2026年のプロ野球で大きな注目を集めた福岡ソフトバンクホークスと横浜DeNAベイスターズの対戦。両チームは6月のセ・パ交流戦で対戦し、10月にはSMBC日本シリーズ2026でも激突しました。シーズンを通じた直接対決ではソフトバンクが優位に立ち、日本シリーズでも4勝0敗という結果で頂点に立っています。
ただし、4連勝という数字だけでシリーズの内容を判断するのは早計です。第1戦から第3戦まではすべて延長戦となり、第4戦もDeNAが先制する展開でした。2017年にはソフトバンク、2024年にはDeNAが日本シリーズを制しており、両球団の対戦には異なる時代のドラマも刻まれています。
【2026年最新結果】ソフトバンク対DeNAの日本シリーズは4勝0敗で決着

SMBC日本シリーズ2026は、10月24日に横浜スタジアムで開幕しました。セ・リーグ代表の横浜DeNAベイスターズと、パ・リーグ代表の福岡ソフトバンクホークスが対戦。ソフトバンクは敵地で連勝すると、福岡に戻った第3戦、第4戦も勝利し、4連勝で日本一を決めました。
NPB公式発表によると、ソフトバンクは今回の優勝で2年連続13度目の日本一を達成しています。日本シリーズの対戦成績はDeNAの0勝4敗。第4戦終了時点でシリーズが決着しました。
2026年日本シリーズの最終結果- 優勝:福岡ソフトバンクホークス
- 準優勝:横浜DeNAベイスターズ
- シリーズ成績:ソフトバンク4勝0敗
- 開催期間:2026年10月24日~10月28日
- 第1・2戦:横浜スタジアム
- 第3・4戦:みずほPayPayドーム福岡
- 最高殊勲選手賞(MVP):正木智也
- 敢闘選手賞:東克樹
注目したいのは、シリーズの勝敗と試合内容に少し違いがあることです。スコア上は4連勝ですが、第1戦から第3戦までは1点差または2点差の接戦でした。DeNAにも勝機があったものの、延長戦や終盤の重要な局面でソフトバンクが上回ったのです。
【全試合スコア】日本シリーズ第1戦から第4戦までを詳しく検証
2026年の日本シリーズを振り返るうえで欠かせないのが、4試合それぞれの展開です。第1戦と第2戦は横浜で行われ、第3戦から福岡に舞台を移しました。
第1戦:10月24日・ソフトバンク3-1DeNA横浜スタジアムで行われた開幕戦は、両チームとも簡単には得点できない投手戦となりました。ソフトバンクが延長11回に勝ち越し、3対1で先勝。4時間を超える試合を制し、シリーズの主導権を握りました。
DeNAも本拠地で粘りを見せましたが、延長戦でソフトバンクの攻撃を止められませんでした。初戦を落としたことで、DeNAは第2戦での巻き返しを迫られます。
第2戦:10月25日・ソフトバンク4-3DeNA第2戦も延長戦となりました。ソフトバンクは正木智也のソロ本塁打などで得点を重ね、試合を優位に進めます。しかし、DeNAは8回に筒香嘉智の3ラン本塁打で逆転。横浜スタジアムの観客を沸かせました。
それでもソフトバンクは9回に山川穂高の同点本塁打で追いつき、延長10回には川村友斗が勝ち越し本塁打を放ちます。最終的に4対3でソフトバンクが勝利しました。
DeNAにとっては、終盤に逆転しながら勝利を逃した悔しい一戦です。一方、ソフトバンクはリードを失っても試合を立て直す粘り強さを示しました。
第3戦:10月27日・ソフトバンク2-1DeNA舞台はみずほPayPayドーム福岡に移ります。DeNAは東克樹が先発し、7回6安打無失点の好投を披露。ソフトバンク打線を抑え込み、試合終盤まで1点のリードを守りました。
ところが9回裏、ソフトバンクは牧原大成の適時打などで同点に追いつきます。さらに延長10回、正木智也がサヨナラ本塁打を放ち、2対1で劇的な勝利を収めました。
正木はこの一発でシリーズ3連勝に貢献。ソフトバンクは日本一に王手をかけ、DeNAは後がない状況に追い込まれました。
第4戦:10月28日・ソフトバンク4-2DeNA第4戦はDeNAが初回に佐野恵太の2ラン本塁打で先制しました。3連敗からの逆転を目指すDeNAにとって、流れを変える重要な得点でした。
しかし、ソフトバンクは4回に山本祐大の2点適時三塁打と柳田悠岐の適時打で3点を奪い、逆転に成功。6回には山本の犠牲フライで追加点を挙げ、4対2としました。
