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【東京2020】池江璃花子の出場種目はリレー3種目!全競技結果を一覧で紹介

星川 美空 星川 美空 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

池江璃花子が東京2020オリンピックで出場したのは、次の3種目です。

1. 女子4×100mフリーリレー
2. 混合4×100mメドレーリレー
3. 女子4×100mメドレーリレー

大会は2021年7月23日から8月8日まで東京で開催されました。池江の競技初日は7月24日。最終的に女子4×100mメドレーリレーで決勝進出を果たし、8位入賞を記録しました。

東京五輪2021の競技結果一覧
日程 出場種目 タイム・順位
7月24日 女子4×100mフリーリレー予選 3分36秒20・全体9位
7月29日 混合4×100mメドレーリレー予選 3分44秒15・全体9位
7月30日 女子4×100mメドレーリレー予選 3分57秒17・全体6位
8月1日 女子4×100mメドレーリレー決勝 3分58秒12・8位

注目したいのは、3種目すべてで予選に出場し、そのうち女子4×100mメドレーリレーで決勝に進んだことです。

女子4×100mフリーリレーと混合4×100mメドレーリレーは、ともに予選全体9位。決勝進出には届きませんでした。

一方、女子4×100mメドレーリレーは予選を6位で通過。決勝では3分58秒12を記録し、8位で競技を終えています。

8位入賞はメダル獲得とは異なる

ここで整理しておきたいのが、オリンピックの「入賞」という言葉です。

競泳では決勝に進出した8チームが上位8位までの順位を争います。池江が出場した女子4×100mメドレーリレーは、その決勝で8位となりました。

つまり、東京五輪で池江が獲得したのは銅メダルなどのメダルではなく、正式な8位入賞です。

JOCの東京2020大会入賞者一覧にも、渡部香生子、池江璃花子、五十嵐千尋、小西杏奈の4人が女子4×100mメドレーリレーの8位入賞者として記録されています。

【個人種目に出なかった理由】選考基準とリレー優先の判断を検証

池江璃花子オリンピック2021

東京五輪で池江璃花子が個人種目に出場しなかった理由は、単純に本人が個人競技を避けたからではありません。

背景には、東京五輪の日本代表選考基準と、白血病から復帰した後の競技状況、そして本人が示していたチームへの貢献という考え方がありました。

日本選手権で個人種目の派遣標準記録に届かなかった

2021年4月の日本選手権は、東京五輪の代表選考会を兼ねていました。

池江は女子100mバタフライで57秒77を記録して優勝しましたが、個人種目の派遣標準記録である57秒10には届きませんでした。

ただし、メドレーリレーの選考基準である57秒92は突破。これによって女子4×100mメドレーリレーの代表入りを決めています。

女子100m自由形でも53秒98で優勝。個人種目の派遣標準記録53秒31には届かなかったものの、女子4×100mフリーリレーの選考基準54秒42を突破しました。

この違いが重要です。

種目 池江の記録 個人・リレーの選考
100mバタフライ 57秒77 個人基準57秒10には届かず、メドレーリレー基準57秒92は突破
100m自由形 53秒98 個人基準53秒31には届かず、フリーリレー基準54秒42は突破
「チームに貢献したい」という本人の考え

