5月の3連戦は、ドジャースの投手力と長打力が際立ったシリーズだった。フィリーズも1試合を接戦で制したが、最終的にはドジャースが2勝1敗で勝ち越している。
5月29日:ドジャース4-2フィリーズ初戦の注目は、ジャスティン・ロブレスキーとザック・ウィーラーの先発対決だった。
ドジャースは序盤から得点を重ね、フレディ・フリーマン、マックス・マンシー、大谷翔平、ウィル・スミスがそれぞれ本塁打を放った。
特に注目されたのはロブレスキーの投球だ。
- 投球回:7回
- 被安打:1
- 自責点:1
- 奪三振:9
対するウィーラーは6回を投げて4失点。ドジャースの4本のソロ本塁打が試合の流れを決めた。
ロブレスキーはフィリーズ打線をわずか3安打に抑え、ドジャースに初戦の勝利をもたらした。
5月30日:ドジャース3-4フィリーズ第2戦はフィリーズが4対3で勝利し、シリーズを1勝1敗に戻した。
先発はドジャースの佐々木朗希、フィリーズのヘスス・ルザルド。序盤から両軍が得点を奪い合う展開となった。
ドジャースは7回まで3対1とリード。しかし、8回にフィリーズが反撃する。
ブライス・ハーパーの適時打に続き、エドムンド・ソーサが勝ち越し本塁打を放った。
この試合の要点は、終盤の救援投手の出来だった。ドジャースはリードを守り切れず、フィリーズが4対3で逆転勝利。ソーサの一打が3連戦の流れを一度引き戻した。
5月31日:ドジャース9-1フィリーズ5月シリーズの最終戦では、山本由伸が先発マウンドに上がった。
対するフィリーズの先発はアンドリュー・ペインター。山本はフィリーズ打線を相手に力強い投球を披露した。
山本由伸の主な投球成績
- 投球回:5回1/3
- 自責点:0
- 奪三振:10
山本はフィリーズに得点を許さず、10奪三振を記録。ドジャース打線も13安打9得点と援護した。
試合は9対1でドジャースが勝利。山本の好投と打線の大量得点が重なり、5月の3連戦を2勝1敗で締めくくった。
この3試合から見えてくるのは、ドジャースの勝ち方の幅広さだ。初戦は本塁打攻勢、最終戦は先発投手の好投と集中打で勝利している。フィリーズが接戦を制した第2戦とは、対照的な内容だった。
【7月の3連戦を検証】シチズンズ・バンク・パークでドジャースが逆転勝ち越し

7月20日から22日の3連戦は、フィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークで開催された。
5月とは異なり、初戦をフィリーズが制した。しかし、ドジャースは続く2試合で投手戦と打撃戦を制し、敵地でシリーズ勝ち越しを決めている。
7月20日:ドジャース7-10フィリーズ初戦は両チーム合わせて17得点が生まれる乱打戦となった。
フィリーズは2回に4点、6回にも4点を挙げ、主導権を握った。トレイ・ターナーは複数の本塁打を記録し、フィリーズ打線をけん引した。
ドジャースも終盤に追い上げ、7得点11安打を記録したが、序盤に許したリードを覆せなかった。
先発はドジャースがエメット・シーハン、フィリーズがクリストファー・サンチェス。サンチェスが5回1/3を投げて7奪三振、2失点に抑え、勝利投手となった。
結果はフィリーズの10対7。5月に続き、フィリーズがシリーズの初戦を取った。
7月21日:ドジャース2-1フィリーズ7月の対戦で最も注目したいのが、この第2戦だ。
先発は5月29日と同じく、ドジャースのジャスティン・ロブレスキーとフィリーズのザック・ウィーラーだった。
フィリーズは初回に先制したものの、4回にマックス・マンシーがウィーラーから2ラン本塁打を放ち、ドジャースが逆転した。
その後は両チームの投手陣が踏ん張り、スコアは2対1のまま試合終了。
主な投手成績は次の通り。
ロブレスキー
- 投球回:6回1/3
- 自責点:1
- 奪三振:7
ウィーラー
- 投球回:7回
- 自責点:2
- 奪三振:9
ウィーラーは9奪三振を記録する好投を見せたが、マンシーの一発が勝敗を分けた。
さらに9回にはドジャースが併殺を完成させ、フィリーズの最後の反撃を封じた。
7月22日:ドジャース9-5フィリーズ最終戦はドジャースが9対5で勝利し、敵地での3連戦を2勝1敗で終えた。
序盤はフィリーズが2点を先制。ドジャースは3回にダルトン・ラッシングのソロ本塁打で反撃した。
5回にはラッシングが2点適時二塁打を放ち、ドジャースが逆転。6回にはマンシーの本塁打などでリードを広げた。
そして8回、トミー・エドマンが走者一掃の三塁打を放ち、試合を決定づけた。
ラッシングは本塁打を含む3打点の活躍。先発エリック・ラウアーも5回1/3を投げて5奪三振、3自責点で勝利投手となった。
フィリーズも終盤に反撃したが、ドジャースのリードを覆すには至らなかった。