その後はソフトバンクの救援陣がDeNA打線を封じ、最後は杉山一樹が試合を締めくくりました。これでソフトバンクが4連勝。小久保裕紀監督の胴上げが福岡で実現しました。
NPBの公式デイリーリポートでは、開幕3試合連続で延長戦となったことも紹介されています。これは日本シリーズ史上初の出来事でした。
【2026年交流戦】ソフトバンクがDeNAに2勝1敗で勝ち越し
日本シリーズに先立ち、両球団は2026年6月5日から7日にかけて横浜スタジアムで交流戦3連戦を行いました。この対戦でもソフトバンクが2勝1敗と勝ち越しています。
2026年6月の交流戦全3試合- 6月5日:DeNA 8-3 ソフトバンク(DeNA勝利)
- 6月6日:DeNA 3-6 ソフトバンク(ソフトバンク勝利)
- 6月7日:DeNA 2-4 ソフトバンク(ソフトバンク勝利)
初戦はDeNAが8得点を挙げて勝利しました。しかし、ソフトバンクは第2戦、第3戦で立て直し、連勝でカードを勝ち越しました。
3試合を通じて見ると、DeNAは初戦に打線の爆発力を示した一方、ソフトバンクは試合ごとの修正力を発揮した形です。この時点ですでにソフトバンクが2勝1敗で優位に立っていました。
なお、交流戦と日本シリーズは別の公式戦区分です。交流戦の2勝1敗を日本シリーズの勝敗に加算することはできません。両方の結果を分けて比較することで、2026年の直接対決を正確に理解できます。
【歴代対戦成績】2017年・2024年・2026年の日本シリーズを比較
ソフトバンクとDeNAの日本シリーズ対戦は、2017年に始まりました。両チームはその後2024年、2026年にも対戦しています。
2017年:ソフトバンクが4勝2敗で日本一2017年は両球団にとって初めての日本シリーズ直接対決でした。当時のソフトバンクは工藤公康監督、DeNAはアレックス・ラミレス監督が率いていました。
ソフトバンクが第1戦から第3戦まで3連勝して優位に立ちましたが、DeNAも第4戦、第5戦を連取。シリーズは第6戦までもつれ込みます。
最終的にはソフトバンクが第6戦を4対3で制し、4勝2敗で日本一となりました。MVPにはデニス・サファテが選ばれています。
2024年:DeNAが2連敗から4連勝で逆転日本一2024年の日本シリーズでは、ソフトバンクが第1戦、第2戦を連勝しました。しかし、福岡に移動した第3戦でDeNAが4対1で勝利すると、流れが大きく変わります。
DeNAは第4戦、第5戦をそれぞれ5対0、7対0で制し、第6戦も11対2と圧倒。最初の2連敗から4連勝を達成し、26年ぶり3度目の日本一に輝きました。
2017年とは反対に、2024年はDeNAが終盤の試合で圧倒的な強さを発揮したシリーズでした。
3度の日本シリーズ対戦を一覧で比較以下はNPBの公式試合記録を基にした歴代対戦の整理です。スコアの表記は、2017年・2024年がDeNA対ソフトバンク、2026年がソフトバンク対DeNAとなっています。
| 年度・試合 | 日付・球場 | スコア | 勝敗・結果 |
|---|---|---|---|
| 2026年第1戦 | 10月24日・横浜 | 3-1 | ソフトバンク勝利 |
| 2026年第2戦 | 10月25日・横浜 | 4-3 | ソフトバンク勝利 |
| 2026年第3戦 | 10月27日・みずほPayPay | 2-1 | ソフトバンク勝利 |
| 2026年第4戦 | 10月28日・みずほPayPay | 4-2 | ソフトバンク勝利・日本一 |
| 2024年・第1~6戦 | 横浜・福岡 | 3-5、3-6、4-1、5-0、7-0、11-2 | DeNA 4勝2敗 |
| 2017年・第1~6戦 | 福岡・横浜 | 1-10、3-4、2-3、6-0、5-4、3-4 | ソフトバンク4勝2敗 |
| 日本シリーズ3大会合計 | 2017・2024・2026年 | 全16試合 | ソフトバンク10勝・DeNA6勝 |
| 交流戦通算 | 2005~2026年 | 全77試合 | ソフトバンク50勝・DeNA24勝・3分 |
