2024年7月29日、明治神宮野球場で行われた決勝戦は、関東第一高校が帝京高校を8-5で下しました。
この試合は、序盤から主導権が何度も入れ替わる展開でした。
決勝戦のイニング別スコア| 回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 関東第一 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
| 帝京 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
試合の流れを変えたのは、3回と5回だったといえます。
関東第一は2回に先制。続く3回には主将の高橋徹平の適時二塁打などで2点を追加し、3-0とリードしました。
ところが、帝京も反撃します。3回裏、丹羽心吾の適時打に続き、富浜琉心が3ラン本塁打を放ち、一気に4-3と逆転しました。
関東第一にとっては、追いかける展開に変わった場面です。
しかし、4回に同点とすると、5回に再び勝ち越します。越後駿祐の適時二塁打などをきっかけに打線がつながり、この回だけで4点を獲得。8-4と大きくリードを広げました。
6回から登板した坂井遼は、帝京の反撃を1点に抑えて4イニングを投げ切りました。
試合結果は関東第一が8得点11安打、帝京が5得点9安打。失策は関東第一の1に対して帝京は4でした。
関東第一が5年ぶり9回目の優勝この勝利によって、関東第一は2019年以来となる夏の甲子園出場を決めました。
優勝回数は5年ぶり9回目です。
2024年春の選抜高校野球にも出場していた関東第一にとって、春夏連続の甲子園出場となりました。
一方、帝京は13年ぶりとなる夏の甲子園出場を目指していましたが、あと一歩届きませんでした。
試合中に一度は逆転したものの、関東第一の5回の集中攻撃と救援投手の好投が勝敗を分けました。
【準決勝・準々決勝結果】東東京大会のベスト4と勝ち上がり

2024年の東東京大会で最後まで優勝争いを演じたのは、関東第一、帝京、東京、二松学舎大付の4校でした。
伝統校の帝京と二松学舎大付に加え、東京高校野球部の躍進も目立った大会です。
準決勝の結果|7月27日| 対戦カード | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| 帝京-東京 | 13-3 | 帝京 |
| 関東第一-二松学舎大付 | 6-1 | 関東第一 |
帝京は東京に13-3で勝利しました。8回規定によるコールドゲームで、打線の勢いを示す結果となりました。
関東第一は二松学舎大付を6-1で破り、決勝進出を決めています。
この試合では、関東第一の先発・畠中鉄心が7回を投げ、6安打1失点と好投しました。
日刊スポーツの試合報道によると、畠中は4回まで相手打線を完全に抑える立ち上がりを見せています。
打線も12安打6得点と援護し、関東第一が安定した試合運びを見せました。
準々決勝の結果|7月23日準々決勝では、ベスト4進出を懸けた4試合が行われました。
| 対戦カード | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| 帝京-淑徳 | 10-0 | 帝京 |
| 二松学舎大付-東亜学園 | 8-5 | 二松学舎大付 |
| 関東第一-修徳 | 8-4 | 関東第一 |
| 東京-日大豊山 | 6-5 | 東京 |
注目されたのは、東京と日大豊山の試合です。
東京は日大豊山との接戦を6-5で制し、準決勝に進出しました。帝京との準決勝では敗れたものの、ベスト4という結果を残しています。
二松学舎大付も東亜学園を8-5で下し、準決勝まで勝ち上がりました。
関東第一は修徳に8-4で勝利。帝京も淑徳に10-0で勝ち、強豪校らしい力を発揮しました。
関東第一の勝ち上がり全6試合関東第一が決勝までに戦った試合を整理すると、次のとおりです。
- 3回戦・7月16日:芝に4-3で勝利
- 4回戦・7月19日:足立新田に8-0で勝利
- 5回戦・7月21日:成立学園に8-1で勝利
- 準々決勝・7月23日:修徳に8-4で勝利
