ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 水戸ネイリスト事件の全経緯と真相|追跡ストーカー行為から拘禁刑20年確定まで

水戸ネイリスト事件の全経緯と真相|追跡ストーカー行為から拘禁刑20年確定まで

星川 美空 星川 美空 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

2025年12月31日、大みそかの茨城県水戸市加倉井町。自宅アパートで、ネイリストの小松本遥さん(当時31歳)が殺害された。事件の捜査が進むにつれ、浮かび上がったのは、元交際相手による執拗なストーカー行為と、紛失防止タグを悪用した位置情報の追跡、そして事件直前に警察へ寄せられていた被害相談だった。

殺人とストーカー規制法違反の罪に問われた大内拓実被告は、2026年9月30日、水戸地方裁判所で拘禁刑20年の判決を受けた。加えて、検察側と被告側の双方が控訴しなかったため、同年10月15日に判決が確定している。2026年11月現在、事件は司法上の大きな節目を迎えた一方、ストーカー相談への対応や被害防止の仕組みには、社会全体で考えるべき課題を残している。

【事件の概要】水戸ネイリスト殺害事件とは何が起きたのか

水戸ネイリスト事件

水戸ネイリスト事件とは、2025年12月31日に茨城県水戸市加倉井町のアパートで発生した、ネイリスト小松本遥さんの殺害事件である。

逮捕されたのは、被害者の元交際相手だった大内拓実被告。事件当時28歳で、茨城県内に住む会社員だった。被告は殺人罪に加え、紛失防止タグを使った位置情報の取得など、ストーカー規制法違反の罪にも問われた。

被害者・小松本遥さんの人物像と事件前の生活

小松本さんは、ネイリストとして独立する夢を持ち、2025年春に水戸市内で念願のネイルサロンを開業した。

報道によると、幼少期を茨城県笠間市で過ごし、服飾販売員などを経験した後、ネイルの仕事に進んだ。自分のサロンを持つという目標を実現し、仕事に力を注いでいた。

私生活でも新たな人生を歩み始めていた。2025年7月7日に現在の夫と結婚し、事件当時は妊娠5か月だった。

事件の約7か月前にサロンを開業し、結婚も果たしたばかり。仕事と家庭の両面で新しい生活を築いていた小松本さんの命が、突然奪われた。

事件当日の発生状況

2025年12月31日夕方、小松本さんは水戸市加倉井町の自宅アパートで大内被告から襲撃された。

殺人罪の起訴状によると、犯行時刻は午後5時34分ごろから同7時41分ではなく、午後5時34分ごろから同5時41分ごろまでの約7分間とされる。被告はハンマーで頭部を複数回殴り、包丁で首を突き刺すなどして殺害した。

死因は外傷性ショックと報じられている。小松本さんの体には多数の傷があり、後の裁判では40か所を超える傷が確認されたことも明らかになった。

同日午後7時15分ごろ、仕事から帰宅した夫が玄関付近で倒れている小松本さんを発見し、119番通報した。

事件は単なる突発的な殺人ではなく、その前から続いていたストーカー行為と結び付いていたことが、捜査と公判を通じて明らかになっていく。

【事件の時系列】交際解消から殺害、逮捕、判決確定まで

水戸ネイリスト事件の経緯を理解するには、2025年12月31日の犯行だけでなく、元交際相手との関係が終わった後の行動を追う必要がある。

裁判での被告人質問や検察側の冒頭陳述、報道された捜査情報を整理すると、交際解消から殺害までには、連絡の再開、接触の拒絶、居場所の探索、紛失防止タグの悪用という段階があった。

