2026年のホークスは、日本シリーズだけでなくレギュラーシーズンから圧倒的な成績を残した。
NPB公式発表によると、9月17日にオリックス・バファローズを7対1で破り、3年連続22度目のパ・リーグ優勝を決定。2位の埼玉西武ライオンズが敗れたこともあり、優勝が確定した。
2026年レギュラーシーズンの成績- 順位:パ・リーグ1位
- 試合数:143試合
- 勝利:91勝
- 敗北:49敗
- 引き分け:3試合
- 勝率:.650
- リーグ優勝:3年連続、通算22度目
91勝49敗3分という成績は、勝率.650。リーグを通して安定した勝ち星を積み重ねたことが分かる。
クライマックスシリーズ2026も3連勝で突破10月14日から始まったパーソル クライマックスシリーズ パのファイナルステージでは、北海道日本ハムファイターズと対戦した。
ホークスは初戦から3連勝し、アドバンテージの1勝を含めて5勝0敗で突破した。
- 10月14日:ソフトバンク 6-4 日本ハム
- 10月15日:ソフトバンク 6-2 日本ハム
- 10月16日:ソフトバンク 6-2 日本ハム
これで日本シリーズ進出が決定。日本シリーズでも4連勝したため、ポストシーズンの実際の試合では7連勝を達成した。
レギュラーシーズンの91勝、CSの3連勝、日本シリーズの4連勝。年間を通じた戦績を並べると、ホークスが短期決戦だけに強かったのではなく、長いシーズンで培った総合力を最後まで発揮したことが分かる。
2024年の雪辱を果たしたDeNAとの再戦今回の日本シリーズには、もう一つ見逃せない背景がある。
ホークスとDeNAは2024年にも日本シリーズで対戦していた。このときはソフトバンクが第1戦、第2戦を連勝したものの、その後4連敗。最終的にDeNAが4勝2敗で26年ぶり3度目の日本一を獲得した。
2026年は立場が逆転した。DeNAは再びクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズに進出したが、ホークスが4連勝で決着をつけた。
2年前に経験したシリーズの難しさを踏まえ、今回は接戦を落とさなかったことも、連覇の大きな意味といえる。
【歴代優勝回数を徹底整理】南海・ダイエー・ソフトバンクの日本一13回の歴史

ホークスの日本一13度という記録を理解するには、球団の歴史を分けて考える必要がある。
現在の福岡ソフトバンクホークスは、南海ホークス、福岡ダイエーホークスの歴史を受け継いでいる。球団名が変わっても、同じ球団の系譜として日本シリーズの優勝回数は積み上げられてきた。
2026年の優勝によって、歴代の日本一は合計13回となった。
南海・ダイエー・ソフトバンク時代の優勝年南海ホークス時代
- 1959年
- 1964年
南海時代の日本一は2回。1959年には巨人を4連勝で破り、初の日本シリーズ制覇を果たした。
福岡ダイエーホークス時代
- 1999年
- 2003年
1989年に福岡へ移転し、球団名をダイエーに変更。1999年には中日を破り、35年ぶりの日本一を達成した。2003年にも阪神との激戦を制し、再び頂点に立った。
福岡ソフトバンクホークス時代
- 2011年
- 2014年
- 2015年
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2025年
- 2026年
2005年にソフトバンクへ球団名が変更されて以降、今回を含めて9度の日本一を達成している。特に2017~2020年には、4年連続で日本シリーズを制覇した。
日本一13回の内訳
球団の歴史を通算した日本一13回
南海ホークス
2回
福岡ダイエーホークス
2回
福岡ソフトバンクホークス
9回
1959年から2026年まで。球団の公式発表に基づく集計。
ここで注意したいのが、「13度目」と「ソフトバンクホークスとして9度目」は、どちらも正しい数字だということだ。
前者は南海・ダイエー時代を含む球団の通算記録、後者は2005年以降のソフトバンク時代だけを集計した数字である。検索時に両方の数字を見かけても、矛盾ではない。
また、リーグ優勝回数と日本一の回数も別の記録だ。2026年のパ・リーグ優勝は通算22度目、日本シリーズ制覇は通算13度目となる。
【ホークスが日本一連覇を達成できた理由】小久保裕紀監督の采配とチーム総合力
2026年のホークスの強さを一言で表すなら、個人の能力だけに依存しない総合力だ。
小久保裕紀監督の采配、勝負どころで働く控え選手、安定した救援投手陣、そして長期戦で勝ち続けるチームの準備。この複数の要素が重なったことが、連覇につながった。
1. 小久保監督が掲げた「全新」という考え方2026年のチームスローガンは「全新(ゼンシン)」だった。
小久保監督はシーズン開幕前、前年の成功に安住しないため、チームを一度作り直す考えを示した。実績のある選手であっても競争から外さず、若手の台頭や新たな戦力の発掘を目指した取り組みだ。
この考え方は日本シリーズでも表れた。
第2戦では山川を代打で起用し、同点本塁打を引き出した。第3戦ではイヒネを代走に送り、土壇場の同点劇につなげた。第4戦では山本祐大を5番に起用し、逆転の2点適時三塁打という結果を得ている。
単に固定された主力選手に頼るのではなく、試合の状況に応じて選手の役割を変えたことが特徴だった。
2. 救援陣の役割分担が明確だった短期決戦では、先発投手が好投しても、終盤に失点すれば勝利を逃す。
