ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【THE W 2024の優勝者】にぼしいわしが903組の頂点に立った理由

【THE W 2024の優勝者】にぼしいわしが903組の頂点に立った理由

桂木 洋 桂木 洋 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次


優勝:

- 香空(きょうから)にぼし
- 伽説(ときどき)いわし
- 結成:2013年
- 所属:フリー
- 第8代THE W女王

にぼしいわしは、高校時代の同級生だった2人が結成したお笑いコンビだ。大阪NSCを経て2013年にプロデビューし、2020年からフリーで活動。2023年には活動拠点を東京に移している。

日本テレビの公式ファイナリスト紹介によると、2024年大会は2人にとって4度目の決勝進出だった。過去の挑戦を経て、ついに悲願の優勝を実現したことになる。

にぼしいわしの優勝が特別だった3つのポイント

1.漫才2本で優勝した

THE Wは漫才だけでなく、コント、ピン芸、モノマネ、パフォーマンスなど、ジャンルを問わず参加できる大会だ。

その中で、にぼしいわしは2本とも漫才を披露して優勝した。

QJWebの2025年2月のインタビュー記事でも、2本の漫才で優勝したコンビは2024年大会が初めてだったと紹介されている。

2.2人ならではの会話の面白さを磨いた

日本テレビの公式インタビューで、いわしはTHE Wで勝つために漫才の魅力を研究し、しゃべくりの良さとコンビ独自の空気感を意識したネタを2本用意したと説明している。

にぼしも、普段から2人の会話がかみ合わないことが漫才に生かされていると語っていた。

日常の会話を出発点にしながら、2人のやり取りを笑いへと発展させるスタイルが持ち味だ。

3.フリー芸人としての挑戦を結果につなげた

にぼしいわしは芸能事務所に所属せず活動していた。

日本テレビの公式インタビューでは、いわしが事務所から紹介されるオーディションがないため、賞レースで結果を残すことが売れるために必要だと語っている。

優勝後の会見でも、フリーとして認知度を高め、ライブ活動につなげていきたいという考えを示した。

つまり、今回の優勝は単なる賞金獲得ではない。劇場を中心に活動してきた2人にとって、全国的な知名度を獲得する大きな転機でもあった。

【903組から選ばれた12組】THE W 2024ファイナリスト一覧

thew2024

2024年大会には、過去最多となる903組がエントリーした。

2024年11月20日にファイナリストが発表され、38組が参加した準決勝を突破した12組が決勝へ進出。所属事務所の有無や芸歴、ネタのジャンルを問わない大会らしく、異なる芸風の芸人がそろった。

決勝進出者12組と所属
ファイナリスト 所属
足腰げんき教室 ワタナベエンターテインメント
エルフ 吉本興業
河邑ミク 松竹芸能
おかずクラブ 吉本興業
キンタロー。 フリー
紺野ぶるま 松竹芸能
忠犬立ハチ高 グレープカンパニー
にぼしいわし フリー
もじゃ ソニー・ミュージックアーティスツ
ぼる塾 吉本興業
やました 吉本興業
レモンコマドリ トゥインクル・コーポレーション

この12組のうち、足腰げんき教室、キンタロー。、忠犬立ハチ高、もじゃ、やました、レモンコマドリの6組は決勝初出場だった。初進出組と経験豊富な実力者が同じ舞台で競う構成になっていた。

ファイナリストの注目ポイント

- にぼしいわし: 4度目の決勝進出。しゃべくり漫才で頂点を狙った。
- 紺野ぶるま: 2019年以来、5年ぶりの決勝進出。最終決戦まで勝ち上がった。
- 忠犬立ハチ高: 初の決勝進出ながらCブロックを圧倒的な結果で突破。
- エルフ: テレビや劇場でも活躍するコンビ。Cブロックで忠犬立ハチ高と対戦した。
- ぼる塾: 決勝経験を持つ人気トリオ。Aブロックでやました、にぼしいわしと対戦した。
- キンタロー。: ものまねを含む幅広い表現力で注目を集めた。

