2026年現在、ロッテ二軍の従来の本拠地は埼玉県さいたま市南区にあるロッテ浦和球場だ。ZOZOマリンスタジアムとは異なり、選手との距離が近い小規模な球場で、若手選手のプレーを身近に見られる場所として知られている。
ロッテ浦和球場の基本情報とアクセス球団公式の施設案内によると、球場の所在地は埼玉県さいたま市南区沼影3-8-3。JR武蔵浦和駅から徒歩約10分でアクセスできる。
ロッテ浦和球場 基本情報
所在地
埼玉県さいたま市南区沼影3-8-3
最寄り駅
JR武蔵浦和駅
駅からの所要時間
徒歩約10分
両翼
96m
中堅
122m
ファーム公式戦入場料
球団公式施設案内に基づく情報。
注意したいのは、一般観客向けの駐車場がないことだ。車で訪れる場合は周辺の有料駐車場を利用する必要がある。駅から徒歩圏内のため、公共交通機関での来場が便利だ。
また、観覧席は一塁側・三塁側に少数の椅子が設けられている程度。大規模球場のような充実した座席設備を期待するのではなく、コンパクトな観戦環境を理解したうえで訪れたい。
2026年から適用される観戦ルール2026年のロッテ浦和球場では、球団が定めた新しい観戦ルールが適用されている。公式戦だけでなく、練習やイベントの見学にも関係するため、来場前に確認しておきたい。
- 座席:全席自由席。ほかの観客と譲り合って利用する。
- 飲食物:原則として持ち込み可能。ゴミは各自で持ち帰る。
- 持ち込み禁止:ビン、缶、クーラーボックス、酒類、危険物など。
- 応援:トランペット、太鼓、笛などの鳴り物は禁止。
- 撮影・観戦:フラッシュなど試合進行を妨げる行為は禁止。
- その他:全面禁煙。ファウルボールを追いかけて拾う行為も禁止。
特に気を付けたいのが、三脚や大きな荷物による座席・通路の占有、視界を遮る応援ボードなどだ。球場はコンパクトなため、周囲への配慮が通常以上に求められる。
2026年の観戦ルールでは、違反した場合に退場や入場禁止などの措置が取られる可能性も示されている。選手に近い環境だからこそ、ファンと選手の双方が安心して過ごせるマナーが大切だ。
ロッテ二軍の試合はどこで見られる?放送・配信サービス現地観戦が難しい場合は、球団公式のファーム放映スケジュールを確認するとよい。2026年9月のロッテ浦和開催試合では、次の放送・配信サービスが掲載されていた。
インターネット配信
インターネット配信
インターネット配信
テレビ放送
2026年9月の球団公式放映スケジュール掲載例。全試合が全サービスで配信されるわけではない。
実際に9月15日から17日にロッテ浦和で開催された楽天戦では、CATV296、イージースポーツ、DAZN、Rakuten パ・リーグ Specialが放映メディアとして掲載されていた。
注意点は、二軍戦の配信対象が試合ごとに異なること。サービスの契約状況だけで判断せず、見たい試合の日付と対戦相手を指定して、球団の放映スケジュールを確認するのが確実だ。
【CO-FIELD KIMITSU】ロッテ二軍の移転計画はどう進む?2030年新拠点の全貌

2026年のロッテ二軍を語るうえで、最も大きな将来の転換点が千葉県君津市へのファーム本拠地移転だ。
現在のロッテ浦和球場から、君津市貞元地区に整備する新施設「CO-FIELD KIMITSU」へ移転する計画が進んでいる。目標は2030年1月末の供用開始。2026年11月時点では、まだ新球場が完成しているわけではない。
ロッテ二軍の移転はなぜ決まった?移転計画の出発点は2024年2月16日。千葉ロッテマリーンズは、さらなるチーム強化に向けた選手育成拠点の整備を目的として、ファーム本拠地の移転先を自治体から公募した。
君津市の公式発表によると、応募した自治体は31自治体。各自治体との意見交換やプレゼンテーションを経て、2025年3月25日に君津市が移転先候補に決定した。
同年4月10日には、君津市と球団が基本協定を締結。施設の整備や土地の利用、地域との連携について役割分担が定められた。
背景には、ロッテ浦和球場の施設面の課題もある。1989年から使用されてきた施設は老朽化が進み、観客席の少なさや練習用グラウンド、選手寮などのスペース面で制約があったと報じられている。
つまり、今回の移転は単に本拠地を埼玉県から千葉県へ戻すという話ではない。選手が日常的に練習し、生活し、実戦に臨む環境そのものを再構築する計画だ。
