2023年の全日本女子バレー(女子バレーボール日本代表・火の鳥NIPPON)は、5月末のネーションズリーグ開幕から、9月のパリ五輪予選、アジア選手権、杭州アジア競技大会まで、年間を通して国際大会が続くシーズンでした。
2026年現在、当時の日程を振り返るうえで押さえておきたいのは、ネーションズリーグの3週にわたる海外遠征、国立代々木競技場 第一体育館で開催されたパリ五輪予選の日本戦7試合、そしてアジア選手権と杭州アジア大会の開催時期です。大会によって出場メンバーや目的も異なっており、単純に一つの大会日程として捉えると全体像が分かりにくくなります。
【2023年の年間日程】女子バレー日本代表の国際大会スケジュールを一覧で紹介

2023年の女子日本代表にとって、最大の目標は2024年パリオリンピックの出場権獲得でした。
日本バレーボール協会(JVA)が発表した2023年度の女子代表チームスケジュールを見ると、4月の国内合宿からチームづくりが始まり、5月末にネーションズリーグへ。その後、夏のアジア選手権を経て、9月の五輪予選へと進む流れでした。
主要な国際大会と代表活動を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 大会・活動 | 開催地・会場 |
|---|---|---|
| 4月3日~5月27日 | 国内強化合宿 | 東京都・鹿児島県など |
| 5月30日~6月4日 | ネーションズリーグ第1週 | 日本ガイシホール(名古屋) |
| 6月13日~18日 | ネーションズリーグ第2週 | ブラジリア(ブラジル) |
| 6月27日~7月2日 | ネーションズリーグ第3週 | バンコク(タイ) |
| 7月12日~16日 | ネーションズリーグ・ファイナルラウンド | アーリントン(アメリカ) |
| 8月5日~19日 | ミズノマッチ・紅白試合など | 沖縄県・鹿児島県 |
| 8月30日~9月6日 | 第22回アジア女子選手権大会 | ナコンラチャシマ(タイ) |
| 9月16日~24日 | FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 | 国立代々木競技場 第一体育館 |
| 9月28日~10月7日 | 第19回アジア競技大会(杭州) | 杭州(中国) |
この年間スケジュールで特に注目したいのが、9月に複数の国際大会が集中している点です。
パリ五輪予選の女子大会は9月24日に終了し、その4日後には杭州アジア大会が開幕しました。大会ごとに編成や参加選手が異なるため、2023年度の女子日本代表登録メンバー40人と、それぞれの大会に出場した14人の選手を区別して見る必要があります。
なお、アジア選手権については、JVAの国際大会一覧と大会概要が8月30日~9月6日を開催期間としている一方、女子代表チームの年間スケジュールには9月3日~10日という別の日程表示も残っています。実際の大会開催期間を確認する際は、大会概要に掲載された8月30日~9月6日を基準にすると整理しやすくなります。
【ネーションズリーグ2023女子日程】日本代表の3週間・開催地・対戦相手
バレーボールネーションズリーグ2023(VNL2023)は、世界の強豪16チームが参加する国際大会です。
女子日本代表は予選ラウンドで12試合を戦い、3週間にわたって名古屋、ブラジリア、バンコクを転戦しました。各週4試合を行い、予選ラウンドの上位8チームがファイナルラウンドに進出する方式です。
第1週:5月30日~6月4日・名古屋大会2023年の女子ネーションズリーグは、5月30日に日本ガイシホール(愛知県名古屋市)で開幕しました。
日本代表にとっては、久しぶりの国内開催となる国際大会。初戦の相手はドミニカ共和国でした。
- 5月30日(火)19:40:日本対ドミニカ共和国
- 6月2日(金)19:40:日本対クロアチア
- 6月3日(土)19:10:日本対ブルガリア
- 6月4日(日)19:10:日本対中国
日本は初戦のドミニカ共和国に3対1で勝利。その後もクロアチア、ブルガリアを破り、開幕から3連勝を記録しました。
しかし、最終戦では中国に0対3で敗戦。名古屋大会を3勝1敗で終えました。
キャプテンの古賀紗理那選手は初戦で両チーム最多の23得点を記録。ホームの観客の前で存在感を示した試合としても印象に残っています。
第2週:6月13日~18日・ブラジリア大会第2週の開催地はブラジルの首都ブラジリアです。日本はセルビア、韓国、ドイツ、アメリカと対戦しました。
- 6月13日(火):日本対セルビア
- 6月15日(木):日本対韓国
- 6月16日(金):日本対ドイツ
- 6月17日(土):日本対アメリカ
上記は開催地の現地日付です。日本時間では、それぞれ6月14日午前9時、6月16日午前5時30分、6月17日午前2時、6月18日午前5時30分となります。
海外開催では日本との時差が大きく、テレビ観戦する場合は日本時間への換算が欠かせません。特に早朝の試合が多かった週であり、国内開催の名古屋大会とは観戦環境が大きく異なりました。
