2026年の侍ジャパンとオリックス・バファローズの関係は、国際大会での選手選出と強化試合を通じて、これまで以上に注目を集めています。2026年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、オリックスから宮城大弥、曽谷龍平、若月健矢の3選手が日本代表に選出されました。一方、11月開催のアジアプロ野球チャンピオンシップ2026では、オリックスからの選出がゼロとなっています。
加えて、3月2日に京セラドーム大阪で行われた侍ジャパン対オリックスの強化試合では、オリックスが4対3で日本代表に勝利しました。山本由伸がオリックス時代に侍ジャパンで活躍した歴史も含め、2026年の最新状況を整理すると、球団と日本代表の関係が見えてきます。
【2026年最新】侍ジャパンとオリックスの関係は?WBC代表3選手を整理

2026年の侍ジャパンにおいて、オリックスは投手と捕手の両方から選手を送り出しました。球団公式発表によると、WBCの最終メンバーに選ばれた現役オリックス所属選手は合計3人です。
宮城大弥・曽谷龍平・若月健矢が代表入り最初に発表されたのは若月健矢です。オリックスは2026年1月16日、若月のWBC日本代表選出を発表しました。
続いて1月26日には、宮城大弥と曽谷龍平の最終メンバー入りが発表されました。これにより、オリックスからは投手2人、捕手1人の計3人がWBC代表に選ばれたことになります。
それぞれのポジションと代表での役割は次のとおりです。
宮城大弥:先発・救援の両面で期待される左腕宮城大弥はオリックスの主力左腕として知られる投手です。WBCでは背番号13を着用し、日本代表の投手陣に加わりました。
国際大会では、左投手としての特徴を生かした投球が持ち味になります。2026年3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦では、山本由伸、藤平尚真に続いて登板。2イニングを無失点、3奪三振に抑えました。
この試合での投球内容は、短いイニングでも試合の流れを安定させられる能力を示すものです。オリックスで培ってきた経験を、日本代表の舞台でも発揮しました。
曽谷龍平:左腕の選択肢を広げる投手曽谷龍平も2026年WBCの代表メンバーに選出されました。背番号は47。宮城と同じ左投げの投手ですが、代表投手陣の中で複数のタイプをそろえる意味でも存在感があります。
3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦では、宮城の後を受けて登板。1イニングを投げ、被安打ゼロ、無失点、1奪三振という結果を残しました。
WBCでは短期決戦ならではの投手起用が大切です。先発投手だけでなく、試合終盤につなぐ救援陣の安定も勝敗を左右します。曽谷の選出は、オリックスの投手層が日本代表にも選択肢を提供した事例です。
若月健矢:投手陣を支える捕手として選出若月健矢は、2026年WBC日本代表の捕手として選ばれました。背番号は4です。
捕手の役割は打撃だけではありません。投手の特徴を把握し、配球や試合展開を考えながら守備を組み立てる必要があります。特に国際大会では、普段対戦しない打者への対応も求められます。
3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦では先発捕手を務め、山本、藤平、宮城、北山、曽谷の5投手を受けました。日本代表が13対0で勝利した試合で、バッテリーの一角を担ったことは大きな実績です。
オリックスで投手陣と日常的にコミュニケーションを取ってきた捕手が、代表の舞台でも投手を支えた点は注目に値します。
【選手・大会・歴史を比較】オリックスと侍ジャパンの関係一覧表
2026年のWBC、3月の強化試合、11月のAPBC、そして過去の国際大会を並べると、オリックスと日本代表の関係がより明確になります。
以下は球団公式発表、日本野球機構の試合記録、侍ジャパンの選手発表を基に整理した主要な出来事です。
| 時期・大会 | 選手・関係者 | 内容・結果 |
|---|---|---|
| 2019年プレミア12 | 山岡泰輔・山本由伸・吉田正尚 | オリックス所属選手3人が侍ジャパンに選出 |
| 2023年WBC | 山本由伸・宮城大弥・宇田川優希・山崎颯一郎 | オリックスから計4選手が選出 |
| 2026年1月16日 | 若月健矢 | WBC日本代表選出を球団が発表 |