2026年7月に整備基本計画が発表2026年7月1日、君津市は「(仮称)貞元総合公園整備基本計画」を公表した。球団はこの計画に「CO-FIELD KIMITSU」というプロジェクト名を掲げ、2030年の開業に向けて君津市との連携を継続すると発表している。
君津市の公式資料で示された計画地は、君津市貞元・中富地区の一部。公園部分は約14.4ヘクタールで、選手寮を含む整備予定地は約14.8ヘクタールとなる。
計画されている主な施設・機能は次のとおりだ。
スタジアムゾーン
ファーム公式戦を開催する観客席付き野球場。チケット売り場、飲食・物販施設なども整備する計画。
トレーニングゾーン
球団が使用する練習用グラウンドや屋内練習場など。一般来園者による練習見学も想定されている。
クラブハウスゾーン
選手用ロッカー、トレーニングルーム、球団事務機能などを設ける。カフェなど一般利用施設も計画されている。
緑の広場ゾーン
芝生広場や子ども向け遊具などを整備し、野球観戦以外の目的でも利用できる公園を目指す。
特に注目したいのは、施設を選手専用の閉じた空間にしないという考え方だ。君津市の基本計画には、地域の医療・教育機関と連携した健康増進プログラムや、防災機能を持つ公園としての役割も盛り込まれている。
駐車場は約600台を想定。ZOZOマリンスタジアムの約6個分に相当する規模の公園として計画されている。
CO-FIELD KIMITSUのアクセスは?新施設の予定地はJR君津駅から約1km。君津市の基本計画では、君津駅南口から徒歩約10分、君津インターチェンジから車で約8分と案内されている。
新ファーム施設のアクセス予定
JR君津駅南口
徒歩約10分
君津IC
車で約8分
ZOZOマリンスタジアム
車で約50分
君津市の基本計画に記載されたアクセス目安。開業後の交通案内・運行状況は別途確認が必要。
現在の武蔵浦和駅から徒歩約10分というアクセスと比べると、鉄道駅からの徒歩時間は大きく変わらない。一方で、約600台の駐車場を整備する計画は、車で訪れるファンにとって大きな違いになる。
事業費約208億円と今後のスケジュールCO-FIELD KIMITSUは、野球場だけを建設するプロジェクトではない。君津市が進める総合公園整備と球団の育成施設整備を組み合わせた官民連携事業だ。
2026年6月時点の概算事業費は約208億円。君津市がすべてを負担する構造ではなく、球団は施設使用料などを30年間にわたって負担する予定で、ふるさと納税や寄附などによって市の負担を軽減する方針も示されている。
ただし、約208億円は基本計画段階の試算であり、最終的な事業費や負担額が確定した数字ではない。公共施設としての便益と、球団の育成拠点としての投資効果を分けて検証する必要がある。
2026年10月には君津市内で巡回パネル展示やアンケート調査も実施された。市民に計画を説明し、意見を集める段階にあることがうかがえる。
2024年2月16日
球団がファーム本拠地の移転先を自治体から公募。
2025年3月25日
31自治体の応募を経て、君津市が移転先候補に決定。
2025年4月10日
君津市と千葉ロッテマリーンズが基本協定を締結。
2026年7月1日
CO-FIELD KIMITSUの整備基本計画が発表。
2026年9~10月
君津市内で計画の巡回展示・アンケート調査を実施。
2030年1月末
新ファーム施設の供用開始を目指す。
新施設の最大の価値は、練習場所の数や設備だけではない。試合、練習、身体づくり、生活を同じ拠点に集約し、選手が継続的に成長できる環境を整えることにある。
ファームでは、投手が登板間隔を調整しながらフォームや球種を改善し、野手は打撃・守備・走塁を反復して課題を修正する。屋内練習場や複数のグラウンドが十分に確保されれば、天候や試合日程に左右されにくい練習計画を組みやすくなる。
また、選手寮やクラブハウスを含めた整備は、若手選手の生活面にも関係する。練習後の身体のケアや栄養管理、休養、コンディショニングまで含めた育成環境の改善が期待される。
ただし、設備を新しくするだけで一軍の戦力が自動的に強化されるわけではない。重要なのは、施設の性能を指導方針や選手個々の成長計画にどう結び付けるかだ。
CO-FIELD KIMITSUの真価は、2030年の開業時にどれだけ立派な球場ができたかだけではなく、その後に何人の選手が一軍で定着し、チームの戦力として成長するかによって測られる。
【ロッテ二軍に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ロッテ二軍の2026年の最終順位は何位?
