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競走馬リハビリテーションセンターとは?馬の温泉の役割と見学方法を2026年最新情報で徹底解説

桂木 洋 桂木 洋 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

福島県いわき市常磐白鳥町にある「JRA競走馬リハビリテーションセンター」は、競走中や調教中に故障したサラブレッドが療養し、再び競馬場の舞台を目指すための専門施設だ。「馬の温泉」という愛称でも知られ、1963年の開設以来、温泉療法と科学的な運動管理を組み合わせた競走馬のリハビリテーションを担ってきた。

施設には馬専用の温泉、スイミングプール、ウォータートレッドミル、高速トレッドミルなどが整備されている。オグリキャップやトウカイテイオーといった名馬も療養した歴史があり、2026年5月にはノットゥルノがプール開きの日に初泳ぎを披露した。一般向けの見学も受け入れており、競走馬が回復を目指す過程を間近で知ることができる。

【施設の正体】競走馬リハビリテーションセンターは福島県いわき市にある「馬の温泉」

競走馬リハビリテーションセンター

JRA競走馬リハビリテーションセンターは、福島県いわき市常磐白鳥町上ノ原71に位置する、日本中央競馬会(JRA)の競走馬リハビリテーション専門施設だ。競馬ファンの間では「馬の温泉」と呼ばれ、故障した競走馬の療養先として長年知られている。

1963年開設から現在までの歩み

施設が誕生したのは1963年(昭和38年)5月29日。当初は「競走馬総合研究所常磐支所」として開設された。

設立の目的は、故障した競走馬に対する温泉療法の治療効果を研究することだった。開設当初は温泉を利用した療養と研究が中心だったが、その後、競走馬の運動機能を回復させるための設備が段階的に整備されていった。

大きな転換点となったのが1975年だ。この年、日本初の競走馬専用スイミングプールが完成。温泉による療養だけでなく、水中運動によって脚への負担を抑えながら体力を維持するという、新しいリハビリテーションの形が加わった。

さらに2017年5月、施設の呼称が「競走馬リハビリテーションセンター」に変更された。現在は競走馬総合研究所の常磐支所として、療養馬の競走復帰を目指す実務と、より適切なリハビリ方法を構築するための研究を担っている。

なぜ福島県いわき市に設置されたのか

大きな理由の一つが、豊富な湯量を持ついわき湯本温泉の存在だ。

いわき湯本温泉は古くから知られる温泉地であり、競走馬の療養に温泉を活用するための環境が整っていた。人間の湯治文化が根付く地域に、競走馬専用の温泉療養施設が誕生したのである。

また、競走馬の療養では、単に休ませるだけでなく、回復段階に合わせて運動量を調整することが欠かせない。温泉に加え、運動設備や診療体制を組み合わせられることが、この施設の特徴になっている。

JRAの説明によれば、競走馬は約500kgの体重を人間より細い四肢で支え、最高時速約60kmで走るアスリートだ。こうした身体的な特徴を考えると、故障後の回復に専門的な管理が必要となる理由が分かる。

【骨折・屈腱炎の療養】競走馬のリハビリ方法と温泉療法の仕組み

センターに入所する競走馬の多くは、骨折や屈腱炎、靭帯炎などの運動器疾患を抱えている。競走馬にとって脚は競技能力を支える最も重要な部分の一つであり、損傷した状態で無理に運動すれば、症状を悪化させる可能性がある。

競走馬の骨折と屈腱炎はなぜ慎重な療養が必要なのか

骨折は骨に損傷が生じる疾患で、発生部位や損傷の程度によって治療方法が異なる。重い骨折などでは、競走馬診療所で手術や入院による治療が行われる場合もある。

一方、屈腱炎は脚の腱に炎症や損傷が生じる疾患だ。特に浅屈腱炎は競走馬にとって厄介な故障の一つで、回復には長い時間を必要とする場合がある。

腱は一度損傷すると、競走に耐えられる強度まで回復させることが容易ではない。そのため、患部の状態を確認しながら運動負荷を段階的に増やしていく必要がある。

JRAの施設案内では、リハビリテーションに完璧な共通メニューは存在しないと説明されている。損傷部位、損傷の程度、馬の性格、騎乗者の技術などを考慮し、個々の馬に合わせて内容を調整することが基本となる。

温泉療法は何を目的としているのか

馬の温泉では、いわき湯本温泉の湯を利用した温浴ケアが行われている。

温浴場では温水をシャワー状にして馬体に当てる方式が採用されている。JRAの施設紹介資料では、温泉について筋肉疲労の回復やリラックス効果を目的とする設備として説明されている。