事件発生までの経緯
時期・日時 主な出来事 確認された内容
2024年1月ごろ 交際開始 小松本さんと大内被告が交際を始める。
2024年11月ごろ 交際解消 小松本さんが仕事を優先したいなどの理由から別れを告げる。
2025年春 サロン開業 小松本さんが水戸市内でネイルサロンを開業。
2025年6月ごろ 連絡再開 大内被告が復縁を求めるメッセージを送る。やがて連絡を拒まれる。
2025年7月7日 結婚 小松本さんが現在の夫と結婚。
2025年12月26日 ぬいぐるみを利用した追跡 紛失防止タグを仕込んだぬいぐるみを、懸賞の景品に見せかけて実家に届けたと検察側が説明。
2025年12月27日 警察への電話相談 小松本さんが水戸署に匿名で電話し、ストーカー相談の窓口を尋ねる。
2025年12月28~31日 自宅周辺でのつきまとい 大内被告が小松本さんのアパート周辺をうろついたとされる。
2025年12月30日 改正ストーカー規制法施行 紛失防止タグを使った無断の位置情報取得などが新たに規制対象となる。
2025年12月31日 殺害事件発生 水戸市加倉井町のアパートで小松本さんが殺害される。
2026年1月21日 殺人容疑で逮捕 大内拓実容疑者を殺人容疑で逮捕。
2026年2月10日 殺人罪で起訴 水戸地検が殺人罪で起訴。
2026年3月2日 ストーカー容疑で再逮捕 紛失防止タグの取り付けなどについて再逮捕。
2026年3月13日 ストーカー規制法違反で追起訴 水戸地検がストーカー規制法違反の罪で追起訴。
2026年9月14日 裁判員裁判の初公判 大内被告が起訴内容を認める。
2026年9月24日 検察側が求刑 拘禁刑21年を求刑し、審理が結審。
2026年9月30日 判決 水戸地裁が拘禁刑20年を言い渡す。
2026年10月15日 判決確定 双方が控訴せず、拘禁刑20年が確定。
交際解消後に強まった執着

2024年に始まった2人の交際は、同年中に終わった。小松本さんはネイリストとしての仕事を優先したいという思いもあり、関係を解消したと報じられている。

しかし、大内被告は別れを受け入れられなかった。2025年6月ごろ、再び小松本さんに連絡を取り、「もう一度ちゃんと話せたらと思っている」という趣旨のメッセージを送った。

その後、メッセージや電話を繰り返すうちに、LINEをブロックされ、電話も着信拒否された。加えて、共通の知人などを通じて居場所を探そうとしたことが公判で明らかになっている。

検察側の説明によれば、被告は勤務先関係者にも小松本さんの出勤状況などを尋ねていた。

ぬいぐるみを利用した追跡から事件へ

事件の5日前に当たる12月26日、大内被告は紛失防止タグを仕込んだぬいぐるみを小松本さんの実家に届けた。懸賞に当選した景品であるかのように見せかけていたと、検察側は公判で説明している。

小松本さんがぬいぐるみを持ち帰ったことで、大内被告は位置情報を手掛かりに自宅の場所を把握したとされる。

さらに12月31日未明には、小松本さんの車にも紛失防止タグを取り付け、行動を把握しようとしていた。

大内被告はその後、宅配業者を装って小松本さんの自宅を訪れ、殺害に及んだ。犯行に使用したとされる凶器については、後に被告の自宅周辺の川からハンマーと包丁が発見されたと報じられている。

【紛失防止タグと法改正】ストーカー行為はなぜ重大な問題になったのか

水戸ネイリスト事件で大きな注目を集めたのが、紛失防止タグを利用した位置情報の追跡である。

紛失防止タグは、本来、鍵や財布、かばんなどの置き忘れや紛失を防ぐための小型機器だ。スマートフォンなどと連携し、対象物の位置を確認する用途で使われている。

ところが、本人の同意なく他人の持ち物や車に取り付け、位置情報を取得する目的で悪用されれば、日常生活の行動を継続的に把握する手段になってしまう。

改正ストーカー規制法は2025年12月30日に施行

警察庁によると、ストーカー規制法の一部改正は2025年12月10日に公布され、同年12月30日に施行された。

今回の改正で重要なのは、紛失防止タグを用いて、相手の承諾なく位置情報を取得する行為や、無断でタグを取り付ける行為などが新たな規制対象に加えられたことだ。

この事件では、法改正の施行日と実際の行為の時期が重要な意味を持つ。

ぬいぐるみを利用した追跡は2025年12月26日で、改正法の施行前だった。一方、車へのタグの取り付けは12月31日で、施行後に当たる。2026年3月にストーカー規制法違反で追起訴されたのは、車へのタグの取り付けや自宅周辺でのつきまといなどに関する行為だった。

つまり、この事件は新しい技術を使ったストーカー行為への法的対応が、実際の事件の中で問われたケースでもある。

紛失防止タグの悪用を見抜くための注意点

紛失防止タグによる追跡は、GPS発信機のような専用機器だけを想像していると気付きにくい場合がある。

身近な持ち物に不審な小型機器が付いている、身に覚えのない品物を受け取った後から居場所を知られているように感じる、移動先を相手に把握されているといった状況があれば、注意が必要だ。

