2026年現在、パリ2024オリンピックの最終成績を振り返ると、日本代表は金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個、合計45個を獲得し、メダルランキングで世界3位に入った。大会は2024年7月26日の開会式から8月11日の閉会式まで開催され、競技自体は7月24日に先行して始まっている。全32競技、48種別、329種目が実施された。
柔道、体操競技、レスリングを中心に日本勢が躍動し、陸上女子やり投では北口榛花が金メダルを獲得。フェンシングやスケートボード、ブレイキンでも歴史に残る結果が生まれた。ここではJOC(日本オリンピック委員会)の公式競技日程・結果とメダル記録を基に、競技別の開催日程、日本代表の試合結果、メダリスト、国別ランキングを整理する。
【パリ2024オリンピック日程】開会式・閉会式と全競技の開催期間

パリ2024オリンピックの大会期間は、2024年7月24日から8月11日まで。競技は開会式より2日早くスタートし、19日間にわたって各会場で熱戦が繰り広げられた。
実施されたのは32競技・48種別・329種目。パリ市内だけでなく、フランス国内の複数都市やタヒチなども競技会場となり、都市の歴史的建造物や自然環境を生かした大会となった。
開会式は7月26日、セーヌ川が舞台に開会式は2024年7月26日に実施された。従来のような競技場内での式典ではなく、セーヌ川を舞台に各国選手団が船でパリ中心部を進むという、オリンピック史上でも異例の演出が採用された。
選手団は川沿いの歴史的建造物や名所を通過し、トロカデロ広場方面へと進んだ。パリの街そのものを舞台にした開会式は、今回の大会を象徴する出来事の一つとなった。
閉会式は8月11日、次回ロサンゼルス大会へ最終日の2024年8月11日には、サン=ドニのスタッド・ド・フランスで閉会式が行われた。大会の終了とともに聖火が消され、次回開催地であるロサンゼルスへの引き継ぎが行われた。
大会全体の重要日程- 7月24日:サッカー、ラグビー、ハンドボール、アーチェリーなどの競技開始
- 7月26日:開会式
- 7月27日:柔道、フェンシング、競泳、スケートボードなどで最初のメダル決定
- 7月27日〜8月3日:柔道競技
- 7月29日〜8月5日:体操競技の主要決勝
- 8月1日〜11日:陸上競技
- 8月5日〜11日:レスリング競技
- 8月10日:北口榛花が女子やり投で金メダル
- 8月11日:全競技終了・閉会式
IOCが公表した大会カレンダーによると、7月27日には自転車、柔道、フェンシング、飛込、ラグビー、射撃、競泳、スケートボードの8競技でメダルが決定した。また、8月3日・4日の週末には陸上、柔道、体操、卓球、フェンシングなど多くの競技で決勝が集中した。
【日本代表の最終成績】金20・銀12・銅13のメダル獲得者を競技別に整理
日本代表のパリ2024最終成績は、金20個・銀12個・銅13個、合計45個。JOCの2024年8月19日時点の入賞者一覧でも、この数字が最終記録として掲載されている。
日本がメダルを獲得した競技は15競技。特にレスリング、柔道、体操競技の3競技が金メダル数を大きく押し上げた。さらにフェンシングやスケートボードなど、競技の幅が広がったことも今回の特徴だ。
日本代表の競技別メダル獲得一覧| 競技 | メダル内訳 | 主なメダリスト・種目 |
|---|---|---|
| レスリング | 金8・銀1・銅2 | 樋口黎、清岡幸大郎、文田健一郎、日下尚、藤波朱理、櫻井つぐみ、元木咲良、鏡優翔が金。高谷大地が銀、須崎優衣・尾崎野乃香が銅。 |
| 柔道 | 金3・銀2・銅3 | 角田夏実、阿部一二三、永瀬貴規が金。村尾三四郎と混合団体が銀。 |
| 体操競技 | 金3・銅1 | 男子団体、岡慎之助の男子個人総合・鉄棒が金。平行棒が銅。 |
