2026年のダブルス3種目は、すべてトーナメント方式による11ポイント5ゲームマッチで実施された。一般的には5ゲーム制と呼ばれ、先に3ゲームを獲得したペアが勝者となる。
11ポイント5ゲームマッチの基本ルール- 1ゲームは原則11ポイント先取。
- 10対10になった場合は、2点差がつくまで試合を続ける。
- 先に3ゲームを獲得したペアがマッチの勝者。
- 各種目ともトーナメント方式で優勝を決定する。
この方式では、長期戦の7ゲームマッチと比較して、序盤のゲームを落とした際の挽回余地が小さい。サービス、レシーブ、3球目攻撃などの組み立てを早い段階で確立できるかが重要になる。
ダブルスでは、2人の選手が交互に打球するため、個人の攻撃力だけでは勝ち切れない。相手の返球コースを予測し、パートナーが次のボールを打ちやすい位置取りをすることも勝敗を分ける。
2026年の決勝結果は、こうした短期決戦の特徴をよく表している。3種目とも3対0という結果だったが、混合ダブルスでは第2ゲームが12-10、第3ゲームが11-9と接戦になった。ゲームカウントだけでなく、各ゲームの得点差まで見ることで試合の実態を把握できる。
【歴代優勝ペア】2025年から2026年への王者交代を検証

全日本卓球選手権大会のダブルスは、年度ごとにペアの組み合わせや所属チーム、選手の勢力図が変化する。2026年の結果を理解するには、前年の2025年大会と比較するのが分かりやすい。
2025年・2026年の優勝ペア比較
2025年大会の優勝ペア
男子ダブルス
飯村悠太・木方圭介
明治大
女子ダブルス
麻生麗名・笹尾明日香
日本生命
混合ダブルス:木造勇人・安藤みなみ
2026年大会の優勝ペア
篠塚大登・谷垣佑真
愛知工業大
張本美和・長﨑美柚
木下グループほか
混合ダブルス:松島輝空・張本美和
2025年大会の男子優勝は飯村悠太・木方圭介組、女子は麻生麗名・笹尾明日香組、混合は木造勇人・安藤みなみ組だった。2026年には3種目すべてで優勝ペアが入れ替わった。
特に男子ダブルスは、前年王者の飯村・木方組が連覇を逃したことも大会の大きなポイントだった。1月31日の準々決勝で坂井雄飛・面田知己組に敗れ、地元愛知のペアが準決勝へ進出した。
全日本ダブルスの歴史を彩った名ペア過去の優勝記録を振り返ると、男子ダブルスでは渋谷浩・松下浩二組が長く語り継がれる存在だ。1983年度から2026年までの記録をまとめた卓球専門メディアの集計では、同ペアは1989年度、1990年度、1992年度、1995年度、1999年度、2001年度の計6回優勝している。
女子ダブルスでは、藤井寛子・若宮三紗子組が2009年度から2012年度まで4連覇を達成。長期間にわたって安定したペアリングを維持し、全日本の歴史に残る実績を築いた。
近年では、男子の水谷隼・大島祐哉組、木造勇人・張本智和組、女子の早田ひな・伊藤美誠組など、国内外で活躍する選手同士のペアも優勝を重ねてきた。
こうした歴代優勝ペアと比較すると、2026年の張本美和・長﨑美柚組、松島輝空・張本美和組の優勝は、次世代を担う選手たちが新しい組み合わせで結果を残した大会として位置づけられる。
【卓球TVライブ配信・見逃し配信】決勝動画と公式結果の確認方法
2026年大会は、日本卓球協会の動画配信サービス卓球TVを中心にインターネット配信が行われた。大会期間中は全試合がライブ配信の対象となり、最終日の決勝についても見逃し配信が用意された。
テレビ放送・インターネット配信の実施内容- 1月29日~31日: 卓球TVでライブ配信
- 2月1日10:00~12:00: NHK BSで男女ダブルス準決勝を放送予定
- 2月1日13:05~16:00: NHK総合で混合・男女ダブルス決勝を放送予定
- 2月1日: 卓球TVでライブ配信
- 2月1日以降: 卓球TVで見逃し配信
最終日のテレビ放送は、試合進行により延長の可能性がある編成だった。インターネットでは卓球TVのほか、スポーツナビでもコート別の配信が案内されていた。
2026年11月現在、卓球TVには大会最終日のアーカイブ動画が掲載されており、混合ダブルス、女子ダブルス、男子ダブルスの各決勝を振り返ることができる。試合全体を見たい場合は、ダイジェストだけでなく、各コートの見逃し配信を確認するとよい。
日本卓球協会の公式結果・ランキングはどこを見る?大会の結果を確認する際には、日本卓球協会が公開した「最終結果・ランキング」と大会特設ページの記録速報が基本となる。
確認する情報によって見るべき資料は異なる。
- 最終順位: 各種目の優勝・準優勝・3位のペア
- 決勝スコア: ゲームごとの得点と勝敗
- トーナメント表: ブロック別の組み合わせと勝ち上がり
- 出場選手: 登録された選手とペアの所属
- ランキング: 大会の公式ランキング資料
ここで注意したいのが、大会の最終順位と世界ランキングは別の情報だという点だ。全日本選手権の優勝は国内大会のタイトルであり、国際卓球連盟(ITTF)の世界ランキングがそのまま優勝ペアの順位に置き換わるわけではない。
また、試合結果の速報と最終結果も区別する必要がある。準決勝終了時点では決勝進出ペアしか確定していないため、優勝・準優勝・3位を確認するときは、日本卓球協会が公表した最終結果を参照するのが確実だ。
【よくある質問】全日本卓球選手権大会ダブルスに関するFAQ
Q1:2026年の全日本卓球選手権大会ダブルスで男子優勝したのは誰?