第3週:6月27日~7月2日・バンコク大会予選ラウンド最終週はタイのバンコクで開催されました。
- 6月28日(水)19:00:日本対トルコ
- 6月30日(金)19:00:日本対オランダ
- 7月1日(土)22:30:日本対タイ
- 7月2日(日)19:00:日本対イタリア
試合開始時刻はバンコク現地時間で、括弧を省略して日本時間を記載する場合は、各試合に2時間を加えます。
第3週は予選ラウンド突破を左右する重要な期間でした。日本は全12試合を終え、上位8チームに入り、アメリカのアーリントンで行われるファイナルラウンドへの進出を決めています。
ファイナルラウンド:7月12日~16日・アーリントン大会決勝ラウンドはアメリカ・テキサス州アーリントンで開催されました。
日本の準々決勝の相手はアメリカ。7月12日の試合でセットカウント1対3(23-25、21-25、25-18、18-25)と敗れ、準決勝進出を逃しました。
最終順位は7位。優勝はトルコ、準優勝は中国、3位はポーランドでした。
予選を突破したものの、決勝ラウンドでは世界トップクラスの壁に直面したシーズンでした。
【パリ五輪予選2023】日本戦7試合の日程・対戦相手・結果を完全整理
2023年の女子日本代表にとって、最も大きな注目を集めた大会が「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」です。
女子大会は2023年9月16日から24日まで開催され、日本の試合会場には東京都渋谷区の国立代々木競技場 第一体育館が使用されました。
日本はブラジル、トルコ、ベルギー、ブルガリア、プエルトリコ、アルゼンチン、ペルーと同じプールBに入りました。
日本代表の全7試合の日程JVAが2023年9月15日に発表した女子日本代表の大会出場14人と競技日程によると、日本戦はすべて19時25分開始でした。
- 9月16日(土)19:25:日本対ペルー
- 9月17日(日)19:25:日本対アルゼンチン
- 9月19日(火)19:25:日本対プエルトリコ
- 9月20日(水)19:25:日本対ブルガリア
- 9月22日(金)19:25:日本対ベルギー
- 9月23日(土)19:25:日本対トルコ
- 9月24日(日)19:25:日本対ブラジル
この大会は8チームによる総当たり戦で、上位2チームにパリ2024オリンピックの出場権が与えられる仕組みでした。
ホーム開催ということもあり、全試合が夜の時間帯に設定されていた点も特徴です。
日本代表の試合結果は5勝2敗で3位日本は開幕からペルー、アルゼンチン、プエルトリコ、ブルガリア、ベルギーに5連勝しました。
ところが、6試合目のトルコ戦でセットカウント1対3と敗れ、最終戦のブラジル戦も2対3で惜敗。最終成績は5勝2敗の3位となりました。
特にブラジルとの最終戦は、勝てばパリ五輪出場権を獲得できる重要な一戦でした。
第1セットを21対25で落とした日本は、第2セットを25対22で取り返します。第3セットも27対25で奪われたものの、第4セットを25対15で取り、最終セットまで持ち込みました。
しかし、第5セットは10対15でブラジルに敗北。日本のパリ五輪出場権獲得は、この大会では決まりませんでした。
ここで押さえておきたいのは、5連勝した時点で出場権が確定したわけではないという点です。五輪予選は勝ち数だけでなく、最終的な順位が重要でした。
国立代々木競技場 第一体育館の開催概要大会の日本会場となった国立代々木競技場 第一体育館は、東京都渋谷区神南に位置する屋内競技施設です。
- 所在地:東京都渋谷区神南2-1-1
- JR原宿駅:徒歩約5分
- JR渋谷駅:徒歩約15分
- 東京メトロ明治神宮前駅:徒歩約5分
日本代表の試合だけでなく、同じプールに参加した海外チームの対戦も行われました。世界トップレベルの代表チームが集まった国内開催大会という意味でも、2023年の重要なスポーツイベントでした。
【アジア女子選手権・杭州アジア大会】2023年夏から秋の日本代表日程
ネーションズリーグとパリ五輪予選だけが2023年の女子バレー日本代表の活動ではありません。夏から秋にかけては、アジア地域の国際大会にも出場しています。
第22回アジア女子選手権大会:8月30日~9月6日第22回アジア女子バレーボール選手権大会は、2023年8月30日から9月6日までタイのナコンラチャシマで開催されました。
会場はChartchai HallとLiptapanlop Hall。日本を含む14チームが参加し、グループリーグから順位決定戦まで行われました。
日本は予選リーグを経て上位チームによる決勝トーナメントに進出。準決勝では開催国タイと対戦し、セットカウント2対3で敗れました。
その後、9月6日の3位決定戦でベトナムと対戦。21-25、25-14、25-22、20-25、15-11のフルセットで勝利し、大会3位で終えています。
開催国タイとの準決勝は接戦となり、最終セットまで勝敗が分からない展開でした。結果だけでなく、アジアのライバルとの実力差を測る大会としても注目されました。
