ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 遊撃手とは?ショートとの違いや守備番号6・役割・歴代名手を2026年版で徹底解説

遊撃手とは?ショートとの違いや守備番号6・役割・歴代名手を2026年版で徹底解説

桂木 洋 桂木 洋 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

遊撃手とは、野球で二塁と三塁の間を主に守る内野手のことです。「ショート」とも呼ばれ、スコアブックでは守備番号の「6」で表されます。内野の広い範囲をカバーし、ゴロの処理や二塁ベースのカバー、ダブルプレーなど、守備のさまざまな場面で中心的な役割を担います。

一方、「なぜショートが遊撃手と呼ばれるのか」「セカンドやサードとは何が違うのか」「どのような能力が必要なのか」といった疑問を持つ人も少なくありません。2026年の野球観戦やスコアブックの理解にも役立つよう、言葉の由来から守備の基本、歴代の名手まで順番に解説します。

【基本解説】遊撃手とは?守備位置は二塁と三塁の間

遊撃手とは
遊撃手の意味とショートとの違い

遊撃手は、野球の守備における9つのポジションの一つです。読み方は「ゆうげきしゅ」で、英語では「shortstop(ショートストップ)」と表記します。

日本の野球では、英語のshortstopを略して「ショート」と呼ぶのが一般的です。

つまり、遊撃手・ショート・ショートストップは、いずれも同じポジションを指す言葉です。

呼び方による守備位置や役割の違いはありません。

遊撃手はグラウンドのどこを守る?

遊撃手の基本的な守備位置は、二塁ベースと三塁ベースの間です。

本塁から外野方向を見た場合、三塁手の右側、二塁手の左側に位置します。

内野の左側から中央にかけて広いエリアを担当し、三遊間や二遊間に飛んだゴロを処理します。

ただし、常に同じ場所に立っているわけではありません。

打者の左右、打球傾向、走者の位置、アウトカウントなどに応じて守備位置を調整します。例えば、右打者が引っ張る傾向にある場合は三塁側に寄り、二塁手との間隔を調整することがあります。

また、状況によっては外野に近い位置まで下がったり、三塁ベース側へ移動したりすることもあります。

なぜ遊撃手は内野の花形と呼ばれるのか

遊撃手は、内野の中でも特に高い守備力が求められるポジションの一つです。

その理由は、担当する守備範囲が広く、打球への対応だけでなく、ほかの野手との連携も多いためです。

深い三遊間のゴロを捕球して一塁へ送球したり、二塁ベースに入って併殺を完成させたりするなど、難易度の高いプレーが頻繁に求められます。

加えて、内野手同士の声かけや守備位置の確認など、チーム全体の守備を支える仕事もあります。

守備力だけでなく、走攻守のバランスに優れた選手が任されることも多く、野球ファンから「内野の花形」と呼ばれる理由になっています。

【語源・由来】なぜショートを遊撃手と呼ぶのか?

遊撃手という名称は中馬庚に由来する

「遊撃手」という日本語には、明治時代の野球用語の翻訳が関係しています。

この名称を広めた人物として知られるのが、教育者で野球の普及にも貢献した中馬庚(ちゅうま・かなえ)です。

中馬庚は、野球の英語名であるBaseballを「野球」と訳した人物としても知られています。

野球殿堂博物館の担当者への取材を紹介した2018年のCBCラジオの記事によると、1896年(明治29年)刊行の『ベースボール術』には「Short Stop」という英語表記が確認できます。

加えて、1897年(明治30年)に中馬庚が出版した『野球』には「遊撃」という言葉が登場しています。

その後、明治時代の資料で「遊撃」「遊撃手」という表現が定着していきました。

なお、遊撃手という言葉が最初に使われた正確な時期まで確定しているわけではありませんが、中馬庚がこの訳語の普及に大きく関わったとされています。

「遊撃」にはどのような意味がある?

「遊撃」とは、特定の場所に固定されず、状況に応じて移動しながら対応することを意味する言葉です。

もともとは軍事用語に関係し、遊撃隊は戦況に応じて柔軟に行動する部隊を指します。

この考え方を野球の守備に当てはめると、遊撃手の仕事が理解しやすくなります。

遊撃手は、決められた場所だけを守るのではありません。

- 三遊間に打球が飛べば、素早く移動して捕球する。
- 二遊間に打球が飛べば、二塁手と連携して処理する。
- 一塁に走者がいれば、状況に応じて二塁ベースをカバーする。
- 外野に打球が飛べば、中継プレーに参加する。