| フェンシング | 金2・銀1・銅2 | 男子フルーレ団体、加納虹輝が金。男子エペ団体が銀。 |
| スケートボード | 金2・銀2 | 堀米雄斗、吉沢恋が金。赤間凛音、開心那が銀。 |
| 陸上競技 | 金1 | 北口榛花が女子やり投で金。 |
| ブレイキン | 金1 | 湯浅亜実がBガールで金。 |
| 水泳(競泳・飛込) | 銀2 | 松下知之が男子400m個人メドレー、玉井陸斗が男子10m高飛込で銀。 |
| 卓球 | 銀1・銅1 | 女子団体が銀、早田ひなが女子シングルスで銅。 |
| バドミントン | 銅2 | 渡辺勇大・東野有紗の混合ダブルス、志田千陽・松山奈未の女子ダブルス。 |
| 馬術 | 銅1 | 大岩義明、北島隆三、戸本一真、田中利幸の総合馬術団体。 |
| ゴルフ | 銅1 | 松山英樹が男子個人で獲得。 |
| セーリング | 銀1 | 岡田奎樹・吉岡美帆の混合ディンギー。 |
| 近代五種 | 銀1 | 佐藤大宗が男子個人で獲得。 |
| スポーツクライミング | 銀1 | 安楽宙斗が男子ボルダー&リードで獲得。 |
この一覧から見えてくるのは、日本のメダル獲得が伝統的な得意競技だけに集中していないことだ。レスリングや柔道の強さを維持しながら、フェンシング、スケートボード、ブレイキン、スポーツクライミングといった競技でも成果を残した。
なお、メダル獲得数45個は競技種目のメダル数であり、団体競技では複数の選手が同じメダルを獲得する。選手個人のメダル獲得歴と競技別のメダル数を混同しないことも大切だ。
【競技別結果を詳しく解説】柔道・体操・レスリング・陸上の注目記録
日本代表の最終成績を語るうえで欠かせないのが、柔道、体操競技、レスリング、陸上競技の4競技だ。それぞれ異なる展開で日本勢が存在感を示した。
柔道競技結果:個人戦の金メダル3個と混合団体の銀メダル柔道は7月27日から8月3日まで開催された。日本は個人戦で金3個、銀1個、銅3個を獲得し、最終日の混合団体でも銀メダルを追加した。
大会初日の7月27日には女子48kg級の角田夏実が優勝。男子60kg級では永山竜樹が銅メダルを獲得し、日本勢が早い段階から結果を残した。
7月28日には男子66kg級の阿部一二三が金メダルを獲得。兄妹での連覇が期待された女子52kg級の阿部詩は2回戦で敗退したが、一二三は東京大会に続く2連覇を達成した。
7月30日には男子81kg級の永瀬貴規が金メダルを獲得。東京大会に続く連覇となり、世界トップクラスの安定感を示した。
加えて、男子73kg級の橋本壮市、女子57kg級の舟久保遥香、男子90kg級の村尾三四郎も表彰台に立った。個人戦の最後を飾った混合団体では日本が銀メダルを獲得し、柔道全体のメダル数は8個となった。
柔道は個人戦の勝敗だけでなく、階級を超えてチームとして戦う混合団体の結果も注目された競技だった。
体操競技結果:岡慎之助が金3個・銅1個の快挙体操競技では、男子団体が7月29日の決勝で金メダルを獲得した。橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、谷川航の5人がチームとして優勝を果たした。
特に注目を集めたのが岡慎之助だ。男子個人総合でも金メダルを獲得し、さらに種目別鉄棒でも優勝。平行棒では銅メダルを獲得した。
岡慎之助は金3個・銅1個、合計4個のメダルを獲得。個人と団体の両方で実力を発揮し、パリ大会を代表する日本人選手の一人となった。
男子団体の優勝は、日本の体操が個人の技術力だけでなく、チーム全体の完成度でも世界の頂点に立ったことを示す結果だった。
レスリング競技結果:金メダル8個で日本の最多獲得競技にレスリングは8月5日から11日まで行われ、日本代表にとって最大の金メダル獲得競技となった。
