ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 巨人先発ローテーション2026年総括!井上温大23先発の実績と2027年開幕陣を徹底解剖

巨人先発ローテーション2026年総括!井上温大23先発の実績と2027年開幕陣を徹底解剖

高峰 弦 高峰 弦 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

2026年の読売ジャイアンツは、先発ローテーションの柱として期待された戸郷翔征と山﨑伊織が故障やコンディション不良に苦しむ一方、井上温大とドラフト1位ルーキーの竹丸和幸がチームを支えたシーズンだった。特に井上は23先発で10勝8敗、防御率2.02、147投球回を記録。セ・リーグでも上位に入る安定した成績を残した。

2026年シーズン終了時点の巨人先発投手成績を見ると、田中将大、小笠原慎之介、F.ウィットリー、則本昂大らも異なる役割で登板している。チームは76勝64敗3分でセ・リーグ2位。先発陣の年間成績、QS率、ローテーションの入れ替わりを整理しながら、杉内俊哉投手チーフコーチが期待を寄せる2027年の開幕ローテーション候補まで解説する。

【2026年総括】巨人先発ローテーションは井上温大と竹丸和幸が支えた

巨人先発ローテーション

2026年の巨人先発陣を振り返るうえで、最初に押さえたいのは、開幕前の想定と実際の戦力構成が大きく異なったことだ。

本来なら戸郷翔征と山﨑伊織が先発の中心を担うはずだった。しかし、両投手が万全の状態で開幕ローテーションに入れなかったため、井上温大と新人の竹丸和幸に大きな役割が回ってきた。

井上は春季キャンプを故障班でスタートしたものの、4月に1軍へ合流。その後は先発ローテーションを守り、23試合で10勝8敗、防御率2.02という成績を残した。147投球回はチーム最多で、2026年の巨人で唯一、規定投球回に到達した投手でもある。

一方、竹丸は2025年ドラフト1位で入団した左腕。プロ1年目から22試合に先発し、11勝9敗、防御率3.27、126回2/3を記録した。チーム最多の11勝を挙げ、新人として先発陣を支える大きな存在になった。

NPBの2026年度公式戦成績では、巨人は76勝64敗3分、勝率.543でセ・リーグ2位。チーム防御率も2.80を記録している。先発陣の故障者が相次いだなか、2位でシーズンを終えられた背景には、井上と竹丸の安定した稼働があった。

ただし、レギュラーシーズンの好成績とポストシーズンの結果は別問題だった。10月10日、11日のクライマックスシリーズ・ファーストステージではDeNAに連敗。巨人の2026年シーズンはここで終了した。

【成績一覧】巨人先発投手の登板数・防御率・勝敗・QS率を比較

2026年の巨人先発投手を比較する際は、勝敗だけでなく、防御率、投球回、QS率も確認したい。QSは一般的に、先発投手が6イニング以上を投げ、自責点3以内に抑えることを指す。試合を安定して作れるかを判断する代表的な指標だ。

以下は2026年レギュラーシーズンの1軍成績。QS率はQS達成数を先発数で割った数値である。

投手名 登板・先発 勝敗 投球回 防御率 QS QS率
井上温大 23・23 10勝8敗 147.0 2.02 17 73.9%
竹丸和幸 22・22 11勝9敗 126.2 3.27 11 50.0%
戸郷翔征 14・14 5勝3敗 80.0 2.48 7 50.0%
F.ウィットリー 14・14 3勝4敗 81.2 2.31 8 57.1%
小笠原慎之介 11・11 5勝4敗 66.1 2.31 7 63.6%
田中将大 13・13 4勝4敗 68.1 3.42 5 38.5%
則本昂大 18・10 3勝4敗 61.0 4.72 4 40.0%
山﨑伊織 6・6 1勝1敗 33.1 4.59 2 33.3%

※登板数・先発数・投球回・勝敗・防御率は2026年レギュラーシーズンの成績。QS数・QS率は各投手の先発成績集計に基づく。則本は18登板のうち10試合が先発で、残りは救援登板。

この比較で最も目を引くのは井上のQS率73.9%だ。23先発中17試合でQSを達成しており、単に防御率が優秀なだけでなく、試合を長いイニングまで安定して進める能力を示した。