このように、試合の状況に応じて守備上の役割を切り替える姿が、遊撃という名称に結びついています。

英語のshortstopの由来も興味深い

英語のshortstopという名称にも、野球の歴史が関係しています。

アメリカ野球殿堂博物館は、1849~1850年ごろ、Doc Adamsが外野からの送球を中継するためにshort-fielderと呼ばれる守備役を配置したことを、現在の遊撃手につながる歴史として紹介しています。

野球のルールや守備体系が発展するなかで、この役割は現在の内野におけるショートのポジションへと変化していきました。

つまり、日本語の「遊撃手」は動き回る守備の性質を表現した訳語であり、英語のshortstopとは言葉の成り立ちが異なります。

【守備番号・ポジション比較】遊撃手の6番と他の内野手との違い

遊撃手の守備番号はなぜ6番?

野球のスコアブックでは、守備位置ごとに番号が割り当てられています。

遊撃手の番号は「6」です。

この数字は選手の背番号ではなく、守備位置を記録するための共通の記号です。

例えば、遊撃手がゴロを処理して一塁へ送球した場合、スコア上では「6-3」と記録されます。

遊撃手が二塁手へ送球し、その後一塁手へ送球して併殺になった場合は「6-4-3」となります。

野球の守備位置9種類と番号一覧

野球の守備位置は、投手、捕手、4人の内野手、3人の外野手で構成されます。

守備番号 ポジション 主な守備位置 主な役割
1 投手(ピッチャー) マウンド 打者への投球
2 捕手(キャッチャー) 本塁付近 捕球、投手との連携
3 一塁手(ファースト) 一塁付近 一塁送球の捕球
4 二塁手(セカンド) 一塁と二塁の間 二遊間の守備、二塁カバー
5 三塁手(サード) 三塁付近 三塁線の守備、バント処理
6 遊撃手(ショート) 二塁と三塁の間 広い守備範囲、併殺、中継
7 左翼手(レフト) 左翼 左翼方向の飛球・打球処理
8 中堅手(センター) 中堅 中央の広い外野守備
9 右翼手(ライト) 右翼 右翼方向の飛球・打球処理

この番号は、NPBの記録員によるスコアブックの解説でも紹介されています。

特に覚えておきたいのは、二塁手が4、三塁手が5、遊撃手が6という並びです。

遊撃手とセカンドの違い

遊撃手と二塁手は、どちらも二塁周辺を守る内野手ですが、基本的な担当エリアが異なります。

二塁手は二塁ベースの一塁側、遊撃手は二塁ベースの三塁側を中心に守ります。

二塁手は一塁までの距離が比較的短く、右方向のゴロや二塁ベース付近のプレーに対応します。

一方、遊撃手は三遊間の深い打球にも対応する必要があり、捕球後に身体の向きを変えて一塁へ強い送球をする場面もあります。

両者は二遊間を共同で守る関係にあり、盗塁への対応やダブルプレーでは特に連携が重要です。

遊撃手とサードの違い

三塁手は三塁ベース付近を担当し、遊撃手よりも打者に近い位置で守ることが一般的です。

三塁線を抜けるゴロやバントへの対応、強い打球への反応が重要になります。

三塁手は一塁への送球に加えて、三塁ベース上のプレーにも備えます。

対して遊撃手は、三塁手の右側から二塁手の左側まで広くカバーし、二塁ベースのカバーや併殺プレーにも深く関わります。

両者の違いを簡単に整理すると、次のとおりです。

比較項目 遊撃手 二塁手 三塁手
英語名 Shortstop Second baseman Third baseman
守備番号 6 4 5
主な位置 二塁と三塁の間 一塁と二塁の間 三塁付近
主な守備範囲 三遊間・二遊間 一二塁間・二塁周辺 三塁線・三塁周辺
特徴 広い守備範囲と強肩 二塁周辺の連携 速い打球への反応

【守備範囲と役割】遊撃手は試合中に何をしている?