- 準決勝・7月27日:二松学舎大付に6-1で勝利
- 決勝・7月29日:帝京に8-5で勝利
特筆すべきなのは、芝との3回戦です。
関東第一は4-3という1点差で初戦を突破しました。最初から圧倒的なスコアで勝ち続けたわけではありません。
接戦を経験しながら勝負どころで得点を重ね、準々決勝以降も勝ち切ったことが優勝につながりました。
【東東京大会2024の日程・組み合わせ】139校によるトーナメントの全体像
第106回全国高等学校野球選手権東東京大会は、2024年7月7日から7月29日まで開催されました。
東京都高等学校野球連盟の公式記録によると、参加規模は139校・127チーム、全126試合です。
139校と127チームで数字が異なるのは、複数校による連合チームが参加していたためです。
2024年の大会日程| 日程 | 主な大会内容 |
|---|---|
| 7月7日~14日 | 1回戦・2回戦・3回戦 |
| 7月15日~17日 | 2回戦・3回戦 |
| 7月18日~19日 | 4回戦 |
| 7月20日~21日 | 5回戦 |
| 7月23日 | 準々決勝 |
| 7月27日 | 準決勝 |
| 7月29日 | 決勝 |
※雨天中止などによる日程変更がありました。特に7月12日と7月16日は雨天中止に伴う変更が公式トーナメント表に記載されています。
使用された主な球場大会では、次の4球場が使用されました。
- 明治神宮野球場
- 都営駒沢球場
- JPアセットスタジアム江戸川
- 大田スタジアム
準決勝と決勝は明治神宮野球場で開催されました。
東東京大会トーナメント表の見方東東京大会の組み合わせは、左右に分かれたトーナメント形式です。
各校は勝利するたびに次のラウンドへ進み、最終的に勝ち残った2校が決勝で対戦します。
2024年は帝京と関東第一が決勝で対戦しました。
東京都高等学校野球連盟が公開した公式トーナメント表には、参加校の配置、試合結果、日程変更、コールドゲームなどの情報が記録されています。
126試合の全体像を確認したい場合は、この公式記録が最も確実な資料です。
【強豪校の関係と勝ち上がり】関東第一・帝京・二松学舎大付を比較
東東京大会2024を理解するには、単純な優勝・準優勝だけでなく、各校がどの段階で対戦し、どのような結果を残したかを見ることも大切です。
ここでは、上位進出校を中心に大会での関係を整理します。
| 学校名 | 2024年の主な結果 | 大会での位置づけ |
|---|---|---|
| 関東第一 | 優勝・決勝8-5 | 東東京代表として甲子園出場 |
| 帝京 | 準優勝・決勝5-8 | 13年ぶりの夏出場を目指した強豪 |
| 二松学舎大付 | ベスト4・準決勝1-6 | 東亜学園を破り準決勝進出 |
| 東京 | ベスト4・準決勝3-13 | 日大豊山を破って4強入り |
| 修徳 | ベスト8・準々決勝4-8 | 関東第一と準々決勝で対戦 |
| 東亜学園 | ベスト8・準々決勝5-8 | 二松学舎大付と対戦 |
関東第一は、複数の試合で得点力を発揮しました。
準々決勝では修徳に8-4、準決勝では二松学舎大付に6-1、決勝では帝京に8-5と、終盤に進むにつれて強豪校との対戦が続きました。
特に決勝では、先発の畠中鉄心から坂井遼への継投が機能しました。
帝京高校|逆転劇を見せた伝統校帝京は準々決勝で淑徳に10-0、準決勝では東京に13-3と勝ち進みました。
決勝でも3回に富浜琉心の3ラン本塁打で逆転するなど、攻撃力を示しました。
最終的には関東第一に敗れましたが、準優勝という結果は、東東京の強豪校としての存在感を示すものでした。
二松学舎大付|準決勝まで進んだ実力校二松学舎大付は、2021年と2022年の東東京大会を連覇した実績を持つ学校です。
2024年も東亜学園を破って準々決勝を突破しましたが、関東第一との準決勝では1-6で敗退しました。
過去の優勝実績と2024年のベスト4という結果を比較すると、東東京大会で継続的に上位を争ってきた存在であることが分かります。
【東東京大会の歴代優勝校】2024年の関東第一はどの位置にある?