2021年6月28日、日本オリンピック委員会(JOC)は日本水泳連盟による東京五輪の競泳エントリー発表を報じました。

その内容によると、池江は個人種目には出場せず、リレー種目に専念することになりました。

JOCの報道では、池江が以前から「チームに貢献したい」という考えを示し、リレーを優先していたことも紹介されています。

この選択には、競技上の意味があります。

競泳のリレーは個人のタイムだけでなく、4人の泳ぎをつなぐチーム競技です。選手それぞれの専門種目やコンディションを踏まえ、チーム全体で結果を目指します。

池江は復帰後、まだ世界大会で個人種目のトップ争いに戻る段階ではありませんでした。しかし、リレーの選考基準を突破する実力を取り戻していました。

東京五輪は、個人種目でかつての実績を追う大会というよりも、まず日本代表の一員として国際舞台に戻る大会だったのです。

「個人種目を辞退した」という理解だけでは不十分で、選考基準を突破したリレーで代表入りし、チームへの貢献を優先したというのが正確な経緯です。

【2021年日本選手権4冠】白血病から復帰した池江が示した競技力

東京五輪代表入りを決定づけた2021年4月の日本選手権は、池江の競技人生における大きな転換点でした。

出場したのは50m・100mの自由形とバタフライの4種目。池江は11レースを泳ぎ、すべての種目で優勝する4冠を達成しました。

日本選手権2021の4種目の結果
種目 決勝タイム 結果
女子100mバタフライ 57秒77 優勝
女子100m自由形 53秒98 優勝
女子50mバタフライ 25秒56 優勝
女子50m自由形 24秒84 優勝

4月4日には女子100mバタフライを制覇。東京五輪のメドレーリレー代表入りを決めました。

続いて4月8日の女子100m自由形でも優勝し、フリーリレーの代表権を獲得。

大会最終日の4月10日には、女子50mバタフライと女子50m自由形でも勝利しました。

特に注目されたのは、50mバタフライがオリンピックの実施種目ではなかったことです。それでも池江はこの種目に出場し、優勝を手にしています。

また、50m自由形では24秒84を記録しましたが、五輪の派遣標準記録には届きませんでした。

4冠の価値は単なる優勝数ではない

この4冠を評価する際、見落とせないのが白血病治療後の競技復帰という背景です。

池江は2018年のアジア大会で6冠を達成し、世界的にも高く評価された選手でした。しかし、2019年に白血病と診断され、競技生活を中断せざるを得なくなります。

その後、2020年8月に実戦復帰し、約8か月後の日本選手権で4種目を制しました。

もちろん、2018年の全盛期と2021年の状態を単純に比較することはできません。

それでも、複数種目で決勝を泳ぎ切り、すべて優勝したことは、競技者としての回復を示す大きな成果でした。

AFP通信も2021年4月11日付の記事で、池江が出場した全4種目を制覇したことを伝えています。

【白血病から東京五輪へ】池江璃花子の復帰までの経緯と転換点

池江璃花子の東京五輪出場を語るうえで、2019年から2021年までの約2年間は欠かせません。

2019年2月、池江は急性リンパ性白血病と診断されました。

当時は日本競泳界の中心選手として活躍しており、東京五輪への期待も高まっていました。しかし、治療に専念するため、競技から離れることになります。

2019年から2024年までの主な経歴
時期・関連人物 出来事 競技上の意味
2019年2月・池江璃花子 急性リンパ性白血病と診断 入院治療を開始
2019年12月・所属先 12月17日に退院を発表 通院治療と体力回復へ
2020年8月・池江璃花子 東京都特別水泳大会に出場 実戦復帰
2021年4月・日本水泳連盟 日本選手権で4冠 リレー2種目の五輪代表権を獲得
2021年7〜8月・日本代表 東京2020に出場 女子メドレーリレー8位
2024年3月・日本代表 パリ五輪代表に内定 個人種目で2大会ぶりの出場
2024年9月・池江璃花子 急性リンパ性白血病の完全寛解を報告 移植後5年の節目
2026年9月・日本代表 アジア大会で3個のメダルを獲得 国際舞台で競技を継続

2019年12月17日、約10か月の入院生活を終えて退院

所属先のルネサンスなどは、2019年12月17日に池江の退院を発表しました。

公式発表によると、当初の化学療法中に合併症を併発し、治療の継続が困難になったため、造血幹細胞移植を実施。その後、寛解状態を維持し、体調が安定したことで退院できたと説明されています。

ただし、退院は競技復帰を意味するものではありません。

当時は通院治療を続けながら、陸上トレーニングを中心とした体力づくりを始める段階でした。プールでの練習再開も未定とされていました。

2020年8月、594日ぶりの実戦復帰

2020年8月29日、池江は東京都特別水泳大会の女子50m自由形に出場しました。

記録は26秒32。

病気の公表前に持っていた日本記録24秒21には及びませんでしたが、594日ぶりに公式レースの舞台に戻ったこと自体が大きな節目でした。

そして翌2021年、日本選手権での4冠と東京五輪代表入りにつながります。

2024年9月25日、完全寛解を報告

池江はパリ五輪を終えた2024年9月25日、急性リンパ性白血病の完全寛解を自身のSNSで報告しました。

報道された本人のメッセージには、移植後5年を迎えたこと、退院後にも身体的・精神的に苦しい時期があったことなどが記されていました。

2019年の診断から5年以上。東京五輪とパリ五輪という2つのオリンピックを経験した後の報告でした。

この経緯を知ると、東京五輪の8位入賞は単なる順位以上の意味を持ちます。長期の治療を経て再び日本代表として世界の舞台に立ち、決勝を泳いだという競技人生の節目だったからです。

