韓国のグラビアアイドルは、日本のグラビアアイドルと何が違うのか。K-POPや韓国ドラマの世界的な人気とは対照的に、日本型のグラビア文化は韓国でまだ独立した市場として定着していない。その背景には、写真表現に対する社会的な認識、芸能活動の仕組み、雑誌や写真集の流通環境という日韓の違いがある。
2026年11月現在、日本で活動する韓国人モデルの代表格がピョ・ウンジだ。2023年の写真集『輪舞曲』に続き、2026年8月には集英社からデジタル写真集『時よ、止まれ。韓国美女。』を発売。一方、講談社のヤンマガWebでは「噂のコリアンガール」という韓グラ企画が展開され、クォン・ジアやハ・ユンアらが日本の読者に紹介されている。こうした動きから、韓国グラビアの現在地と日本市場への進出を読み解く。
【2026年最新】韓国グラビアアイドルとは?日本とは異なる市場の実態

韓国グラビアアイドルという言葉を調べると、日本のグラビアアイドルと同じように、雑誌の表紙や写真集を中心に活動する女性タレントを想像する人が多い。しかし、韓国の芸能市場では事情が異なる。
韓国にも水着撮影やファッション撮影、男性誌のピクトリアル、SNSを中心とするモデル活動は存在する。ただし、日本で長年発展してきた「グラビアアイドル」という独立した芸能ジャンルと、韓国のモデル・インフルエンサーの活動は同じものではない。
韓国ではグラビアモデルという職業が定着途上この違いを具体的に語っている人物が、韓国出身のピョ・ウンジだ。
双葉社のインタビューサイト「THE CHANGE」が2025年2月に掲載したインタビューでは、彼女は韓国のグラビア市場について、次のように説明している。
「韓国には、グラビアモデルがいないんです」
これは韓国に写真モデルや水着モデルが存在しないという意味ではない。日本のように、グラビア専門のタレントが雑誌、DVD、写真集、イベントなどを横断して活動できる市場が整っていないという趣旨だ。
ピョ・ウンジによれば、韓国では肌の露出が多い女性の写真に対して、グラビアとポルノを同じように捉える人もいる。本人も活動初期にはSNS上で批判的な反応を受けた経験を語っている。
一方で、SNSを通じて個人が写真や動画を発信する環境は広がっている。モデル、コスプレイヤー、フィットネス系インフルエンサー、撮影モデルなど、従来の芸能事務所に依存しない活動形態も目立つ。
韓国のグラビアモデルはどこで活動している?韓国人グラビアモデルの活動場所は、主に次のように整理できる。
- SNS:Instagramなどを利用した写真公開やファンとの交流。
- YouTube:撮影の舞台裏、日常、ライブ配信などを通じたファン獲得。
- 男性誌・メディア:MAXIM KOREAなどの雑誌におけるピクトリアル活動。
- デジタル写真集:日本の出版社や電子書籍サービスを通じた作品販売。
- イベント:コスプレイベント、ファンミーティング、撮影関連イベントなど。
つまり、韓国ではグラビア活動そのものが存在しないのではなく、日本とは異なる媒体や肩書で分散している。これが韓国グラビア文化の実態を理解するうえで要点だ。
【日韓徹底比較】韓国と日本のグラビア文化は何が違う?