東東京大会の歴代成績を振り返ると、関東第一、帝京、二松学舎大付が優勝争いの中心を担ってきたことが分かります。
2014年~2026年の主な優勝校日刊スポーツの過去20年成績と東京都高野連の大会記録を基に、主な優勝校を整理します。
- 2014年:二松学舎大付
- 2015年:関東第一
- 2016年:関東第一
- 2017年:二松学舎大付
- 2018年:二松学舎大付
- 2019年:関東第一
- 2020年:通常の夏季大会は中止
- 2021年:二松学舎大付
- 2022年:二松学舎大付
- 2023年:共栄学園
- 2024年:関東第一
- 2025年:関東第一
- 2026年:関東第一
2020年については、新型コロナウイルスの影響で通常の選手権大会が中止となり、代替大会の成績と通常大会の優勝記録を混同しないことが大切です。
2024年の優勝は関東第一の連続優勝につながる起点だった2024年の優勝は、関東第一にとって5年ぶり9回目でした。
その後も同校は東東京大会で結果を残しています。
- 2024年:5年ぶり9回目
- 2025年:2年連続10回目
- 2026年:3年連続11回目
2026年の過去成績にも、関東第一が3年連続で東東京を制した記録が掲載されています。
この流れを踏まえると、2024年の優勝は単年の好成績にとどまりません。
2019年以来の優勝を果たした関東第一が、その後も東東京の頂点を守り続ける流れの出発点となった大会です。
一方、帝京や二松学舎大付も過去に複数回の優勝を経験しており、東東京の勢力図を考えるうえで欠かせない存在です。
【関東第一高校の夏の甲子園2024】東東京代表から全国準優勝へ
東東京大会を制した関東第一は、第106回全国高等学校野球選手権大会に東東京代表として出場しました。
ここで押さえておきたいのは、東東京大会の優勝と夏の甲子園の優勝は別の結果だという点です。
関東第一は地方大会を制した後、甲子園でも勝ち上がり、決勝まで進出しました。
夏の甲子園2024での勝ち上がり関東第一の甲子園での主な試合結果は次のとおりです。
- 2回戦:北陸に7-1で勝利
- 3回戦:明徳義塾に3-2で勝利
- 準々決勝:東海大相模に2-1で勝利
- 準決勝:神村学園に2-1で勝利
- 決勝:京都国際に1-2で敗退
2024年8月23日に開催された甲子園決勝では、関東第一と京都国際が対戦しました。
9回まで両校とも無得点で、試合は延長10回タイブレークに突入。
10回表に京都国際が2点を獲得し、その裏に関東第一が1点を返しましたが、最終スコアは京都国際2-1関東第一でした。
関東第一は惜しくも準優勝となりました。
日本高等学校野球連盟の大会講評でも、関東第一について、投手力や守備力に加えて、バントや走塁などの機動力を生かした戦いが評価されています。
東東京大会の決勝では帝京を8-5で下し、甲子園では全国準優勝まで進んだ関東第一。
2024年は、同校の実力を全国に示した印象的なシーズンとなりました。
【東東京高校野球2024】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東東京大会2024の優勝校はどこですか?
関東第一高校です。2024年7月29日の決勝で帝京高校を8-5で破り、5年ぶり9回目の優勝を果たしました。
Q2:関東第一と帝京の決勝スコアは何対何でしたか?
関東第一が8-5で勝利しました。帝京は3回に富浜琉心の3ラン本塁打で逆転しましたが、関東第一が5回に4点を挙げて再逆転しました。
Q3:東東京大会2024の参加校数はいくつですか?
139校です。連合チームを含めた参加チーム数は127チームで、全126試合が行われました。
Q4:東東京大会2024の準決勝の結果は?
帝京が東京に13-3、関東第一が二松学舎大付に6-1で勝利しました。
Q5:東東京大会2024の準々決勝の結果は?
帝京が淑徳に10-0、二松学舎大付が東亜学園に8-5、関東第一が修徳に8-4、東京が日大豊山に6-5で勝利しました。
Q6:関東第一は2024年の夏の甲子園で優勝しましたか?
全国優勝ではなく準優勝です。決勝で京都国際に延長10回、1-2で敗れました。
Q7:関東第一の東東京大会優勝回数は2026年時点で何回ですか?
2026年の大会終了時点で11回目です。2024年の9回目、2025年の10回目に続き、2026年に3年連続の優勝を達成しています。
2024年の第106回全国高等学校野球選手権東東京大会は、関東第一高校が帝京高校との決勝を8-5で制し、5年ぶり9回目の優勝を果たしました。
大会を振り返るうえで、特に押さえておきたい要点は次のとおりです。
- 139校・127チームが参加した全126試合の大会だった。
- 関東第一は準々決勝で修徳、準決勝で二松学舎大付を撃破した。
- 帝京は準決勝で東京を破り、決勝に進出した。
- 決勝では関東第一が5回に4得点を挙げ、8-5で勝利した。
- 夏の甲子園では京都国際に敗れたものの、全国準優勝を達成した。
- 2026年には関東第一が3年連続11回目の東東京大会優勝を果たした。
2024年の大会は、関東第一の復活と、その後の連続優勝につながる重要な転換点でした。
また、帝京や二松学舎大付といった伝統校が上位に進出したことからも、東東京の高校野球における競争の激しさが伝わってきます。
2026年時点で歴代成績を振り返るなら、2024年の関東第一の優勝は、その後の東東京大会3連覇の始まりとして記憶される大会です。