第19回アジア競技大会:9月28日~10月7日もう一つの重要な大会が、中国・杭州で開催された第19回アジア競技大会(2022/杭州)です。
大会名に2022と記載されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、実際の開催は2023年9月28日から10月7日でした。
女子日本代表は決勝まで進み、10月7日に開催国の中国と対戦しました。
決勝では中国に0対3(15-25、21-25、21-25)で敗れたものの、準優勝となり銀メダルを獲得。前回の2018年ジャカルタ大会では4位だったため、順位を一つ上げる結果となりました。
この大会の特徴は、パリ五輪予選と開催時期が近接していたことです。パリ五輪予選が9月24日に終了した直後、9月28日にアジア大会が始まっています。両大会を同一の出場メンバーによる連続参戦と捉えないことが、年間日程を理解するポイントです。
【テレビ放送・配信】2023年女子バレー日本代表はどこで見られた?
2023年の女子日本代表は、大会ごとに放送局や配信サービスが異なっていました。ネーションズリーグとパリ五輪予選を同じ放送体制だと考えると、情報が混乱しやすくなります。
ネーションズリーグ2023:BS-TBSとU-NEXTネーションズリーグ2023では、BS-TBSが男女日本代表戦を全試合放送することを発表していました。
また、U-NEXTでは男女の日本代表予選ラウンドの試合をライブ配信。女子日本代表の予選ラウンド12試合も配信対象でした。
ファイナルラウンドについても、BS-TBSの放送とU-NEXTの配信が案内されていました。
つまり、2023年当時はテレビで観戦する場合はBS-TBS、インターネット配信を利用する場合はU-NEXTという選択肢がありました。
パリ五輪予選:フジテレビ系で日本戦を生中継パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023の女子大会は、フジテレビ系が日本戦全試合を地上波で独占生中継しました。
放送開始は原則として午後7時。日本戦の試合開始時刻は午後7時25分だったため、放送開始と実際のプレーボールを混同しないように注意が必要です。
また、BSフジでは女子の日本対トルコ戦など、地上波放送と同日深夜の再放送も実施されました。
2023年当時の放送情報を整理すると、次のようになります。
- ネーションズリーグ:BS-TBS、U-NEXT
- パリ五輪予選:フジテレビ系の地上波生中継
- パリ五輪予選の再放送:BSフジなど
なお、これらは2023年大会当時の放送実績です。2026年に過去の試合を視聴する場合は、各サービスの現在の配信状況やアーカイブ提供状況を別途確認する必要があります。
【女子バレー日本代表2023の登録メンバー】古賀紗理那ら40人の選出と大会別の違い
2023年度の女子日本代表チームは、3月27日に日本バレーボール協会から登録メンバー40人が発表されました。
監督は眞鍋政義氏。復帰後2シーズン目の指揮となり、初選出12人を含む40人が登録されました。
2023年度の主な登録選手登録メンバーには、キャプテンの古賀紗理那選手をはじめ、石川真佑選手、林琴奈選手、関菜々巳選手、山田二千華選手、島村春世選手などが名を連ねていました。
ポジション別では、アウトサイドヒッター、ミドルブロッカー、セッター、リベロなど、さまざまな役割の選手が選出されています。
- 古賀紗理那:アウトサイドヒッター。チームの主力として攻守を支えた。
- 石川真佑:アウトサイドヒッター。攻撃面で重要な役割を担った。
- 林琴奈:アウトサイドヒッター。攻守のバランスを担う選手。
- 関菜々巳:セッター。攻撃を組み立てる司令塔。
- 山田二千華:ミドルブロッカー。ブロックとクイック攻撃を担当。
- 島村春世:ミドルブロッカー。経験を生かしたプレーでチームを支えた。
女子日本代表のメンバー情報を調べる際に、特に注意したいのが登録人数と実際の大会出場人数の違いです。
JVAが発表した40人は、2023年度の代表登録メンバーです。この40人全員が同じ大会に出場するわけではありません。
ネーションズリーグ、アジア選手権、パリ五輪予選など、それぞれの大会で選手が選抜され、実際の大会出場メンバーが決定されました。
例えば、パリ五輪予選では9月15日に出場選手14人が発表されています。したがって、40人の登録リストと大会別の14人のリストを混同しないことが大切です。
また、アジア競技大会とパリ五輪予選は開催期間が近く、異なるチーム編成で活動していました。2023年度の登録メンバーを確認するときは、年度登録、各大会の選抜、実際の試合出場選手という3つの段階で見ると分かりやすくなります。
【全日本女子バレーの日程2023】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年の全日本女子バレーの主な試合日程はいつでしたか?
