2023年の侍ジャパンの活動は、WBC本大会に向けた準備から世界一を決める決勝まで、次の3段階に分けられる。
1. 2月25日~3月4日:壮行試合
- 宮崎で福岡ソフトバンクホークスと対戦
- 名古屋で中日ドラゴンズと対戦
2. 3月6日~7日:WBC強化試合
- 阪神タイガース、オリックス・バファローズと対戦
3. 3月9日~22日:WBC本大会
- 東京プールで1次ラウンド4試合
- 東京ドームで準々決勝
- アメリカで準決勝・決勝
日本代表のWBC本大会は、7試合全勝。壮行試合と強化試合を含めると、対象となる13試合の成績は12勝1敗だった。
ここで注意したいのは、壮行試合や強化試合とWBC本大会の公式戦は別の記録だという点だ。プロ野球球団との試合で勝っても、WBCの1次ラウンドの勝敗には加算されない。
日本野球機構の記録ではなく、野球日本代表「侍ジャパン」公式サイトが公開する大会記録を基準に整理すると、各試合の位置づけが明確になる。
【完全まとめ】侍ジャパン2023全13試合の日程・開始時間・結果

以下は、日本代表トップチームが実際に出場した試合の一覧だ。開始時刻はすべて日本時間で統一している。
出典:野球日本代表「侍ジャパン」公式サイト、日刊スポーツのWBC2023日程・結果。時刻は日本時間。スコアは日本代表の勝敗が分かるように整理。
この一覧で特に押さえておきたいのは、3月9日から始まった東京プールと、アメリカで開催された決勝ラウンドの日付の違いだ。
日本国内で行われた試合は基本的に夜の19時開始。一方、アメリカで行われた準決勝と決勝は、日本時間の朝8時開始だった。
そのため、現地では前日の夜に行われた試合が、日本の公式記録では翌日の日付になっている。
【壮行試合・強化試合】宮崎から名古屋、大阪へ進んだWBC準備期間
宮崎壮行試合:2月25日・26日侍ジャパンの本格的な実戦は、2023年2月25日に始まった。
宮崎県での強化合宿は2月17日から27日まで実施され、ひなたサンマリンスタジアム宮崎などが活動拠点となった。
最初の実戦相手は福岡ソフトバンクホークス。2試合を行い、日本代表は連勝した。
- 2月25日(土)13:30:日本 8-4 ソフトバンク
- 2月26日(日)14:00:ソフトバンク 2-4 日本
この2試合は、WBCに向けたチームの実戦感覚を高めるための壮行試合だった。
宮崎開催のシリーズは、カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023の一環として実施された。代表チームがプロ野球球団と対戦することで、実戦形式の調整を進める機会となった。
名古屋壮行試合:3月3日・4日宮崎での合宿・試合を終えた日本代表は、名古屋に移動した。
対戦相手は中日ドラゴンズ。会場はバンテリンドーム ナゴヤだった。
- 3月3日(金)19:00:日本 2-7 中日
- 3月4日(土)19:00:中日 1-4 日本
初戦は中日に7失点を許して敗れたが、翌日は4対1で勝利。名古屋シリーズは1勝1敗で終えた。
この時点で日本代表にとって、勝敗だけでなく、投手陣の状態や打線の組み合わせを確認することも大切だった。
大阪強化試合:3月6日・7日WBC開幕直前の3月6日と7日には、京セラドーム大阪で強化試合が開催された。
日本代表の対戦相手は阪神タイガースとオリックス・バファローズだった。
- 3月6日(月)18:00:阪神 1-8 日本
- 3月7日(火)19:00:日本 9-1 オリックス
日本代表は2試合とも勝利。名古屋での敗戦から立て直し、本大会に向けて弾みをつけた。
なお、この2日間には韓国代表も参加しており、昼の試合ではオリックスや阪神と対戦していた。これらは別カードであり、日本代表の試合結果と混同しないようにしたい。
日本代表公式発表では、これらの試合はカーネクスト2023 WORLD BASEBALL CLASSIC強化試合として掲載されている。
【WBC2023東京プール】日本代表の対戦相手と4連勝の全結果
2023年3月9日、東京ドームでWBCの1次ラウンドが開幕した。
日本が入ったのはプールB。参加国は次の5チームだった。
- 日本
- 韓国
- オーストラリア
- 中国
- チェコ共和国
上位2チームが準々決勝に進出する方式で、日本代表は4試合すべてに勝利して1位通過を決めた。
