2025年9月の退所を経て、平井ファラオ光は個人の仕事を「幽秋庵」という窓口で受けながら活動している。
幽秋庵の公式プロフィールに掲載されている活動は、漫才だけではない。
- ピン芸人としての舞台出演
- 落語(チーム志ら乃)
- イベントMC
- 脚本・台本制作
- コラム執筆
- サンリオ関連イベント
- 古代エジプトタロット占い
- コントユニット「大人のお笑い」
- 芸人メタルバンド「HEAVY METAL THUNDER!!!」
特に注目したいのは、本人が芸人としての活動を漫才やテレビ出演だけに限定していないことだ。
公式サイトでは、音楽や美術、落語、舞台など、以前から持っていた興味を仕事につなげている様子がうかがえる。
また、2026年には舞台の長編脚本・演出にも初挑戦。演者としてだけでなく、作品を作る側へも活動の幅を広げている。
2026年の主な活動・公演情報| 時期 | 活動・公演 | 関係者・内容 |
|---|---|---|
| 2025年9月 | サンミュージック退所 | 新道竜巳とともにフリーへ |
| 2025年以降 | 幽秋庵を活動窓口に | 個人の仕事を受け付け |
| 2026年9月23~27日 | 黒と悪魔のねじれた怨 | 初の長編舞台脚本・演出、本人も出演 |
| 2026年10月15~25日 | コインランドリー・コンプレックス | 山崎裕太らと舞台出演 |
| 2026年12月11日 | 平井“ラクゴ”光4 | 立川志ら乃、立川のの一と落語会 |
9月の『黒と悪魔のねじれた怨』は全8公演。10月には『コインランドリー・コンプレックス』にも出演しており、舞台俳優としての活動も続いている。
そして、次の注目公演が12月の落語会だ。
なお、2026年のテレビ出演予定については、公式サイトの出演経歴に過去の番組が掲載されているものの、今後の放送日時まで確定できる情報とは区別して見る必要がある。
【プロフィール・経歴】平井ファラオ光とは何者?馬鹿よ貴方は結成からブレイクまで

平井“ファラオ”光
お笑い芸人・漫才師・脚本家
- 生年月日:1984年3月21日
- 年齢:42歳(2026年11月現在)
- 出身地:神奈川県
- 血液型:O型
- 身長:186cm
- 体重:68kg
- 趣味:音楽鑑賞、絵画鑑賞、サンリオ、喫茶店など
- 特技:古代エジプトタロット占い、ギター、作曲
出典:幽秋庵公式プロフィール、M-1グランプリ公式コンビ情報。
平井ファラオ光の魅力を理解するうえで欠かせないのが、相方の新道竜巳との関係と、コンビ結成後に確立された独特の芸風だ。
2008年に「馬鹿よ貴方は」を結成は、2008年3月1日に結成されたコンビ。
メンバーは次の2人だ。
- 平井“ファラオ”光:ボケ
- :ツッコミ・ネタ作り
2015年の下北沢経済新聞のインタビューでは、2人がそれぞれピン芸人として活動していた時期に知り合い、新道からコンビ結成を持ちかけた経緯が語られている。
興味深いのは、平井自身が当初から現在の芸風だったわけではないという点だ。
本人はインタビューで、結成当初はいろいろなスタイルを試しており、新道と組んでから、自分の雰囲気に合う少し変わった芸風が自然に形になったと振り返っている。
つまり、ファラオ独特のキャラクターは、最初から完成していたものではなく、コンビとして活動する中で育ったものだった。
THE MANZAI 2014からM-1グランプリ2015へ
THE MANZAI 2014
決勝進出。ゆったりとした掛け合いと独特の世界観で注目された。
M-1グランプリ2015
決勝進出。9組中8位、791点を記録した。
2015年のM-1では、決勝進出者の中でも平井の存在感は際立っていた。
公式の決勝リポートでも、独特なボケを連発する様子が取り上げられている。