ただし、温泉だけで骨折した骨や損傷した腱が治るわけではない。温泉療法は、獣医学的な診療や運動管理と組み合わせて実施されるケアの一つだ。

この施設の本質は、温泉に入ることそのものではなく、馬の身体状態を把握しながら、療養と運動機能の回復を総合的に進める点にある。

【設備を徹底比較】スイミングプール・ウォータートレッドミル・温泉の違い

競走馬リハビリテーションセンターの大きな特徴は、回復段階に合わせて複数の運動設備を使い分けられることだ。

同じ水を利用する設備でも、スイミングプールとウォータートレッドミルでは運動の仕組みが異なる。水中で歩くのか、泳ぐのか、あるいは浅い水の中で歩行するのかによって、馬の身体にかかる負荷も変わってくる。

主要設備と競走馬のリハビリにおける役割
設備・関係する要素 特徴・仕組み リハビリにおける役割
馬専用温泉 いわき湯本温泉の湯を利用する温浴場 筋肉疲労の回復やリラックスを目的とした温浴ケア
スイミングプール 水深約3m、1周約40mの専用プール 脚を地面に着けずに泳ぎ、心肺機能や筋力の維持を図る
ウォータートレッドミル 水深約120cmの水槽内にベルトコンベアを設置 浮力を利用して脚への負担を抑えながら歩行・速歩運動を行う
ウォーターウォーキングマシン 直径約12.5m、水深約40cmの円形設備 脚を冷却しながら歩行し、初期リハビリやクーリングダウンに活用
高速トレッドミル 最大時速50kmで走行可能な馬専用ランニングマシン 運動負荷を調節しながら走行能力を回復させる
調教馬場 1周400mのダートコース リハビリ終盤の騎乗調教や競走復帰に向けた実践的な運動
オグリキャップ・トウカイテイオー 過去に同センターで療養した名馬 施設の歴史を象徴する競走馬として知られる
ノットゥルノ 2026年5月27日のプール開きで初泳ぎを披露 2026年のプール調教を象徴する話題の一頭
スイミングプール調教はなぜ脚に優しいのか

プール調教の最大の特徴は、馬が水中で泳ぐことで、蹄を地面に着ける際の衝撃を受けずに運動できることだ。

センターのプールは水深約3m、1周約40mのドーナツ型。馬の脚は底に届かず、手綱を引かれながら泳ぐ。いわき市観光サイトの案内によれば、1回の運動では約2~5周ほど泳ぐ。

水泳は脚への着地衝撃がなく、心肺機能や筋肉を鍛える運動として活用できる。地上での走行が難しい段階でも、状態に応じて体力の維持を図れる点が特徴だ。

ただし、すべての療養馬がプールを利用するわけではない。患部の状態や馬の適性によって、ほかの設備を優先することもある。

ウォータートレッドミルとウォーターウォーキングマシンの違い

ウォータートレッドミルは、水槽内のベルトコンベアの上を馬が歩く設備だ。水の浮力によって脚にかかる負担を軽減しながら、歩行や速歩の運動を行える。

JRA関係者への獣医学専門媒体「JVM NEWS」のインタビューでは、水中運動によって関節や腱への負担が約30%軽減されると紹介されている。また、水の抵抗によって筋肉の発達も促される。

一方、ウォーターウォーキングマシンは、浅い水を張った円形の設備を歩く仕組みだ。水深は約40cmで、主に初期のリハビリや調教後のクーリングダウンに利用される。

つまり、ウォータートレッドミルは浮力を利用した歩行運動、ウォーターウォーキングマシンは浅い水中での歩行と冷却が中心という違いがある。

【2026年最新】プール開きとノットゥルノ、名馬たちの療養歴

競走馬リハビリテーションセンターが競馬ファンから注目される理由の一つは、現役の有力馬だけでなく、歴史に名を残す名馬たちも療養してきた施設だからだ。

オグリキャップとトウカイテイオーも訪れた「馬の温泉」

過去にこの施設で療養した競走馬として知られているのが、オグリキャップとトウカイテイオーだ。

オグリキャップは地方競馬から中央競馬へ進出し、数々の名勝負で競馬ブームを牽引した名馬。引退後もその人気は衰えず、競馬史を代表する存在として語り継がれている。

トウカイテイオーは1991年の皐月賞と日本ダービー、1993年の有馬記念を制した名馬だ。度重なる故障を乗り越え、1993年の有馬記念で復活優勝を果たしたエピソードは、競馬ファンの記憶に強く残っている。