決勝進出者の顔ぶれを見ると、THE Wが漫才師だけの大会ではなく、さまざまな形式の笑いを競うコンテストであることが分かる。

【A〜Cブロックの勝ち上がり】決勝結果と最終決戦の全貌

THE W 2024の決勝は、12組を4組ずつA・B・Cの3ブロックに分ける形式で実施された。

各ブロックでは、ネタを披露するたびに投票が行われ、勝ち残った芸人が次の対戦へ進む。審査員6人の票に視聴者投票1票を加えた合計7票で勝敗を決めた。

各ブロックの勝者3組が、最後の最終決戦に進出する仕組みだった。

Aブロック:にぼしいわしが勝ち上がり

ブロック勝者:にぼしいわし

対戦 投票結果 勝者
やました vs ぼる塾 5対2 やました
やました vs にぼしいわし 2対5 にぼしいわし
にぼしいわし vs もじゃ 5対2 にぼしいわし

Aブロックでは、やましたが最初の対戦でぼる塾を破った。

しかし、続くにぼしいわしとの対戦では、にぼしいわしが5票を獲得。加えて、もじゃとの対戦にも5対2で勝利し、最終決戦への切符を手にした。

Bブロック:紺野ぶるまが勝ち上がり

ブロック勝者:紺野ぶるま

対戦 投票結果 勝者
レモンコマドリ vs おかずクラブ 3対4 おかずクラブ
おかずクラブ vs 紺野ぶるま 2対5 紺野ぶるま
紺野ぶるま vs キンタロー。 4対3 紺野ぶるま

Bブロックは接戦が目立った。

最初の対戦では、おかずクラブがレモンコマドリを4対3で下した。その後、紺野ぶるまが5票を獲得しておかずクラブに勝利。

最後のキンタロー。との対戦は4対3という僅差だったが、紺野ぶるまが逃げ切った。

Cブロック:忠犬立ハチ高が圧倒的な勝ち上がり

ブロック勝者:忠犬立ハチ高

対戦 投票結果 勝者
忠犬立ハチ高 vs エルフ 5対2 忠犬立ハチ高
忠犬立ハチ高 vs 足腰げんき教室 7対0 忠犬立ハチ高
忠犬立ハチ高 vs 河邑ミク 7対0 忠犬立ハチ高

Cブロックでは、忠犬立ハチ高が存在感を示した。

初戦でエルフを5対2で破ると、続く足腰げんき教室、河邑ミクとの対戦では、いずれも7対0の満票を獲得。

3連勝で最終決戦に進出した。

特に2連続の7対0は、審査員6人と視聴者投票のすべてを獲得した結果であり、初出場ながら強烈な印象を残した。

最終決戦:にぼしいわしが4票を獲得

最終決戦に進んだのは、次の3組だ。

1. にぼしいわし(Aブロック)
2. 紺野ぶるま(Bブロック)
3. 忠犬立ハチ高(Cブロック)

最終決戦では改めてネタを披露し、審査員6人と視聴者投票による7票で優勝者を決定した。


THE W 2024 最終決戦・投票結果


1位 にぼしいわし

4票






優勝・第8代女王


2位 紺野ぶるま

2票






準優勝


3位 忠犬立ハチ高

1票






3位
出典:ORICON NEWS、お笑いナタリーなどの決勝結果報道。

審査員の投票先は次のとおりだった。

- にぼしいわし:田中卓志、野田クリスタル、渡辺江里子、森田哲矢
- 紺野ぶるま:川島明、笑い飯・哲夫
- 忠犬立ハチ高:視聴者投票

にぼしいわしは審査員から4票を獲得し、視聴者票を得た忠犬立ハチ高、審査員2人の票を得た紺野ぶるまを上回った。

この結果、にぼしいわしが8代目女王に決定。903組の頂点に立った。

【審査員・出演者・放送時間】THE W 2024の大会概要を整理

大会の評価を考えるうえで、審査員の顔ぶれや視聴者投票の仕組みも押さえておきたい。

2024年大会では、漫才やコントなど異なるジャンルの芸を評価できるよう、お笑い芸人を中心とした6人が審査を担当した。

THE W 2024の審査員6人


麒麟。テレビ番組の司会でも知られる。


アンガールズ。独自の観察眼と分析力を持つ。


笑い飯。漫才師としての経験を持つ。


阿佐ヶ谷姉妹。女性芸人としての視点から審査。


マヂカルラブリー。独自の発想を生かす芸風で知られる。


さらば青春の光。芸人・プロデューサーとしても活動。

このうち渡辺江里子と森田哲矢は、2024年大会で初めて審査員を務めた。

司会・大会サポーター
役割 出演者
MC 後藤輝基(フットボールアワー)
MC 黒田みゆ(日本テレビアナウンサー)
大会サポーター 山添寛(相席スタート)
大会サポーター コットン