日本と韓国のグラビア文化を比較すると、最も大きな違いは、モデルの魅力よりも、それを支える産業構造にある。
日本は雑誌・写真集・DVDを軸にした独立ジャンル日本では、グラビアアイドルという肩書が一般的に認知されている。週刊誌、青年漫画誌、写真集、DVD、デジタルコンテンツなど、複数の媒体がモデルの活動を支えてきた。
出版社が撮影企画を立ち上げ、カメラマンや編集者が作品を制作し、読者が雑誌や写真集を購入する。この循環によって、グラビアを専門とするタレントが継続的に活動できる環境が形成されている。
韓国はSNS・個人ブランド・ビジュアルコンテンツが中心韓国では、モデル自身がSNSでファンを獲得し、個人ブランドを形成する活動が目立つ。
ピョ・ウンジもその代表例だ。写真だけでなく、YouTube、ライブ配信、海外ファン向けの活動などを組み合わせ、国境を越えてファンとの関係を築いている。
また、韓国のMAXIM KOREAのように、女性モデルのピクトリアルを扱うメディアも存在する。したがって、韓国にグラビア的な写真表現がないと断定するのは正確ではない。
重要なのは、日本ではグラビアが独立した職業ジャンルとして発展してきたのに対し、韓国ではモデルやインフルエンサーの活動の一部として展開されるケースが多いという点だ。
日韓の違いを一覧で比較| 比較項目 | 日本 | 韓国 |
|---|---|---|
| 職業ジャンル | グラビアアイドルが定着 | モデル・インフルエンサーなどに分散 |
| 主要媒体 | 雑誌・写真集・DVD・Web | SNS・YouTube・雑誌のピクトリアル |
| 活動スタイル | 出版社や芸能事務所との企画が中心 | 個人ブランドやSNS発信も重要 |
| ファンとの交流 | 撮影会・サイン会・イベント・配信 | SNS・ライブ配信・ファンミーティング |
| 作品展開 | 紙の写真集とデジタル作品の両方 | デジタルコンテンツやSNSでの発信が目立つ |
| 市場の特徴 | 専門ジャンルとして成熟 | 専門市場は発展途上で多様な分野に分散 |
この比較から見えてくるのは、韓国のモデルが日本のグラビア市場に進出することには、単なる海外活動以上の意味があるということだ。
日本の出版社にとっては韓国の新しいモデルを紹介する機会になり、韓国人モデルにとっては、グラビアという表現を専門的に展開できる市場への進出になる。
【韓国人グラビアモデル一覧】2026年に注目したい人気モデル
韓国人グラビアモデルを探す際に注意したいのが、統一された公式人気ランキングが存在するわけではないことだ。
検索サイトのランキングやSNSのフォロワー数だけで、韓国国内の人気を順位付けすることは難しい。ここでは、日本の出版社による掲載実績、活動内容、SNSでの発信など、具体的な活動記録を確認できるモデルを紹介する。
1. ピョ・ウンジ|韓国グラビアを日本に広げた代表的存在ピョ・ウンジ(Pyo Eunji)は、韓国出身のモデル・YouTuber・インフルエンサーだ。
1989年8月11日生まれ。アメリカのグランドバレー州立大学で会計学を学び、卒業後には韓国の投資関連企業で会社員として働いていた経歴を持つ。
Instagramに日常の写真を投稿していたところ、モデルの誘いを受けたことが活動の転機になった。日本のグラビア文化に関心を持ち、韓国ではまだ一般的ではなかった表現に挑戦してきた。
2024年にはNetflixのインフルエンサー参加型番組『ザ・インフルエンサー』にも出演。日本だけでなく、国際的な知名度を持つ存在になっている。
2026年にはデビュー10周年を記念する楽曲「Tonight(feat. PM)」も発表。写真モデルだけにとどまらず、音楽や配信活動にも取り組んでいる。
2. クォン・ジア|ヤンマガWebで注目された韓国人モデルクォン・ジアは、講談社のヤンマガWeb企画「噂のコリアンガール」に登場した韓国人モデルだ。
同企画では2025年に複数回のグラビアが公開され、ウェディングをテーマにした撮影も話題になった。
ヤンマガWebのプロフィールでは、モデルとして紹介されている。写真の方向性は、華やかな衣装や印象的なビジュアルを生かしたものが中心だ。
2025年11月21日には、講談社から70ページのデジタル写真集『クォン・ジア 全70P 噂のコリアンガール ヤンマガデジタル写真集』が発売された。
韓国人モデルが日本の漫画誌系グラビア媒体を通じて作品を展開する具体例として注目できる。
3. ハ・ユンア|フリーランスモデルとして活動ハ・ユンアも「噂のコリアンガール」に登場した韓国人モデルだ。