次に注目したいのが小笠原の63.6%とウィットリーの57.1%。登板数は井上や竹丸に及ばないものの、先発した試合で一定のクオリティーを維持している。

竹丸は11勝を挙げた一方、QS率は50.0%。勝利数だけを見ると井上を上回るが、安定したイニング消化という点では改善の余地を残した。勝敗とQS率を分けて見ることで、各投手の貢献の違いが分かる。

【年間の入れ替わり】戸郷翔征の先発復帰と山﨑伊織の離脱がローテを左右

戸郷翔征は約2カ月の離脱を経て9月に1軍復帰

戸郷翔征は2026年、14先発で5勝3敗、防御率2.48、80投球回という成績だった。数字だけを見ると一定の結果を残しているが、本来期待されていた年間を通じたローテーションの柱という役割は果たしきれなかった。

大きな転機となったのは7月7日の阪神戦。走塁時に左太もも裏の肉離れを起こし、戦列を離れた。

8月26日のファーム・リーグ中日戦で実戦復帰すると、4回1安打無失点と好投。その後、9月1日のDeNA戦で約2カ月ぶりに1軍マウンドへ戻った。

復帰登板は92球、5回5安打3失点。最終的には14先発まで登板数を伸ばしたものの、シーズン終盤まで調整と実戦感覚の回復が必要だった。

2027年に向けては、戸郷が健康な状態で開幕を迎えられるかが最大のポイントになる。2024年には防御率1.95、180投球回を記録した実績があり、本来の投球を取り戻せれば先発陣の安定感は大きく変わる。

山﨑伊織は右肩のコンディション不良で6先発にとどまる

山﨑伊織にとって2026年は、期待と実績の差が大きくなったシーズンだった。

2025年には25先発で11勝4敗、防御率2.07、156回1/3を記録。2026年も開幕ローテーションの中心候補だったが、開幕前から右肩のコンディション不良に悩まされた。

7月14日のヤクルト戦で1軍復帰を果たしたものの、8月24日には右肩の不調で再び登録抹消。最終成績は6先発、1勝1敗、防御率4.59、33回1/3にとどまった。

前年の実績を考えれば、2026年の成績だけで山﨑の実力を判断するのは早い。むしろ2027年は、年間を通じて登板できる状態までコンディションを戻せるかが評価の分岐点になる。

外国人投手の故障もローテーションの再編につながった

先発陣の問題は日本人投手だけではない。ウィットリー、ハワード、マタの外国人投手も故障に見舞われた。

日刊スポーツの2026年シーズン総括によれば、この3投手の合計投球回は153回にとどまった。外国人先発投手に期待される長いイニングの供給という点では、当初の構想どおりには進まなかった。

こうした事情から、井上と竹丸の登板負担が相対的に大きくなり、戸郷の復帰後も先発陣の組み合わせを固定しにくい状況が続いた。

【個別検証】田中将大・小笠原慎之介・ウィットリー・則本昂大の起用法

田中将大は13先発で4勝4敗、防御率3.42

田中将大は2026年、13試合すべてで先発し、4勝4敗、防御率3.42、68回1/3を記録した。

QSは5試合で、QS率は38.5%。安定して6回以上を投げるという点では課題が残ったものの、シーズンを通して先発枠を担った。

2025年は巨人で10試合に登板して3勝4敗、防御率5.00だったため、2026年は防御率を改善している。日米通算200勝を達成した経験を持つベテランとして、若手投手が多い先発陣の中で果たす役割も小さくない。

ただし、2027年の開幕ローテーション入りを確実視できる数字ではない。防御率だけでなく、QS率や1試合あたりの投球回を改善できるかが判断材料になる。

小笠原慎之介は途中加入から5勝、防御率2.31

2026年の小笠原慎之介は、巨人の先発陣にとって重要な戦力となった。

11先発で5勝4敗、防御率2.31、66回1/3。QSは7試合で、QS率63.6%を記録している。

特に評価できるのは、防御率とQS率の両面で安定した数字を残したことだ。WHIPも0.98と1.00を下回り、走者を必要以上に出さない投球ができていた。

シーズン途中から加わった投手ながら5勝を挙げたことは、井上と竹丸に集中していた先発陣の負担を分散する意味でも大きかった。

2027年は年間を通じた稼働が実現すれば、先発ローテーションの上位候補として期待できる。

ウィットリーは防御率2.31、奪三振97で存在感

F.ウィットリーは14先発で3勝4敗、防御率2.31、81回2/3を記録した。

奪三振は97で、奪三振率は10.69。QSは8試合、QS率57.1%だった。登板数に対して高い奪三振能力を示し、被打率も.175と優秀な数字を残している。

一方、与四球は36、WHIPは1.03。制球面には改善の余地があった。また、14先発で81回2/3という投球回数からも分かるように、先発投手として年間を通じて長いイニングを供給する点は課題として残った。

