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相撲の金星はいくら?2026年の報奨金制度と年間24万円の仕組みを徹底解説

宮部 宗介 宮部 宗介 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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大相撲で平幕力士が横綱を破ると獲得できる「金星」。実は、金星1個を獲得すると、力士褒賞金が1場所あたり4万円増額されます。本場所は年間6回開催されるため、1個の金星による増額は年間24万円に相当します。

ただし、4万円が勝った瞬間に賞金として手渡されるわけではありません。金星によって「持ち給金」と呼ばれる算定基準額が10円加算され、その金額を4,000倍して本場所ごとに支給する仕組みです。加えて、支給対象は十両以上の関取に限られ、毎月の基本給とも区別されています。

【結論】相撲の金星は1個4万円!年間24万円になる計算方法

相撲金星いくら

2026年11月時点で適用されている大相撲の力士褒賞金制度では、金星1個につき、力士の持ち給金に10円が加算されます。

この10円を4,000倍して実際の支給額を算出するため、金星1個の増額分は次のようになります。

10円×4,000倍=40,000円

つまり、金星を1個獲得すると、その後の力士褒賞金が1場所につき4万円増えるということです。

大相撲の本場所は、1月・3月・5月・7月・9月・11月の年6回。6場所すべてで支給対象となる場合、年間の増額は24万円になります。

金星を複数獲得すれば、増額分も積み重なります。

  • 金星1個:1場所4万円、年間24万円
  • 金星2個:1場所8万円、年間48万円
  • 金星3個:1場所12万円、年間72万円
  • 金星5個:1場所20万円、年間120万円
  • 金星10個:1場所40万円、年間240万円
  • 金星16個:1場所64万円、年間384万円

最後の16個は、現行の計算方式を当てはめた場合の理論上の金額です。過去の力士が現役だった当時の実際の受給額を示すものではありません。

金星1個を獲得した場合、何年でいくらになる?

金星1個による年間24万円の増額は、獲得した場所だけで終わりません。関取として支給対象にとどまる限り、次の場所以降も加算分が反映されます。

  • 1年間:24万円
  • 3年間:72万円
  • 5年間:120万円
  • 10年間:240万円
  • 15年間:360万円

これは1個の金星による増額分だけを計算した単純試算です。年間6場所すべてで支給され、途中で引退したり幕下以下に陥落したりしないことを前提としています。

金星は一度の勝利で得られる成果ですが、金銭的な価値は長期間にわたって積み上がります。これが、金星が力士にとって大きな勲章とされる理由の一つです。

【制度の仕組み】力士褒賞金と持ち給金はどうやって増える?

金星の報奨金を理解するには、「力士褒賞金」と「持ち給金」という2つの言葉を押さえておく必要があります。

力士褒賞金とは、日本相撲協会が力士の過去の成績に応じて支給する成果報酬です。一方、持ち給金は、その褒賞金を計算するための基準額を指します。

一般に相撲界で使われる「給金」という言葉も、この制度に由来しています。

金星1個で持ち給金が10円増える

持ち給金は、力士が本場所で残した成績によって加算されていきます。

主な加算項目は次のとおりです。

  • 勝ち越し:勝ち越し星1番につき50銭加算
  • 金星:平幕力士が横綱を破ると10円加算
  • 幕内最高優勝:30円加算
  • 幕内全勝優勝:50円加算

金星1個の10円は、通常の勝ち越し星20番分に相当します。横綱を倒すことが、いかに大きな評価につながるかが分かります。

なぜ4,000倍するのか?

持ち給金の基準額をそのまま支給するのではなく、定められた倍率を掛けるのが力士褒賞金制度の特徴です。

倍率は時代によって変更されてきました。相撲の制度解説資料によると、1998年1月場所から4,000倍となり、2026年時点でもこの倍率が使われています。

この仕組みは、2013年3月25日言渡しの裁判所の判決文にも記載されています。同判決では、十両以上の力士への場所ごとの支給、4,000倍という計算方法、金星獲得時の10円加算について確認できます。

つまり、金星の4万円は特別な賞金額が直接設定されているのではなく、長年続く給金制度の計算によって生まれる金額なのです。

【獲得条件】平幕が横綱に勝てば金星!大関や三役は対象外

横綱に勝てば、どの力士でも金星を獲得できるわけではありません。

日本相撲協会の公式クイズでも、金星を獲得できるのは「平幕力士のみ」と説明されています。

ここでいう平幕とは、番付の前頭に位置する力士です。金星が成立するためには、次の条件を満たす必要があります。

  • 勝った力士が前頭の力士であること
  • 対戦相手が横綱であること
  • 本場所の取組で実際に勝利すること
大関・関脇・小結が横綱に勝っても金星ではない

意外に知られていないのが、三役力士や大関が横綱に勝った場合の扱いです。

たとえば、小結が横綱に勝っても金星にはなりません。関脇や大関が勝った場合も同様です。

金星はあくまで平幕力士が横綱を倒した場合に認められる特別な記録であり、勝った相手の強さだけで決まるものではありません。

金星は何勝すれば獲得できる?