1試合目:中国戦(3月9日)
日本 8-1 中国
19:00開始・東京ドーム
日本代表にとって大会初戦となった中国戦は、8対1で勝利した。
大谷翔平が投打にわたって活躍し、ラーズ・ヌートバーも攻守で存在感を示した。初戦特有の緊張感があるなかで白星を手にしたことは、チームにとって大きな意味を持った。
2試合目:韓国戦(3月10日)
日本 13-4 韓国
19:00開始・東京ドーム
日韓戦は、WBCの1次ラウンドでも特に注目度の高いカードだった。
試合は韓国が先行する展開となったものの、日本打線が反撃。13得点を挙げて逆転勝利を収めた。
1次ラウンド序盤での大きな勝利となり、日本代表は2連勝を達成した。
3試合目:チェコ戦(3月11日)
日本 10-2 チェコ
19:00開始・東京ドーム
チェコ戦では、佐々木朗希が8奪三振を記録。投手陣の力を示す試合となった。
日本は打線もつながり、10対2で快勝。これで3連勝となり、準々決勝進出に大きく近づいた。
4試合目:オーストラリア戦(3月12日)
日本 7-1 オーストラリア
19:00開始・東京ドーム
1次ラウンド最終戦の相手はオーストラリアだった。
日本は大谷翔平の先制3ランなどで得点を重ね、7対1で勝利。4戦全勝でプールBを1位通過した。
公式記録によると、日本は1次ラウンドで38得点、8失点、チーム打率.326、防御率1.50という成績を残している。投打の両面で安定した結果だった。
【準々決勝・準決勝・決勝】日本代表はどうやってWBC2023で優勝したのか
東京プールを突破した日本は、準々決勝から一発勝負の決勝トーナメントに進んだ。
ここから先は、敗れれば大会終了となる。1次ラウンドとは試合の緊張感も大きく異なる。
準々決勝:イタリア戦(3月16日)- 日付:2023年3月16日(木)
- 開始時間:19:00
- 球場:東京ドーム
- 結果:日本 9-3 イタリア
準々決勝の相手はイタリアだった。
日本は3回に4点を先制。5回にも3点を追加するなど、試合の主導権を握った。
大谷翔平が流れを変えるセーフティーバントを見せ、岡本和真も5打点を記録。最終的に9対3で勝利し、準決勝進出を決めた。
この勝利で、日本はWBC5大会連続の準決勝進出を達成した。
準決勝:メキシコ戦(3月21日・日本時間)- 日付:2023年3月21日(火)
- 開始時間:8:00
- 球場:ローンデポ・パーク(アメリカ・マイアミ)
- 結果:日本 6-5 メキシコ
準決勝の相手はメキシコ。日本時間の朝8時に試合が始まった。
日本は4回に3点を失い、8回にも2点を追加される苦しい展開となった。
それでも7回に3点を返し、8回にも1点を追加。9回裏、1点を追う場面で村上宗隆が逆転サヨナラ打を放ち、6対5で劇的な勝利を収めた。
この勝利によって日本は決勝へ進出。村上の一打は2023年大会を象徴する場面の一つとなった。
決勝:アメリカ戦(3月22日・日本時間)- 日付:2023年3月22日(水)
- 開始時間:8:00
- 球場:ローンデポ・パーク
- 結果:日本 3-2 アメリカ
決勝の相手はアメリカ代表だった。
日本は2回に2点を挙げ、4回にも追加点を記録。アメリカの反撃を2点に抑え、3対2で逃げ切った。
試合終盤には大谷翔平がマウンドに上がり、最後のアウトを奪って優勝を決定。日本代表は2009年以来、3大会ぶり3度目のWBC優勝を果たした。
大会MVPには大谷翔平が選ばれた。投手部門と指名打者部門のベストナインにも選出され、吉田正尚も外野手部門のベストナインに選ばれている。
WBC2023決勝トーナメントの結果一覧- 準々決勝:日本 9-3 イタリア
- 準決勝:日本 6-5 メキシコ
- 決勝:日本 3-2 アメリカ
日本は決勝トーナメントも3連勝。1次ラウンドから数えると、WBC本大会で7試合連続勝利を記録した。
【開催球場を整理】宮崎・名古屋・大阪・東京・マイアミの役割
侍ジャパンの2023年試合日程を振り返る際には、開催球場の違いも理解しておきたい。
ひなたサンマリンスタジアム宮崎2月の強化合宿とソフトバンクとの壮行試合の舞台。WBC開幕前の準備を進めた場所だ。
バンテリンドーム ナゴヤ3月3日・4日の中日ドラゴンズとの壮行試合を開催。名古屋シリーズは1勝1敗だった。
京セラドーム大阪3月6日・7日のWBC強化試合の会場。阪神、オリックスとの対戦を通じて本大会直前の調整を行った。