この比較から分かるのは、両球団の日本シリーズでの勝敗が一方的に固定されているわけではないことです。2017年と2026年はソフトバンク、2024年はDeNAが勝利しています。
3大会の合計ではソフトバンクが10勝6敗と上回っていますが、2024年にはDeNAが4連勝で逆転するなど、短期決戦ならではの変動も大きいのです。
【プロ野球レギュラーシーズン通算成績】ソフトバンク50勝・DeNA24勝
両球団の力関係を長期的に考えるなら、日本シリーズだけでなくレギュラーシーズンの直接対決も見る必要があります。
NPBが公表する2005年から2026年までの交流戦通算成績では、福岡ソフトバンクホークスが50勝、横浜DeNAベイスターズが24勝、引き分けが3試合です。合計77試合で、ソフトバンクの勝率は引き分けを除いて約.676となります。
数字から見える両球団の力関係50勝24敗3分という数字は、ソフトバンクが交流戦で継続的に優位を保ってきたことを示しています。2026年だけの偶然ではなく、複数年にわたる対戦の積み重ねが反映された結果です。
特に直近の対戦では、2024年がソフトバンク2勝1敗、2025年がソフトバンク3勝0敗、2026年がソフトバンク2勝1敗でした。3年連続でソフトバンクがカードを勝ち越しています。
一方、日本シリーズでは2024年にDeNAが優勝しています。レギュラーシーズンの通算成績で優位なチームが、必ずしも日本シリーズでも勝つとは限りません。
レギュラーシーズンは長期間にわたる選手層や戦力の安定性が問われます。それに対して日本シリーズは、限られた試合数で先発投手の起用、救援陣の状態、打線の好不調、監督の采配が勝敗を左右します。
【勝敗を分けた要因】2026年は投手力と終盤の選手起用が明暗を分けた
2026年の日本シリーズで注目すべきなのは、ソフトバンクが単純な打撃力だけで勝ったわけではないという点です。4試合のスコアは合計13対7。大量得点で圧倒した試合が続いたわけではありません。
1. 延長戦で結果を出したソフトバンクの対応力第1戦は延長11回、第2戦は延長10回、第3戦も延長10回で決着しました。3試合連続の延長戦という異例の展開でも、ソフトバンクはすべて勝利しています。
第2戦では筒香嘉智の逆転3ランを浴びながら、山川穂高の同点本塁打と川村友斗の勝ち越し本塁打で試合をひっくり返しました。第3戦では9回に同点とし、正木智也のサヨナラ本塁打で勝利しています。
失点した後に打線が反応し、試合の流れを取り戻す能力が、4連勝を支えた大きな要因でした。
2. 正木智也がシリーズMVPに選出シリーズを通して最も目立った打者の一人が正木智也です。NPBの公式デイリーリポートによると、4試合で7安打、打率.438、2本塁打、2打点を記録しました。
第2戦では先制本塁打、第3戦ではサヨナラ本塁打を放ち、チームの連勝に直接貢献。シリーズ最高殊勲選手賞にも選ばれています。
また、優秀選手賞には杉山一樹、山本祐大、庄子雄大が選出されました。DeNAからは東克樹が敢闘選手賞を受賞しています。
3. DeNAにも勝機はあったが、最後の一押しが足りなかったDeNAの戦いを振り返ると、単に打てなかったという評価では不十分です。第2戦では筒香の本塁打で逆転し、第3戦では東が7回無失点の好投を見せました。
第4戦も佐野の2ランで先制しています。しかし、第2戦は延長戦で逆転され、第3戦は9回に追いつかれてサヨナラ負け。第4戦も4回の3失点で主導権を失いました。
短期決戦では、先制点を奪うことだけでなく、リードを守り切る継投や終盤の守備、追加点の取り方が重要です。DeNAは各試合で見せ場を作ったものの、勝利を確定させるところまで持ち込めませんでした。
4. 球場が変わってもソフトバンクの勢いは止まらなかった第1戦と第2戦は横浜スタジアム、第3戦と第4戦はみずほPayPayドーム福岡で行われました。ソフトバンクは敵地で2勝を挙げた後、本拠地でも連勝しています。
本拠地に戻ってからの第3戦では、正木のサヨナラ本塁打で劇的な勝利を収め、第4戦では逆転勝ち。球場や試合展開が変わっても勝ち切れる柔軟性が、シリーズ制覇につながりました。