優勝には届かなかったものの、2年連続で大きな漫才コンテストの決勝に進んだ実績は、コンビの代表的なキャリアとなった。
経歴から読み取れる3つの転換点- 2014年: THE MANZAI決勝進出で知名度を上げる。
- 2015年: M-1グランプリ決勝進出で全国的な認知を獲得する。
- 2025~2026年: フリー転身後、個人の活動窓口を整え、落語や舞台制作へ進出する。
単に所属事務所を変えたというより、芸人として表現できる領域を広げてきた経歴が見えてくる。
【サンミュージック退所の理由】なぜフリーになった?解散説の真相も検証
平井ファラオ光について検索されることが多いのが、サンミュージック退所の理由だ。
2025年9月1日、平井と新道はそれぞれのSNSを通じて、サンミュージックプロダクションから退所することを発表した。
その後、平井は2025年9月8日に自身のnoteでも経緯を説明している。
本人が示した理由は、個人的な判断だった。
「個人的に色々と考えることがあり、今後の己のためにもそれが良しと判断」
加えて、今後は個人の事務所「幽秋庵」として自分に関する仕事を引き受けると説明した。
退所理由について分かっていることここで注意したいのは、退所の背景について、事務所との対立やトラブルが公表されたわけではないことだ。
本人の説明から確認できるのは、今後の自分の活動を考えたうえでの判断だったという点である。
本人は退所後についても、仕事の窓口が変わることを中心に説明している。
したがって、退所を人間関係の悪化や芸能界引退と結びつける根拠はない。
馬鹿よ貴方はは解散したのか?答えは、解散していない。
2025年9月の発表で新道は「解散はしません。退所のみになります」と説明している。
また、平井の幽秋庵公式サイトにも「馬鹿よ貴方は」の活動が掲載され、新道との漫才コンビとして紹介されている。
ここは混同しやすいポイントだ。
| 検索される疑問 | 確認できる事実 |
|---|---|
| サンミュージックを辞めた? | 2025年9月に退所 |
| 芸人を引退した? | 引退していない |
| 馬鹿よ貴方はは解散した? | 解散していない |
| 新しい所属先は? | 幽秋庵を個人の仕事窓口として運営 |
| 退所の具体的な原因は? | 本人は個人的な判断と説明 |
大きな変化は、仕事の受け付けや個人活動の管理を自分の窓口で行うようになったことだ。
幽秋庵には仕事の問い合わせ先が設けられ、舞台、執筆、イベントなどの依頼を受け付けている。
一方、事務所を離れたからといって、漫才コンビとしての活動を捨てたわけではない。
個人活動とコンビ活動を並行させるスタイルが、退所後の大きな特徴になっている。
【芸風の進化】馬鹿よ貴方はから「大人のお笑い」へ
平井ファラオ光の芸風を語るとき、外見のインパクトだけに注目するのは十分ではない。
彼の笑いの特徴は、独特のテンポ、予測しにくい発言、そして一般的な漫才とは異なる間の取り方にある。
独特のボケを生み出す新道竜巳との関係新道竜巳は、コンビのネタ作りを担当してきた人物だ。
2015年のインタビューでは、新道が平井の価値観や雰囲気を踏まえてネタを作ることを語っていた。
平井のボケが単なる奇抜さに終わらず、コンビとして成立している背景には、2人の役割分担がある。
平井の自然な雰囲気と、新道のネタ構成が組み合わさることで、独特の漫才が生まれてきた。
3人組コントユニット「大人のお笑い」平井が参加するもう一つの重要な活動が、コントユニット「大人のお笑い」だ。
メンバーは次の3人。
- 平井“ファラオ”光
-
-
幽秋庵の公式サイトでは、このユニットについて、賞レースやテレビを意識せず、自分たちのお笑いに正直に向き合うことを理念として紹介している。
特に特徴的なのが、次のような表現方法だ。
- 大声に頼らない。
- 明確なツッコミを必ずしも置かない。
