椎名林檎の着物姿は、ミュージックビデオやNHK紅白歌合戦、ファッション誌の授賞式など、さまざまな場面で披露されてきた。なかでも大きな注目を集めたのが、2024年12月31日の第75回NHK紅白歌合戦で着用した花札柄の振袖だ。赤・白・黒を基調とした大胆なデザインに、金銀の輝きを放つ袋帯、蟹の帯留め、華やかな髪飾りを組み合わせた姿は、椎名林檎ならではの存在感を際立たせた。
実は、この2024年紅白の衣装については、ブランド側が着用アイテムを公表している。振袖はキモノハーツのKH-271、袋帯はモダンアンテナの「境界/ゴールド×シルバー」だ。加えて、2013年の「いろはにほへと」MV、2014年のVOGUE JAPAN授賞式、2018年の「獣ゆく細道」MVなどにも和装姿が登場する。2026年11月現在の最新活動も含め、着用時期、衣装ブランド、購入・レンタル情報、コーディネートの特徴を整理する。
【着用シーン一覧】椎名林檎の着物姿はどのMV・番組で見られる?

椎名林檎の和装は、単にテレビ出演時の衣装として登場するだけではない。楽曲の世界観を表現するMV、格式ある授賞式、年末の紅白歌合戦など、それぞれ異なる目的を持って取り入れられている。
2013年「いろはにほへと」MV|竹林を歩く幻想的な着物姿最初に押さえておきたいのが、2013年5月に公開された「いろはにほへと」のミュージックビデオだ。
同曲はフジテレビ系ドラマ『鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~』の主題歌として制作された。MVでは、着物姿の椎名林檎が竹林の小径を歩きながら歌う。狐のお面をつけた嫁入り行列や祭囃子など、日本的な情景が交差する幻想的な映像も特徴だ。
この竹林の小径には「誰しもが避けて通れぬ人の途(みち)」という意味が込められている。着物は単なる時代演出ではなく、人生の節目や移ろいを表す映像表現の一部として機能している。衣装の具体的なメーカーや商品番号は公表されていない。
当時のBillboard JAPANやタワーレコードのニュースでも、着物姿で竹林を歩くMVとして紹介されている。
2014年「VOGUE JAPAN Women of the Year」|青紫の色無地2014年12月1日に開催された「VOGUE JAPAN Women of the Year 2014」授賞式でも、椎名林檎は印象的な着物姿を披露した。
VOGUE JAPANの当日スタイル紹介によると、着用していたのは青みがかった紫の色無地。帯には、正倉院の金袱紗に見られる技術を復元した「ねん金綴織」の袋帯を合わせ、伊賀組紐で華やかさを加えていた。
花柄や派手な装飾を前面に出すのではなく、色無地の上品さと帯の織りの美しさで見せる装いだった。2024年紅白の花札柄振袖とは対照的な、落ち着いた和装の代表例である。
なお、VOGUE JAPANの掲載情報では着物の具体的なブランド名までは確認できない。帯や組紐の特徴は紹介されているものの、すべてのアイテムを特定のブランドの商品として扱うことはできない。
2018年「獣ゆく細道」MV|和装と洋装が交差する映像表現2018年10月2日に公開された「獣ゆく細道」は、椎名林檎と宮本浩次の共演作品だ。MVの監督は児玉裕一が担当した。
この作品でも着物姿のカットが見られ、椎名林檎の和装表現を語るうえで欠かせない映像の一つとなっている。一方、MVには華やかなドレス姿も登場するため、和装と洋装を混同しないことが大切だ。
ユニバーサルミュージックの公式作品情報ではMVの公開日や監督について確認できるが、着物のメーカーや商品番号についての詳細な衣装クレジットは掲載されていない。したがって、特定のアンティーク着物ブランドなどを断定することはできない。
【2024年紅白の衣装特定】花札柄振袖はキモノハーツ、袋帯はモダンアンテナ
椎名林檎の着物について検索する人が特に知りたいのが、2024年12月31日の第75回NHK紅白歌合戦で着用した振袖のブランドだろう。
この衣装は、ブランド側の公式発信によって振袖と帯の両方が特定できる。単に画像を比較しただけの推測ではなく、衣装提供に関係したブランド自身が着用事実を紹介している点が大きい。
振袖はキモノハーツのKH-271「花札柄」椎名林檎が着用した振袖は、キモノハーツのオリジナル振袖KH-271。商品カテゴリーは「ネオジャパネスク」に分類されている。
