2026年のプロ野球「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」は、10月10日(土)にファーストステージが開幕し、10月14日(水)からファイナルステージが行われた。レギュラーシーズン2位の読売ジャイアンツと3位の横浜DeNAベイスターズが東京ドームで対戦し、勝ち上がったDeNAが、1位の阪神タイガースと阪神甲子園球場で日本シリーズ進出を争った。
2026年11月3日現在、セ・リーグのクライマックスシリーズはすでに全日程を終了している。ファーストステージはDeNAが巨人に2連勝。ファイナルステージでもDeNAが阪神に4連勝し、阪神のアドバンテージ1勝を含む4勝1敗で日本シリーズ進出を決めた。さらに2026年から導入された新しいアドバンテージ制度も、今シーズンの注目点となった。
【2026年のクライマックスシリーズ・セリーグ日程は10月10日開幕】

日本野球機構(NPB)が発表した2026年度の公式日程では、セ・リーグのクライマックスシリーズはファーストステージとファイナルステージの2段階で開催された。
出場するのはレギュラーシーズンの上位3球団。2位と3位がファーストステージで対戦し、その勝者がリーグ1位の球団とファイナルステージで対戦する方式だ。
ファーストステージは10月10日から東京ドームで開催ファーストステージの対戦カードは、読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズ。レギュラーシーズン2位の巨人がホームチームとなり、東京ドームで最大3試合が予定されていた。
日程と実際の結果は次の通り。
- 10月10日(土)14時:巨人 1-2 DeNA
- 10月11日(日)14時:巨人 1-4 DeNA
- 10月12日(月)14時:第3戦予定日。DeNAが2連勝したため開催なし
- 10月13日(火):予備日
DeNAは初戦を2対1で制し、第2戦も4対1で勝利。2勝先取の条件を満たしたため、10月11日の時点でファイナルステージ進出が決まった。
ファイナルステージは10月14日から阪神甲子園球場ファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位の阪神タイガースが待ち受けた。阪神甲子園球場を舞台に、DeNAとの最大6試合制で日本シリーズ進出権を争う予定だった。
当初の試合開始時間は、平日の10月14日から16日までが18時、10月17日と18日の土日が14時、10月19日が18時。実際には10月17日の第4戦でDeNAの勝利が決まり、以降の試合は開催されなかった。
NPBの公式日程と球団発表を照合すると、2026年のセ・リーグCSは10月17日に実質的な全日程を終了したことになる。
【試合日程・開始時間・予備日と3球団の関係を一覧で整理】
日程を確認する際に押さえておきたいのは、予定されていた試合日と実際に開催された試合日が異なる点だ。特にファーストステージ第3戦とファイナルステージ第5・第6戦は、勝敗が早く決まったため開催されなかった。
2026年セ・リーグCSの球団別関係| 球団 | レギュラーシーズン成績 | CSでの立場・球場 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| 阪神タイガース | 1位・79勝62敗2分 | ファイナルステージ主催・阪神甲子園球場 | DeNAに1勝4敗で敗退 |
| 読売ジャイアンツ | 2位・76勝64敗3分 | ファーストステージ主催・東京ドーム | DeNAに0勝2敗で敗退 |
| 横浜DeNAベイスターズ | 3位・71勝69敗3分 | ファーストステージを突破し、甲子園でファイナルステージに進出 | 日本シリーズ進出 |
※阪神の1勝はファイナルステージ開始前に付与されたアドバンテージを含む。成績はNPBの2026年度公式順位表に基づく。
試合日・開始時間・結果の全体像ファーストステージ(東京ドーム)
- 10月10日(土)14:00:巨人 1-2 DeNA
- 10月11日(日)14:00:巨人 1-4 DeNA
- 10月12日(月)14:00:第3戦予定、開催なし
- 10月13日(火):予備日、使用なし
ファイナルステージ(阪神甲子園球場)
- 10月14日(水)18:00:阪神 0-2 DeNA
- 10月15日(木)18:00:阪神 0-1 DeNA
- 10月16日(金)18:00:阪神 0-4 DeNA
- 10月17日(土)14:00:阪神 5-8 DeNA
- 10月18日(日)14:00:第5戦予定、開催なし
- 10月19日(月)18:00:第6戦予定、開催なし
- 10月20日(火):6試合制の場合の予備日