放送日・放送時間・賞金


2024年12月10日(火)


19:00~21:54


生放送

- 放送局:日本テレビ系列
- 番組名:女芸人No.1決定戦 THE W 2024
- 優勝賞金:1,000万円
- 副賞:日テレ系人気番組出演権・冠特番など

大会の基本情報と関係者一覧

大会の仕組みを、関係する人物・組織とあわせて整理すると次のようになる。

区分 人物・対象 役割・内容 主催・放送 日本テレビ 大会制作・全国生放送 優勝者 にぼしいわし 903組中の優勝者 準優勝 紺野ぶるま Bブロック勝者 最終決戦進出 忠犬立ハチ高 Cブロック勝者・3位 審査員 川島・田中・哲夫・渡辺・野田・森田 各ブロックと最終決戦を審査 MC 後藤輝基・黒田みゆ 決勝番組の進行 視聴者 国民投票 審査に1票を加算 賞金 1,000万円 優勝ユニットに贈呈

視聴者投票はどのように行われた?

THE W 2024では、テレビのリモコンにあるdボタンを利用した視聴者投票が実施された。

審査員の専門的な評価だけでなく、テレビの前でネタを見ている視聴者の反応も勝敗に反映される仕組みだ。

視聴者票は審査員6人の票と同じく1票として扱われる。実際に最終決戦では、忠犬立ハチ高が視聴者票を獲得している。

この方式には、芸人やお笑い関係者による評価と、一般視聴者の笑いの感覚を同じ舞台で比較できる特徴がある。

【THE W歴代優勝者一覧】2017年から2025年までの女王たち

THE Wは2017年にスタートした日本テレビ主催のお笑い賞レースだ。

2024年のにぼしいわしは8代目王者にあたる。翌2025年にはニッチェが優勝し、9代目女王となった。

歴代優勝者一覧
開催年 優勝者 大会回
2017年 ゆりやんレトリィバァ 第1回
2018年 阿佐ヶ谷姉妹 第2回
2019年 3時のヒロイン 第3回
2020年 吉住 第4回
2021年 オダウエダ 第5回
2022年 天才ピアニスト 第6回
2023年 紅しょうが 第7回
2024年 にぼしいわし 第8回
2025年 ニッチェ 第9回

歴代王者を見ると、ピン芸人、コンビ、トリオと、優勝者の形態はさまざまだ。

THE Wは漫才だけを評価する大会でも、コントだけを評価する大会でもない。多様な芸風に優勝の可能性が開かれていたことが、歴代王者の顔ぶれにも表れている。

2025年はニッチェが優勝

2025年大会では、エントリー数がさらに増加し、過去最多の1,044組となった。

優勝したのはニッチェ。芸歴を重ねたコンビが9代目女王に輝いた。

2024年のにぼしいわし、2025年のニッチェと、異なる芸風・キャリアのコンビが続けて優勝したことは、THE Wの幅広い競技性を示す事例でもある。

2026年のTHE Wは開催される?

2026年は開催見送り

2026年11月現在、THE Wの2026年大会は開催されていない。

2026年7月13日の日本テレビ定例会見で、岡部智洋常務執行役員は今年の開催を行わないと説明。2017年から9回開催し、女性芸人の活躍の場を広げ、スター発掘にも貢献してきた一方、大会として一定の役割を果たしたとの判断を示した。

また、9月10日の日本テレビ改編説明会では、コンテンツ戦略局の担当者が開催見送りについて、男女の制限がないコンテスト「ダブルインパクト」に注力する考えを説明した。