特徴は、花札のモチーフとストライプ、市松模様を組み合わせた独創的なデザインだ。赤・白・黒の3色を中心に構成され、伝統的な花札の意匠を現代的なファッションとして再構成している。
花札には、松に鶴、牡丹に蝶、萩に猪、芒に月、紅葉に鹿など、四季を感じさせる図柄が描かれている。キモノハーツの公式商品紹介でも、縞模様に花札を散らしたデザインとして説明されている。
この振袖は商品ページで川端美由と弓ライカがモデルとして掲載されている。川端美由の名前が検索される理由もここにある。商品を川端美由が着用したビジュアルがある一方、公式の商品説明ではKH-271はキモノハーツオリジナル振袖とされている。
したがって、正確な商品特定は「キモノハーツのKH-271」。川端美由は公式ページに掲載されたモデルとして理解するのが適切だ。
袋帯はモダンアンテナの「境界/ゴールド×シルバー」振袖と並んで注目されたのが、光の当たり方によって印象が変わる金銀の袋帯だ。
モダンアンテナは2025年1月23日付の公式発信で、2024年12月31日の紅白歌合戦において、椎名林檎ともも(チャラン・ポ・ランタン)に自社デザインの袋帯を着用してもらったと発表した。
商品名は「境界/ゴールド×シルバー」。モダンアンテナの公式商品ページにも、2024年第75回紅白歌合戦で椎名林檎とももがゴールド×シルバーを着用したことが記載されている。
帯の素材は正絹100%で、西陣織。公式商品情報によれば、サイズは約31cm×440cm。大胆でアート作品のような柄と、金糸・銀糸の輝きが特徴となっている。
帯留めの蟹とボリュームのある髪飾りも話題に2024年紅白の和装を特徴づけたのは、振袖と袋帯だけではない。
ORICON NEWSの2024年12月31日付報道では、椎名林檎とももが「ほぼ水の泡」を披露した際、椎名林檎は紅を基調とした着物に、蟹をモチーフにした帯留めを合わせていたと紹介されている。ボリュームのある髪飾りも視覚的なアクセントになっていた。
紅白では衣装替えもあり、オープニングの衣装と歌唱時の和装が異なっていたことも視聴者の関心を集めた。伝統的な振袖の形式を守りながら、帯留めや髪飾りで舞台衣装としての華やかさを加えた構成だった。
【歴代着用年表】椎名林檎の着物姿・ブランド・作品を一覧比較
これまでに確認できる主な和装シーンを年代順に並べると、椎名林檎の着物表現がどのように広がってきたのかが分かる。
| 時期 | 着用シーン | 着物・帯の特徴 | ブランド特定状況 |
|---|---|---|---|
| 2013年5月 | 「いろはにほへと」MV | 竹林を歩く着物姿 | メーカー非公表 |
| 2014年12月 | VOGUE JAPAN授賞式 | 青紫の色無地、ねん金綴織の袋帯、伊賀組紐 | 着物ブランド非公表 |
| 2016年12月 | 第67回NHK紅白歌合戦 | ちりめんの無地着物、市松地紋の帯、鶴・松・唐草の刺繍半衿 | 杉山優子がスタイリング |
| 2018年10月 | 「獣ゆく細道」MV | 和装と洋装が登場する映像 | 着物ブランド非公表 |
| 2018年12月 | 第69回NHK紅白歌合戦 | エンディングで和装を着用 | はんなりが衣装協力、杉山優子がスタイリング |
| 2024年12月 | 第75回NHK紅白歌合戦 | 花札柄振袖、金銀袋帯、蟹の帯留め | キモノハーツKH-271、モダンアンテナ |
| 2025年8月 | 日本テレビ「おしゃれクリップ」 | 番組出演時の着物姿 | ブランド非公表 |
2016年の紅白では、ファッションメディアのFASHIONSNAPがスタイリスト杉山優子の担当を紹介。ちりめん生地の着物、市松地紋の帯、鶴・松・唐草の刺繍を施した半衿という組み合わせを報じている。
2018年の紅白では、着物店「はんなり」の銀座店がエンディング時の衣装協力を担当したと2019年1月4日に発表している。スタイリストは杉山優子だった。
この年表から分かるのは、椎名林檎の着物姿には複数の方向性があるということだ。色無地を使った端正な装いから、花札や縞を取り入れた大胆な振袖まで、出演する場面や作品のコンセプトに合わせて表現が変化している。
【着物が似合う理由】椎名林檎の和装コーディネートを分析
椎名林檎の着物姿が印象に残る理由は、単に華やかな衣装を着こなしているからではない。衣装そのものの個性と、楽曲や舞台の世界観が結びついている点にある。