ただし、位置情報に関する通知が表示されたことだけで、直ちに特定の人物によるストーカー行為だと断定することはできない。機器の種類や状況を確認し、警察などの専門窓口に相談することが大切になる。

茨城県警は、ストーカー犯罪に関する相談窓口を設けている。女性専用相談電話は029-301-8107、県民安心センターの総合相談は#9110で受け付けている。

【茨城県警への相談と対応】事件直前の電話で何があったのか

水戸ネイリスト事件をめぐって、犯行そのものと同じくらい社会的な議論を呼んだのが、事件発生の4日前に小松本さんが警察へ電話していた事実である。

2025年12月27日、水戸署に匿名で相談

共同通信などの報道によると、小松本さんは12月27日、水戸警察署に電話をかけ、元交際相手からのストーカー行為について相談するには、どの課に問い合わせればよいかを尋ねていた。

電話で案内されたのは生活安全課だった。夜間でも相談できるかという質問にも、対応できる旨が伝えられたと報じられている。

しかし、小松本さんは氏名や連絡先を伝えず、後で警察署に行くという趣旨の返答をした。そのまま来署には至らず、警察から折り返しの電話も行われなかった。

茨城県警が説明した当時の判断

2026年1月21日、容疑者逮捕に関する記者会見で、茨城県警は当時の電話対応について説明した。

県警側は、電話口で取り乱した様子がなく、本人が名前や連絡先を明かさなかったこと、当日中に来署すると考えられたことなどから、緊急性が高いとは判断しなかったと説明している。

一方、事件が発生した後に相談の事実が明らかになったことで、相談を受けた段階で、どのように危険性を判断し、どのようなフォローを行うべきだったのかという問題が浮上した。

県警が示した再発防止の方向性

2026年1月28日、茨城県警は匿名によるストーカー相談への対応を徹底する方針を示した。

具体的には、匿名で相談が寄せられた場合でも、氏名や連絡先を教えてもらうよう促し、速やかに警察署へ来てもらうなど、迅速な対応を行うとしている。

ここで重要なのは、相談者が実名を名乗らなかったことだけで、危険性が低いと判断できるわけではないという点だ。

ストーカー被害を受けている人は、相手に知られることへの恐怖や、相談したことによって状況が悪化する不安から、匿名で問い合わせる場合もある。最初の電話は、正式な被害届を提出する前の、助けを求める入口である可能性がある。

事件を防げたかどうかという仮定だけで警察対応を評価することは難しい。しかし、匿名相談をどのように記録し、危険性を評価し、再連絡につなげるかは、今後のストーカー対策における重要な検討課題となっている。

【裁判で明らかになった動機】大内拓実被告はなぜ殺害に及んだのか

2026年9月14日、水戸地方裁判所で大内拓実被告の裁判員裁判が始まった。

初公判で被告は起訴内容を認めた。これにより、裁判では犯行の有無よりも、動機や計画性、刑の重さが中心的な争点となった。

被告が語った「人生をリセットしたい」という動機

9月17日の被告人質問で、大内被告は小松本さんとの別れを受け入れられなかったことや、連絡を絶たれたことで不安が怒りに変わったことを説明した。

被告は、殺害の動機について次のような趣旨の発言をしている。

「被害者の存在を消して、出会う前に戻ってリセットしようと思った」

また、自分の気持ちを楽にしたかったという趣旨も述べている。

被告は、交際解消後に精神的に不安定になり、臨床心理士に相談していたことにも言及した。自分の行動に異常を感じ始めていたことや、感情を制御できなかったことについても説明している。

しかし、交際相手が別れを選択したことや、連絡を拒否したことは、相手の意思を尊重すべき場面である。それを自分の苦痛を解消するために相手を消すという発想に結び付けたことについて、検察側は極めて身勝手な動機だと指摘した。

検察側と弁護側の主張

検察側は、被告が長期間にわたり小松本さんの居場所を探し、紛失防止タグを悪用するなどして行動を把握していた点を重視した。

加えて、凶器の準備や犯行までの行動から、計画性の高い執拗な犯行だったと主張。被害者が妊娠中であり、新婚生活を送っていたことも指摘し、2026年9月24日に拘禁刑21年を求刑した。

一方、弁護側は、被告が自身の精神状態に異変を感じて臨床心理士などに相談していたことや、精神科での受診を考えていたことなどを挙げた。

また、包丁の使用については突発的だったとする主張も行い、刑の重さについて適切な判断を求めた。

被害者の夫は、被害者参加制度に基づく意見陳述などを通じ、厳しい処罰を求めた。失われたのは小松本さんの命だけでなく、生まれてくるはずだった子どもの命でもあるという、遺族の深い悲しみが公判で伝えられた。