A1:ファーム・リーグ東地区3位。114試合で51勝56敗7分、勝率.477だった。優勝した北海道日本ハムとは12.5ゲーム差でシーズンを終えた。
Q2:ロッテ二軍の試合は無料で観戦できる?
A2:ロッテ浦和球場で開催されるファーム公式戦は、球団公式案内では入場無料。全席自由席だが、観覧用の椅子は少ない。一般向け駐車場もないため、武蔵浦和駅から徒歩で向かうのが便利だ。
Q3:ロッテ二軍の試合はDAZNで見られる?
A3:2026年の球団公式放映スケジュールにはDAZNが掲載されている。ただし、すべての試合が配信対象とは限らない。対戦カードごとに放映予定を確認したい。
Q4:ロッテ二軍の本拠地はいつ君津市に移転する?
A4:君津市のCO-FIELD KIMITSU計画では、2030年1月末の供用開始を目標としている。2026年11月現在は整備計画の段階で、ロッテ浦和球場からの移転は完了していない。
Q5:CO-FIELD KIMITSUは一般のファンも利用できる?
A5:基本計画では、観客席付きスタジアムでの試合観戦に加え、カフェなどの一般利用施設や公園の整備が想定されている。トレーニングゾーンでは練習見学も計画されている。ただし、実際の利用条件や営業内容は開業に向けた詳細発表を待つ必要がある。
Q6:2026年に育成選手から支配下登録されたロッテの選手は?
A6:確認できる主な移行選手は、6月5日の山﨑剛、7月30日の森遼大朗と髙橋快秀。支配下登録は一軍への出場資格に関係する契約上の変更であり、一軍出場選手登録とは異なる。
2026年の千葉ロッテマリーンズ二軍は、ファーム・リーグ東地区3位でシーズンを終えた。51勝56敗7分、勝率.477という成績は、優勝を争うには課題を残したものの、若手選手にとっては実戦経験を積み、成長を示す機会となった。
個人成績では櫻井ユウヤの102試合出場や6本塁打、育成選手から支配下登録へ移行した山﨑剛、森遼大朗、髙橋快秀の動きが注目材料だ。今後は一軍での出場機会や定着につながるかが評価のポイントになる。
そして、球団の中長期戦略を左右するのがCO-FIELD KIMITSUへの移転だ。2026年7月に基本計画が発表され、2030年1月末の開業を目指している。新球場、複数の練習施設、屋内練習場、クラブハウス、選手寮を備える構想は、現在の浦和球場が抱える施設面の制約を解消する可能性を持つ。
ロッテ二軍の今後を追うなら、単に順位表や勝敗だけを見るのでは不十分だ。注目すべきなのは、次の3つの指標である。
- 競技面:チーム打率、防御率、若手の出場数、育成選手の支配下登録、一軍定着者の人数。
- 育成面:投手の登板機会、野手の打席数、守備力、故障予防やコンディショニングの改善。
- 施設面:CO-FIELD KIMITSUの事業費、工事の進捗、開業時期、地域住民とファンの利用環境。
2026年はリーグ制度が変わり、球団の育成拠点も大きく変わろうとしている過渡期だ。2027年以降の成績と2030年の新施設開業がどのようにつながるのか。ロッテの将来を占ううえで、ファームの動向は一軍と同じくらい追いかける価値がある。