ヤンマガWebのプロフィールではフリーランスモデルとして紹介され、2025年9月20日と27日にグラビアが公開された。
その後、2025年11月21日には講談社から70ページのデジタル写真集が発売されている。
同作の撮影を担当したのはキム・グァンホ。人形のような雰囲気や洗練されたビジュアルを特徴とする企画として紹介された。
4. チュビ|アパレルショップ経営者からグラビアへチュビは、ヤンマガWebが2025年4月に開始した「噂のコリアンガール」の第1回に登場したモデルだ。
同サイトの紹介によると、アパレルショップの経営者として活動しており、グラビアモデルとは異なる仕事も持つ人物である。
2025年4月5日と12日に撮影作品が公開され、企画のスタートを飾った。韓国のモデルが必ずしも芸能事務所所属のタレントではなく、別の仕事や個人事業と並行して活動していることを示す例でもある。
5. ソイ|フィットネスを生かした撮影モデルソイは、ヤンマガWebの同シリーズに登場した撮影モデルだ。
2025年5月31日と6月7日の企画では、筋力トレーニングを趣味とするモデルとして紹介された。
フィットネスによって鍛えられた身体を生かした撮影は、韓国のSNSモデルや撮影モデルの多様性を感じさせる。
6. チェル・ソラ|SNSを中心に活動するフリーモデルチェル・ソラは、2025年8月9日にヤンマガWebのグラビア企画に登場したモデルだ。
同媒体ではフリーのモデルとして紹介され、SNSを中心に注目を集めていると説明されている。
特定の芸能事務所やグループに所属するタレントとは異なり、個人として活動するモデルの一例だ。
7. ヒョンドゥン|コスプレやイベント活動も展開ヒョンドゥンは、コスプレやイベントでの活動をきっかけに注目されたモデルだ。
ヤンマガWebのプロフィールには1998年4月17日生まれと記載され、モデルとしての活動に加えて水泳やフリーダイビングを趣味・特技として紹介している。
2025年には「噂のコリアンガール」の企画に登場し、未公開カットを含む総集編にも掲載された。
以上のモデルは、韓国グラビアの全体を代表する公式ランキングではない。日本の媒体で活動実績が確認できる人物を中心とした紹介である。
【ピョ・ウンジの現在】写真集『輪舞曲』から2026年の最新活動まで
韓国グラビアアイドルを語るうえで、ピョ・ウンジの活動経緯は欠かせない。
彼女の特徴は、韓国国内でモデルとして活動するだけでなく、日本のグラビア市場に継続的に参加してきたことだ。日本での活動開始は2022年。本人も2026年のインタビューで、日本でグラビアモデルとして活動基盤を築いたことを大きな目標の達成として振り返っている。
『輪舞曲』はKADOKAWAから2023年8月に発売ピョ・ウンジの日本での活動を象徴する作品が、1st写真集『輪舞曲(ロンド)』だ。
発売元は講談社ではなく、KADOKAWAである。この点は、後述する講談社の「韓グラ」作品と混同されやすい。
同写真集の基本情報は以下のとおり。
- タイトル:ピョ・ウンジ1st写真集『輪舞曲』
- 発売日:2023年8月10日
- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:128ページ
- 判型:A4判
- 発売時の定価:3,300円(税込)
- 撮影舞台:東京・京都
作品の特徴は、東京と京都を舞台に、さまざまな衣装やシチュエーションを通して彼女の表情を見せていることだ。
かわいらしい表情と大人びた雰囲気を組み合わせた構成は、SNSの短い写真投稿とは異なり、一冊の写真作品としてモデルの魅力を伝えるものになっている。
2024年はNetflix『ザ・インフルエンサー』にも出演2024年8月に配信されたNetflixの『ザ・インフルエンサー』は、韓国のインフルエンサーたちが影響力を競うサバイバル形式の番組だ。
ピョ・ウンジは同番組への出演によって、グラビアモデルという肩書だけでは説明できない活動領域を示した。
写真集、SNS、YouTube、配信番組を組み合わせることで、特定の雑誌や国に依存しないファン層を獲得している点が特徴だ。
2026年8月、週刊プレイボーイに約3年ぶりに登場2026年の大きなニュースは、集英社の『週刊プレイボーイ』への復帰だ。
2026年8月3日発売の同誌33号に、ピョ・ウンジが約3年ぶりに登場した。
同時にデジタル写真集『時よ、止まれ。韓国美女。』も発売。撮影はアンディ・チャオが担当し、週刊誌掲載カットのアザーカットを中心に構成された。
集英社の発売情報では、YouTube登録者数202万人、Instagramフォロワー168万人と紹介されている。これらは各プラットフォームの掲載時点の数値であり、総フォロワー数とは区別する必要がある。
