2026年11月3日現在、女子卓球の世界ランキングで日本勢が存在感を示している。国際卓球連盟(ITTF)が11月2日に発表した2026年第45週の女子シングルス世界ランキングでは、張本美和が世界3位、早田ひなが6位、佐藤瞳が9位にランクイン。日本人選手3人が世界トップ10を維持した。加えて、大藤沙月も11位へ浮上し、日本女子卓球の層の厚さが際立つ結果となった。
世界ランキング1位は中国の王曼昱、2位は孫穎莎。中国勢が依然として上位を占める一方、張本美和は日本勢最高位を守り、世界トップ3の一角を担っている。直前に開催されたWTTチャンピオンズ・モンペリエ2026の結果も踏まえ、最新順位、前週比、ランキングポイントの仕組み、注目選手の歴代推移まで詳しく整理する。
【2026年11月最新】女子卓球世界ランキング第45週の順位一覧

ITTFが2026年11月2日に公表した第45週の女子シングルスランキングでは、王曼昱が9265ポイントで首位を維持した。2位は孫穎莎の8575ポイント、3位には日本の張本美和が7009ポイントで続いている。
張本美和は前週と同じ3位。世界ランキング3位というポジションを維持し、中国のトップ選手に続く存在として安定した評価を受けている。
日本勢では早田ひなが4770ポイントで6位、佐藤瞳が4220ポイントで9位。トップ10に日本人選手が3人入っている点は、今週のランキングで特に注目すべきポイントだ。
世界上位10人の国・地域別構成を見ると、中国が6人、日本が3人、マカオが1人。上位争いでは中国の選手層が依然として厚いものの、日本も複数の選手をトップ10に送り込んでいる。
【世界上位の勢力図】王曼昱・孫穎莎と日本勢の順位を比較
第45週のランキングを詳しく見ると、上位3人は前週から順位が変わっていない。一方、4位以下では蒯曼や陳熠、朱雨玲などに順位変動があった。
以下は2026年11月2日時点の女子シングルス上位10人と前週比をまとめたものだ。
| 順位 | 選手名 | 国・地域 | ポイント | 前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 王曼昱 | 中国 | 9265 | 変動なし |
| 2位 | 孫穎莎 | 中国 | 8575 | 変動なし |
| 3位 | 張本美和 | 日本 | 7009 | 変動なし |
| 4位 | 蒯曼 | 中国 | 6030 | 1ランク上昇 |
| 5位 | 王芸迪 | 中国 | 5260 | 1ランク下降 |
| 6位 | 早田ひな | 日本 | 4770 | 変動なし |
| 7位 | 陳幸同 | 中国 | 4660 | 変動なし |
| 8位 | 陳熠 | 中国 | 4335 | 1ランク上昇 |
| 9位 | 佐藤瞳 | 日本 | 4220 | 1ランク下降 |
| 10位 | 朱雨玲 | マカオ | 3500 | 1ランク上昇 |
※順位・要点は2026年11月2日発表の第45週データ。前週比は第44週との比較。
王曼昱が1位を守る中国勢の強さ首位の王曼昱は9265ポイント。2位の孫穎莎との差は690ポイントで、依然として中国勢が世界ランキングの頂点を占めている。
王曼昱は今週も1位を維持した。孫穎莎も2位をキープしており、中国女子卓球を代表する2人が引き続きランキングをけん引している。
注目したいのは4位に浮上した蒯曼だ。6030ポイントを獲得し、前週5位から順位を一つ上げた。反対に王芸迪は4位から5位へ後退。中国勢の内部でも上位争いが続いている。
張本美和は日本勢最高位の世界3位張本美和は7009ポイントで世界3位。2位の孫穎莎とは1566ポイント差があるが、4位の蒯曼には979ポイントの差をつけている。
世界トップ3を維持していることは、単発の大会結果だけではなく、複数の国際大会で安定してポイントを積み重ねてきたことの表れでもある。