東京ドーム3月9日からの東京プール全4試合に加え、準々決勝のイタリア戦も開催された。
日本代表にとって、1次ラウンドから準々決勝までを戦った国内の主要舞台だった。
ローンデポ・パークアメリカ・フロリダ州マイアミにある球場。準決勝のメキシコ戦と決勝のアメリカ戦が行われた。
日本代表は東京ドームでの準々決勝を終えた後、アメリカに渡り、最後の2試合を戦った。
日程を確認するときに間違えやすい3つのポイント1. 3月21日と22日は日本時間の日付
準決勝と決勝はアメリカで開催されたため、現地日付と日本時間の日付が異なる。日本の公式記録を参照する場合、準決勝は3月21日、決勝は3月22日となる。
2. 東京ドームで決勝まで開催されたわけではない
東京ドームは1次ラウンドと日本の準々決勝の会場。準決勝・決勝はマイアミのローンデポ・パークで行われた。
3. 壮行試合とWBC本大会の結果は別
ソフトバンク、中日、阪神、オリックスとの試合はWBC本大会の公式戦ではない。WBCの日本代表の公式戦成績を調べる場合は、3月9日から22日までの7試合を見る必要がある。
【プロの結論】2023年の侍ジャパンは準備段階から決勝まで何が違ったのか
2023年の日本代表の歩みを数字で見ると、興味深い特徴がある。
壮行試合と強化試合の6試合では5勝1敗。WBC本大会では7戦全勝だった。
つまり、準備段階での唯一の敗戦は3月3日の中日戦であり、その後は本大会の決勝まで負けなかった。
この結果から読み取れるのは、壮行試合の勝敗だけでチームの完成度を判断することの難しさだ。
中日戦では7失点を喫したが、翌日の再戦では4対1で勝利。その後の大阪強化試合でも2連勝し、本大会では7試合すべてで勝利した。
また、東京プールの4試合はすべて19時開始だったのに対し、アメリカでの準決勝と決勝は日本時間の8時開始だった。試合日程の変化は、開催地の移動だけでなく、選手の調整や日本国内の観戦環境にも関わる要素だった。
2023年大会を振り返るうえで重要なのは、単に優勝という結果だけを見るのではなく、宮崎での準備、名古屋・大阪での実戦、東京での予選突破、マイアミでの決勝進出という一連の流れを理解することだ。
【よくある質問】侍ジャパンの2023年試合日程に関するFAQ
Q1:侍ジャパンの2023年WBC初戦はいつ、何時からだった?
A1:2023年3月9日(木)19時から東京ドームで行われた中国戦。日本は8対1で勝利した。
Q2:2023年の侍ジャパンの壮行試合は全部で何試合?
A2:宮崎でのソフトバンク戦2試合と、名古屋での中日戦2試合の合計4試合。宮崎は2月25日・26日、名古屋は3月3日・4日に開催された。
Q3:WBC2023で日本代表が戦った相手は?
A3:本大会では、中国、韓国、チェコ、オーストラリア、イタリア、メキシコ、アメリカの7チーム。1次ラウンドで4チーム、準々決勝でイタリア、準決勝でメキシコ、決勝でアメリカと対戦した。
Q4:侍ジャパンの2023年WBC決勝は何時からだった?
A4:日本時間の2023年3月22日(水)8時から。アメリカ・マイアミのローンデポ・パークで開催され、日本が3対2で勝利した。
Q5:侍ジャパンは2023年のWBCで何回目の優勝を果たした?
A5:3回目。2006年、2009年に続き、2023年に3大会ぶりの世界一となった。大会MVPは大谷翔平だった。
2023年の侍ジャパンは、2月25日の宮崎壮行試合から始まり、名古屋、大阪での強化試合を経て、3月9日にWBC本大会へ突入した。
東京ドームでの1次ラウンドを4戦全勝で突破し、準々決勝ではイタリア、準決勝ではメキシコ、決勝ではアメリカを撃破。最終的にWBC2023日本優勝という歴史的な結果を残した。
2026年に過去の試合を調べる場合、特に覚えておきたい日付は次の3つだ。
- 2023年3月9日: 中国戦でWBC初戦を勝利
- 2023年3月21日: メキシコ戦で劇的なサヨナラ勝利
- 2023年3月22日: アメリカ戦に3対2で勝利し、世界一を達成
侍ジャパンの2023年を正しく振り返るには、壮行試合・強化試合とWBC本大会を区別し、アメリカ開催試合は日本時間の日付で確認することがポイントとなる。
宮崎での準備からマイアミでの優勝まで、13試合にわたる道のりは、2023年の野球日本代表を語るうえで欠かせない記録だ。