1. 三遊間・二遊間のゴロを処理する

遊撃手の代表的な仕事が、内野ゴロの処理です。

特に三遊間の深い場所に飛んだ打球は、捕球するだけでも高い技術が大切です。

打球に素早く追いつき、身体の正面で捕るだけでなく、逆シングルで捕球したり、走りながら送球したりすることもあります。

深い位置から一塁へ投げる場合、送球距離が長くなるため、肩の強さと正確性が欠かせません。

2. 二塁ベースのカバー

一塁に走者がいる場面では、遊撃手と二塁手が二塁ベースを守る役割を分担します。

例えば、二塁手が打球を処理して一塁へ送球する場合、遊撃手が二塁ベースに入って送球を受けることがあります。

逆に、遊撃手がゴロを捕球した場合は、二塁手がベースカバーに入り、遊撃手からの送球を受けます。

どちらが二塁に入るかは、打者の左右や打球方向、走者の動きなどによって変わります。

3. 外野からの中継プレー

外野に飛んだ打球に対しても、遊撃手は重要な役割を果たします。

例えば、左中間に打球が飛び、外野手から本塁へ返球する場合、遊撃手が中継地点に入ることがあります。

外野手から直接本塁まで送球するよりも、内野手を経由することで、正確かつ迅速にボールを届けられる場合があるためです。

中継プレーでは、遊撃手が送球を受ける位置、身体の向き、次に投げる方向を素早く判断しなければなりません。

4. 内野全体への声かけと連携

遊撃手は内野の中央に位置するため、ほかの野手とのコミュニケーションも重要です。

例えば、フライが上がった場合、遊撃手と三塁手、二塁手の間で誰が捕球するのかを声で確認します。

また、走者の状況に応じて二塁ベースへの入り方を確認したり、守備位置を調整したりします。

MLB公式のポジション解説でも、遊撃手は内野の司令塔的な役割を担い、フライへの対応や内野手同士の連絡、併殺プレーに関与すると説明されています。

遊撃手は自分の守備範囲だけでなく、周囲の選手の動きまで把握する必要があるポジションです。

【ダブルプレー・併殺プレー】遊撃手が重要になる理由

併殺プレーとは?

併殺プレーとは、1回の守備プレーで2人の走者または打者走者をアウトにすることです。

英語ではダブルプレー(Double Play)、略してDPと呼ばれます。

代表的なのは、一塁に走者がいて、内野ゴロを処理した野手が二塁でフォースアウトを取り、そのまま一塁へ送球して打者走者もアウトにするプレーです。

このとき、遊撃手は最初にゴロを捕球する場合もあれば、二塁ベースに入って送球を受ける場合もあります。

代表的な6-4-3のダブルプレー

野球のスコアブックでよく見かけるのが「6-4-3」という記録です。

これは、遊撃手から二塁手、二塁手から一塁手という順番でボールが渡り、2つのアウトを取ったことを表します。

プレーの流れは次のとおりです。

1. 遊撃手がゴロを捕球する。
2. 遊撃手が二塁ベースに入った二塁手へ送球する。
3. 二塁手が二塁で走者をアウトにする。
4. 二塁手が一塁へ送球する。
5. 一塁手が捕球して打者走者をアウトにする。

6-4-3は遊撃手が最初に打球を処理する併殺プレーの代表例です。

反対に、二塁手が打球を捕球し、遊撃手が二塁ベースに入って一塁へ送球するプレーは「4-6-3」と記録されます。

ダブルプレーを成功させるためのポイント

併殺プレーでは、捕球から送球までの動作をできるだけ滑らかにつなぐ必要があります。

特に重要なのは次の4点です。

- 捕球の安定性: ボールを確実にグラブに収める。
- 送球の速さ: 捕球から送球までの時間を短縮する。
- ベースカバー: 二塁手と遊撃手が適切なタイミングでベースに入る。
- 連携と判断: 走者の速度や打球の強さに応じて送球方法を選択する。

二塁ベースに入る野手は、送球を受けるだけでなく、走者の動きにも注意しなければなりません。

一瞬の判断や連携のずれが、併殺の成否を左右します。

走者が一塁にいるときは守備位置も変わる

元プロ野球選手の大引啓次氏は、Full-Countの2023年の守備解説で、走者一塁の状況における二遊間のポジショニングについて説明しています。

無死または一死で併殺を狙う場合、二塁手と遊撃手は通常より二塁ベース寄りに守ることがあります。

ただし、打者の打球傾向によっては遊撃手が三遊間側に寄り、二塁手がベースカバーに備えるなど、配置を調整します。

つまり、遊撃手の守備は決められた場所に立って待つだけではありません。アウトカウントや走者、打者の特徴を考慮しながら、最も効率よくアウトを取れる位置を判断する仕事でもあります。

