を知るうえで重要な場所だ。公式サイトではライブに加えて生配信の案内も掲載されており、会場に足を運べないファンにも演奏を届ける機会が設けられている。
2026年3月発売の新曲「嗚呼、素晴らしき世界」60周年イヤーを象徴するもう一つの話題が、2026年3月6日に発売された結成60周年記念盤「想い出の渚の軌跡」だ。
全20曲を収録し、デビュー曲「想い出の渚」から最新曲まで、バンドの歴史をたどれる作品となっている。
注目は新曲「嗚呼、素晴らしき世界」。作詞を加瀬友貴、作曲を加瀬邦彦、編曲を宮澤謙が担当した。
ここには、父と息子の音楽的なつながりが表れている。加瀬邦彦が残したメロディーに、次男の友貴が新しい言葉を与える。単なる過去の名曲の再録ではなく、親子二代で一つの作品を完成させる形になっている。
2026年10月30日更新の泉大津市の公演案内でも、60周年記念盤の発売と、3月から全国ツアーを開催していることが紹介されている。
テレビやラジオへの出演も継続2026年3月4日にはテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。結成60周年を迎えたメンバーの近況や、加瀬邦彦の逝去後に次男の友貴が加入した経緯などが取り上げられた。
また、2026年7月21日にはNHK総合「うたコン」への出演も公式サイトで告知された。
加えて、NHKラジオ「ラジオ深夜便」では、2026年1月にメンバーが出演。4月にはNHK財団の「ステラnet」に、加瀬邦彦や「想い出の渚」の誕生秘話を振り返るインタビューが掲載された。
こうした活動を見ると、ザ・ワイルドワンズは懐かしのGSバンドとして過去の映像や音源だけで語られる存在ではない。現在進行形でライブを行い、新しい楽曲を発表し、テレビやラジオを通じて幅広い世代に音楽を届けている。
【プロの結論】ザ・ワイルドワンズが60年続く理由と、現在の4人体制の意味
ザ・ワイルドワンズの60年を振り返ると、単純に結成時のメンバーが長く活動しているというだけでは説明できない特徴が見えてくる。
1. メンバー交代を乗り越えて音楽性を守ってきた1966年の結成から1971年の解散、1981年の再結成、2015年のリーダー逝去、2016年の加瀬友貴加入。バンドは何度も大きな転換点を経験してきた。
それでも「想い出の渚」をはじめとする代表曲や、加瀬邦彦が築いた12弦ギターを中心とするサウンドは、現在のメンバーに引き継がれている。
重要なのは、過去の編成をそのまま再現することだけを目指していない点だ。メンバーが変わっても、グループとして演奏することを続けてきた。
2. 加瀬友貴の加入が世代継承の象徴になった加瀬邦彦の次男が加入したことは、話題性だけでなく、音楽面でも大きな意味を持っている。
父が使っていた12弦ギターを受け継ぎ、2026年には父の作曲した楽曲に自分の詞を付けた。こうした活動は、親子の関係を超えて、バンドの音楽的な歴史を次の世代へ引き継ぐ取り組みになっている。
一方、鳥塚、植田、島の3人が持つ結成当初からの経験も欠かせない。長年の演奏経験と若い世代の感覚が同じステージで交わることが、現在の編成の特徴といえる。
3. 長く続く理由はメンバー間の関係にもある2026年3月のMANTANWEBによる報道では、メンバーが長く活動を続けてきた理由として、互いの仲の良さや気遣いが紹介された。
加瀬友貴も、メンバーそれぞれがグループで演奏することを大切にし、相手の好きなところや苦手なところも含めて適切な距離感を保っていることが、長く続く理由だと語っている。
これは、長寿バンドの運営を考えるうえでも興味深い。音楽的な方向性だけでなく、メンバー同士が無理なく関係を築けることが、継続の基盤になっている。
ザ・ワイルドワンズを知るための判断基準これからザ・ワイルドワンズを聴いてみたい人は、次の3つの視点から作品やライブに触れると、バンドの魅力をより理解しやすい。
- 1960年代のGSサウンドを知りたい人:「想い出の渚」「愛するアニタ」「バラの恋人」などの初期作品がおすすめ。
- メンバーの歴史を知りたい人:加瀬邦彦、渡辺茂樹、現在の4人体制という順番で追うと、編成の変化が分かりやすい。
- 現在の演奏を楽しみたい人:60周年記念ツアーやケネディハウス銀座でのライブ、新曲「嗚呼、素晴らしき世界」に注目したい。
一方、1960年代当時の5人編成をそのまま見たい人は、現在のライブと当時の映像・音源を区別して楽しむ必要がある。現在の4人体制は、当時の編成を再現したものではなく、60年の歴史を経て成立した新しい形だからだ。
ザ・ワイルドワンズの本当の魅力は、過去のヒット曲だけではない。メンバーの交代やリーダーとの別れを経験しながらも、演奏することをやめず、新しい作品を生み出している点にある。
ザ・ワイルドワンズのメンバーに関するよくある質問(FAQ)
Q1:ザ・ワイルドワンズの現在のメンバーは誰ですか?