水戸地裁が指摘した犯行の悪質性

2026年9月30日、水戸地裁は大内被告に拘禁刑20年を言い渡した。

判決では、被害者の頭部などに40か所を超える傷があったことや、紛失防止タグを使って居場所を追跡し、凶器を準備していたことなどが重視された。

裁判所は、犯行について強固な殺意に基づく執拗で凄惨なものと評価し、動機についても厳しく批判した。

「人生をリセットして自分を楽にしたいという動機は身勝手というほかない」

一方、判決では被告が反省の言葉を述べたことなども考慮されたと報じられている。

検察側の求刑は拘禁刑21年だったが、裁判所が言い渡したのは拘禁刑20年だった。殺人とストーカー規制法違反の罪を合わせた判決である。

【2026年最新】拘禁刑20年の判決確定と事件後の現在

判決が言い渡された後、注目されたのは検察側と被告側が控訴するかどうかだった。

2026年10月15日に判決が確定

2026年10月15日、時事通信や共同通信配信の報道などによって、大内被告の拘禁刑20年の判決が確定したことが伝えられた。

控訴期限は10月14日だったが、検察側と被告側の双方が期限までに控訴しなかった。そのため、翌15日に判決が確定した。

この事件について、2026年11月2日現在、判決を覆すための控訴審は行われていない。

拘禁刑20年とはどのような刑罰なのか

今回の判決で使われた「拘禁刑」という言葉にも注目したい。

拘禁刑は、2025年6月1日に施行された刑法改正によって創設された新しい刑罰である。それまでの懲役刑と禁錮刑を一本化したもので、刑事施設に収容したうえで、受刑者の特性に応じて必要な作業や指導を組み合わせる仕組みとなっている。

したがって、今回の拘禁刑20年は、従来の懲役刑と単純に同じ制度として説明するものではない。改善更生や再犯防止を考慮した処遇も制度の目的に含まれている。

なお、拘禁刑20年という数字は、判決で定められた刑期を示すものであり、必ず20年後の特定の日に出所するという意味ではない。実際の刑の執行については、法律上の制度や個別の事情に従う。

事件後に残された被害者家族の思い

判決後、小松本さんの夫は報道陣に対し、拘禁刑20年という結果に納得できない気持ちを明かした。

夫にとって、奪われたのは妻の命だけではない。これから生まれてくるはずだった子どもと築いていく未来も同時に失われた。

判決が確定したことは刑事裁判における一つの区切りではある。しかし、それによって遺族の悲しみや事件による影響が終わるわけではない。

また、被害者が事件直前に警察へ電話していたという事実も、今後のストーカー被害対策を考えるうえで忘れてはならない論点として残っている。

【事件が残した社会的課題】ストーカー被害を防ぐために必要なこと

水戸ネイリスト事件が明らかにした問題は、元交際相手による殺人という結果だけではない。交際解消後の執着、デジタル機器を使った追跡、匿名相談への対応という複数の問題が重なっていた。

別れを受け入れない行動を軽視しない

交際関係は、双方の意思によって成立するものだ。一方が別れを望んだ場合、相手にはその意思を尊重する必要がある。

別れた後も連絡を繰り返す、勤務先や自宅を調べる、知人を介して接触を試みる、移動先を監視するといった行動は、単なる未練として片付けられない。

とりわけ、相手が明確に連絡を拒否しているにもかかわらず接触を続ける場合、ストーカー被害として相談することが重要になる。

デジタル機器による追跡への理解

スマートフォンや紛失防止タグなど、便利なデジタル機器が悪用されるリスクも、この事件から浮き彫りになった。

これまでストーカー行為といえば、待ち伏せや尾行、電話やメッセージの連続送信などが中心的にイメージされてきた。しかし、位置情報を取得する機器が悪用されれば、相手が直接姿を見せなくても行動を把握される危険がある。