2026年のホークスは、オスナ、ヘルナンデス、杉山を中心に、勝負どころで救援陣を投入した。
第4戦では、オスナが7回、松本裕樹が8回、杉山が9回を担当。第2戦で苦しい登板となった松本裕樹も、第4戦では再び持ち場を任され、三者凡退に抑えた。
一人の投手にすべてを背負わせず、役割を分担する体制が機能していたことは大きい。
3. 控え選手が試合を決める選手層日本シリーズで特に印象的だったのは、主力以外の選手も勝利に直接貢献したことだ。
- 第1戦:庄子雄大が勝ち越し適時二塁打。
- 第2戦:川村友斗が延長10回に勝ち越し本塁打。
- 第3戦:イヒネ・イツアが代走で同点のホームを踏む。
- 第4戦:山本祐大が逆転の2点適時三塁打。
山本については、さらに興味深い背景がある。2026年シーズン途中までDeNAで平良拳太郎とバッテリーを組んでいた選手であり、移籍後に古巣との日本シリーズで対戦することになった。
その元バッテリー同士の対決で、山本が勝負を決める一打を放ったことは、第4戦を象徴する場面だった。
4. 小久保監督の短期決戦に向けた準備パ・リーグの報道では、小久保監督が9月からポストシーズンで対戦する可能性のある全球団の資料をデータ班に準備させていたことも紹介されている。
つまり、CSや日本シリーズが始まってから対策を考えるのではなく、シーズン終盤から複数の対戦シナリオを想定していた。
試合中の采配だけではなく、試合前の情報収集や選手の意識づけまで含めた準備が、短期決戦での対応力につながったと考えられる。
5. 2024年の敗戦を教訓にした試合運び2024年のDeNA戦では、最初の2試合を勝ちながら、その後4連敗を喫した。
日本シリーズはレギュラーシーズンとは違い、一度の敗戦や継投の判断がシリーズ全体に影響する。
2026年は第1戦、第2戦とも延長戦で勝利し、第3戦でも一度リードを許しながら逆転。第4戦も先制された展開から試合をひっくり返した。
一度も苦しい展開がなかったわけではない。苦しい場面を乗り越え、最後に勝利をつかむ力こそ、今回の連覇を支えた核心だった。
小久保監督は第1戦終了後、次のように語っている。
「3つ勝つことだけを考えてやっていきたい」
初戦を取った後もシリーズ全体の勝利だけを見据える姿勢がうかがえる言葉だ。
【プロの結論】2026年のホークスが示した強さの本質2026年の日本シリーズから読み取れる強さは、次の3点に集約できる。
1. 戦力の厚み: 主力だけでなく、代打・代走・途中出場の選手が勝利に貢献できる。
2. 投手運用の柔軟性: 状況に応じて救援陣を投入し、終盤の失点を防ぐ。
3. 短期決戦への準備: データ分析と選手の役割分担を徹底し、想定外の展開にも対応する。
2026年のホークスは、レギュラーシーズンの91勝だけでなく、CSの3連勝、日本シリーズの4連勝によって、その総合力を証明した。
強いチームとは、常に大量得点で勝つチームではない。接戦、逆転、延長戦という異なる状況で、勝ち切る方法を複数持っているチームだ。今回のホークスは、その条件を満たしていた。
【日本シリーズホークス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ホークスは2026年の日本シリーズで何勝何敗でしたか?
A1:横浜DeNAベイスターズに4勝0敗で勝利しました。第1戦から第4戦まで4連勝し、2年連続13度目の日本一を達成しました。
Q2:2026年の日本シリーズでMVPを獲得した選手は誰ですか?
A2:福岡ソフトバンクホークスの正木智也選手です。4試合で打率.438、7安打、2本塁打を記録。第3戦では延長10回にサヨナラ本塁打を放ちました。
Q3:日本シリーズ2026のホークスの勝敗投手は誰ですか?
A3:第1戦はオスナ、第2戦はヘルナンデス、第3戦は杉山一樹、第4戦はヘルナンデスが勝利投手です。敗戦投手は順に岩田、伊勢、ルイーズ、平良でした。
Q4:ホークスの日本一は2026年で何回目ですか?
A4:南海・ダイエー時代を含めて通算13回目です。内訳は南海2回、ダイエー2回、ソフトバンク9回です。
Q5:ホークスは2026年にパ・リーグも優勝しましたか?
A5:優勝しました。9月17日に3年連続22度目のパ・リーグ優勝を決定。CSファイナルステージも日本ハムに3連勝し、日本シリーズへ進出しました。
Q6:ホークスの監督は誰ですか?
A6:2026年の一軍監督は小久保裕紀監督です。シーズンスローガン「全新」を掲げ、選手間の競争と新戦力の台頭を重視したチームづくりを進めました。
2026年の日本シリーズで、福岡ソフトバンクホークスは横浜DeNAベイスターズを4勝0敗で破り、2年連続13度目の日本一を達成した。
第1戦の延長11回、第2戦の延長10回、第3戦のサヨナラ本塁打、そして第4戦の逆転勝利。全4試合にはそれぞれ異なるドラマがあり、正木智也のMVP獲得、杉山一樹の3セーブ、小久保裕紀監督の采配など、多くの見どころがあった。
また、2026年の優勝は南海時代から続く球団の歴史に新たな1ページを加えた。3年連続のパ・リーグ優勝、CS突破、日本シリーズ4連勝という結果は、チーム全体の完成度を示している。
今後の注目は、2027年にリーグ4連覇と3年連続日本一を達成できるかどうかだ。
2026年のホークスが残した最大の成果は、13度目の日本一という数字だけではない。南海、ダイエー、ソフトバンクと受け継がれてきた球団の伝統に、新たな連覇の歴史を刻んだことにある。