加えて、2026年8月12日公開のReal Soundのインタビューでは、デビュー10周年を迎えた心境や、日本と韓国のファン文化の違いについても語っている。
日本のファンは比較的シャイで、韓国のファンはファンミーティングなどで積極的に話しかけてくるという本人の実感も興味深い。
日本公式ファンクラブでも2026年3月の東京ファンミーティング開催発表、4月の海外イベント出演決定、6月のコミックマーケット参加告知、8月の新曲「Tonight」の公開など、継続的な活動が確認できる。
2026年現在のピョ・ウンジは、単に日本で写真集を発売した韓国人モデルではない。グラビア、音楽、動画、ファンイベントを横断する国際的なクリエイターとして活動している。
【講談社の韓グラ】ヤンマガWebとクォン・ジア・ハ・ユンアの写真集
韓国グラビアの日本進出を考えるうえで、講談社のヤンマガWebが2025年に開始した企画「噂のコリアンガール」は重要な事例だ。
この企画は、韓国で活動するモデルのグラビアを日本の読者に届けることを目的としたシリーズで、2025年4月5日にスタートした。
ヤンマガWebの「韓グラ」は2025年4月に始動講談社のヤンマガWebは、企画の開始時に韓国のモデルを現地から撮り下ろし、毎週紹介していく方針を打ち出した。
第1回にはチュビが登場。その後、パク・ビョル、ソイ、オ・ジョムミ、ヒョンドゥン、チェル・ソラ、クォン・ジア、ハ・ユンアなど、複数のモデルが掲載された。
企画名に使われている「韓グラ」は、韓国のグラビアを紹介するヤンマガWebのシリーズ名称として理解するとわかりやすい。
韓国国内で日本と同じような職業ジャンルが完全に確立したことを意味するものではなく、日本の出版社が韓国のモデルと読者を結び付ける編集企画という側面がある。
クォン・ジアの写真集は全70ページクォン・ジアの写真集は、2025年11月21日に講談社から発売された。
正式な作品名は『クォン・ジア 全70P 噂のコリアンガール ヤンマガデジタル写真集』。撮影を担当したのはキム・グァンホだ。
ヤンマガWebで公開された無料版と有料版のグラビアを収録した電子専用作品で、ウェディングをテーマにした撮影も特徴になっている。
ヤンマガWebのプロフィールではモデルとして紹介され、同シリーズ内で複数の撮影作品が公開されている。
ハ・ユンアの写真集も同日発売ハ・ユンアのデジタル写真集も、クォン・ジアと同じ2025年11月21日に発売された。
作品は『ハ・ユンア 全70P 噂のコリアンガール ヤンマガデジタル写真集』で、こちらも全70ページ。写真はキム・グァンホが担当している。
ヤンマガWebのプロフィールには、フリーランスモデルという活動形態が掲載されている。2025年9月には同サイトで2回にわたってグラビアが公開された。
この2作品は、韓国人モデルを単発で紹介するだけでなく、Web掲載からデジタル写真集へと作品を展開する仕組みが成立していることを示している。
出版社とモデルの関係を整理ここで、主要人物と出版社、作品の関係を整理しておこう。
| 人物・企画 | 出版社・媒体 | 作品・活動時期 | 関係・特徴 |
|---|---|---|---|
| ピョ・ウンジ | KADOKAWA | 『輪舞曲』2023年8月10日 | 日本での1st写真集、128ページ |
| ピョ・ウンジ | 集英社・週刊プレイボーイ | 『時よ、止まれ。韓国美女。』2026年8月3日 | 約3年ぶりの週プレ登場 |
| クォン・ジア | 講談社・ヤンマガWeb | 2025年9月掲載、11月21日写真集発売 | ウェディンググラビア、全70ページ |
| ハ・ユンア | 講談社・ヤンマガWeb | 2025年9月掲載、11月21日写真集発売 | フリーランスモデル、全70ページ |
| チュビ | 講談社・ヤンマガWeb | 2025年4月5日・12日 | シリーズ第1回に登場 |
| ソイ | 講談社・ヤンマガWeb | 2025年5月31日・6月7日 | 撮影モデル、筋力トレーニングが趣味 |
| チェル・ソラ | 講談社・ヤンマガWeb | 2025年8月9日 | SNSを中心に活動するフリーモデル |
| 篠崎愛 | MAXIM KOREA | 2016年2月号 | 韓国市場で人気を獲得した日本人グラビアアイドル |
特に注目すべきなのは、ピョ・ウンジの『輪舞曲』はKADOKAWA、クォン・ジアとハ・ユンアの写真集は講談社という違いだ。
検索時には、出版社や発売時期を確認することで、別々の作品や企画を混同せずに情報を整理できる。