- 10月21日(水):予備日
試合開始時間はNPBの試合速報と、開催前に公表された配信・試合案内を基に整理した。10月18日・19日の時間は当初の予定時刻であり、実際に試合が行われたわけではない。
なお、東京ドームはファーストステージ、阪神甲子園球場はファイナルステージの開催地。どちらもホームチームの専用球場で実施された。
【2026年から変わった新ルール!アドバンテージ2勝の条件とは】
2026年のクライマックスシリーズで見逃せない変更点が、ファイナルステージのアドバンテージ制度だ。
NPBは2026年8月24日、セ・パ両リーグのクライマックスシリーズに関するルール改定を公表した。従来の基本方式に加え、レギュラーシーズンの成績に応じてリーグ1位球団に2勝のアドバンテージを与える仕組みが導入された。
アドバンテージが2勝になる2つの条件2026年からは、次のいずれかに該当する場合、ファイナルステージが最大7試合制に変更される。
- 条件1:レギュラーシーズン1位球団とファーストステージ勝者とのゲーム差が10ゲーム以上ある場合。
- 条件2:ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満の場合。
どちらか一方を満たせば、リーグ1位球団に2勝のアドバンテージが付与され、アドバンテージを含めて先に5勝した球団が日本シリーズに進出する。
一方、いずれの条件にも該当しない場合は、従来どおり6試合制。1位球団に1勝のアドバンテージが与えられ、合計4勝を先取した球団が勝者となる。
2026年のセ・リーグではなぜ1勝だったのか今回のセ・リーグでは、阪神が1位、巨人が2位、DeNAが3位だった。
NPBの最終順位表によると、阪神とDeNAのゲーム差は7.5ゲーム。DeNAのレギュラーシーズン勝率は5割7厘(.507)だった。
つまり、ゲーム差は10ゲーム未満であり、DeNAの勝率も5割を上回っていた。新ルールの2つの条件をどちらも満たしていなかったため、阪神のアドバンテージは従来どおりの1勝となった。
ここで注意したいのは、2026年からルールが変更されたからといって、すべてのリーグ1位球団に2勝が付与されるわけではないという点だ。適用条件を満たした場合に限られる。
【CS勝ち上がり条件を解説!巨人・DeNA・阪神の勝敗はどう決まった?】
クライマックスシリーズでは、ファーストステージとファイナルステージで勝ち上がり条件が異なる。特にファイナルステージは、レギュラーシーズン1位球団のアドバンテージを含めて勝敗を判断する必要がある。
ファーストステージは3試合制、先に2勝すれば突破ファーストステージは、レギュラーシーズン2位と3位の球団による3試合制。先に2勝した球団がファイナルステージへ進出する。
2勝に到達する前に全試合が終了し、両球団の勝利数が同じだった場合は、レギュラーシーズン上位の2位球団が勝ち上がる。つまり、3位球団には必ず2勝が必要になる。
2026年は巨人が2位、DeNAが3位だった。DeNAは初戦を2対1で制し、続く第2戦も4対1で勝利。巨人に一度も勝ちを許さず、ファイナルステージへの進出を決めた。
ファイナルステージはアドバンテージ込みで4勝先取セ・リーグの通常のファイナルステージは6試合制。レギュラーシーズン1位球団にはあらかじめ1勝が与えられる。
そのため、実際に行われる試合だけで4勝する必要があるわけではない。アドバンテージを含めて合計4勝に到達した時点で、日本シリーズ進出が決まる。
2026年の阪神は開始時点で1勝を持っていた。DeNAは10月14日から17日まで4試合連続で勝利し、阪神のアドバンテージ1勝を含めた最終成績を4勝1敗とした。
第4戦は10月17日、阪神甲子園球場で行われ、DeNAが8対5で勝利。これによってDeNAの日本シリーズ進出が確定した。
引き分けや雨天中止の場合はどうなる?ファーストステージでは、引き分けや中止によって予定された試合を消化できなかった場合、両球団の勝利数を比較する。勝利数が同じならレギュラーシーズン2位球団が進出する。
ファイナルステージでも、予備日を使って所定の試合を消化できなかった場合は、アドバンテージを含む勝利数の多い球団が勝者となる。勝利数が同じ場合は、レギュラーシーズン1位球団が日本シリーズに進出する。
また、1位球団の勝利数が挑戦球団の勝利数と同数以上になったことが確定した時点で、シリーズは終了する。必ず予定された全試合を実施するわけではない。
2026年のセ・リーグCSで注目すべきなのは、レギュラーシーズン3位のDeNAが、2位の巨人と1位の阪神を連破したことだけではない。新ルールの適用条件と、実際の試合数が大きく異なる可能性を示したシーズンでもあった。