金星を獲得するために、8勝や10勝といった一定の勝利数を達成する必要はありません。

前頭の力士が横綱との取組で1勝すれば、その1勝が金星になります。1場所で複数の横綱に勝てば、金星を複数獲得することも可能です。

ただし、不戦勝や反則による勝利は金星の対象外です。2013年の裁判所の判決文に引用された日本相撲協会の規定にも、その条件が明記されています。

横綱と実際に土俵上で対戦し、正規の勝利を収めることが必要なのです。

【徹底比較】金星・懸賞金・銀星の違いとは?

大相撲のお金に関する話題では、金星と懸賞金、銀星が混同されることがあります。しかし、それぞれ意味も支給条件も異なります。

特に金星と懸賞金は、同じ取組で両方が発生する可能性があるため、違いを知っておくと観戦がさらに面白くなります。

名称 成立する条件 金銭・制度上の扱い
金星 前頭の力士が横綱に勝つ 持ち給金に10円加算。1場所4万円の増額
懸賞金 スポンサーが懸賞を設定した幕内取組で勝つ 勝った力士に1本あたり6万円
銀星 平幕力士が大関に勝つ場合などに俗称として使用 金星のような公式の特別加算はない
金星と懸賞金は何が違う?

懸賞金は、企業や団体などのスポンサーが特定の取組に提供する賞金です。

日本相撲協会の公式案内では、懸賞金1本の提供額は税込7万円。そのうち勝った力士の獲得金額は6万円で、残りの1万円は取組表への掲載料や場内放送料などの手数料に充てられます。

また、2025年5月の夏場所からは、力士が懸賞袋で直接受け取る現金が従来の3万円から1万円に変更されました。残りの5万円は別口座への振り込みとなり、力士が獲得する総額6万円は変わっていません。

一方、金星はスポンサーの有無に関係なく、条件を満たす勝利によって持ち給金が増える制度です。

たとえば、懸賞が懸けられた取組で前頭力士が横綱に勝った場合、懸賞金6万円を獲得できるうえ、その後の力士褒賞金も1場所4万円増額されます。

つまり、懸賞金はその取組に対する報酬、金星は現役生活の中で積み重なる成果報酬という違いがあります。

銀星とは?大関に勝っても4万円は増えない

銀星とは、一般に平幕力士が大関を倒した場合に使われる俗称です。金星にならって生まれた表現ですが、金星のような正式な特別加算制度はありません。

大関に勝つことはもちろん大きな殊勲です。しかし、その勝利だけを理由に持ち給金が10円加算されるわけではありません。

金星と銀星の決定的な違いは、横綱を破った前頭力士の勝利だけが、力士褒賞金の特別加算につながる点です。

【引退まで支給?】金星の報奨金がもらえる期間と注意点

金星の大きな魅力は、獲得した場所だけでなく、その後も増額分が反映されることです。

ただし、「金星を獲得すれば引退するまで無条件で毎場所お金がもらえる」という理解は正確ではありません。力士褒賞金には、支給対象となる番付上の条件があります。

支給対象は十両以上の関取

力士褒賞金が場所ごとに支給されるのは、原則として十両以上の関取です。

幕下、三段目、序二段、序ノ口などの力士は、持ち給金の加算計算が行われても、関取ではないため場所ごとの褒賞金は支給されません。

金星を獲得した力士が後に幕下以下へ陥落した場合も、その期間は力士褒賞金の支給対象外となります。ただし、土俵で実績を積み上げた持ち給金そのものが消えるわけではなく、再び十両以上に昇進すれば支給計算に反映されます。

一度獲得した金星の加算分は消える?

金星や勝ち越しによって自力で積み上げた持ち給金は、翌場所に負け越したからといって取り消されるものではありません。

ただし、十両以上の力士には番付に応じた最低支給標準額が設定されており、昇進時に最低保障として加算された部分については、番付が下がった際に調整される場合があります。

そのため、実際の支給額は単純に金星の数だけで決まるわけではありません。過去の実績による持ち給金と、その場所の番付による最低保障を合わせて考える必要があります。

金星を獲得した後、引退するとどうなる?