金メダル8個、銀メダル1個、銅メダル2個の合計11個を獲得。日本の金メダル20個のうち8個をレスリングが占めた。
男子では、樋口黎がフリースタイル57kg級、清岡幸大郎が65kg級で優勝。グレコローマンスタイルでは文田健一郎が60kg級、日下尚が77kg級を制した。
女子でも藤波朱理が53kg級、櫻井つぐみが57kg級、元木咲良が62kg級、鏡優翔が76kg級で金メダルを獲得した。
一方、男子フリースタイル74kg級の高谷大地は銀メダル、女子フリースタイル50kg級の須崎優衣と68kg級の尾崎野乃香は銅メダルを獲得。男女双方で安定した成績を残したことが、11個というメダル数につながった。
陸上競技結果:北口榛花が女子やり投で金メダル陸上競技は8月1日から11日まで開催された。日本勢の最大のハイライトは、8月10日の女子やり投決勝だった。
北口榛花は65メートル80を記録し、金メダルを獲得。女子やり投で世界の頂点に立ち、日本陸上界に新たな歴史を刻んだ。
JOCの競技記録によると、この金メダルは日本の陸上競技における女子フィールド種目初の金メダルでもある。
男子では赤﨑暁がマラソン6位、赤松諒一が走高跳5位などの入賞を果たした。メダル獲得だけでなく、複数種目で上位に食い込んだ点も評価したい。
その他の注目競技:フェンシング、スケートボード、ブレイキンフェンシングでは男子フルーレ団体と男子エペ個人で金メダルを獲得。加納虹輝は個人戦と団体戦の双方でメダルを手にした。女子団体でもフルーレとサーブルで銅メダルを獲得し、合計5個のメダルを記録した。
スケートボードでは、男子ストリートの堀米雄斗と女子ストリートの吉沢恋が金メダル。女子ストリートでは赤間凛音も銀メダルを獲得し、日本勢が表彰台の上位を占めた。
また、パリ大会でオリンピック競技として初採用されたブレイキンでは、湯浅亜実がBガールで金メダルを獲得。新競技での日本人選手の優勝は、大会の大きな話題となった。
【パリオリンピックメダルランキング】日本は世界3位、金メダル数で上位に
パリ2024の国・地域別メダルランキングでは、アメリカ、中国、日本がトップ3に入った。日本は合計45個で、金メダル数を基準とする順位では世界3位だった。
上位5か国・地域の最終成績は次のとおり。
- 1位・アメリカ:金40個、銀44個、銅42個、合計126個
- 2位・中国:金40個、銀27個、銅24個、合計91個
- 3位・日本:金20個、銀12個、銅13個、合計45個
- 4位・オーストラリア:金18個、銀19個、銅16個、合計53個
- 5位・フランス:金16個、銀26個、銅22個、合計64個
ここで注目したいのは、オーストラリアが合計53個のメダルを獲得し、日本の45個を上回っている点だ。それでも日本が3位、オーストラリアが4位となったのは、国別ランキングが金メダル数を優先して順位を決めるためである。
日本は金20個に対し、オーストラリアは18個。銀・銅を含めた総数だけではランキングの順位は判断できない。
また、アメリカと中国はともに金メダル40個だったが、銀メダル44個を獲得したアメリカが、銀27個の中国を上回って1位となった。
したがって、パリオリンピックの最終成績を正しく比較するには、金・銀・銅の内訳と総数の両方を見る必要がある。
【JOC公式競技日程・結果】2026年に過去の試合記録を確認する方法
2026年にパリ2024の競技日程や試合結果を調べる場合、最も基本となる資料は日本オリンピック委員会のパリ2024公式記録だ。
JOCの公式ページには、競技日程、日付別のTEAM JAPAN競技結果、メダル・入賞者一覧、選手別の最終成績が掲載されている。
JOCの競技日程・結果で確認できる情報- 競技日程:各競技・種目の実施日程と決勝日
- メダル決定日:公式日程上の印で確認できる