両馬は、いわき市の馬の温泉で療養した名馬として地域の観光情報にも紹介されている。

ただし、施設で療養したことと、その後の競走成績のすべてを施設の効果に結び付けることはできない。競走復帰には獣医学的治療、馬自身の回復力、調教、関係者の判断など、複数の要素が関わっている。

2026年5月27日、ノットゥルノがプール開きで初泳ぎ

2026年の大きな話題となったのが、5月27日に実施されたスイミングプールのプール開きだ。

翌28日付のいわき民報の報道によると、施設では今シーズンのプール調教が始まり、競走馬たちが初泳ぎを披露した。当日の入所馬は13頭で、最初に泳いだ3頭の中にはノットゥルノの姿もあった。

ノットゥルノは2022年のジャパンダートダービー(現ジャパンダートクラシック)を制した実績を持つ競走馬だ。

同報道では、プール調教は10月頃まで予定されていると紹介されている。いわき市観光サイトの2026年イベント案内では、5月27日から10月15日までが見学期間として掲載された。

「前向きにトレーニングしてもらっているので、また華やかな舞台に戻ってもらえれば」

これは、2026年のプール開きに際して、同センターの田村周久所長がいわき民報の取材に答えた言葉だ。

療養馬の目標は、単に日常的な運動ができるようになることではない。競走馬として再び競馬場の舞台に立てるだけの身体能力を取り戻すことにある。

なお、2026年11月3日時点では、同年のプール調教シーズンは終了している。これから訪問する場合は、通常の午前中の見学を中心に計画したい。

【見学方法を解説】競走馬リハビリテーションセンターの見学時間・料金・アクセス

「馬の温泉」は、競馬関係者だけが利用する閉鎖的な施設ではない。一般の見学者にも公開されており、個人であれば原則として事前申し込みなしで見学できる。

2026年の通常見学時間

いわき市観光サイトに掲載されている見学時間の目安は以下のとおりだ。

  • 月曜日~金曜日:8:00~11:00頃(馬場・ウォータートレッドミル調教など)
  • 夏季の平日:13:30~14:00頃(プール調教・温泉)
  • 土曜日:8:00~11:00頃
  • 土曜日午後:休み
  • 日曜日:休み

施設の営業時間は8:00~17:00と案内されているが、これは馬の調教を見学できる時間と同じではない。実際に馬が見られるのは主に午前中であり、午後のプール調教は夏季の平日に限られる。

また、2026年のプール見学期間は5月27日から10月15日まで。11月以降はプールで泳ぐ馬を見学することはできない。

見学料金と予約方法

個人見学は無料で、原則として事前申し込みは不要だ。思い立って訪問しやすいのは、競馬ファンにとってうれしいポイントだろう。

ただし、団体で見学する場合は事前の申し込みが必要となる。学校や旅行グループなどで訪問する際は、施設の総務係に問い合わせておきたい。

見学時には、次のルールを守る必要がある。

  • 馬を驚かせるような大きな声を出さない。
  • 写真撮影は可能だが、フラッシュは使用しない。
  • 見学は指定された専用エリアから行う。
  • 馬の状態や天候による調教内容の変更・中止に注意する。

見学可能時間に到着しても、すべての馬を必ず見られるとは限らない。個々の馬に合わせてリハビリメニューが組まれているため、当日の運動内容は一定ではないからだ。

所在地・電話番号・アクセス
  • 施設名:JRA競走馬リハビリテーションセンター
  • 住所:〒972-8325 福島県いわき市常磐白鳥町上ノ原71
  • 電話番号:0246-43-3185
  • 見学料金:無料
  • 駐車場:15台
  • 車でのアクセス:常磐自動車道・いわき湯本ICから約5分
  • 電車でのアクセス:JR常磐線・湯本駅から車で約15分