引退すると力士としての現役活動が終了するため、以後の力士褒賞金の支給もなくなります。

つまり、金星の増額は生涯にわたって現金を受け取れる年金のような制度ではありません。現役力士として関取の地位を維持している期間に、場所ごとに受け取る成果報酬です。

金星の価値を考える際には、獲得数だけでなく、その後どれだけ長く関取として活躍できるかも重要になります。

【歴代最多記録】金星16個を獲得した安芸乃島とは?

大相撲の歴史で、最も多く金星を獲得した力士は安芸乃島(あきのしま)です。

日本相撲協会の公式クイズでも、安芸乃島が歴代最多の16個を獲得したと紹介されています。2026年9月場所までの記録を集計した相撲専門の記録資料でも、歴代1位の座を維持しています。

安芸乃島が獲得した16個の内訳

安芸乃島は、1988年3月場所に新入幕を果たし、2003年5月場所まで幕内で活躍した元関脇です。

金星16個の内訳を見ると、特定の横綱だけでなく、複数の時代の横綱から勝利を挙げていたことが分かります。

  • 千代の富士:4個
  • 北勝海:4個
  • 旭富士:4個
  • 大乃国:2個
  • 曙:1個
  • 武蔵丸:1個

合計16個で、実に6人の横綱から金星を獲得しています。

2位は高見山と栃乃洋の12個。安芸乃島はこの2人を4個上回っており、歴代記録の中でも際立った存在です。

安芸乃島の記録が特別な理由

金星を獲得するには、平幕の番付にいなければなりません。つまり、横綱と対戦する機会があり、なおかつ勝利を収めなければ記録は増えません。

安芸乃島の場合、長期間にわたって幕内で活躍し、複数の横綱と対戦する中で金星を積み重ねました。

加えて、安芸乃島の最高位は関脇です。横綱に昇進することなく、平幕時代の勝利によって16個という記録を築いた点にも特徴があります。

金星の数は単純な勝利数ではありません。番付、対戦相手、取組編成、現役期間など、複数の条件が重なって生まれる記録です。16個という数字は、安芸乃島が長年にわたって上位陣を脅かしてきた実績を示しています。

【よくある質問】相撲の金星はいくら?に関するFAQ

Q1:金星は何勝すれば獲得できますか?
A1:前頭の平幕力士が横綱との本場所の取組で1勝すれば獲得できます。8勝や10勝といった最低勝利数の条件はありません。ただし、不戦勝や反則による勝利は金星として認められません。

Q2:金星を獲得すると毎月の給料が4万円増えるのですか?
A2:厳密には毎月の基本給が4万円増えるわけではありません。力士褒賞金の持ち給金が10円増え、4,000倍した4万円が本場所ごとに上乗せされます。年間6場所すべてで支給される場合、年間24万円の増額になります。

Q3:金星の報奨金は引退するまでずっともらえますか?
A3:十両以上の関取として現役を続けている間は、金星による増額分が場所ごとの力士褒賞金に反映されます。幕下以下に陥落している間は支給されず、引退後も支給されません。ただし、過去の成績によって積み上げた持ち給金は基本的に残ります。

2026年の大相撲における金星は、1個につき1場所4万円の力士褒賞金増額につながります。年間6場所を通じて支給されれば24万円となり、5年間なら120万円、10年間なら240万円の上積みに相当します。

その仕組みは、持ち給金10円に4,000倍を掛けるというものです。金星はその場限りの賞金ではなく、関取として活動する間、場所ごとに反映される成果報酬です。

ただし、毎月の基本給とは別の制度であり、十両以上の関取であることが支給条件となります。また、金星を獲得できるのは前頭の平幕力士だけで、大関・関脇・小結が横綱に勝っても金星にはなりません。

歴代最多は安芸乃島の16個。複数の横綱を相手に積み重ねたこの記録は、金星が単なる番狂わせではなく、長年の実力と勝負強さを示す特別な勲章であることを物語っています。

相撲中継で金星のニュースを見かけたら、目の前の1勝だけでなく、その後の力士褒賞金にも注目してみてください。土俵上の一番が、現役生活を通じた収入にも影響するという点は、大相撲ならではの興味深い仕組みです。

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宮部 宗介
トレンドリサーチャー 宮部 宗介
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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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