- 試合結果:日本代表選手の試合経過、順位、記録
- メダリスト一覧:金・銀・銅の獲得者と種目
- 入賞記録:4位から8位までの成績
特に日付別の競技結果は、選手の勝敗や決勝進出の経緯を追う際に役立つ。ただし、JOCの各日の競技結果は基本的にTEAM JAPANの情報を対象としているため、外国選手を含む全体の順位を確認する場合はIOCの公式結果記録も参照したい。
2026年時点で知っておきたい3つの注意点1.競技開始日と開会式の日付は異なる。大会競技は7月24日に始まり、開会式は7月26日だった。7月26日を全競技の初日と考えると、実際の日程と食い違う。
2.32競技・48種別・329種目はそれぞれ異なる数字。32は競技の数、48は種別、329はメダル決定種目の数を示す。329競技が実施されたという意味ではない。
3.メダル数と入賞数は別に集計する。JOCの記録では日本の金20個、銀12個、銅13個に加え、4位8件、5位22件、6位13件、7位16件、8位11件も記録されている。4位から8位までの入賞は合計70件に達する。
【プロの結論】メダル数だけでは見えない日本代表の強さパリ2024の日本代表を評価する際、金メダル20個という数字だけを見るのは十分ではない。
レスリングの8個の金メダルは日本の伝統的な競技力を示し、体操競技や柔道では個人と団体の両方で成果を残した。一方、フェンシングやスケートボード、ブレイキンなどでも結果を出したことは、日本の競技力が複数の分野に広がっていることを示している。
さらに4位から8位までの入賞が70件あることも見逃せない。メダルには届かなかった選手の結果も含めて評価することで、選手層の厚さや各競技の現状がより正確に見えてくる。
大会の成績を比較するときは、金メダル数、総メダル数、競技別の獲得数、入賞者数という4つの視点を組み合わせることが、最も実態に近い判断につながる。
【パリオリンピックの日程・結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:パリオリンピック2024はいつ開催された?
A1:競技期間は2024年7月24日から8月11日まで。開会式は7月26日、閉会式は8月11日に行われた。開会式より前に一部競技が始まっている。
Q2:日本代表は金メダルを何個獲得した?
A2:金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個の合計45個を獲得した。金メダル数を基準とする国別ランキングでは世界3位だった。
Q3:日本が最も多く金メダルを獲得した競技は?
A3:レスリングで、金メダル8個を獲得した。男子では樋口黎、清岡幸大郎、文田健一郎、日下尚、女子では藤波朱理、櫻井つぐみ、元木咲良、鏡優翔が優勝した。
パリ2024オリンピックは、2024年7月24日から8月11日まで開催された32競技・329種目の大会だった。日本代表は金20個・銀12個・銅13個、合計45個を獲得し、世界3位という成績を残した。
レスリングの金8個、体操競技の岡慎之助による金3個・銅1個、柔道の個人戦と混合団体での活躍、北口榛花の女子やり投金メダルなど、競技ごとに異なる見どころがあった。
また、フェンシング、スケートボード、ブレイキンなどでも日本選手が表彰台に立ち、競技の多様化という点でも印象的な大会となった。
2026年にパリオリンピックの結果を調べるなら、JOCの公式日程・結果とメダル・入賞者一覧を基準にするのがおすすめだ。メダル数だけでなく、競技別の決勝日程、個人の試合結果、4位以下の入賞記録まで確認すれば、日本代表が残した45個のメダルの背景と大会全体の成果をより深く理解できる。
パリ2024は終了した大会だが、そこで生まれた記録と選手たちの挑戦は、次のオリンピックを見据えるうえでも重要な比較資料となっている。