防御率2.31という数字だけを見れば、2027年も戦力として期待したくなる存在だ。ただし、翌シーズンの外国人枠や契約、コンディションを含めた判断が必要になる。

則本昂大は先発と救援を兼任する起用

則本昂大は2026年、18試合に登板して3勝4敗1ホールド、防御率4.72だった。

重要なのは、18試合すべてが先発ではないことだ。実際の先発数は10試合で、残り8試合は救援登板。投球回は61回、QSは4試合だった。

2024年、2025年は楽天で主に救援投手として起用されていた則本にとって、2026年は役割の幅が広がったシーズンでもある。

ただし、QS率40.0%、防御率4.72という数字から、先発専任で安定したローテーションを任せるには課題がある。2027年は先発候補としての調整だけでなく、救援を含めた柔軟な起用も考えられる。

【QS率から分析】巨人先発陣の強みと2027年に改善すべき課題

2026年の巨人先発陣を評価するとき、勝利数と防御率だけでは見えてこない特徴がある。それがQS率と投球回の関係だ。

井上温大はQS率73.9%で、23先発中17試合をQSにまとめた。これは単に失点を抑えるだけでなく、先発投手として試合を長く支える能力が高かったことを意味する。

小笠原慎之介もQS率63.6%で、11先発中7試合をQSにした。ウィットリーも57.1%と比較的高い数字を残している。

対照的に、田中将大は38.5%、山﨑伊織は33.3%。則本昂大は40.0%だった。これらの数字は、先発投手として6回以上を安定して投げることの難しさを示している。

竹丸と戸郷はともに50.0%。ただし、両者の状況は異なる。竹丸は新人として22先発を経験し、11勝を挙げた。戸郷は故障による離脱を挟みながら14先発に登板している。単純に同じ評価基準で比較するのではなく、経験年数や稼働状況も考慮する必要がある。

2027年に向けた改善要点は大きく3つある。

  • 年間の投球回を増やす:井上や竹丸に続き、戸郷、山﨑、小笠原が安定して年間を通じて先発できる体制を作る。
  • QS率を底上げする:序盤の失点を抑え、6回以上を投げられる試合を増やす。
  • 故障時の代替戦力を確保する:外国人投手やベテランを含め、先発の入れ替えが発生してもローテーションを維持できる層を作る。

特に重要なのは、エース級の投手を6人並べることだけではない。先発投手が離脱した際に、次の投手が同じように試合を作れるかどうかが、長いシーズンの順位を左右する。

【2027年開幕ローテーション予想】杉内コーチが期待する5人とは

2027年の巨人先発ローテーションを予想するうえで、注目したいのが2026年10月12日に報じられた杉内俊哉投手チーフコーチの発言だ。

日刊スポーツによると、杉内コーチは戸郷翔征、山﨑伊織、井上温大、竹丸和幸、小笠原慎之介の5人を来季の先発陣の中心として期待している。

この5人は、2026年の実績と本来の能力を考えれば、2027年開幕ローテーションの有力候補になる。

2027年の先発ローテーション有力候補

1. 井上温大

2026年のチーム最多147投球回、防御率2.02という実績から、先発の中心候補。規定投球回到達という経験も大きい。

2. 竹丸和幸

新人で11勝を挙げた左腕。2年目は相手球団からの研究への対応と、QS率50.0%からの改善が課題になる。

3. 戸郷翔征

2024年までの実績を考えれば、復調時にはエース級の働きが期待できる。最優先事項は左太もも裏の状態を含めたコンディション管理だ。

4. 山﨑伊織

2025年の防御率2.07、11勝という実績は大きな評価材料。2026年は右肩の不調で登板が限られたため、健康状態の回復が前提となる。

5. 小笠原慎之介

途中加入ながら防御率2.31、5勝を記録。QS率63.6%という数字からも、年間を通じて起用できれば貴重な先発戦力になる。

6番手以降は田中将大・則本昂大らの役割が焦点

残る枠は、田中将大、則本昂大、西舘勇陽らの実績ある投手に加え、外国人投手の編成や新戦力の状況によって変わる可能性がある。

田中は2026年に13先発で4勝4敗、防御率3.42。先発経験を持つベテランとして競争に加わる余地がある。

則本は先発と救援の両方を経験しており、チーム事情に応じて役割を変えられる点が強みだ。ただし、防御率4.72という2026年の成績からは、先発枠を確保するための改善も求められる。