今後のTHE Wの実施可能性については「いまお答えできることはございません」としている。

したがって、2026年11月時点では、THE Wの定期開催が継続しているとはいえない。復活や不定期開催についても、具体的な決定事項は発表されていない。

【プロの結論】THE W 2024が残したお笑い賞レースとしての意味

THE W 2024を振り返るうえで、単に「にぼしいわしが優勝した大会」とだけ捉えるのは十分ではない。

注目すべきなのは、903組という過去最多の参加者、異なるジャンルの芸人が競う決勝方式、そして漫才2本で優勝したにぼしいわしの存在だ。

1.芸風の違いを競争力に変えた大会だった

THE Wは漫才、コント、ピン芸、モノマネなど、ジャンルを限定しない。

そのため、芸人は自分たちの得意分野を生かして戦える。

にぼしいわしは漫才に特化した戦略を取り、忠犬立ハチ高はCブロックで満票を2度獲得した。紺野ぶるまもBブロックの接戦を制して最終決戦へ進んでいる。

それぞれ異なる強みが決勝に集まったことが、2024年大会の見どころだった。

2.フリー芸人にも大きなチャンスを与えた

にぼしいわしの優勝は、芸能事務所に所属していない芸人が頂点に立った事例としても注目された。

事務所に所属しているかどうかだけでなく、ネタの完成度や舞台での表現力によって評価される大会の性格が、結果に表れている。

賞レースでの実績が、劇場の集客や知名度向上につながるという2人の考え方も、現在の芸人の活動スタイルを考えるうえで興味深い。

3.視聴者投票とプロ審査の違いも見逃せない

最終決戦では、審査員4人がにぼしいわし、2人が紺野ぶるま、視聴者が忠犬立ハチ高に投票した。

この結果は、審査員と一般視聴者の評価が必ずしも一致するわけではないことを示している。

視聴者票を含む7票制は、テレビ番組としての参加感を生み出す一方、プロの評価だけでは測れない笑いの受け止め方も反映する。

大会結果を理解する際には、最終順位だけでなく、ブロックごとの票数や最終投票の内訳まで見ることが大切だ。

【THE W 2024】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:THE W 2024の優勝者は誰ですか?

にぼしいわしです。香空にぼしと伽説いわしによるお笑いコンビで、2024年12月10日の決勝で紺野ぶるま、忠犬立ハチ高を破り、第8代女王になりました。

Q2:THE W 2024の準優勝は誰ですか?

紺野ぶるまです。Bブロックを勝ち抜いて最終決戦に進出し、最終投票で2票を獲得しました。

Q3:THE W 2024のファイナリストは何組ですか?

12組です。足腰げんき教室、エルフ、河邑ミク、おかずクラブ、キンタロー。、紺野ぶるま、忠犬立ハチ高、にぼしいわし、もじゃ、ぼる塾、やました、レモンコマドリが出場しました。

Q4:THE W 2024の審査員は誰ですか?

麒麟・川島明、アンガールズ・田中卓志、笑い飯・哲夫、阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子、マヂカルラブリー・野田クリスタル、さらば青春の光・森田哲矢の6人です。

Q5:THE W 2024の優勝賞金はいくらですか?

1,000万円です。副賞として日テレ系人気番組への出演権や冠特番なども用意されていました。

Q6:THE W 2024はいつ放送されましたか?

2024年12月10日(火)の19時から21時54分まで、日本テレビ系列で生放送されました。

Q7:THE W 2026は開催されますか?

2026年大会は開催見送りとなりました。日本テレビは2026年7月の会見で大会の役割について説明し、9月の会見でも今後の実施については未定としています。

THE W 2024は、過去最多の903組が参加し、12組のファイナリストが競い合った大会だった。

最終決戦に進んだのは、にぼしいわし、紺野ぶるま、忠犬立ハチ高の3組。最終投票で4票を獲得したにぼしいわしが優勝し、1,000万円の賞金と第8代女王の称号を手にした。

特に、2本とも漫才で優勝したこと、フリーで活動するコンビが初めて頂点に立ったことは、2024年大会を象徴する出来事だった。

2025年にはニッチェが優勝し、2026年には大会の開催が見送られるという大きな変化も起きている。

THE W 2024は、女性芸人の活躍の場を広げてきた大会の歴史において、にぼしいわしというコンビの実力と挑戦が鮮明に刻まれた一戦だった。

主な参考資料:日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」公式大会情報・ファイナリスト紹介・審査員発表、お笑いナタリー、ORICON NEWS、日刊スポーツ、QJWeb、FANY Magazine。

同じカテゴリの記事

桂木 洋

映画・ドラマの公開情報を担当。配給会社のプレスシートと公式サイト記載を基準に、あらすじと配役をまとめます。

おすすめの関連記事