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『良いこと悪いこと』の犯人は誰?最終回の真相と10.5話・2026年発売情報を徹底解説

相沢 里奈 相沢 里奈 • 更新: • 公開: • 読了約 26 分
目次

日本テレビ系ドラマ『良いこと悪いこと』(読み:いいことわるいこと)は、顔を塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに、小学校時代の同級生たちが次々と不審死を遂げる考察ミステリーです。2025年10月11日に放送が始まり、間宮祥太朗と新木優子のW主演、森本慎太郎ら豪華キャスト、そしてポルノグラフィティの主題歌「アゲハ蝶」も話題を集めました。

全10話の放送を終えた2026年11月現在、注目されているのは真犯人の正体、最終回で明かされた過去のいじめと復讐の関係、Hulu限定の10.5話、そして2026年に発売されたBlu-ray・DVD BOXとシナリオブックです。物語の伏線から登場人物の関係性、結末の意味まで、作品を振り返りながら整理します。

【作品概要】『良いこと悪いこと』のあらすじは?顔を塗りつぶされた卒業アルバムの謎

いいことわるいこと

『良いこと悪いこと』は、日本テレビ系の2025年10月期土曜ドラマとして制作されたサスペンス・ミステリー作品です。

脚本を担当したのはガクカワサキ。演出は狩山俊輔、滝本憲吾、長野晋也が務め、日本テレビが製作著作を担当しています。

物語の中心となるのは、小学校の同窓会で再会した元6年1組の同級生たちです。

物語の始まりは22年前のタイムカプセル

主人公の高木将(間宮祥太朗)は、小学生時代にクラスを率いるリーダー的存在で、「キング」というあだ名で呼ばれていました。

同窓会で22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こした高木たち。しかし、その中から出てきた卒業アルバムには、6人の顔が黒く塗りつぶされていました。

その後、アルバムに関係する同級生たちが次々と不審な死を遂げ始めます。

事件の真相を追うために高木が手を組むのが、かつての同級生である猿橋園子(新木優子)です。

園子は小学校時代に「どの子」と呼ばれていた転校生。高木たちとの間には、簡単には語れない過去の因縁がありました。

事件を追うほどに浮かび上がるのは、忘れられた同級生、子ども時代のいじめ、そして大人になっても消えなかった心の傷です。

単純に犯人を探すだけではなく、加害者が自分の行為をどう記憶し、被害者がその出来事をどう受け止めてきたのかが、物語の大きな軸になっています。日本テレビの公式番組紹介でも、卒業アルバムを発端とする不審死と、高木・園子が真相解明に動く構図が紹介されています。

作品の基本情報
項目 内容
作品名 良いこと悪いこと
読み方 いいことわるいこと
放送局 日本テレビ系
放送開始 2025年10月11日
最終回 2025年12月20日
話数 全10話
主演 間宮祥太朗・新木優子
脚本 ガクカワサキ
音楽 Jun Futamata
主題歌 ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」
制作 日本テレビ
視聴者の考察が盛り上がった理由

本作が大きな反響を集めた理由の一つは、犯人を特定する手掛かりが一度に提示されず、登場人物の記憶や証言によって少しずつ物語の前提が変わっていく構成です。

特に注目されたのが、卒業アルバムの黒塗り、タイムカプセルに残された映像、子ども時代の夢、そして「どの子」と「ドの子」という似た呼び名でした。

日本テレビの発表では、2025年12月17日時点でTVerの関連動画を含む見逃し配信の累計再生数が48,126,108回を突破。第8話も広告付き動画配信の再生回数で366万回を記録しました。