外国人投手については、ウィットリーの防御率2.31という実績が評価材料になる。一方、ハワードやマタを含めた外国人投手の契約や故障からの回復、2027年の補強方針も判断に影響する。

したがって、現段階での予想は、戸郷・山﨑・井上・竹丸・小笠原を中心とした5人を軸に、残りの枠を複数投手で争う構図だ。正式な開幕ローテーションは今後の調整と編成によって決まる。

【よくある質問】巨人先発ローテーションに関するFAQ

Q1:2026年の巨人で最も成績が良かった先発投手は誰?
A1:井上温大だ。23先発で10勝8敗、防御率2.02、147投球回、146奪三振を記録。QSも17試合で達成し、QS率73.9%だった。チーム唯一の規定投球回到達投手でもある。

Q2:竹丸和幸の2026年の勝敗と防御率は?
A2:22先発で11勝9敗、防御率3.27、126回2/3、142奪三振。チーム最多勝を記録した。新人ながら年間を通して先発ローテーションを担った点も評価できる。

Q3:戸郷翔征は2026年に先発復帰した?
A3:復帰している。7月7日の阪神戦で左太もも裏を負傷して離脱したが、8月26日にファームで実戦復帰。9月1日のDeNA戦で1軍復帰を果たし、シーズン通算14先発、5勝3敗、防御率2.48を記録した。

Q4:田中将大の2026年の巨人成績は?
A4:13先発で4勝4敗、防御率3.42、68回1/3。QSは5試合で、QS率38.5%だった。

Q5:2027年の巨人開幕ローテーションは誰が有力?
A5:戸郷翔征、山﨑伊織、井上温大、竹丸和幸、小笠原慎之介の5人が有力候補だ。杉内投手チーフコーチもこの5人に期待を寄せている。残りの枠は田中将大、則本昂大らとの競争や補強状況によって変わる可能性がある。

2026年の巨人先発ローテーションは、当初期待された戸郷翔征と山﨑伊織が故障に苦しむ一方、井上温大と竹丸和幸が大きく成長したシーズンだった。

井上の23先発、防御率2.02、QS率73.9%はチームの先発陣を象徴する数字だ。竹丸も新人ながら11勝を挙げ、小笠原慎之介やウィットリーも防御率2点台の成績を残した。

一方、戸郷の長期離脱、山﨑の右肩の不調、外国人投手の故障は、年間を通じたローテーションの安定性に影響した。田中将大や則本昂大のような経験豊富な投手にも、登板数やQS率の改善が求められる。

2027年の最大の注目点は、戸郷と山﨑が本来の状態に戻り、井上と竹丸が2026年の実績を継続できるかどうかだ。小笠原を含めた5人が年間を通じて機能し、さらに6番手以降の選手が安定した投球を見せれば、巨人の先発陣は大きく強化される。

開幕ローテーションの顔ぶれだけでなく、シーズン途中の入れ替えに耐えられる選手層があるか。2027年の巨人が優勝を狙ううえで、先発陣の健康管理とQS率の底上げが重要な評価ポイントになる。

編集上の主要な検証資料

2026年度NPB公式個人成績・順位表、日刊スポーツの10月4日・10月12日のシーズン総括、戸郷と山﨑の復帰・離脱報道、投手別QS集計を照合しています。

- NPB公式個人成績:井上、竹丸、田中、戸郷、山﨑、則本、小笠原、ウィットリー。
- 年間の起用・故障・2027年の先発構想:
- QS率と各投手の達成数:
- 2026年順位・CS結果:

同じカテゴリの記事

高峰 弦
コンテンツディレクター 高峰 弦
プロフィールを見る →

全記事の校閲を担当。人名・日付・数字の整合性を確認し、断定できない内容は表現を弱めて掲載します。

おすすめの関連記事