法律による規制だけでなく、機器メーカーによる不審な追跡への警告機能や、利用者が安全に確認・相談できる環境も重要になる。

警察への相談は記録と継続的な対応が重要

この事件で特に考えるべきなのは、12月27日の匿名電話である。

相談者が名前を名乗らなかったからといって、被害が存在しないわけではない。正式な相談に至る前の問い合わせにも、危険を知らせる重要な情報が含まれている可能性がある。

相談を受ける側には、緊急性の評価、相談履歴の適切な記録、再連絡の必要性の判断など、複数の観点から対応することが求められる。

また、被害を受けている側も、可能であればメッセージや着信履歴、接触の日時、位置情報に関する通知、不審な物品などを保存し、警察に状況を具体的に伝えることが役立つ。

身の危険が差し迫っている場合は110番、緊急ではないストーカー被害の相談は警察相談専用電話#9110など、状況に応じた窓口を利用することが重要だ。

水戸ネイリスト事件は、被害を訴える人を早い段階で支援につなげる仕組みが、どれほど重要なのかを社会に突き付けた事件でもある。

【水戸ネイリスト事件】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:水戸ネイリスト事件はいつ、どこで発生した?
A1:2025年12月31日、茨城県水戸市加倉井町のアパートで発生した。ネイリストの小松本遥さん(当時31歳)が元交際相手に殺害された事件である。

Q2:犯人の大内拓実被告はどのような人物?
A2:事件当時28歳の会社員で、小松本さんの元交際相手だった。2026年9月30日に水戸地裁で拘禁刑20年の判決を受け、10月15日に判決が確定した。

Q3:紛失防止タグはどのように事件に使われた?
A3:検察側の説明によると、大内被告はタグを仕込んだぬいぐるみを小松本さんの実家に届け、位置情報から自宅を特定したとされる。さらに事件当日には車にもタグを取り付けていた。

Q4:小松本さんは事件前に警察へ相談していた?
A4:はい。2025年12月27日に水戸署へ匿名で電話し、元交際相手によるストーカー行為について相談する窓口を尋ねていた。県警は当時、切迫性が高いとは判断せず、折り返しの連絡は行わなかったと説明している。

Q5:大内拓実被告の犯行動機は何だった?
A5:公判で被告は、別れを受け入れられず、被害者の存在を消して出会う前に戻り、人生をリセットしたかったという趣旨を説明した。裁判所は動機を身勝手と厳しく批判した。

Q6:大内拓実被告の判決は何年?
A6:2026年9月30日、水戸地裁は殺人罪とストーカー規制法違反の罪について拘禁刑20年を言い渡した。検察側の求刑は拘禁刑21年だった。

Q7:水戸ネイリスト事件の判決は確定した?
A7:確定している。検察側と被告側の双方が控訴期限の2026年10月14日までに控訴せず、10月15日に拘禁刑20年の判決が確定した。

Q8:2025年のストーカー規制法改正で何が変わった?
A8:2025年12月30日から、紛失防止タグを使って相手の承諾なく位置情報を取得する行為や、無断でタグを取り付ける行為などが新たに規制対象となった。

水戸ネイリスト事件は、2025年12月31日に小松本遥さんが元交際相手の大内拓実被告に殺害された事件である。捜査と裁判では、交際解消後の執拗な接触、紛失防止タグを使った位置情報の追跡、事件直前の警察への相談などが明らかになった。

大内被告は2026年9月30日に拘禁刑20年の判決を受け、双方が控訴しなかったため、10月15日に判決が確定した。2026年11月現在、刑事裁判は確定している。

この事件を理解するうえで忘れてはならないのは、交際関係が終わった後も相手の意思を無視して接触を続ける行為が、深刻な被害につながり得るということだ。

また、紛失防止タグなどのデジタル機器の悪用を防ぐ法整備と、匿名の相談にも適切に対応できる警察の支援体制は、今後のストーカー対策に欠かせない。

判決の確定は司法上の区切りであって、事件が残した課題の終わりではない。小松本さんと生まれてくるはずだった子どもの命が奪われた事実、遺族の悲しみ、そして事件前の相談をどう受け止めるべきだったのかという問いは、今後も社会が向き合い続ける必要がある。

主な確認資料・報道

- 警察庁「ストーカー規制法が改正されました」および法務省「拘禁刑下の矯正処遇等について」
- TBS NEWS DIG・テレビ朝日による事件、公判、判決の報道
- 共同通信による判決理由、求刑、判決確定の報道
- LuckyFM茨城放送による警察対応、追起訴、判決確定の報道
- テレビ朝日による紛失防止タグの追跡経緯と公判報道

同じカテゴリの記事

星川 美空

アイドルと音楽を担当。公式スケジュール、リリース情報、本人の発表を突き合わせてから記事を構成します。

おすすめの関連記事