伝統的な着物と現代的な感性の組み合わせ2014年のVOGUE JAPAN授賞式では、青紫の色無地と織りの美しい袋帯という落ち着いた組み合わせだった。一方、2024年紅白では赤・白・黒の花札柄振袖と金銀の袋帯を合わせている。
両者に共通するのは、着物の伝統的な構造を生かしながら、色や小物によって本人の表現へと昇華している点だ。
色無地では帯や組紐の色彩が引き立ち、総柄の振袖では帯の光沢が全体をまとめる。着物そのものを主役にする場合と、帯や小物をアクセントにする場合を使い分けている。
スタイリスト杉山優子との長年の衣装づくり椎名林檎の衣装を語るうえで、スタイリスト杉山優子の存在も見逃せない。
ユニバーサルミュージックの公式特設コンテンツには、2009年公開の「(生)林檎博'08」について、杉山優子へのインタビューが掲載されている。
杉山はインタビューで、椎名林檎から視覚的な大きなイメージを受け取り、それを衣装として具体化していく制作過程を説明している。音楽を深く聴き込み、ステージ全体のコンセプトに沿って衣装を組み立てる姿勢が語られていた。
「視覚的な部分については彼女は大きなイメージを投げて」
これは衣装づくりの方向性を端的に表す言葉だ。着物を選ぶ際にも、流行やブランド名だけでなく、作品の物語やステージの意味が重視されていると考えられる。
髪飾り・帯・半衿まで含めたトータルコーディネート2024年紅白の衣装では、振袖だけでなく、金銀の袋帯、蟹の帯留め、華やかな髪飾りが一つの視覚的なまとまりを生んでいた。
特に重要なのが、色数の整理だ。赤・白・黒を主軸に、金と銀を加えることで、花札の細かな柄がありながら全体の印象が散らばらない。
また、2016年紅白のような色無地の装いでは、刺繍入りの半衿や帯の地紋が見どころになる。着物の柄が控えめな分、素材や織り、装飾の質感が全体の完成度を左右する。
椎名林檎の和装が似合うと感じられる理由は、着物だけでなく、髪型、帯、帯留め、半衿、舞台上の動きまでが一つの表現としてまとまっているからだ。
【2026年最新情報】椎名林檎の着物・和装関連の新しい動き
2026年は椎名林檎にとって、全国規模のライブ活動と映像作品の展開が注目された年でもある。
13年ぶりの「党大会 令和八年列島巡回」ユニバーサルミュージックの公式ライブレポートによると、2026年3月17日から5月28日にかけて、全国ホールツアー「椎名林檎 党大会 令和八年列島巡回」が開催された。
2013年の「神山町大会」以来、13年ぶりに「党大会」のタイトルを掲げたツアーで、全国8カ所18公演を実施。ホールの音響を生かした演奏と、舞台上の衣装や演出が組み合わされた公演となった。
公式ライブレポートでは、王冠のようなヘッドドレスとブラックのケープを使ったオープニング衣装、グリーンのドレス、赤い衣装などが紹介されている。少なくとも同レポートで詳しく記録された衣装は、和装ではなく洋装を中心とする構成だ。
2026年10月から11月にかけて衣裳展を開催2026年10月1日、ユニバーサルミュージックはライブ映像作品『椎名林檎 党大会 令和八年列島巡回』の発売を記念した衣裳展を発表した。
開催期間は2026年10月27日から11月9日まで。会場はタワーレコード新宿店9階の特設スペースで、営業時間は11時から22時までと案内されている。
2026年11月3日現在、衣裳展は開催期間中だ。実際のステージ衣装を間近で見られる機会として、衣装の素材や装飾、全体のシルエットに関心がある人にとっても見逃せないイベントとなっている。
ただし、展示対象はツアー衣装であり、公式発表には展示品が着物であるとの記載はない。2026年の新しい着物ブランドが発表されたという情報と混同しないようにしたい。
2026年の公式和装グッズにも注目2026年の「党大会 令和八年列島巡回」関連グッズでは、和装商品も受注展開された。
公式グッズ情報には、女性仕立て・男性仕立ての浴衣「一か八か」と、名古屋帯「睦盛り」が掲載されている。浴衣は各55,000円、名古屋帯は85,000円と案内されている。
これらはツアー関連の公式商品であり、椎名林檎本人がステージで着用した衣装のブランドを示すものではない。しかし、音楽活動と和装を結びつけた商品展開という意味では、2026年の新しい動きとして興味深い。
【購入・レンタル方法】椎名林檎の花札柄振袖を再現するには?