- 間と空気感を大切にする。
- 説明しすぎず、観客に想像させる。
- コントだけでなく朗読ネタにも取り組む。
公式サイトでは、こうした表現を「引き」の美学として説明している。
この方向性は、M-1時代から見られた平井の独特なテンポともつながっている。
テレビで瞬間的なインパクトを残す笑いとは異なり、観客が空気を感じながら楽しむタイプの表現だ。
【プロの結論】平井ファラオ光の芸人としての強み平井の強みは、特定のキャラクターだけに依存しない表現の幅にある。
漫才では新道との掛け合い、コントでは間と空気、落語では一人で物語を届ける技術、舞台では脚本や演出という形で、それぞれ違う能力が求められる。
そのため、テレビ出演の多さだけを基準に現在の活躍を評価すると、実際の活動を見落としやすい。
ライブや舞台、落語など、観客と直接向き合う場所にも目を向けることが、現在の平井を理解するポイントだ。
【落語・舞台への挑戦】平井ラクゴ光と立川志ら乃の関係
2026年の活動で特に注目したいのが落語への挑戦だ。
平井は、立川流の落語家であるの指導を受けながら、落語に取り組んでいる。
落語は、基本的に一人の演者が複数の登場人物を演じ分け、声や表情、仕草によって物語を成立させる芸能だ。
コンビ漫才とは異なり、相方のツッコミに頼らず、自分自身の表現だけで観客を引き込まなければならない。
平井にとっては、新しい技術を身につける挑戦でもある。
2026年12月11日「平井“ラクゴ”光4」を開催平井“ラクゴ”光4
2026年12月11日(金)開催予定
開催概要
- 開場:18時40分
- 開演:19時
- 会場:Cafe & Bar オーケストラ(東京都)
- 出演:平井“ファラオ”光、立川志ら乃、立川のの一
- 料金:2,000円
- 別途1ドリンク:600円
- 全席自由・20席限定
出典:TIGET掲載の主催者登録公演情報。
この公演の特徴は、平井自身が主催者となっていることだ。
師匠にあたる立川志ら乃と、その一番弟子の立川のの一も出演する。
単に落語を披露するだけではなく、落語とは何かをトークでも掘り下げる内容となっている。
平井の落語を見守りながら、経験豊富な落語家の高座も楽しめる構成だ。
なお、12月11日の開催は公演情報として告知されているもので、実際の開催状況は主催者の最新案内で確認したい。
初の長編舞台で脚本・演出にも挑戦2026年9月には『黒と悪魔のねじれた怨』で初めて長編舞台の脚本・演出を担当した。
公演は9月23日から27日まで、東京・参宮橋トランスミッションで全8公演。
平井自身も出演者として舞台に立った。
作品は、黒魔術で他人を呪う秘密の会「怨月会」を舞台に、手違いから本物の悪魔を召喚してしまうという物語だ。
ホラーのような世界観を持ちながら、コメディとして展開する構成になっている。
加えて、10月3日付の本人のnoteでは、この作品を振り返っている。
本人は、舞台ではコントと違い、照明、音響、場面転換なども含めて考える必要があると説明していた。
また、作品づくりで意識したものとして「緊張の緩和」を挙げている。
表面的にはダークな世界観でありながら、物語自体はコメディにするという発想だ。
この説明からは、平井が漫才やコントで培ってきた笑いの感覚を、舞台脚本にも応用していることが分かる。
【サンリオ好きの意外な素顔】平井ファラオ光とクロミの関係
平井ファラオ光のもう一つの有名な顔が、熱心なサンリオファンであること。
特に好きなキャラクターとして知られているのが、クロミだ。
幽秋庵の公式プロフィールにも、サンリオとクロミ好きが趣味として掲載されている。
一見すると、古代エジプトやヘヴィメタルを好む独特な風貌の芸人と、かわいらしいサンリオキャラクターは正反対に見える。
しかし、本人のインタビューを読むと、単なるギャップ狙いではないことが分かる。