考察型ドラマとしての強さが、数字にも表れた作品です。

【キャスト相関図】間宮祥太朗・新木優子・森本慎太郎の役柄と登場人物の関係性

本作の人物相関を理解するうえで重要なのは、現在の職業や立場だけでなく、小学校時代に誰が誰を傷つけ、誰がその出来事を覚えていたのかという点です。

主要キャストと登場人物一覧
登場人物 俳優 役柄・関係性
高木将(キング) 間宮祥太朗 元クラスのリーダー。実家の塗装会社を継いだ社長
猿橋園子(どの子) 新木優子 元転校生。現在は週刊アポロの記者
小山隆弘(ターボー) 森本慎太郎 高木の親友。アプリ開発会社の社長
東雲晴香 深川麻衣 園子の同僚で週刊アポロの記者
今國一成 戸塚純貴 高木たちが集うスナック「イマクニ」の店主
宇都見啓 木村昴 警視庁捜査一課の刑事
土屋ゆき(ゆっきー) 剛力彩芽 元6年1組の同級生
森智也(博士) 古舘佑太郎 高木たちの元同級生で、現在は教師
瀬戸紫苑(ドの子) 大後寿々花 高木たちの過去に関わる重要人物

このほか、小林紗季役の藤間爽子、桜井幹太役の工藤阿須加、中島笑美役の松井玲奈、豊川賢吾役の稲葉友、羽立太輔役の森優作、武田敏生役の水川かたまりらが出演しています。

登場人物の設定は日本テレビ公式の相関図・キャスト紹介に基づいています。

間宮祥太朗が演じる高木将(キング)

高木将は、かつてクラスの中心にいた人物です。

現在は実家の高木塗装を継いで3代目社長となり、妻の加奈と娘の花音と暮らしています。

大人になった高木は、家庭を持ち、社会的にも一定の立場を築いています。しかし、小学校時代の自分が誰かを傷つけた事実と向き合うことになります。

物語の要点は、高木本人が過去のいじめをどのように記憶していたかです。

本人にとっては忘れていた出来事でも、被害を受けた側にとっては人生を変えるほど深刻な出来事だった。その認識の違いが、事件の背景にあります。

新木優子が演じる猿橋園子(どの子)

猿橋園子は、6年生のときに鷹里小学校へ転校してきた人物です。

現在は週刊アポロの記者として働いています。

小学生時代には「どの子」という呼び名で扱われ、高木たちとの間に複雑な関係を抱えていました。

事件の調査では、高木と協力しながら過去の出来事を掘り起こしていきます。

園子の立場が重要なのは、被害を受けた側の視点を持ちながら、事件を客観的に取材する記者でもあることです。

森本慎太郎が演じる小山隆弘(ターボー)

小山隆弘は、高木の親友で、ターボーというあだ名で呼ばれています。

現在はアプリ開発会社「TURBO inc.」の社長です。

高木と長い付き合いがある一方、22年間の空白によって二人の関係には変化が生まれています。

事件が進むにつれ、小山自身にも疑惑が向けられ、視聴者にとって重要な考察対象となりました。

「どの子」と「ドの子」は同じ人物ではない

本作の考察で特に間違えやすいのが、この2つの呼び名です。

- どの子: 猿橋園子(新木優子)
- ドの子: 瀬戸紫苑(大後寿々花)

瀬戸紫苑は第8話の終盤で存在が明らかになった、もう一人の重要な同級生です。

園子とは別人であり、この二人を区別すると事件の動機が理解しやすくなります。

「どの子」と「ドの子」という似た響きの呼び名が、物語の過去を解き明かす重要な手掛かりになっていました。

【全10話のあらすじ】放送日・各話タイトルと事件の進展を振り返る

『良いこと悪いこと』は、2025年10月11日にスタートし、12月20日に最終回を迎えました。

全10話を通じて、卒業アルバムに隠された謎から、忘れられた同級生の存在、そして復讐計画の全貌へと物語が展開します。

全10話の放送日とサブタイトル
話数 放送日 サブタイトル
第1話 10月11日 6人
第2話 10月18日 歌
第3話 10月25日 絶交
第4話 11月1日 黒
第5話 11月8日 みんなの夢
第6話 11月15日 傘
第7話 11月22日 バトン
第8話 12月6日 7人
第9話 12月13日 カノン
第10話 12月20日 はじまり