A1:主な国際大会は、5月30日~7月2日のネーションズリーグ予選、7月12日~16日のファイナルラウンド、8月30日~9月6日のアジア女子選手権、9月16日~24日のパリ五輪予選、9月28日~10月7日の杭州アジア大会でした。
Q2:2023年のネーションズリーグで日本代表はどこで試合をしましたか?
A2:予選ラウンドは名古屋、ブラジリア(ブラジル)、バンコク(タイ)の3都市でした。予選を突破した日本は、アメリカのアーリントンで行われたファイナルラウンドにも出場しました。
Q3:パリ五輪予選の日本戦は何試合ありましたか?
A3:全7試合です。9月16日のペルー戦から始まり、アルゼンチン、プエルトリコ、ブルガリア、ベルギー、トルコ、ブラジルと対戦しました。すべて国立代々木競技場 第一体育館で開催され、開始時刻は19時25分でした。
Q4:2023年のパリ五輪予選で日本は出場権を獲得しましたか?
A4:獲得していません。日本は5勝2敗で3位となり、上位2チームに与えられる大会での直接出場権を逃しました。最終戦のブラジル戦に2対3で敗れたことが大きな結果の分かれ目となりました。
Q5:2023年の女子日本代表はアジア大会で何位でしたか?
A5:第19回アジア競技大会で準優勝し、銀メダルを獲得しました。10月7日の決勝で中国に0対3で敗れましたが、前回の2018年大会の4位を上回る成績でした。
Q6:2023年の女子バレー日本代表戦はどこでテレビ放送されましたか?
A6:ネーションズリーグはBS-TBSとU-NEXT、パリ五輪予選はフジテレビ系の地上波放送が中心でした。大会によって放送・配信サービスが異なっていたため、当時の大会別の番組情報を確認する必要があります。
2023年の全日本女子バレーは、ネーションズリーグ、アジア女子選手権、パリ五輪予選、杭州アジア大会など、複数の国際大会に挑戦したシーズンでした。
ネーションズリーグでは予選を突破して7位。アジア選手権では3位、杭州アジア大会では銀メダルを獲得しました。一方、最大の目標だったパリ五輪予選では5勝2敗の3位となり、大会での直接出場権獲得には届きませんでした。
2026年に2023年の記録を振り返る際は、次の3点を押さえると情報を整理しやすくなります。
- ネーションズリーグは3週間の予選とファイナルラウンドに分かれていた。
- パリ五輪予選の日本戦は9月16日~24日の全7試合だった。
- アジア選手権と杭州アジア大会は別々の大会であり、開催期間と代表編成も異なっていた。
特に、登録メンバー40人と各大会の出場選手14人の違い、そして大会ごとの開催日程を正確に把握することが、2023年の女子日本代表を理解するうえで重要です。
過去の試合結果や代表選手の情報を調べる際は、日本バレーボール協会の公式日程・大会記録を基準にすることで、予定日と実際の開催日、放送予定と試合開始時刻などの混同を避けられます。
主な公式確認資料: 日本バレーボール協会の2023年度女子代表日程、ネーションズリーグ大会概要・放送案内、パリ五輪予選の競技日程・結果、アジア選手権および杭州アジア大会の大会記録。