特に公共交通機関を利用する場合、湯本駅から施設までは徒歩圏内ではないため、タクシーなどの移動手段を考えておくとよい。

2026年のJRA主催見学ツアーにも注目

2026年8月27日には、JRAが「競走馬リハビリテーションセンター見学&福島競馬観戦ツアー」を発表した。

この企画は、センターの見学とJRA獣医師による馬学講座を組み合わせ、翌日に福島競馬場で競馬観戦を楽しむ1泊2日のツアーだ。

予定されていた出発日は11月7日、11月14日、11月20日の3日程。各回20名を募集し、募集締切は9月25日だった。

11月3日現在、当初の募集締切はすでに過ぎている。通常の個人見学とは異なる特別企画であり、今後の開催についてはJRAの公式発表を確認したい。

【レース復帰の実態】何カ月で戻れる?2025年のJRA公式データを検証

競走馬リハビリテーションセンターを理解するうえで重要なのが、療養期間とレース復帰の実態だ。

JRAが2026年6月に公表した「2025年競走馬総合研究所年報」には、常磐支所の療養馬の入退所状況やリハビリ実施状況が記録されている。

2025年の入所・退所実績

2025年の年報によると、療養馬の実頭数は38頭、延べ在厩頭数は6,108頭だった。

同年に入所した馬は25頭。その内訳は腱・靭帯の疾患が20頭で全体の80.0%、骨の疾患が5頭で20.0%だった。

退所した馬は23頭で、平均療養日数は251日。およそ8カ月に相当する期間だ。退所後、6頭が中央競馬の競走に復帰したと記録されている。

ここで注意したいのは、退所した23頭のすべてが競走復帰を目指す同一条件の馬ではないことだ。退所とレース復帰は別の指標であり、単純に6頭を23頭で割って施設の成功率と評価するのは適切ではない。

2025年のリハビリ設備利用状況

同年報では、設備ごとの利用実績も公表されている。

  • スイミングトレーニング:9頭、延べ233頭
  • ウォータートレッドミル:26頭、延べ1,116頭
  • 高速トレッドミル:30頭、延べ1,499頭
  • ウォーターウォーキングマシン:15頭、延べ374頭
  • ウォーキングマシン:35頭、延べ3,782頭

この数字から読み取れるのは、プールが施設の象徴的な設備である一方、実際のリハビリは複数の機器を組み合わせて行われているということだ。

2025年にプールを利用したのは9頭で、在厩馬の実頭数38頭すべてが泳いだわけではない。患部の状態やリハビリの段階によって、必要な設備が異なるためだ。

競走復帰までの一般的な流れ

競走馬のリハビリは、故障の治療が終わればすぐに通常の調教へ戻れるという単純なものではない。

一般的には、患部の状態を確認しながら、次のような段階を踏んでいく。

  1. 医学的な評価:レントゲンや超音波検査などで損傷部位と回復状況を確認する。
  2. 初期リハビリ:患部への負荷を抑えた運動や温浴ケアなどを取り入れる。
  3. 水中運動:状態に応じてウォータートレッドミルやプールを利用し、体力の維持・回復を図る。
  4. 陸上運動:ウォーキングマシンやトレッドミルで運動負荷を段階的に調整する。
  5. 騎乗調教:調教馬場で歩行から速歩、駈歩へと運動強度を上げる。
  6. 競走復帰の判断:獣医師や関係者が身体の状態を確認し、競走に戻れるかを判断する。

この流れはすべての馬に共通する固定プログラムではない。骨折か屈腱炎かという違いだけでなく、損傷の程度や回復速度によって内容は変わる。

JRAの2025年年報では、浅屈腱炎の馬を対象にUTC(超音波組織性状評価)検査を継続し、腱の状態を把握して運動強度を調節するための研究も報告されている。

加えて、臨床医学研究室と連携し、屈腱炎を発症した現役競走馬に幹細胞移植を行う再生医療の研究も続けられている。2024年には6頭の入所馬に幹細胞移植を実施したと、2024年年報に記載されている。

【プロの結論】馬の温泉の本当の価値は「治療」から「競走復帰」まで支える総合力

競走馬リハビリテーションセンターを単なる温泉施設として捉えると、その役割の半分しか理解できない。

この施設の本質は、故障した競走馬に対して、医学的な評価、温浴、水中運動、陸上運動、騎乗調教を組み合わせ、競走復帰を目指す環境を提供していることにある。

誤解しやすい3つのポイント

誤解1:温泉に入れば骨折や屈腱炎が治る。

温泉はリハビリの一環として活用されるが、骨や腱の損傷を温泉だけで治療するものではない。獣医学的な診療と運動管理が欠かせない。

誤解2:センターに入れば必ずレースに復帰できる。

施設の目標は競走復帰だが、すべての馬が再びレースに出走できるわけではない。2025年の年報でも、退所馬23頭のうち中央競馬に復帰したのは6頭と記録されている。競走復帰が難しい場合には、馬の状態や今後の進路を考える必要がある。