※すべて2025年の放送日です。日本テレビ公式の各話バックナンバーに基づいています。

第1話〜第3話:卒業アルバムと連続不審死

物語は、タイムカプセルから発見された卒業アルバムをきっかけに動き出します。

顔が塗りつぶされた6人と、同級生たちを襲う不審な出来事。

高木と園子が事件を追う一方で、かつて親友だった小山にも疑いが向けられます。

第3話では、昔の友人関係が現在の事件とどうつながっているのかが大きな焦点になりました。

第4話〜第6話:過去のいじめと夢に隠された伏線

物語の中心にあるのは、単なる同級生同士の恨みではないことが徐々に明らかになります。

かつての仲間たちが語った将来の夢や、当時の出来事が事件の手掛かりになっていきます。

また、園子自身にも疑いの目が向けられ、被害者と加害者という単純な構図では説明できない複雑さが浮かび上がります。

第7話・第8話:7人目と瀬戸紫苑の存在

第7話では、高木たちの元担任だった大谷が亡くなり、事件はさらに深刻化します。

第8話では、元クラスメートの森智也が「博士」として存在していたことが判明。

加えて、タイムカプセルに関係する映像から、瀬戸紫苑というもう一人の少女の存在が明らかになります。

ここで、それまで園子を中心に考えられていた事件の構図が大きく変わりました。

第9話・第10話:犯人判明と事件の本当の動機

第9話では、連続殺人事件の実行犯が宇都見啓であることが明らかになります。

しかし、宇都見が逮捕されたことで事件が完全に解決したわけではありません。

意味深な行動や、これまでの人物関係から、さらに別の協力者がいる可能性が浮上します。

そして12月20日の最終回「はじまり」で、事件の背景にあった復讐計画と過去のいじめが明らかになりました。

【最終回ネタバレ】犯人の正体は誰?宇都見・今國・東雲と瀬戸紫苑の真相

最終回までの重大なネタバレあり

『良いこと悪いこと』の犯人を理解するには、実際に殺害を実行した人物と、その背後で復讐計画を進めていた人物を分けて考える必要があります。

連続殺人の実行犯は宇都見啓

第9話で明らかになった連続殺人の実行犯は、木村昴が演じる宇都見啓です。

警察の刑事という立場にありながら、事件に関与していました。

宇都見は瀬戸紫苑の婚約者でした。

紫苑はかつて高木たちからいじめを受けていた人物であり、その後、自ら命を絶っています。

宇都見にとって紫苑の死は、過去のいじめと切り離せない出来事でした。

第9話で宇都見が逮捕されたものの、逮捕直前の意味深な口の動きが、最終回に向けた新たな謎を生み出しました。

真犯人側にいたのは今國一成と東雲晴香

最終回でさらに明らかになったのが、戸塚純貴演じる今國一成と、深川麻衣演じる東雲晴香の関与です。

今國は高木たちが集まるスナック「イマクニ」の店主。

一見すると親しみやすい人物ですが、実際には瀬戸紫苑と同じタクト学園に関係していました。

東雲もまた、紫苑と同じ学園に通っていた過去を持っています。

二人は宇都見とつながり、過去のいじめを理由とした復讐計画に加わっていました。

つまり、事件の構造は次のように整理できます。

- 宇都見啓: 連続殺人の実行犯。
- 今國一成: 復讐計画を主導した人物。
- 東雲晴香: 今國や宇都見とともに計画に関わった人物。
- 瀬戸紫苑: 過去のいじめによって深い傷を負い、事件の動機につながった人物。