【日本人モデルの韓国人気】篠崎愛が証明した国境を越えるグラビア需要
韓国グラビアの日本進出を考えるなら、反対方向の事例にも注目したい。
日本のグラビアアイドルである篠崎愛は、韓国の男性誌MAXIM KOREAを通じて大きな反響を得た人物だ。
2016年のMAXIM KOREA表紙で大きな反響篠崎愛は2016年2月号のMAXIM KOREAの表紙モデルを務めた。
MAXIM KOREAの公式記事によると、撮影現場はインターネット配信でも公開され、累計視聴者数は約41万人に達した。
同誌の表紙は複数のバージョンで制作され、予約段階からオンライン書店で品切れが相次いだことも報じられている。
加えて、2017年7月にはソウルで開催されたMAXIM K-MODEL AWARDSにも出席し、賞を受賞した。
なぜ韓国で篠崎愛が人気を獲得したのか韓国メディアのインタビューで篠崎愛本人は、韓国で写真集が売れていることに驚き、ソウルの書店で開催されたサイン会に多くのファンが集まったことを喜んでいた。
韓国での人気について、本人は自分のベビーフェイスとグラマラスな体型の組み合わせが、現地のファンに新鮮に受け止められた可能性を語っている。
韓国では「ベーグル女」という言葉が使われることがある。これはベビーフェイスとグラマラスな体型を組み合わせた表現だ。
篠崎愛の場合、単に日本人モデルとして珍しかっただけではない。日本で確立されていたグラビアアイドルという表現スタイルが、韓国の読者にとって新しい魅力として受け入れられた面がある。
ピョ・ウンジとの共通点篠崎愛とピョ・ウンジは、出身国も活動の背景も異なる。しかし、両者には共通する部分がある。
それは、国内だけで評価されることに限定せず、異なる国のファンやメディアに向けて自分の魅力を発信している点だ。
篠崎愛は日本のグラビア文化を韓国に紹介する側だった。一方、ピョ・ウンジは韓国出身のモデルとして、日本のグラビア市場で活動の基盤を築いてきた。
この2人の事例は、グラビアの魅力が国境によって完全に区切られるものではないことを示している。
【プロの結論】韓国グラビアアイドルの人気と評判を見極める方法
2026年の韓国グラビアを調べるとき、最も注意したいのが「人気ランキング」という言葉の扱いだ。
検索結果には、韓国人グラビアモデルの人気順を紹介する記事や一覧が表示されることがある。しかし、韓国のグラビアモデル全体を対象にした統一的な公式ランキングと、個人サイトやSNSの独自集計は区別しなければならない。
韓国グラビアアイドルの人気を判断する4つの基準1. SNSのフォロワー数と継続的な発信
InstagramやYouTubeのフォロワー数は、知名度を判断する手がかりになる。ただし、フォロワー数だけで実際のファンの熱量や写真集の売上を判断することはできない。
2. 出版社による作品発売実績
講談社、KADOKAWA、集英社などの出版社から写真集が発売されているかは、活動実績を確認するうえで重要だ。特に複数の作品が継続的に発売されている場合は、単発の話題性とは異なる評価ができる。
3. 活動の継続性
一度だけ雑誌に掲載されたモデルと、SNS、動画、イベント、写真集などを継続的に展開するモデルでは、活動の幅が異なる。
ピョ・ウンジは2022年からの日本活動に加え、2026年も写真集やファンイベント、音楽活動を展開しているため、継続性という観点でも注目できる。
4. 国内外での評価
韓国国内の知名度と日本での人気は必ずしも一致しない。日本の出版社で作品が発売されたことだけを根拠に、韓国国内でもトップクラスの人気があると判断するのは早計だ。
韓国グラビアは今後どう発展するのか今後の注目点は、SNS中心の個人活動と日本の出版社による作品制作が、どこまで継続的なビジネスとして結び付くかということだ。
ヤンマガWebの「噂のコリアンガール」は、韓国のモデルを日本の読者に紹介し、Webグラビアからデジタル写真集へ展開した具体的な事例となった。
また、ピョ・ウンジのように日本の出版社で写真集を発売しながら、YouTubeや音楽、イベントでも活動するモデルが登場している。
ただし、日本の市場がそのまま韓国に移植されるとは限らない。韓国には韓国独自の芸能文化や社会的な受け止め方があり、モデル自身の活動方法も多様だからだ。
今後は、韓国のモデルが日本のグラビアに出演するという一方向の流れだけでなく、日韓の出版社やクリエイターが共同で作品を制作する可能性にも注目したい。
【グラビアアイドル韓国】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:韓国にも日本のようなグラビアアイドルはいますか?