日本女子のエースとして、今後どこまで中国の上位選手との差を縮められるかが大きな見どころとなる。
【日本女子トップ100】張本美和・早田ひな・佐藤瞳ら17選手の順位
今回のランキングで特に注目したいのが、日本女子選手の層の厚さだ。
日本卓球協会の世界ランキング情報と第45週の公表データによると、日本女子からは合計17選手が女子シングルスの世界トップ100に入った。
日本女子のトップ10・トップ20争い日本勢の最上位は張本美和の3位。続く早田ひなは6位、佐藤瞳は9位となった。
佐藤瞳は前週の8位から9位へ一つ順位を下げたものの、世界トップ10を維持している。一方、大藤沙月は13位から11位へ2ランク上昇。トップ10まであと一歩の位置につけた。
日本女子選手の第45週ランキングは以下のとおり。
- 3位:張本美和(前週3位)
- 6位:早田ひな(前週6位)
- 9位:佐藤瞳(前週8位)
- 11位:大藤沙月(前週13位)
- 14位:橋本帆乃香(前週14位)
- 18位:長﨑美柚(前週18位)
- 19位:木原美悠(前週19位)
- 22位:横井咲桜(前週21位)
- 25位:伊藤美誠(前週25位)
- 26位:平野美宇(前週26位)
- 39位:赤江夏星(前週38位)
- 58位:青木咲智(前週58位)
- 60位:竹谷美涼(前週60位)
- 69位:芝田沙季(前週69位)
- 86位:小塩悠菜(前週86位)
- 88位:面手凛(前週88位)
- 89位:兼吉優花(前週89位)
今週の日本勢で順位を大きく伸ばした選手の一人が大藤沙月だ。
前週13位から11位へ上昇し、世界トップ10まであと1つの順位に迫った。張本美和、早田ひな、佐藤瞳に続く日本の上位選手として、今後の順位争いが期待される。
また、橋本帆乃香が14位、長﨑美柚が18位、木原美悠が19位と続いている。20位以内に日本人選手が複数いることも、国内女子卓球の競争力を示す材料だ。
加えて、伊藤美誠と平野美宇も25位、26位を維持。トップ10だけでなく、中堅層にも実績ある選手が並んでいる。
【WTTチャンピオンズ・モンペリエ2026】最新ランキングに影響した注目結果
第45週の世界ランキングを理解するうえで外せないのが、2026年10月27日から11月1日までフランスで開催されたWTTチャンピオンズ・モンペリエ2026だ。
同大会は世界のトップ選手が参加するWTTの主要大会。女子シングルスでは中国勢が決勝まで勝ち進み、孫穎莎が蒯曼をゲームカウント4対1で破って優勝した。
女子シングルス決勝と準決勝の結果決勝は蒯曼と孫穎莎による中国勢同士の対戦となった。蒯曼が第1ゲームを11対8で先取したものの、その後は孫穎莎が4ゲームを連取。最終的に4対1で勝利した。
準決勝では孫穎莎が王芸迪を4対3で撃破。もう一方の準決勝では蒯曼が陳熠を4対2で下して決勝に進出した。
日本勢3選手は準々決勝まで進出日本勢では張本美和、早田ひな、佐藤瞳が準々決勝に進出した。
- 張本美和:蒯曼に2対4で敗退。
- 早田ひな:孫穎莎に3対4で敗退。
- 佐藤瞳:陳熠に0対4で敗退。
特に早田ひなと孫穎莎の対戦は、最終第7ゲームまでもつれ込む接戦となった。早田は第3、第4、第6ゲームを奪って粘りを見せたが、最後は9対11で敗れた。
張本美和も蒯曼との対戦で第1ゲームを先取し、途中でゲームを取り返す場面もあった。しかし、後半は蒯曼に主導権を握られ、2対4で試合を終えた。
佐藤瞳は2回戦でドイツのサビーネ・ウィンターを3対1で破って準々決勝へ進出。準々決勝では陳熠にストレートで敗れた。
この大会の結果から読み取れるのは、日本の上位選手が中国のトップ選手と互角に近い試合を展開する場面がある一方、準決勝・決勝に進むためには、さらに安定した勝ち切る力が求められるという点だ。
【ITTFランキングポイントの仕組み】順位はどうやって決まる?