この構造が明らかになることで、第9話の犯人判明は事件の完全な終着点ではなかったことが分かります。

なぜ高木たちは狙われたのか?復讐の根底にあったいじめ

事件の根本的な原因は、小学校時代の高木たちによるいじめでした。

瀬戸紫苑は、将来ピアニストになる夢を持っていました。

しかし、高木たちから受けたいじめによって心に深い傷を負い、人生を大きく変えられてしまいます。

その後、紫苑は自ら命を絶ちました。

問題は、高木たちがその出来事を長い間忘れていたことです。

自分たちにとっては過去の些細な出来事でも、紫苑や彼女を大切に思っていた人々にとっては決して終わっていない出来事でした。

今國たちは、この過去を忘れたまま普通の生活を送る高木たちに対して復讐を企てます。

最終回で高木が銃を撃たなかった理由

最終回の重要な場面が、高木と今國の対峙です。

今國は、宇都見から預かった銃を高木に渡し、自分を撃つよう迫ります。

それは、高木に復讐を完遂させ、かつて描いた「ヒーローになる」という夢を別の形で実現させようとする計画でもありました。

しかし、高木は引き金を引きませんでした。

そして、過去の自分の行為について今國に謝罪します。

この場面で重要なのは、高木が自分を正当化しなかったことです。

事件の責任を復讐によって解決するのではなく、自分がしたことを認める方向へ進みます。

高木は最後に自分のいじめを公表する

事件後、高木は園子がセッティングした週刊アポロの独占取材を受けます。

そこで、自分がいじめをしていたことを認め、これからは自分の行動に責任を持つと表明しました。

一方、東雲は、いじめをなくすために記事を書き続けると園子に伝えます。

しかし園子は、復讐によって人々を変えるのではなく、それぞれが自分で良いことを選ぶことを信じると答えます。

この二人の対立は、作品全体のテーマを象徴しています。

いじめをなくすという目的が正しくても、そのために誰かを傷つけてよいわけではない。

正義を掲げることと、実際に正しい行動を選ぶことは別問題なのです。

最後の30秒に残された意味

最終回のラストでは、高木の娘・花音が学校の倉庫に閉じ込められています。

いじめを受けた花音のもとに、突然扉が開いて光が差し込み、誰かが「大丈夫?」と声をかけます。

この場面は、花音が新しい人間関係を築く可能性を感じさせる一方、明確な説明を残さない演出になっていました。

物語は犯人を明らかにして終わるだけではなく、次の世代が同じ過ちを繰り返さないためには何が必要なのかという問いを残しています。

最終回の展開については、entaxやMANTANWEBも詳しく報じています。

【Hulu10.5話・主題歌】アゲハ蝶の意味と本編では描かれなかったその後

『良いこと悪いこと』には、地上波の全10話とは別に、Hulu限定のオリジナルストーリー10.5話が存在します。

Hulu限定10.5話は何を描いている?