A1:水着モデルや写真モデル、インフルエンサーは存在します。ただし、日本のようにグラビアアイドルが独立した職業ジャンルとして定着しているわけではありません。韓国ではSNSやモデル活動など、複数の分野に活動が分散しています。
Q2:韓国人グラビアモデルで最も有名なのは誰ですか?
A2:日本での活動実績や国際的な知名度という観点では、ピョ・ウンジが代表的な人物です。YouTubeやInstagram、写真集、Netflix出演など、幅広い活動を展開しています。ただし、韓国人グラビアモデル全体を対象とした公認の人気順位はありません。
Q3:ピョ・ウンジの写真集『輪舞曲』はどこの出版社から発売されましたか?
A3:KADOKAWAから2023年8月10日に発売されました。A4判128ページの1st写真集です。講談社のヤンマガWebから発売されたクォン・ジアやハ・ユンアの写真集とは別の作品です。
Q4:クォン・ジアとハ・ユンアの写真集は同じ出版社ですか?
A4:はい。どちらも講談社から2025年11月21日に発売された全70ページのデジタル写真集です。撮影担当もキム・グァンホで共通しています。
Q5:韓グラとは何ですか?
A5:韓国のグラビアを意味する略称として使われる言葉です。特にヤンマガWebの「噂のコリアンガール」では、韓国のモデルを日本の読者に紹介する企画名称として使用されています。
Q6:2026年現在、ピョ・ウンジは活動していますか?
A6:活動しています。2026年8月には集英社からデジタル写真集『時よ、止まれ。韓国美女。』を発売し、同年には日本のファンイベントや新曲の発表なども行っています。
韓国のグラビアアイドルと日本のグラビアアイドルの違いは、単純な容姿や撮影スタイルの差ではない。最も大きな違いは、グラビアを支える市場と職業ジャンルの成熟度にある。
日本では雑誌、写真集、DVD、イベントなどを通じて専門ジャンルが発展してきた。一方、韓国ではモデル、インフルエンサー、撮影モデルなどの活動に分散しており、日本と同じ規模の独立したグラビア市場はまだ形成途上にある。
その違いを象徴するのがピョ・ウンジだ。2023年の『輪舞曲』、2024年のNetflix出演、2026年の『時よ、止まれ。韓国美女。』と、活動領域を広げ続けている。
加えて、講談社のヤンマガWebによる「噂のコリアンガール」は、クォン・ジアやハ・ユンアなど新しい韓国人モデルを日本の読者に紹介する機会を生み出した。
韓国のグラビア文化は、日本と同じ形を目指す必要はない。SNSを中心とする個人発信と、日本の出版市場が持つ写真作品の制作力が組み合わさることで、独自の発展を遂げる可能性がある。
2026年以降に注目すべきなのは、単なる人気ランキングではなく、どのモデルが継続的に作品を発表し、国境を越えてファンとの関係を築いていくのかという点だ。韓国グラビアは、日韓のエンターテインメント交流を考えるうえでも、今後の動向を追う価値のある分野である。
主な取材・参照資料
- ピョ・ウンジの2025年インタビュー:双葉社「THE CHANGE」
- 2026年の活動・本人インタビュー:Real Sound、日本公式ファンクラブ、週プレNEWS
- 『輪舞曲』の書誌情報:KADOKAWA公式
- クォン・ジア、ハ・ユンアの写真集:講談社公式、ヤンマガWeb
- 篠崎愛の韓国での活動:MAXIM KOREA公式、スポーツソウル日本版