順位だけでなくゲーム差と勝率を確認するこれまでCSのファイナルステージを確認する際は、リーグ1位球団の1勝アドバンテージを前提に考えることが多かった。しかし2026年からは、1位球団とファーストステージ勝者のゲーム差、さらに勝率も確認する必要がある。
特に3位球団が勝率5割未満でファーストステージを突破した場合、ゲーム差が10未満でも2勝のアドバンテージが適用される。この点は、従来のルールを知っているファンほど見落としやすい。
予備日と実際の開催日は分けて考えるもう一つの要点は、NPBが発表する日程は最大試合数を想定した予定表だということ。勝敗が早く決まれば、後半の試合は開催されない。
2026年のセ・リーグでは、ファーストステージ第3戦の10月12日、ファイナルステージ第5戦の10月18日、第6戦の10月19日が実施されなかった。
観戦予定を立てる場合は、当初の日程だけでなく、球団公式発表やNPBの試合速報で開催状況を確認することが大切だ。
2026年の結果が示した下位球団の突破可能性DeNAはレギュラーシーズン3位からCSに出場し、東京ドームで巨人に2連勝。さらに甲子園でも阪神を4試合連続で破った。
レギュラーシーズンの順位はポストシーズンの出場条件やアドバンテージを左右するが、短期決戦では一つの試合の勝敗がシリーズ全体を大きく動かす。今回のDeNAの結果は、レギュラーシーズンの順位と日本シリーズ進出が必ずしも一致しないことを改めて示した。
一方で、リーグ1位球団にはホーム開催とアドバンテージが認められている。短期決戦の面白さと、レギュラーシーズンの成績を評価する制度上のバランスが、2026年のルール改定の背景にある。
【クライマックスシリーズのセ・リーグ日程に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のセ・リーグCSはいつから開催された?
A1:ファーストステージは2026年10月10日(土)に開幕した。東京ドームで巨人対DeNAが14時から行われ、10月14日(水)からは阪神甲子園球場でファイナルステージが始まった。
Q2:2026年のファイナルステージの開始時間は何時だった?
A2:10月14日、15日、16日は18時開始、10月17日は14時開始だった。10月18日と19日もそれぞれ14時、18時開始の予定だったが、DeNAが第4戦で勝ち上がりを決めたため開催されなかった。
Q3:2026年のセ・リーグCSの予備日はいつ?
A3:ファーストステージは10月13日、ファイナルステージは10月20日と21日が予備日として設定されていた。6試合制のセ・リーグでは10月20日も予備日扱いとなる。
Q4:2026年からCSのアドバンテージは2勝になった?
A4:条件付きで2勝になる制度が導入された。レギュラーシーズン1位とファーストステージ勝者のゲーム差が10以上、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満の場合に適用される。2026年のセ・リーグではDeNAの勝率が.507、阪神とのゲーム差が7.5だったため、阪神のアドバンテージは1勝だった。
Q5:2026年のセ・リーグCSを勝ち上がったのはどの球団?
A5:横浜DeNAベイスターズ。ファーストステージで巨人に2勝0敗、ファイナルステージでは阪神に対してアドバンテージ込み4勝1敗とし、日本シリーズ進出を決めた。
Q6:ファーストステージで1勝1敗になった場合はどうなる?
A6:3試合制のファーストステージで勝利数が同じになった場合は、レギュラーシーズン2位球団がファイナルステージに進出する。3位球団が勝ち上がるには、2勝を挙げる必要がある。
2026年のクライマックスシリーズ・セリーグ日程は、10月10日のファーストステージ開幕から始まり、10月17日のファイナルステージ第4戦で決着した。
巨人とDeNAのファーストステージは東京ドームで行われ、DeNAが2連勝。続く阪神とのファイナルステージでは、阪神甲子園球場で4連勝を飾り、アドバンテージを含む4勝1敗で日本シリーズ進出を決めた。
2026年から導入されたアドバンテージ2勝の新制度は、セ・リーグでは適用条件に該当せず、阪神のアドバンテージは1勝にとどまった。阪神とDeNAのゲーム差が7.5、DeNAの勝率が.507だったことが、その理由だ。
今後のCS日程を確認する際も、試合日だけでなく、開始時間、開催球場、予備日、アドバンテージの適用条件をセットで把握することが重要になる。最も確実な情報源はNPB公式日程と各球団の公式発表だ。2026年の結果は、短期決戦ならではの展開と、レギュラーシーズンの成績を反映する制度の両面を印象づけるものとなった。
主な情報源: 日本野球機構(NPB)公式日程・2026年CS開催規定・公式順位表・試合速報、横浜DeNAベイスターズ公式発表、日刊スポーツの試合日程・結果。