【求められる能力】優秀な遊撃手に必要な5つの条件

遊撃手は、野球の守備技術だけでなく、身体能力や状況判断力も求められます。

特に重要なのは次の5つです。

1. 素早い足と俊敏性

遊撃手は広い範囲の打球に対応するため、最初の一歩が重要です。

打球の方向を瞬時に判断し、左右や前後へ素早く動く必要があります。

単純な短距離走の速さだけでなく、急停止や方向転換、低い姿勢での移動といった俊敏性も欠かせません。

2. 強い肩と正確な送球

遊撃手は内野の左側から一塁へ送球する場面が多く、深い位置から投げることもあります。

そのため、強い肩が必要です。

ただし、遠くへ投げられるだけでは十分ではありません。

走りながら捕球した場合や、身体のバランスが崩れた場合でも、一塁手が捕球しやすい位置へ正確に投げる能力が大切です。

3. 捕球技術とグラブさばき

内野ゴロは、常に正面から飛んでくるとは限りません。

バウンドが変化したり、打球が左右に逸れたりすることもあります。

遊撃手には、正面のゴロだけでなく、逆シングルやランニングスローなど、さまざまな体勢でボールを処理する技術が必要です。

また、捕球から送球への動作を素早くつなぐグラブさばきも重要です。

4. 状況判断力と野球理解

遊撃手にとって、打球を捕る技術と同じくらい重要なのが状況判断です。

例えば、次のようなことを瞬時に考えます。

- 走者はどの塁にいるのか。
- アウトカウントはいくつか。
- 打者は右打ちか左打ちか。
- どちらの方向に打球が飛びやすいか。
- 併殺を狙うべきか、確実に一つアウトを取るべきか。
- どの野手がベースカバーに入るのか。

状況を正しく理解できれば、打球が飛んでくる前から適切な準備ができます。

5. 集中力とコミュニケーション能力

遊撃手は、試合中に多くの守備上の判断を求められます。

ボールが飛んでこない時間でも、打者や走者の動きを観察し、次のプレーに備えなければなりません。

また、二塁手や三塁手、外野手との声かけも重要です。

守備の連携がうまくいかなければ、個人の技術が高くても失点につながることがあります。

優れた遊撃手は、自分のプレーだけでなく、チーム全体の守備を意識しています。

【歴代名手】日本プロ野球を代表する遊撃手と2025年までの実績

日本プロ野球には、守備力を高く評価された遊撃手が数多く存在します。

代表的な選手を知ると、時代によって異なる遊撃手の魅力も見えてきます。

宮本慎也:遊撃手と三塁手の両方で高評価

宮本慎也は、東京ヤクルトスワローズで活躍した内野手です。

堅実な守備と安定した捕球・送球技術で知られ、遊撃手としてだけでなく三塁手としても高い評価を受けました。

三井ゴールデン・グラブ賞では、遊撃手として6回、三塁手として4回受賞しています。

合計10回の受賞は、複数の内野ポジションで守備力を評価された実績です。

井端弘和:遊撃手として7回受賞

井端弘和は、中日ドラゴンズを中心に活躍した遊撃手です。

二塁手の荒木雅博との連携でも知られ、二遊間の堅実な守備を支えました。

三井ゴールデン・グラブ賞では、遊撃手として通算7回受賞しています。

2004年から2009年まで6年連続で受賞し、2012年にも再び選ばれました。

松井稼頭央:走攻守を兼ね備えた遊撃手

松井稼頭央は、西武ライオンズなどで活躍した選手です。

俊足と強肩を生かした守備に加え、打撃や走塁でも高い能力を発揮しました。

三井ゴールデン・グラブ賞では、パ・リーグの遊撃手として4回受賞しています。

日本国内だけでなく、メジャーリーグでもプレーした経歴を持つことから、国際的な舞台で活躍した遊撃手の代表例でもあります。

源田壮亮:現代の守備型遊撃手を代表する選手

源田壮亮は、埼玉西武ライオンズで活躍する遊撃手です。

広い守備範囲、安定した捕球、正確な送球を特徴とし、現代の日本プロ野球における守備の名手として知られています。

三井ゴールデン・グラブ賞では、2024年度までにパ・リーグの遊撃手として7回受賞しています。

2025年度までの代表的な受賞実績

三井ゴールデン・グラブ賞の歴代記録を整理すると、次のようになります。

選手 主な所属球団 遊撃手としての受賞実績
山下大輔 大洋 セ・リーグ8回
宮本慎也 ヤクルト セ・リーグ6回
井端弘和 中日 セ・リーグ7回
川相昌弘 巨人 セ・リーグ6回
松井稼頭央 西武 パ・リーグ4回
小坂誠 ロッテなど パ・リーグ4回
源田壮亮 西武 パ・リーグ7回(2024年度まで)