2024年紅白の花札柄振袖を見て、同じデザインを着てみたいと思った人もいるだろう。KH-271はキモノハーツの公式商品として掲載されており、レンタルと購入の両方が案内されている。
キモノハーツKH-271の価格と商品仕様2026年に確認できるキモノハーツの公式商品案内では、KH-271の価格は次のとおりだ。
- 振袖レンタル:税込162,800円から
- 振袖購入:税込305,800円から
- セット内容:30点フルセット
- サイズ:公式オンラインストア掲載サイズは150〜165cm
- 素材:ポリエステル
- デザイン:花札・チェッカー・ストライプ
- カラー:赤・黒・白
価格は公式案内の掲載内容であり、店舗やセット内容、オプションによって異なる場合がある。レンタル・購入を検討する場合は、希望する着用年度とサイズを伝えて在庫状況を確認する必要がある。
モダンアンテナの袋帯も取り入れる紅白のコーディネートを再現するなら、モダンアンテナの「境界/ゴールド×シルバー」も候補になる。
公式オンラインストアでは、袋帯単体の価格は88,000円。西陣織の正絹素材で、受注商品として納期は約2カ月と案内されている。
金銀の糸を使用した大胆なデザインは、花札柄のように柄の強い振袖にも合わせやすい。締める位置によって表情が変わるため、帯結びによって印象を調整できる点も特徴だ。
完全に同じコーディネートを再現できるとは限らない注意したいのは、振袖本体と着用時の小物一式が必ず同じ状態で提供されるわけではないことだ。
キモノハーツのオンラインストアでは、モデルのコーディネートに一点物やオプション商品が含まれる場合があり、在庫切れの際には近いデザインの商品へ変更される可能性があると案内している。
したがって、KH-271を借りれば紅白と完全に同じ姿になるとは限らない。帯、帯締め、帯留め、半衿、髪飾りまで指定して相談することが、再現度を高めるポイントだ。
椎名林檎風の着物コーディネートを楽しむポイント成人式や特別なイベントで椎名林檎の和装を参考にするなら、次の3つを意識したい。
1. 主役となる柄を決める。 花札柄や大胆な縞模様を取り入れる場合は、振袖そのものに十分な存在感がある。小物をすべて派手にするのではなく、色の方向性をそろえるとまとまりやすい。
2. 帯で質感を変える。 金銀の袋帯を合わせると、古典的な柄でもモダンな印象に変わる。華やかな式典では光沢のある帯、落ち着いた場面では織りや地紋を生かした帯が向いている。
3. 髪飾りと帯留めで個性を出す。 椎名林檎の紅白スタイルのように、帯留めや髪飾りをポイントにすると、着物の印象を大きく変えられる。ただし、装飾を増やしすぎると主役の柄が見えにくくなるため、全体のバランスが大切だ。
伝統的な着物の格式を重視したい人は、2014年の色無地スタイルを参考にするとよい。一方、成人式や写真撮影で個性的な印象を残したい人には、2024年紅白の花札柄振袖が参考になる。
【よくある誤解】椎名林檎の着物ブランド特定で注意したいポイント
椎名林檎の着物姿は、SNSやファッション系サイトでも取り上げられる機会が多い。その一方で、似た柄の商品を本人の着用品として紹介したり、帯のブランドを振袖のブランドと混同したりするケースには注意が必要だ。
2024年紅白の振袖と袋帯は別ブランド最も多い混同は、2024年紅白の振袖と帯を一つのブランドの商品として扱うことだ。
実際には、振袖がキモノハーツ、袋帯がモダンアンテナという組み合わせである。衣装全体を一つのブランド名だけで紹介すると、正確な商品情報が伝わらなくなる。
川端美由はデザインの特定にも関係する?川端美由の名前はKH-271の商品情報に登場するため、振袖のデザイナーと誤解されることがある。