A1:篠塚大登・谷垣佑真組(愛知工業大学)です。決勝で英田理志・松下大星組を3対0で下し、初優勝を果たしました。
Q2:女子ダブルスと混合ダブルスの優勝ペアは?
A2:女子ダブルスは張本美和・長﨑美柚組、混合ダブルスは松島輝空・張本美和組です。張本美和はこの2種目に加えて一般・ジュニア女子シングルスも制し、全日本選手権4冠を達成しました。
Q3:2026年大会はいつ、どこで開催された?
A3:2026年1月29日(木)から2月1日(日)までの4日間、愛知県豊田市のスカイホール豊田で開催されました。
Q4:試合方式は何ゲーム制?
A4:男女ダブルス・混合ダブルスのすべてが11ポイント5ゲームマッチです。先に3ゲームを獲得したペアが勝利します。
Q5:スーパーシードとは何?
A5:ランキングや推薦基準などによって実績あるペアが序盤の試合を免除され、トーナメントの後半から出場する仕組みです。2026年大会では男女ダブルスのランキング推薦ペアが、原則としてベスト16決定戦から登場する規定でした。
Q6:2026年大会の決勝動画は今でも見られる?
A6:日本卓球協会の卓球TVに見逃し配信が掲載されています。男子・女子・混合ダブルスの各決勝をはじめ、最終日の試合映像を確認できます。
Q7:2025年の全日本ダブルス優勝ペアは?
A7:男子は飯村悠太・木方圭介組、女子は麻生麗名・笹尾明日香組、混合は木造勇人・安藤みなみ組でした。2026年は3種目すべてで優勝ペアが交代しています。
2026年の全日本卓球選手権大会ダブルスの部は、男子の篠塚大登・谷垣佑真組、女子の張本美和・長﨑美柚組、混合の松島輝空・張本美和組が日本一に輝いた。
男子では10年来のパートナーシップを築いてきた篠塚・谷垣組が地元愛知で初優勝。女子では張本・長﨑組が平野・木原組を破り、張本は史上初の全日本4冠を達成した。混合では松島・張本組が競り合いを制して初タイトルを手にした。
2025年大会から3種目すべてで優勝ペアが交代したことも、2026年大会の大きな特徴だ。固定された勢力図ではなく、選手の成長やペアリングの相性によって結果が変わるダブルス競技の奥深さが表れている。
今後の大会を追う際には、優勝ペアだけでなく、準優勝・3位の選手、スーパーシードからの勝ち上がり、決勝までのゲームスコアにも注目したい。日本卓球協会の公式結果と卓球TVの試合映像を組み合わせることで、順位だけでは分からない各ペアの強さや戦術の変化まで読み取れる。
2026年大会は、張本美和の歴史的4冠と愛知工業大学勢の躍進が強く印象に残る大会となった。次回大会では、今回の王者たちがタイトルを守れるのか、新たなペアが頂点を奪うのかが注目される。
主な参考資料:公益財団法人日本卓球協会「2026年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)最終結果・ランキング」「大会概要」「スーパーシード」「組み合わせ・タイムテーブル」「放送・配信スケジュール」、卓球TV、テレビ東京大会情報、卓球専門メディアの歴代記録。