【パリオリンピック2024】池江璃花子は個人種目にも復帰!東京大会からの変化

東京五輪から3年後の2024年、池江璃花子はパリオリンピックの日本代表に選ばれました。

大きな変化は、2大会ぶりに個人種目のオリンピック出場権を獲得したことです。

2024年3月18日、競泳のパリ五輪代表選考会で女子100mバタフライの決勝に出場。57秒30で2位となり、派遣標準記録を突破して代表入りを決めました。

JOCは、この代表入りについて、2016年リオ大会以来となる個人種目での五輪出場だと報じています。

パリ五輪2024の競技結果
種目 結果 記録
女子100mバタフライ 準決勝12位 57秒79
混合4×100mメドレーリレー 決勝8位 3分45秒17
女子4×100mメドレーリレー 決勝5位 3分56秒17

女子100mバタフライでは予選を57秒82、全体14位で通過。準決勝では57秒79を記録しましたが、決勝進出には届きませんでした。

一方、リレーでは混合4×100mメドレーリレーと女子4×100mメドレーリレーの両方で決勝進出を果たしています。

特に女子4×100mメドレーリレーでは5位入賞。東京大会の8位から順位を上げました。

東京五輪とパリ五輪の違い
比較項目 東京2020 パリ2024
個人種目 出場なし 女子100mバタフライ
リレー種目 3種目 2種目
決勝進出 女子メドレーリレー 2つのメドレーリレー
最高順位 8位 5位
主な意味 白血病からの復帰と代表復帰 個人種目への再挑戦

東京大会はリレーでの代表復帰、パリ大会は個人種目への復帰という違いがあります。

この比較からも、2021年の東京五輪が競技復帰の第一段階であり、パリ大会がその後の競技力向上を示す舞台だったことが分かります。

【2026年最新】池江璃花子の現在は?日本代表として競技を継続

2026年11月現在、池江璃花子は現役競泳選手として活動を続けています。

2026年には日本選手権、パンパシフィック選手権、愛知・名古屋アジア大会などに出場。東京五輪から5年が経過した現在も、自由形とバタフライを中心に競技を続けています。

2026年の主な競技結果
大会 種目 結果
3月・日本選手権 100mバタフライ 優勝・57秒49
3月・日本選手権 50mバタフライ 優勝・25秒55
3月・日本選手権 50m自由形 優勝・24秒89
6月・日本選手権 50mバタフライ 優勝・25秒85
6月・日本選手権 100mバタフライ 2位・58秒11
8月・パンパシフィック選手権 50mバタフライ 6位
9月・アジア大会 50mバタフライ 銅メダル
9月・アジア大会 混合4×100mメドレーリレー 銀メダル
9月・アジア大会 女子4×100mメドレーリレー 銀メダル

2026年アジア大会では3個のメダル

2026年9月の愛知・名古屋アジア大会では、池江は次の成績を残しました。

- 女子50mバタフライ:25秒97で銅メダル
- 混合4×100mメドレーリレー:3分43秒98で銀メダル
- 女子4×100mメドレーリレー:3分57秒64で銀メダル
- 女子100mバタフライ:58秒25で5位