サンリオにハマったのは34歳のとき2023年のXD MAGAZINEのインタビューでは、サンリオに興味を持ったきっかけや、ピューロランドの楽しみ方について詳しく語っている。
サンリオに夢中になったのは34歳のころ。
きっかけは、後輩芸人のカズレーザーから「サンリオ好きだったら面白そう」と勧められたことだった。
最初は軽い興味だったものの、キャラクターの設定や歴史を調べるうちに、深くのめり込んでいったという。
本人は、音楽や歴史と同じように、サンリオについてもキャラクターが生まれた背景や昔の資料まで調べるほど知識欲が強いと話している。
なぜクロミが好きなのか?クロミの特徴は、黒を基調としたデザインと、いたずら好きで少し反抗的な性格だ。
平井は、ほかのキャラクターとは異なるクロミの異端的な魅力や、ツンデレな性格に惹かれたことをインタビューで説明している。
また、サンリオキャラクターのプロフィールや設定には、芸人としてツッコミたくなるような面白さもあるという。
つまり、かわいいものを愛でるだけでなく、キャラクターの設定や背景を読み解くことも楽しんでいるのだ。
この趣味は、平井の芸風にも通じる部分がある。
一見すると奇妙なものや、少しずれたものに面白さを見つける感覚だ。
サンリオ好きという一面も、平井ファラオ光という人物を形づくる大切な要素になっている。
【平井ファラオ光に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:平井ファラオ光は2026年現在、何をしている?
A1:フリーの芸人として、馬鹿よ貴方はの漫才、ピンでの舞台出演、落語、脚本・演出、執筆、コントユニット「大人のお笑い」などで活動している。個人の仕事窓口は幽秋庵。
Q2:平井ファラオ光はサンミュージックをなぜ退所した?
A2:本人は2025年9月のnoteで、個人的にさまざまなことを考え、今後の自分のために決断したと説明している。事務所とのトラブルが退所理由だったという公式発表はない。
Q3:馬鹿よ貴方はは解散した?
A3:解散していない。新道竜巳と平井ファラオ光は2025年9月にサンミュージックを退所したが、コンビは継続している。
Q4:平井ファラオ光は落語家になった?
A4:落語家への転身を発表したわけではない。立川志ら乃の指導を受けながら、芸人として落語に挑戦している。
Q5:平井ファラオ光の2026年の出演予定は?
A5:2026年12月11日に「平井“ラクゴ”光4」の開催が告知されている。立川志ら乃、立川のの一と共演する予定。
Q6:平井ファラオ光は本当にサンリオ好き?
A6:本当だ。本人のインタビューや幽秋庵の公式プロフィールでもサンリオ好きが紹介されており、特にクロミを推している。
2026年の平井ファラオ光を理解するキーワードは、独立、表現の拡張、そして新しい芸への挑戦だ。
2014年のTHE MANZAI、2015年のM-1グランプリで決勝進出を果たした「馬鹿よ貴方は」のボケ担当として知られる一方、現在は個人の仕事窓口である幽秋庵を通じて、さまざまな活動に取り組んでいる。
2025年のサンミュージック退所はコンビ解散ではなく、活動の窓口を変える決断だった。
2026年には初の長編舞台脚本・演出を経験し、10月の舞台出演を経て、12月には立川志ら乃との落語会も予定されている。
さらに「大人のお笑い」では、テレビや賞レースとは異なる笑いの表現を追求している。
今後の平井ファラオ光を見るうえで注目したいのは、テレビ出演の本数だけではなく、どのような作品を作り、どんな舞台で自分の表現を磨いていくかという点だ。
M-1決勝で注目された独特のボケは、落語や演劇という新しい表現の場でどう進化するのか。
漫才師としての実績を土台に、脚本家、演出家、落語に挑む芸人として活動する平井ファラオ光の次の展開に期待したい。