【プロの結論】ソフトバンク対DeNAは長期戦と短期決戦を分けて評価するべき
2026年の対戦データから導ける評価は明確です。レギュラーシーズンの直接対決、交流戦、日本シリーズという異なる条件を分けて見ると、両球団の強みがよりはっきりします。
- 長期的な対戦力:交流戦通算50勝24敗3分という数字から、ソフトバンクが優勢。
- 2026年の直接対決:交流戦2勝1敗、日本シリーズ4勝0敗でソフトバンクが全体的に優位。
- 日本シリーズの歴史:2017年と2026年はソフトバンク、2024年はDeNAが制している。
- 短期決戦の特徴:DeNAは2024年に2連敗から逆転優勝した実績があり、通算成績だけで将来の勝敗を決めつけることはできない。
ファンが両チームの実力を比較する際には、次の3つの基準が役立ちます。
第一に、対戦年度をそろえること。2017年、2024年、2026年では選手構成も監督も異なります。歴代の勝敗だけで現在のチーム力を評価するのは適切ではありません。
第二に、公式戦と日本シリーズを区別すること。交流戦の50勝24敗3分は長期的な直接対決の指標であり、日本シリーズの10勝6敗は短期決戦での勝負強さを示す別の指標です。
第三に、得点差だけでなく試合の終盤を見ること。2026年は4連勝でも、第1~3戦は延長戦でした。勝敗を分けたのは、終盤の投手交代や代打、走塁、勝負どころでの一打でした。
今後の対戦を予測する場合も、通算勝率だけでなく、直近の先発陣、救援投手の状態、主力打者のコンディションを合わせて判断する必要があります。
【ソフトバンク対DeNA】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の日本シリーズはソフトバンクとDeNAのどちらが勝ちましたか?
A1:福岡ソフトバンクホークスが4勝0敗で横浜DeNAベイスターズを破りました。10月28日の第4戦を4対2で制し、2年連続13度目の日本一を達成しています。
Q2:2026年の交流戦でソフトバンクとDeNAは何勝何敗でしたか?
A2:ソフトバンクが2勝1敗で勝ち越しました。6月5日はDeNAが8対3で勝ちましたが、6月6日はソフトバンクが6対3、6月7日は4対2で勝利しました。
Q3:ソフトバンクとDeNAの日本シリーズ歴代対戦成績は?
A3:2017年はソフトバンクが4勝2敗、2024年はDeNAが4勝2敗、2026年はソフトバンクが4勝0敗でした。3大会の合計16試合では、ソフトバンク10勝、DeNA6勝です。
Q4:ソフトバンクとDeNAの交流戦通算成績は?
A4:2005年から2026年までのNPB公式記録では、ソフトバンク50勝、DeNA24勝、3引き分けです。ソフトバンクが大きく勝ち越しています。
Q5:2026年の日本シリーズMVPは誰ですか?
A5:福岡ソフトバンクホークスの正木智也です。4試合で7安打、打率.438、2本塁打、2打点を記録し、第3戦ではサヨナラ本塁打も放ちました。
2026年のソフトバンク対DeNAは、交流戦でソフトバンクが2勝1敗、日本シリーズでは4勝0敗という結果になりました。年間の直接対決を通して、ソフトバンクが優位を示したシーズンです。
日本シリーズでは第1戦から第3戦まで延長戦が続き、決して簡単な4連勝ではありませんでした。正木智也の活躍、山川穂高や川村友斗の勝負強い一打、そして救援陣の踏ん張りが優勝を支えました。
歴代対戦を振り返ると、2017年と2026年はソフトバンク、2024年はDeNAが日本一。交流戦通算ではソフトバンクが50勝24敗3分とリードしていますが、2024年のDeNAの逆転優勝が示すように、短期決戦では流れが大きく変わります。
両球団の今後の対戦を占ううえでは、通算成績だけでなく、投手陣の層、打線の状態、終盤の采配を総合的に見ることが大切です。2026年の4連勝はソフトバンクの強さを印象づけましたが、DeNAにとっても次の対戦へ向けた課題と収穫が残るシリーズとなりました。
公式記録・照合資料: NPBの2026年日本シリーズ試合結果、交流戦日程・成績、2017年・2024年の歴代シリーズ記録、2026年表彰選手およびデイリーリポート。