| 2026年1月26日 | 宮城大弥・曽谷龍平 | WBC最終メンバー選出。現役オリックスから計3人 |
| 2026年3月2日 | 侍ジャパン対オリックス | 京セラドーム大阪でオリックスが4対3で勝利 |
| 2026年3月6日 | 宮城・曽谷・若月 | 台湾戦で3選手が投手・捕手として出場。日本が13対0で勝利 |
| 2026年10月7日 | 井口資仁監督・APBC代表28人 | 11月大会の代表発表。オリックスからの選出はゼロ |
| 2026年11月12日~15日 | APBC2026 | 東京ドームで開催予定 |
この表から分かるのは、オリックスがWBCのようなトップチームの国際大会では複数の代表選手を送り出してきた一方、若手中心のAPBCでは2026年の選出がなかったという点です。
ただし、両大会は選手選考の目的も登録条件も異なります。単純に選出人数だけを比較して、球団の評価や選手の実力を判断することはできません。
【2026年3月2日】侍ジャパン対オリックスの強化試合は4対3でオリックス勝利
2026年3月2日、京セラドーム大阪で2026 WORLD BASEBALL CLASSICの強化試合が開催されました。対戦カードはオリックス・バファローズ対侍ジャパンです。
日本野球機構の公式試合記録によると、試合はオリックスが4対3で勝利。試合開始は19時09分、試合時間は2時間26分、入場者数は33,821人でした。
試合結果とスコア最終スコアは次のとおりです。
| チーム | 1回 | 5回 | 8回 | 9回 | 合計 | 安打 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 侍ジャパン | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | 7 |
| オリックス | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 9 |
試合の主導権を握ったのはオリックスでした。
1回裏、杉本裕太郎と森友哉のタイムリーヒットなどで3点を先制。日本代表の先発・菊池雄星に対して積極的な攻撃を仕掛け、序盤からリードを奪いました。
さらに5回にも1点を追加。日本代表が追い上げる展開になっても、オリックスはリードを守り切りました。
寺西成騎と田嶋大樹が好投オリックスの投手陣で特に目立ったのが、先発の寺西成騎です。
寺西は2イニングを投げ、被安打ゼロ、無失点、3奪三振という好投を記録しました。日本代表の強力打線を相手に、持ち味を発揮した内容です。
続く田嶋大樹も2イニングを無失点に抑えました。オリックスの公式試合レポートでは、大谷翔平から三振を奪ったことも紹介されています。
その後は九里亜蓮、入山海斗、山崎颯一郎、椋木蓮らが登板。最終的に椋木が1点差を守り、試合を締めくくりました。
吉田正尚の豪快な本塁打も話題に日本代表側で注目されたのは、オリックスの元主力選手である吉田正尚です。
5回表、オリックスの九里亜蓮からライトスタンド5階席に飛び込むソロ本塁打を放ちました。侍ジャパン公式の試合レポートによると、この日の吉田は3打数2安打。古巣のファンも見守る京セラドーム大阪で存在感を示しました。
この試合は、単にオリックスが日本代表に勝ったというだけではありません。WBC本番を目前に控えた代表打線に対し、オリックスの投手陣がどこまで通用するのかを確認できる実戦機会でもありました。
【2026年11月最新】アジアプロ野球チャンピオンシップでオリックス選出ゼロの理由
2026年10月7日、侍ジャパンは11月開催のラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026に出場する28選手を発表しました。
この発表で話題になったのが、オリックスと阪神からの選出がゼロだったことです。WBCで3人を送り出したオリックスから、今回は代表選手が選ばれませんでした。
APBC2026は若手選手中心の大会今回のAPBCは、WBCとは選考対象が大きく異なります。
大会の基本的な選手登録条件は、24歳以下またはプロ入団3年目までの選手を中心とし、29歳以下のオーバーエージ枠を3人まで設ける形式です。チーム編成が難しい場合には、他団体の了承を得て25歳以下の選手を登録できる規定も設けられています。
登録人数は28人。大会の目的には、若手選手の発掘や国際経験の提供、次世代の日本代表を担う選手の育成があります。