10.5話は、2025年12月20日の第10話放送終了後にHuluで独占配信が始まったエピローグです。

物語の舞台は、すべての真相が明らかになってから数日後。

事件は終わったものの、登場人物たちの生活がすぐに元通りになるわけではありません。

高木や園子たちは、それぞれ過去と向き合いながら日常を取り戻そうとします。

特に重要なのが、高木の娘・花音の存在です。

花音は学校の宿題で「将来の夢」を絵に描くことになり、両親に質問します。

「ママはさ、なんで看護師さんになったの?」

「パパはなんでペンキ屋さんになったの?」

この質問を通じて、親がどのような人生を選び、子どもに何を伝えていくのかが描かれます。

10.5話は新たな犯人が登場する続編ではなく、最終回で描ききれなかった登場人物たちの心情や、その後の日常を補完する作品です。

10.5話を見る順番

おすすめの視聴順は次のとおりです。

1. 第1話〜第9話
2. 第10話「はじまり」
3. Huluオリジナルストーリー10.5話

本編を見終わってから10.5話を見ることで、事件解決後の登場人物の変化を自然に理解できます。

主題歌はポルノグラフィティの「アゲハ蝶」

本作の主題歌は、の「アゲハ蝶」です。

2001年に発表された楽曲が、2025年の考察ミステリーを彩りました。

日本テレビの番組紹介では、平成の懐かしさを感じさせる作品の世界観を、力強いサウンドで彩る楽曲として紹介されています。

懐かしい楽曲と、子ども時代の記憶を掘り起こすドラマの組み合わせは、作品の雰囲気にもよく合っています。

また、シナリオブックに収録された脚本家とプロデューサーの対談では、なぜ「アゲハ蝶」を主題歌に起用したのかという制作上の裏話も取り上げられています。

【2026年最新】Blu-ray・DVD BOXとシナリオブックの発売日・価格・特典

2026年には、ドラマを改めて楽しめる映像商品とシナリオブックが発売されました。

どちらも本編の振り返りだけでなく、制作の裏側を知りたいファンにとって注目のアイテムです。

Blu-ray BOX・DVD BOXは2026年6月10日発売

日本テレビと発売元のVAPによる公式発表では、Blu-ray BOXとDVD BOXが2026年6月10日に発売されました。

項目 Blu-ray BOX DVD BOX
発売日 2026年6月10日 2026年6月10日
価格(税込) 29,040円 22,990円
品番 VPXX-72157 VPBX-14284
ディスク 4枚組 4枚組
本編 約450分 約450分
映像特典 メイキング メイキング
封入特典 オールカラーブックレット オールカラーブックレット
字幕 バリアフリー日本語字幕(本編) バリアフリー日本語字幕(本編)

両商品とも本編ディスク3枚と特典ディスク1枚の構成です。

主な特典は次のとおりです。

- 映像特典: 撮影の裏側を収録したメイキング映像
- 封入特典: オールカラーブックレット
- 先着購入者特典: オリジナルステッカー6枚セット

先着購入者特典は数量限定で、販売店によって取り扱い状況が異なります。

Blu-rayは高画質で本編を楽しみたい人、DVDは購入価格を抑えたい人に向いています。

なお、2026年11月現在は発売日を過ぎているため、購入する場合は各販売店の在庫や特典の残数を確認する必要があります。

シナリオブックは2026年3月16日発売

ドラマの考察をさらに深めたい人に注目してほしいのが、宝島社から発売された『良いこと悪いこと シナリオブック』です。

2026年3月16日発売

項目 詳細
書名 良いこと悪いこと シナリオブック
発売日 2026年3月16日
出版社 宝島社
脚本 ガクカワサキ
定価 2,420円(税込)
本編収録 全10話
特別収録 Huluオリジナルストーリー
特別企画 脚本家・ガクカワサキとプロデューサー・鈴木将大の対談

この本の大きな特徴は、全10話だけでなくHuluオリジナルストーリーのシナリオも完全収録していることです。

加えて、制作陣の対談では次のような内容が取り上げられています。

- ドラマが誕生した背景
- 放送中に話題になった伏線
- 主題歌「アゲハ蝶」を起用した理由
- 実際に検討されていた別のエンディング
- 視聴者が注目した考察ポイントの答え合わせ