この試合でドジャースは年間4勝目を挙げ、2026年のフィリーズ戦を4勝2敗で締めくくった。
【先発投手を徹底比較】山本由伸とウィーラーの対戦が示したもの
6試合を振り返るうえで、投手陣の比較は欠かせない。
特に日本の野球ファンにとって関心が高いのが、山本由伸のフィリーズ戦と、エース級のザック・ウィーラーを相手にしたドジャースの投手起用だ。
2026年6試合の先発投手| 日付 | ドジャース | フィリーズ |
|---|---|---|
| 5月29日 | ジャスティン・ロブレスキー | ザック・ウィーラー |
| 5月30日 | 佐々木朗希 | ヘスス・ルザルド |
| 5月31日 | 山本由伸 | アンドリュー・ペインター |
| 7月20日 | エメット・シーハン | クリストファー・サンチェス |
| 7月21日 | ジャスティン・ロブレスキー | ザック・ウィーラー |
| 7月22日 | エリック・ラウアー | アーロン・ノラ |
山本の5月31日の登板は、2026年の両チームの直接対決を象徴する内容だった。
5回1/3で自責点0、10奪三振という成績は、フィリーズ打線に対する制圧力を示している。
特に、相手に流れを渡さず、打線が得点を重ねる時間をつくった点が大きい。
9対1という最終スコアだけを見ると打撃陣の活躍に目が向きやすいが、試合の土台を築いたのは山本の投球だった。
ザック・ウィーラーは2試合とも敗戦投手にもう一つ興味深いのがウィーラーの登板だ。
2026年は5月29日と7月21日の2試合でドジャースと対戦。いずれもロブレスキーとの先発対決となり、両試合でフィリーズが敗れた。
ただし、7月21日のウィーラーは7回2失点、9奪三振と十分に優れた内容だった。勝敗を分けたのは、マンシーの2ラン本塁打だった。
ここから読み取れるのは、エース級の投手を相手にしても、ドジャースが一発で試合を動かす力を持っていたことだ。
投手比較から見える年間の傾向2026年の6試合では、ドジャースが先発投手の好投を勝利に結び付けた試合が複数あった。
一方、7月20日のように先発が序盤に失点すると、打線が得点しても追いつけないケースがある。
したがって、4勝2敗という数字の背景には、単純な打撃力の差だけでなく、先発投手が試合をどこまで安定させられるかという要素もあった。
【歴代対戦成績と直近の対戦】両球団のライバル関係はどう変化した?
ドジャースとフィリーズの対戦は、2026年だけで完結する関係ではない。
両チームはナショナル・リーグの強豪として、レギュラーシーズンだけでなくポストシーズンでも何度も顔を合わせてきた。
特に注目したいのが、2025年のナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)だ。
MLB公式のポストシーズン記録によると、両チームの2025年NLDSはドジャースが3勝1敗で制した。両球団のポストシーズンでの対戦は、このシリーズが通算6度目だった。
それ以前の5度はすべてナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で、最初の2度はドジャース、その後の3度はフィリーズが勝利していた。
直近3シーズンの対戦を読み解く- 2024年: フィリーズがレギュラーシーズンの直接対決で優勢だった。
- 2025年: レギュラーシーズンとは別に、NLDSでドジャースが3勝1敗と勝ち上がった。
- 2026年: レギュラーシーズンの6試合はドジャースが4勝2敗。
2024年のレギュラーシーズンはフィリーズが6試合中5勝。2025年は直接対決とポストシーズンを区別する必要があり、単純に年間の勝敗だけを合算すると、試合の意味が見えにくくなる。
2026年はドジャースがレギュラーシーズンの直接対決でも勝ち越した。前年のポストシーズンでの勝利に続き、対戦相手としてのフィリーズに対して優位な結果を残した形だ。
歴代成績を見るときの注意点歴代対戦成績には、レギュラーシーズンだけを対象とする集計と、ポストシーズンを含む集計がある。
また、ドジャースは球団の前身であるブルックリン時代を含めて集計されることがある。
そのため、歴代通算の数字を比較する場合は、対象期間と集計対象が一致しているかを確認する必要がある。
2026年の4勝2敗は、あくまで2026年レギュラーシーズンの直接対決を示す数字だ。2025年のNLDSの結果とは別に評価するのが適切である。
【試合ハイライトの注目ポイント】スコアだけでは分からない勝敗の分岐点
2026年の6試合には、今後の両チームの対戦を振り返る際にも注目したい場面がいくつもあった。
特に重要なのは次の4点だ。