そのため、WBCのように実績ある主力選手を中心に編成する大会とは、選考の考え方が違います。
井口資仁監督が説明した選考の背景APBC2026で監督を務めるのは井口資仁氏です。今回の大会は、井口監督にとって侍ジャパントップチームの初陣となります。
日刊スポーツなどの報道によると、井口監督は選考にあたり約70~80人を候補としてリストアップし、各球団や監督と相談したうえで最終メンバーを決定したと説明しています。
また、11月開催という時期を踏まえ、選手の体調面や球団との調整を考慮し、その時点でベストな状態にある選手を選んだという趣旨の説明も行いました。
つまり、オリックスからの選出がなかった背景には、年齢・プロ年数の登録条件に加えて、候補選手のコンディションや球団との調整など、複数の判断要素があります。
オリックスの選手が実力不足だったという意味ではないここで注意したいのは、APBCの選出ゼロをオリックスの選手の実力不足と結び付けないことです。
実際、同じ2026年に開催されたWBCでは、宮城、曽谷、若月の3人が日本代表に選ばれています。WBCで代表に選ばれた選手が、そのまま若手中心のAPBCでも選ばれるとは限りません。
また、井口監督の説明は約70~80人の候補者を対象とした全体的な選考過程に関するもので、オリックスの特定選手を選外とした個別の理由まで公表したものではありません。
したがって、今回の選出ゼロは、あくまで2026年APBCの代表編成における結果として理解するのが適切です。
【歴代選出選手】山本由伸のオリックス時代から2026年までの代表実績
オリックスと侍ジャパンの関係を理解するうえで、山本由伸の存在は欠かせません。
現在はロサンゼルス・ドジャースでプレーする山本ですが、侍ジャパンで国際大会を経験した時期にはオリックスに所属していました。球団が日本代表に送り出した主力選手の代表例です。
2019年プレミア12では山岡・山本・吉田が選出2019年10月、オリックスは第2回WBSCプレミア12の日本代表メンバーとして、山岡泰輔、山本由伸、吉田正尚の3人が選ばれたことを発表しました。
さらに同年の侍ジャパンシリーズ2019でも、3人が代表メンバーに選出されています。
当時のオリックスは、投手力と打撃力の両面で日本代表に貢献できる選手を抱えていました。山本と山岡という投手陣、そして吉田という強打者が同時に代表入りしたことは、球団の選手層を象徴する出来事でした。
2023年WBCではオリックスから4人が代表入り2023年のWBCでは、オリックスからさらに多くの選手が選ばれました。
球団公式発表によると、当初のメンバーには山本由伸、宮城大弥、宇田川優希の3人が選出され、その後、山崎颯一郎が追加選出されました。
最終的に、オリックスからは合計4選手が日本代表に加わりました。
山本は先発投手として、宮城は左腕投手として、宇田川と山崎は投手陣の選択肢として、それぞれ代表の戦力を構成する存在になりました。
山本由伸はオリックス時代に代表選手として成長山本由伸は2017年にオリックスへ入団しました。その後、2021年と2022年には沢村賞を受賞し、投手として大きく飛躍しました。
2023年WBCの代表選出は、オリックスで積み重ねた実績を国際舞台で発揮する機会でもありました。
その後、山本はメジャーリーグへ移籍。2026年WBCでも日本代表に名を連ねましたが、所属球団はドジャースです。
この点は、オリックスの歴代代表選手を調べる際に重要です。現在のオリックス所属選手と、過去にオリックスでプレーした代表経験者は区別する必要があります。
2026年WBCには、山本だけでなく吉田正尚も代表入りしています。2人は現在の所属球団こそ異なりますが、オリックスでのキャリアを持つ選手です。
【誤解を解消】侍ジャパンの選出人数だけではオリックスの評価は決まらない
2026年の出来事を振り返ると、WBCでは3人が選出され、APBCではゼロという、一見すると対照的な結果になっています。
しかし、代表選考を理解するには、人数だけでなく大会の目的、登録資格、選手の役割、開催時期を合わせて見る必要があります。
誤解1:WBCに選ばれた選手はAPBCにも選ばれるこれは正確ではありません。
WBCは各国のトップ選手が集まる世界大会であり、APBCは若手選手の育成や国際経験を重視する大会です。登録資格が異なるため、WBCの代表経験者であってもAPBCの選考対象になるとは限りません。