しかし、キモノハーツの公式商品ページでは、川端美由と弓ライカがモデルとして掲載され、商品自体はキモノハーツオリジナルと説明されている。人物名とブランド名、デザインの制作主体を区別する必要がある。
MVの着物ブランドは紅白と同じとは限らない2013年の「いろはにほへと」や2018年の「獣ゆく細道」に登場する着物について、2024年紅白のKH-271と同じ商品だとする根拠はない。
MVの衣装は作品ごとに制作背景が異なり、公式クレジットにブランド名が掲載されない場合もある。見た目が似ているという理由だけで同じブランドと判断するのは適切ではない。
また、2014年VOGUE JAPAN授賞式の色無地についても、色や帯の織り方は公式記事に記載されているものの、着物のブランド名は確認できない。
【椎名林檎の着物】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:椎名林檎が2024年紅白で着用した着物のブランドはどこですか?
A1:振袖はキモノハーツのオリジナル商品KH-271です。花札とストライプ、市松模様を組み合わせた赤・白・黒のデザインです。袋帯はモダンアンテナの「境界/ゴールド×シルバー」です。
Q2:椎名林檎の花札柄振袖は購入できますか?
A2:キモノハーツの公式商品案内では、KH-271についてレンタルと購入の両方が案内されています。掲載価格はレンタル税込162,800円から、購入税込305,800円からです。在庫やセット内容は事前確認が必要です。
Q3:椎名林檎が着物を着ているMVは何ですか?
A3:代表的なのは2013年公開の「いろはにほへと」と、2018年公開の「獣ゆく細道」です。どちらも和装の映像表現が印象的ですが、着物のブランドについては公式な商品特定情報が公表されていません。
Q4:VOGUE JAPAN授賞式ではどんな着物を着ていましたか?
A4:2014年12月のWomen of the Year授賞式では、青みがかった紫の色無地を着用。ねん金綴織の袋帯と伊賀組紐を合わせた、上品で華やかなスタイルでした。
Q5:2026年にも椎名林檎の着物姿は見られますか?
A5:2026年は全国ツアー「党大会 令和八年列島巡回」が開催され、10月27日から11月9日までタワーレコード新宿店で衣裳展が行われています。また、公式ツアー関連商品として浴衣や名古屋帯も展開されています。ただし、これらを本人の着用した着物と同一視することはできません。
椎名林檎の着物姿を振り返ると、2013年の「いろはにほへと」MVから、2014年のVOGUE JAPAN授賞式、2016年・2018年の紅白、2024年の花札柄振袖まで、さまざまな和装表現が確認できる。
なかでも2024年紅白の衣装は、ブランドの公式発表によって詳細が明らかになった代表例だ。振袖はキモノハーツのKH-271、袋帯はモダンアンテナの「境界/ゴールド×シルバー」。川端美由は商品ページに掲載されたモデルとして名前が確認できる。
一方、MVや2014年の授賞式などでは、着物の具体的なメーカーが公表されていないケースもある。着用画像から分かる柄や色、帯の特徴と、正式に公表されたブランド情報を分けて理解することが大切だ。
【プロの結論】椎名林檎の和装の魅力は、伝統的な着物をそのまま着ることだけではなく、楽曲や舞台の世界観に合わせて、帯・小物・髪飾りまで一体化させている点にある。落ち着いた色無地から大胆な花札柄まで、その表現の幅広さが着物の新しい楽しみ方を示している。
2026年もライブ活動や衣裳展、公式和装グッズの展開が続いている。今後の公演やメディア出演で新たな着物姿が披露されれば、どのブランドが採用されるのか、どのような伝統柄が取り入れられるのかにも注目したい。