誤解3:見学に行けば必ずプール調教を見られる。

プール調教は季節限定で、通常は5月下旬から10月中旬まで。さらに平日の午後に実施されるため、訪問時期や曜日によって見られる内容は変わる。

施設の価値を判断する3つの視点

一つ目は、リハビリ設備の多様性だ。プールだけでなく、水中歩行、陸上トレッドミル、騎乗調教まで対応できることが、個別のリハビリメニューを組み立てる基盤となっている。

二つ目は、医学的な評価と研究の継続だ。UTC検査や再生医療の研究など、従来の温泉療法だけにとどまらない取り組みが行われている。

三つ目は、馬の福祉を踏まえた運動負荷の管理だ。早く走らせることだけを目指すのではなく、損傷の回復状況に応じて運動量を調整することが重要になる。

競馬ファンにとっては、名馬が過ごした場所を知ることができる施設であり、競馬を専門的に学びたい人にとっては、競走馬の身体や獣医学的なリハビリを理解する貴重な場所でもある。

【競走馬リハビリテーションセンターに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:競走馬リハビリテーションセンターはどこにありますか?

A1:福島県いわき市常磐白鳥町上ノ原71にあります。常磐自動車道のいわき湯本ICから車で約5分、JR湯本駅から車で約15分です。

Q2:馬の温泉は一般人でも見学できますか?

A2:見学できます。個人の場合は無料で、原則として事前申し込みも不要です。通常は午前8時から11時頃までが主な見学時間です。団体の場合は事前申し込みが必要です。

Q3:2026年のプール開きはいつでしたか?

A3:2026年5月27日です。当日はノットゥルノを含む3頭が初泳ぎを披露しました。2026年のプール見学期間は10月15日までの案内となっており、11月3日現在は終了しています。

Q4:オグリキャップやトウカイテイオーも療養していたのですか?

A4:はい。いわき市観光サイトなどで、両馬が同センターでリハビリに励んだ名馬として紹介されています。

Q5:競走馬はどのくらいの期間でレースに復帰できますか?

A5:故障の種類や重症度によって異なります。JRAの2025年年報では退所馬の平均療養日数は251日でしたが、これは個々の馬の復帰までの日数を保証する数字ではありません。

Q6:見学に行けば必ず馬を見ることができますか?

A6:必ず見られるとは限りません。馬ごとにリハビリ内容が異なり、天候や健康状態によって調教が変更・中止になる場合もあります。訪問前に電話で確認することをおすすめします。

Q7:見学時に写真撮影はできますか?

A7:撮影は可能ですが、フラッシュは禁止されています。また、馬を驚かせないよう大声を避け、指定された見学エリアから見学してください。

JRA競走馬リハビリテーションセンターは、1963年に福島県いわき市で開設された、競走馬の療養と競走復帰を支える専門施設だ。「馬の温泉」という親しみやすい呼び名の裏側には、獣医学、運動科学、温泉療法を組み合わせた高度なリハビリテーションの仕組みがある。

オグリキャップやトウカイテイオーといった名馬が療養した歴史に加え、2026年にはノットゥルノがプール開きで初泳ぎを披露するなど、現在も競馬界と深く関わり続けている。

2025年のJRA年報が示す平均療養日数251日という数字は、競走馬の回復に長い時間と専門的な管理が必要であることを物語っている。

見学を予定している人は、プール調教の季節と通常見学時間の違いを確認し、午前中を中心に訪問するとよい。個人見学は無料だが、馬の健康状態やリハビリ予定によって見られる内容は変わる。

競走馬リハビリテーションセンターは、故障した馬が再び走る可能性を追求する場所であると同時に、競走馬の健康と福祉を支えるJRAの重要な拠点でもある。華やかなレースの舞台だけでは見えてこない、競走馬たちのもう一つの物語がここにある。

主な確認資料・情報源

- JRA「2025年競走馬総合研究所年報」:2025年の入退所実績、療養日数、設備利用実績。
- JRA「競走馬のリハビリテーションについて」:施設の役割、リハビリ方針。
- いわき市観光サイト:2026年のプール見学期間、通常見学時間、料金、アクセス。
- いわき民報(2026年5月28日):ノットゥルノの初泳ぎとプール開きの報道。
- 文永堂出版「JVM NEWS」:リハビリ設備の仕組みと獣医学的な解説。
- JRA(2026年8月27日):競走馬リハビリテーションセンター見学ツアーの公式発表。

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桂木 洋

映画・ドラマの公開情報を担当。配給会社のプレスシートと公式サイト記載を基準に、あらすじと配役をまとめます。

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