誤解2:APBCで選出ゼロなら球団の評価が低いこれも短絡的な見方です。
井口監督は約70~80人の候補者を検討し、球団や監督との相談、選手のコンディションなどを踏まえて28人を選出したと説明しています。
オリックスの選手が選ばれなかったことと、球団全体の競技力が低いことは別の問題です。
誤解3:山本由伸は2026年もオリックス所属で代表入りした山本由伸はオリックス時代に侍ジャパンで活躍した選手ですが、2026年の所属先はロサンゼルス・ドジャースです。
2026年WBCのオリックス現役選手による代表入りは、宮城大弥、曽谷龍平、若月健矢の3人です。山本や吉田正尚は、オリックスにゆかりのある元所属選手として区別する必要があります。
【プロの結論】代表選考は大会の目的から読み解くオリックスと侍ジャパンの関係を正しく評価するためには、次の3つの視点が重要です。
第一に、代表選手の所属球団と過去の所属球団を区別すること。山本由伸や吉田正尚のように、オリックスで実績を積んだ後に他球団へ移籍した選手もいます。
第二に、WBCとAPBCの選考基準を混同しないこと。WBCではトップチームとしての総合力が大切ですが、APBCでは若手育成や次世代の代表候補を見極める意味合いが強くなります。
第三に、選出人数だけでなく実際の試合内容を見ること。2026年3月2日のオリックス対日本代表戦では、寺西成騎や田嶋大樹らが代表打線を抑え、4対3の勝利につなげました。代表選出の有無だけでは測れない球団の競争力が、実際の試合には表れています。
今後もオリックスの若手選手や主力選手が、どのような形で侍ジャパンに加わるのかが注目されます。
侍ジャパンとオリックスに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年WBCでオリックスから選ばれた選手は誰ですか?
A1:宮城大弥、曽谷龍平、若月健矢の3人です。宮城と曽谷は投手、若月は捕手として選出されました。
Q2:2026年3月2日の侍ジャパン対オリックスの試合結果は?
A2:京セラドーム大阪で開催され、オリックスが4対3で勝利しました。寺西成騎が勝利投手、椋木蓮がセーブを記録しています。
Q3:2026年11月のAPBCでオリックスから選手が選ばれなかったのはなぜですか?
A3:代表28人の発表でオリックス所属選手は選出されませんでした。APBCは24歳以下またはプロ3年目までの選手を中心とする大会で、29歳以下のオーバーエージ枠も3人までです。井口資仁監督は候補者のリストアップ、球団との相談、選手の体調面などを踏まえて最終選考したと説明しています。
Q4:山本由伸はオリックス時代に侍ジャパンに選ばれましたか?
A4:はい。2019年のプレミア12や2023年のWBCで日本代表に選出されています。2023年WBCではオリックス所属選手として代表入りし、現在はロサンゼルス・ドジャースに所属しています。
Q5:2026年WBCで宮城大弥、曽谷龍平、若月健矢は実際に出場しましたか?
A5:はい。3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦では、宮城が2イニング無失点、曽谷が1イニング無失点で登板し、若月は捕手として出場しました。日本は13対0で勝利しています。
2026年の侍ジャパンとオリックスの関係を整理すると、WBCでの3人選出、3月2日の強化試合での勝利、そして11月のAPBCでの選出ゼロという3つの出来事が大きなポイントになります。
宮城大弥、曽谷龍平、若月健矢は、オリックスの現役選手としてWBC日本代表に選ばれ、国際舞台でもそれぞれの役割を果たしました。
一方、APBC2026では井口資仁監督のもとで若手中心の代表編成が行われ、オリックスからの選出はありませんでした。しかし、これはWBCとAPBCの大会目的や選考条件が違うことを踏まえて理解する必要があります。
また、山本由伸、宮城大弥、宇田川優希、山崎颯一郎らが代表入りした2023年WBCや、山岡泰輔、山本由伸、吉田正尚が選ばれた2019年プレミア12を振り返ると、オリックスが侍ジャパンに多くの選手を送り出してきた歴史も確認できます。
次の注目は、2026年11月12日から15日まで東京ドームで開催予定のアジアプロ野球チャンピオンシップです。若手中心の代表がどのような戦いを見せるのか、そして今後の侍ジャパンにオリックスの新たな選手が加わるのか。球団と日本代表の双方の動向から目が離せません。
参照した主な公式記録・報道資料