女子卓球の世界ランキングは、単純に直近の優勝回数や勝率だけで決まるものではない。ITTFが定める大会別ポイント制度に基づき、選手が獲得した有効ポイントを合計して順位を決定する。
基本は有効ポイント上位8大会の合計ITTF世界ランキングの基本的な仕組みは、対象となる大会で獲得したポイントのうち、期限が切れていない成績上位8大会分を合計する方式だ。
要点は大会の種類と最終到達ラウンドによって異なる。大規模な大会で上位まで進めば高いポイントを獲得できる一方、同じ準々決勝進出でも大会の格によって獲得要点は変わる。
また、獲得した要点は原則として1年間有効で、該当する週を迎えると失効する。したがって、新しい大会でポイントを獲得しても、過去のポイントが同時期に失効すれば、ランキング上の増加幅は小さくなることがある。
WTTチャンピオンズのポイント配分WTTチャンピオンズの女子シングルスでは、大会の最終成績に応じて以下のポイントが設定されている。
- 優勝:1000ポイント
- 準優勝:700ポイント
- 準決勝進出:450ポイント
- 準々決勝進出:300ポイント
- ベスト16:80ポイント
- ベスト32:15ポイント
大会ごとの配点が異なるため、WTTチャンピオンズでの優勝と、別カテゴリーの大会での優勝を同じ価値として比較することはできない。
2026年はランキングの発表日も変更され、ITTFの公式発表ではシニア・ユースともに月曜日の公開方式となった。ITTFのランキングページでは、2026年10月8日更新のランキング規程が案内されている。
順位変動とポイント増減は必ずしも一致しない今回の第45週では、佐藤瞳が4220ポイントを獲得しながら8位から9位へ後退した。一方、大藤沙月は2ランク上昇して11位となった。
これは、ランキングが選手個人のポイントだけでなく、他の選手との相対的なポイント差によって決まるためだ。
つまり、ポイントが増えていても、ライバルがそれ以上にポイントを伸ばせば順位は下がる。逆に、自分のポイントが大きく変わらなくても、周囲の選手のポイントが減れば順位が上がることもある。
ランキングを正しく読むには、順位、ポイント、前週比の3つをセットで確認する必要がある。
【女子卓球世界ランキングの歴代推移】張本美和の成長と今後の注目選手
2026年の女子卓球ランキングを振り返ると、張本美和の上昇が際立っている。
ランキング履歴によると、張本美和は2025年10月時点で7位。2026年1月も7位だったが、3月には6位、4月には5位、5月には3位まで浮上した。
6月に一度4位となったものの、7月以降は3位を維持。9月末には6709ポイント、11月2日には7009ポイントとなり、世界トップ3の位置を固めている。
張本美和は世界1位を狙える位置にいるのか張本美和の現在の要点は7009。1位の王曼昱とは2256ポイント差、2位の孫穎莎とは1566ポイント差がある。
この差を縮めるには、WTTチャンピオンズだけでなく、グランドスマッシュや世界選手権など、より高いポイントを獲得できる大会での好成績が重要になる。
ただし、上位選手の過去ポイントの失効も順位に影響する。単純に一度の優勝だけで世界1位に到達できるわけではない。
早田ひなは安定感、佐藤瞳はトップ10定着が焦点早田ひなは世界6位を維持。世界上位の中国勢と対戦する機会が多く、安定した国際大会での成績が今後のポイント維持につながる。
佐藤瞳は世界9位。カット主戦型という特徴的なプレースタイルを持ち、攻撃型の選手とは異なる戦術で上位に挑む。世界トップ10に入ったこと自体が、日本女子卓球の戦術的な幅広さを示している。
大藤沙月と若手選手にも注目大藤沙月は11位まで順位を上げており、トップ10入りを狙える位置にいる。
また、横井咲桜、木原美悠、長﨑美柚、面手凛、小塩悠菜など、世代や実績の異なる選手がトップ100に入っている。