1.5月29日の4本のソロ本塁打
ドジャースはウィーラーに対して長打力を発揮。連続した大きな得点機を待つのではなく、一発で得点を積み重ねた。
2.5月30日のソーサの逆転本塁打
フィリーズは終盤の一振りで3対3の均衡を破った。3連戦で唯一のフィリーズ勝利を象徴するプレーだった。
3.7月21日のマンシーの2ラン
ウィーラーとの投手戦で決定的な得点を生み出した。7回を投げたウィーラーから奪った2点が、そのまま勝利につながった。
4.7月22日のエドマンの走者一掃三塁打
8回の追加点によって、フィリーズの反撃を難しくした。最終戦を勝ち切ったドジャースの攻撃力を示す場面だった。
MLB公式のFilm Roomには各試合の映像やプレー別の記録が掲載されている。7月22日には日本語のハイライト映像も公開され、試合の流れを日本語で振り返ることができる。
【プロの結論】2026年の4勝2敗が示したドジャースの強さ
2026年のドジャース対フィリーズは、最終的にドジャースが4勝2敗で勝ち越した。
ただし、単純にドジャースが6試合を圧倒したわけではない。
5月30日にはフィリーズが逆転勝利を収め、7月20日には10得点を挙げてドジャースを破った。フィリーズにも試合の流れを変える攻撃力があり、接戦を制する力も備わっていた。
そのうえでドジャースが勝ち越せた理由は、次の3つに整理できる。
- 先発投手の安定感: 山本由伸やロブレスキーが重要な試合で好投した。
- 長打による得点力: ウィーラーから本塁打を奪うなど、少ない好機を得点に変えた。
- シリーズ終盤の対応力: 5月と7月の両シリーズで、最終戦を勝利した。
特にロブレスキーがウィーラーとの2度の対戦でいずれも勝利投手になったことは、2026年の直接対決を語るうえで見逃せない。
一方、フィリーズも第2戦や7月20日の試合で見せたように、打線が機能すればドジャースを十分に苦しめられる。
2026年の対戦結果から得られる最大の要点は、ドジャースが投手力と長打力の両方を使い分け、ホームと敵地の双方で勝ち越したことだ。
【ドジャース対フィリーズ試合に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のドジャース対フィリーズは何勝何敗でしたか?
A1:レギュラーシーズンの全6試合で、ドジャースが4勝2敗でした。5月のドジャー・スタジアムで2勝1敗、7月のシチズンズ・バンク・パークでも2勝1敗です。
Q2:2026年のドジャース対フィリーズで最後の試合はいつでしたか?
A2:2026年7月22日です。シチズンズ・バンク・パークで行われ、ドジャースが9対5で勝利しました。
Q3:山本由伸は2026年のフィリーズ戦でどのような成績でしたか?
A3:5月31日の試合に先発し、5回1/3を投げて自責点0、10奪三振を記録しました。ドジャースは9対1で勝利しています。
Q4:ザック・ウィーラーは2026年にドジャースと何回対戦しましたか?
A4:レギュラーシーズンでは2回です。5月29日と7月21日に先発し、いずれもドジャースが勝利しました。7月21日は7回2失点、9奪三振の好投でした。
Q5:2026年のドジャース対フィリーズの試合日程はどうなっていましたか?
A5:5月29日~31日にドジャー・スタジアム、7月20日~22日にシチズンズ・バンク・パークで、それぞれ3連戦が行われました。
Q6:ドジャースとフィリーズの歴代ポストシーズン対戦ではどちらが優勢ですか?
A6:MLB公式の記録では、2025年のNLDSが両球団にとって通算6度目のポストシーズン対戦でした。2025年のシリーズはドジャースが3勝1敗で制しています。それ以前の5度のNLCSでは、ドジャースが最初の2度、フィリーズが続く3度を制していました。
2026年のドジャース対フィリーズは、5月と7月の2シリーズ、全6試合でドジャースが4勝2敗という結果になった。
5月は山本由伸の10奪三振、7月はロブレスキーとウィーラーの再戦、そしてマンシーやエドマンの勝負強い打撃が印象に残る。
両チームの実力差を勝敗だけで判断するのではなく、先発投手の内容、終盤の継投、長打が生まれた場面まで確認すると、対戦の全体像がより鮮明になる。
2025年のポストシーズンから続く両球団の競争関係を考えても、2026年の4勝2敗はドジャースにとって価値のある結果だった。次の対戦でも、山本由伸やウィーラーをはじめとする投手陣と、両チームの主力打者がどのような駆け引きを見せるかが大きな見どころになる。
主な参考資料:MLB公式試合記録・Film Room、MLB公式ポストシーズン記録、Baseball-Reference 2026年試合日程、StatMuse対戦統計。