※受賞回数は、同一リーグ・同一ポジションでの記録です。

2025年度の受賞者では、セ・リーグの遊撃手に泉口友汰、パ・リーグの遊撃手に紅林弘太郎が選ばれました。両選手とも初受賞です。

2026年の三井ゴールデン・グラブ賞については、有資格選手リストが公開されており、2025年度までの受賞記録と区別して見ることが大切です。

こうした歴代の受賞記録は、遊撃手に求められる守備力や、時代ごとの名手を知るうえで参考になります。

ただし、受賞回数だけで選手の実力を完全に比較できるわけではありません。所属リーグやプレーした時代、チームの守備方針なども評価に関係します。

【プロの結論】遊撃手の本当の価値は守備範囲だけではない

遊撃手を評価するとき、派手なダイビングキャッチや強肩による遠投に目が向きがちです。

しかし、優れた遊撃手の価値は、目立つファインプレーだけでは測れません。

例えば、打球が飛ぶ前に守備位置を適切に調整すること、二塁手との連携によってヒット性の打球をアウトにすること、送球を受ける野手が捕りやすい位置に投げることも、重要な守備力です。

特に注目したいのは、打球が飛んでくる前の準備と、打球が飛んだ後の連携です。

守備範囲が広くても、味方との連携が取れていなければ守備の効率は下がります。

反対に、卓越した状況判断とポジショニングがあれば、身体能力だけに頼らずアウトを増やすことができます。

遊撃手は個人の守備技術とチーム全体の守備理解が組み合わさって初めて、本来の能力を発揮できるポジションなのです。

【よくある質問】遊撃手とは何かに関するFAQ

Q1:遊撃手とショートは違うポジションですか?

A1:いいえ、同じポジションです。遊撃手は日本語の正式な呼び方で、ショートは英語のshortstopを短くした呼び方です。

Q2:遊撃手の守備番号は何番ですか?

A2:守備番号は「6」です。スコアブックでは、遊撃手が捕球して一塁へ送球した場合は「6-3」、遊撃手から二塁手、一塁手へ送球した併殺は「6-4-3」と記録します。

Q3:遊撃手はグラウンドのどこを守りますか?

A3:基本的には二塁ベースと三塁ベースの間です。打者や走者の状況によって守備位置を調整することがあります。

Q4:遊撃手と二塁手の違いは何ですか?

A4:二塁手は二塁ベースの一塁側、遊撃手は三塁側を中心に守ります。遊撃手は三遊間の深い打球にも対応するため、より広い範囲と長い送球距離への対応が大切です。

Q5:遊撃手に最も必要な能力は何ですか?

A5:俊敏性、強肩、捕球技術、正確な送球、状況判断力が重要です。特に広い守備範囲をカバーしながら、二塁手や三塁手と連携できる能力が大切です。

Q6:ダブルプレーで遊撃手は何をしますか?

A6:遊撃手はゴロを捕球して二塁手へ送球する役割や、二塁ベースに入って送球を受け、一塁へ転送する役割を担います。代表的な併殺プレーには6-4-3や4-6-3があります。

Q7:歴代の有名な遊撃手には誰がいますか?

A7:日本プロ野球では、山下大輔、宮本慎也、井端弘和、松井稼頭央、小坂誠、川相昌弘、源田壮亮などが代表的です。近年では泉口友汰や紅林弘太郎も、2025年度のゴールデン・グラブ賞を受賞しています。

遊撃手とは、二塁と三塁の間を主に守る内野手であり、ショートと同じポジションです。スコアブックでは守備番号6で表されます。

その仕事は内野ゴロの処理だけではありません。広い守備範囲のカバー、二塁ベースへの対応、外野からの中継、ダブルプレーや併殺プレーなど、チームの守備を支える多くの役割があります。

また、俊敏性や強肩といった身体能力だけでなく、状況判断や周囲との連携も欠かせません。

野球観戦では、遊撃手が打球を捕る瞬間だけでなく、投球前にどこへ移動したのか、二塁手とどのように連携したのかにも注目してみてください。

遊撃手の動きを理解すると、内野守備の戦術やダブルプレーの面白さが、これまで以上にはっきり見えてきます。

参考にした主な資料
- 野球殿堂博物館の担当者への取材を掲載したCBCラジオ「なぜ野球のショートは『遊撃手』と呼ばれるのか」
- MLB公式「Shortstop」ポジション解説
- 日本野球機構(NPB)記録員の解説を掲載した日刊スポーツ「守備位置やプレーは数字、記号」
- 三井ゴールデン・グラブ賞公式・歴代受賞記録
- Full-Count「走者が出たら二遊間はどう守る?」

同じカテゴリの記事

桂木 洋

映画・ドラマの公開情報を担当。配給会社のプレスシートと公式サイト記載を基準に、あらすじと配役をまとめます。

おすすめの関連記事