今後は張本美和らトップ選手の順位争いだけでなく、20位前後からトップ10へ進出する選手が現れるかどうかも、日本女子卓球を追ううえで要点となる。
【プロの結論】女子卓球ランキングで本当に注目すべき3つのポイント
第45週のランキングから見えてくるのは、中国勢の上位独占が続くなか、日本女子がトップ10とトップ100の両方で存在感を高めているという構図だ。
ランキングを見る際には、次の3つの判断基準を押さえておきたい。
1. 順位だけでなくポイント差を見る。
3位の張本美和と4位の蒯曼の差は979ポイント。単純な順位だけでは分からない実力評価の距離感がポイントを見ることで理解できる。
2. 直近の大会結果と年間の成績を分けて考える。
WTTチャンピオンズでの敗退が、そのまま選手の年間評価を決めるわけではない。ITTFランキングは複数の有効大会の成績を反映するため、一大会の結果だけで選手の実力を判断するのは適切ではない。
3. 日本勢のトップ100全体にも目を向ける。
張本美和、早田ひな、佐藤瞳だけでなく、大藤沙月や橋本帆乃香、若手選手の動向にも注目したい。17選手が世界トップ100に入っていることは、日本女子卓球の選手層を評価するうえで重要な指標だ。
世界1位をめぐる中国勢の争いと、日本勢によるトップ10への挑戦。この2つの視点を持つことで、女子卓球ランキングの変化をより深く理解できる。
女子卓球ランキングに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月最新の女子卓球世界ランキング1位は誰?
A1:2026年11月2日発表の第45週では、中国の王曼昱が9265ポイントで1位。2位は孫穎莎、3位は日本の張本美和となっている。
Q2:張本美和の世界ランキングは何位?
A2:張本美和は世界3位。7009ポイントを獲得し、日本女子の最上位を維持している。
Q3:早田ひなと佐藤瞳の最新順位は?
A3:早田ひなは6位、佐藤瞳は9位。佐藤は前週から1ランク下がったものの、世界トップ10を維持している。
Q4:大藤沙月の世界ランキングは何位?
A4:大藤沙月は11位。前週の13位から2ランク上昇し、世界トップ10入りに迫っている。
Q5:日本女子卓球で世界トップ100に入っている選手は何人?
A5:2026年第45週は17人。張本美和、早田ひな、佐藤瞳を筆頭に、大藤沙月、伊藤美誠、平野美宇などがランクインしている。
Q6:卓球の世界ランキングはどのように決まる?
A6:ITTFが認定する大会で獲得したポイントをもとに決定する。基本的には有効期限内の成績上位8大会分のポイントを合計し、ポイントの高い選手から順位を付ける仕組みだ。
Q7:女子卓球の世界ランキングはいつ更新される?
A7:2026年は原則として毎週月曜日にITTFからランキングが発表される。大会日程や公式発表を確認することで最新順位を追える。
2026年11月2日発表の女子卓球世界ランキング第45週では、王曼昱が1位、孫穎莎が2位、張本美和が3位となった。
日本勢では早田ひなが6位、佐藤瞳が9位を維持し、大藤沙月は11位に浮上。日本女子からは合計17選手が世界トップ100入りを果たしている。
直近のWTTチャンピオンズ・モンペリエ2026では孫穎莎が優勝。張本美和、早田ひな、佐藤瞳も準々決勝まで進出し、世界の強豪との対戦を経験した。
今後の注目は、張本美和が世界3位からさらに順位を伸ばせるか、早田ひなと佐藤瞳がトップ10を維持できるか、そして大藤沙月がトップ10入りを実現できるかという点だ。
女子卓球ランキングは毎週変動する。最新順位だけでなく、ポイント差、前週比、大会結果、年間の推移を合わせて確認することが、世界の勢力図を正確に把握するためのポイントとなる。
主な参照資料: ITTF公式ランキング・ランキング規程、日本卓球協会、WTTチャンピオンズ・モンペリエ大会結果、2026年第45週ランキング集計資料。