映像では見落としていたセリフや人物の行動を、脚本という形で読み直せる点が魅力です。

特に最終回の展開に納得したい人や、制作陣がどのように伏線を組み立てたのか知りたい人におすすめできます。

発売日と収録内容は日本テレビ公式の2026年3月9日付発表で案内されています。

【プロの結論】『良いこと悪いこと』の考察から読み解く作品の本当のテーマ

『良いこと悪いこと』は、表面的には連続殺人事件の犯人を追うミステリーです。

しかし、最終回まで見終えると、単純な犯人探しだけでは説明できない作品だったことが分かります。

事件の本質は「忘れた側」と「忘れられない側」の違い

本作の大きな特徴は、同じ出来事でも立場によって記憶の重さが異なることです。

高木たちにとって、子ども時代のいじめは過去の出来事として処理されていました。

しかし、瀬戸紫苑にとっては人生を左右するほどの傷でした。

加害した側が忘れてしまったからといって、被害を受けた側の苦しみまで消えるわけではありません。

この認識のずれが、作品全体を貫く重要なテーマです。

正義と復讐は同じではない

今國や東雲は、いじめをなくすという目的を掲げていました。

しかし、その方法は連続殺人を含む復讐でした。

目的が正しいように見えても、手段が正しいとは限りません。

一方、高木は最終回で自分の過去を認め、社会に対して責任を取る方向へ進みます。

この対比によって、ドラマは「自分の正義を他人に押しつけていないか」という問いを視聴者に投げかけています。

こんな人におすすめできる作品

- 伏線が多い考察ミステリーが好きな人
- 登場人物の過去や心理描写を深く読み解きたい人
- 最終回で物語の意味が変わる作品を楽しみたい人
- いじめや人間関係など、社会的なテーマを扱うドラマに興味がある人
- シナリオブックやメイキングで制作の裏側まで知りたい人

一方、最後まで謎が残らない完全な勧善懲悪を期待する人や、すべての登場人物に明確な善悪のラベルを付けたい人には、少し複雑に感じられる可能性があります。

本作の魅力は、登場人物それぞれの立場を見せながら、正しさの判断を簡単には終わらせないところにあります。

【よくある質問】『良いこと悪いこと』に関するFAQ

Q1:ドラマ『良いこと悪いこと』は全何話ですか?

全10話です。2025年10月11日に放送が始まり、2025年12月20日に最終回を迎えました。

Q2:『良いこと悪いこと』の犯人は誰ですか?

連続殺人の実行犯は宇都見啓(木村昴)です。加えて、今國一成(戸塚純貴)と東雲晴香(深川麻衣)も復讐計画に関わっていました。

Q3:猿橋園子と瀬戸紫苑は同一人物ですか?

別人です。猿橋園子は「どの子」、瀬戸紫苑は「ドの子」と呼ばれています。この違いが事件の背景を理解する重要な手掛かりです。

Q4:Huluの10.5話は何を描いていますか?

最終回の数日後を描くエピローグです。事件後の高木や園子たちの日常、花音の将来の夢をめぐる家族の会話などが描かれています。Hulu独占配信のオリジナルストーリーです。

Q5:主題歌は誰が歌っていますか?

ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」です。ドラマの懐かしさを感じさせる世界観を彩る楽曲として起用されました。

Q6:Blu-ray BOXとDVD BOXはいつ発売されましたか?

2026年6月10日です。Blu-ray BOXは29,040円、DVD BOXは22,990円(税込)で発売されました。

Q7:シナリオブックはいつ発売されましたか?

2026年3月16日に宝島社から発売されました。価格は2,420円(税込)で、全10話とHuluオリジナルストーリーのシナリオが収録されています。

ドラマ『良いこと悪いこと』は、顔を塗りつぶされた卒業アルバムという衝撃的な導入から始まり、過去のいじめ、忘れられた同級生、復讐、そして自分の行動に責任を持つことへと物語を展開させました。

最終回で明らかになった事件の構造は、宇都見啓が実行犯、今國一成と東雲晴香が復讐計画に関わるというものでした。

しかし、本当に重要なのは犯人の名前だけではありません。

高木が過去のいじめを認めたこと、園子が復讐ではなく自分で良いことを選ぶ姿勢を示したこと、そして花音の未来に希望を残したことが、作品の結末を形づくっています。

2026年にはBlu-ray・DVD BOXとシナリオブックも発売され、映像と脚本の両方から作品を振り返れる環境が整いました。

『良いこと悪いこと』が最後に問いかけたのは、誰が犯人なのかだけではなく、自分の行動が誰かにとって良いことなのか、悪いことなのかを考え続けられるかという問題です。

全10話を見直すと、初回から何気なく登場していた言葉や人物の行動にも、最終回を知ったからこそ見えてくる意味があります。

犯人の正体を知った後にもう一度見返すことで、作品の印象はさらに深まるはずです。

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相沢 里奈

スポーツ報道8年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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