女子50m自由形は体調不良のため棄権しました。

個人種目とリレーの両方でメダルを獲得し、合計3個のメダルを手にしています。

10月には沖縄の招待スプリント大会にも出場

2026年10月4日には、第2回沖縄県招待スプリント選手権に招待選手として参加しました。

女子50m自由形では優勝。沖縄のジュニア選手たちと競い合うだけでなく、大会前日には小中学生142人を対象とした水泳教室でも指導しました。

琉球朝日放送の報道では、池江が子どもたちの成長に刺激を受け、自身もエネルギーをもらったと振り返っています。

こうした活動は、単に競技記録を追うだけではない現在の姿を伝えています。

トップ選手として泳ぎ続ける一方、次世代の競泳選手に経験を伝える活動にも参加しているのです。

【プロの結論】東京五輪2021の池江璃花子を正しく評価する3つの視点

池江璃花子の東京五輪を振り返る際、押さえておきたい要点は3つあります。

1. 個人種目に出場しなかったことと、個人種目で優勝できなかったことは別の話

2021年の日本選手権では、女子100mバタフライと100m自由形で優勝しています。ただし、五輪の個人種目の派遣標準記録には届かず、リレーの基準を突破して代表入りしました。

つまり、個人種目の競技力がなかったという評価は正確ではありません。

2. 8位入賞はチームとして獲得した正式な五輪成績

女子4×100mメドレーリレーは予選6位で決勝へ進み、最終的に8位となりました。

個人の順位ではなく、チーム4人の記録として残る入賞です。池江の東京五輪の成績を語るときには、この区別が必要です。

3. 2021年だけで競技人生を評価しない

2019年の発病、2020年の復帰、2021年の東京五輪、2024年のパリ五輪、2026年のアジア大会。

この一連の流れを追うと、東京五輪は復帰のゴールではなく、その後の競技人生につながる重要な通過点だったことが分かります。

2026年にはアジア大会で3個のメダルを獲得し、10月にも招待大会で優勝しています。

東京五輪の8位入賞だけを切り取るのではなく、その後も国際舞台で競技を続けていることまで含めて評価することが、池江璃花子の歩みを理解するうえで大切です。

【池江璃花子の東京五輪2021】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:池江璃花子は2021年の東京オリンピックで何種目に出場しましたか?

A1:リレー3種目に出場しました。女子4×100mフリーリレー、女子4×100mメドレーリレー、混合4×100mメドレーリレーです。

Q2:池江璃花子の東京オリンピックでの最高順位は何位ですか?

A2:女子4×100mメドレーリレーの8位です。予選を6位で通過し、決勝で3分58秒12を記録しました。

Q3:池江璃花子が東京五輪で個人種目に出場しなかったのはなぜですか?

A3:日本選手権で個人種目の派遣標準記録を突破できず、リレーの選考基準を突破して代表入りしたためです。また、本人もチームへの貢献を優先する考えを示していました。

Q4:池江璃花子は2021年の日本選手権で何冠を達成しましたか?

A4:4冠です。女子50m・100m自由形、女子50m・100mバタフライの4種目すべてで優勝しました。

Q5:池江璃花子はパリオリンピック2024にも出場しましたか?

A5:出場しました。女子100mバタフライで12位、女子4×100mメドレーリレーで5位、混合4×100mメドレーリレーで8位でした。

Q6:池江璃花子は2026年現在も現役ですか?

A6:はい。2026年9月のアジア大会で銅メダル1個、銀メダル2個を獲得し、10月の沖縄県招待スプリント選手権にも出場しています。

池江璃花子の2021年東京オリンピックでの出場種目は、女子4×100mフリーリレー、女子4×100mメドレーリレー、混合4×100mメドレーリレーの3種目でした。

女子4×100mメドレーリレーでは決勝に進出し、8位入賞。個人種目には出場しませんでしたが、その背景には日本選手権での派遣標準記録とリレー優先の選考事情がありました。

2019年の急性リンパ性白血病の診断から、2020年の実戦復帰、2021年の日本選手権4冠、そして東京五輪出場へ。わずか数年の間に大きな転換点を経験しています。

さらに2024年のパリ五輪では個人種目に復帰し、2026年にはアジア大会で3個のメダルを獲得しました。

東京五輪の8位入賞は、池江璃花子の競技人生の終着点ではありません。再び世界の舞台で戦うための出発点でした。

2026年現在も競技を続ける池江が、これからどのような記録と挑戦を積み重ねていくのか、引き続き注目されます。

主な参照資料:日本オリンピック委員会(JOC)、池江璃花子オフィシャルサイト、日本選手権公式競技記録、東京都江戸川区、横浜ゴム、TBS NEWS DIG、琉球朝日放送。