A1:2026年現在は、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二、加瀬友貴の4人です。鳥塚はギター、植田はドラムス、島はベース、加瀬友貴はリードギターを担当しています。
Q2:ザ・ワイルドワンズのメンバーは2026年現在何歳ですか?
A2:2026年11月3日現在、鳥塚しげきは79歳、植田芳暁は78歳、島英二は79歳です。加瀬友貴は2026年4月のNHK財団の記事で43歳と紹介されています。
Q3:ザ・ワイルドワンズの歴代メンバーには誰がいますか?
A3:結成時のメンバーは加瀬邦彦、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二の4人です。1968年にキーボード担当の渡辺茂樹が加入し、5人体制となりました。加瀬邦彦の逝去後、2016年に次男の加瀬友貴が加入しています。
Q4:加瀬邦彦が亡くなった理由は何ですか?
A4:所属事務所の2015年4月22日の発表によると、加瀬邦彦は自宅で自死しました。2014年に下咽頭がんを発症して手術を受け、その後は療養しながらステージ復帰を目指していました。亡くなったのは2015年4月20日で、74歳でした。
Q5:渡辺茂樹はなぜザ・ワイルドワンズを脱退したのですか?
A5:渡辺茂樹は1968年に加入し、1971年のグループ解散まで活動しました。個人的な不仲などを理由とする脱退が公表されているわけではありません。解散後はMMPへの参加や作曲活動などで活躍し、2014年に63歳で亡くなりました。
Q6:加瀬友貴は加瀬邦彦の何番目の息子ですか?
A6:加瀬友貴は加瀬邦彦の次男です。2016年にザ・ワイルドワンズへ加入し、現在はリードギターを担当しています。
Q7:ザ・ワイルドワンズは2026年もライブをしていますか?
A7:はい。2026年は結成60周年記念ツアーを開催しています。公式サイトには2026年11月5日のなかのZERO大ホール公演や、11月・12月のケネディハウス銀座でのライブが掲載されています。2027年2月7日の新歌舞伎座公演も予定されています。
Q8:ザ・ワイルドワンズの代表曲は何ですか?
A8:代表曲は1966年11月発売の「想い出の渚」です。そのほか「愛するアニタ」「青空のある限り」「バラの恋人」「シーサイド・バウンド」なども知られています。
ザ・ワイルドワンズは、1966年に加山雄三の命名で結成されたグループサウンズの代表的バンドである。デビュー曲「想い出の渚」のヒットから60年が経過した2026年も、現役で音楽活動を続けている。
現在のメンバーは、鳥塚しげき、植田芳暁、島英二、加瀬友貴の4人。結成当初からの3人に加え、2015年に亡くなったリーダー・加瀬邦彦の次男が加入したことで、新しい世代への継承が実現した。
歴代メンバーの渡辺茂樹や加瀬邦彦が残した音楽的な功績も、現在のバンドを理解するうえで重要である。
2026年には結成60周年記念ツアー、新曲「嗚呼、素晴らしき世界」の発表、記念盤の発売と、精力的な活動が続いている。
60年という長い歴史の中で変わったものは、メンバー構成や活動の形。一方で、音楽を楽しみ、ステージに立ち続ける姿勢は変わらない。ザ・ワイルドワンズの物語は、過去の懐かしい記録ではなく、今も続いている現役バンドの歴史なのである。