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NiziU「Make you happy」はなぜ再注目?2026年版MVと『Portfolio』を徹底解説

土谷 雅人 土谷 雅人 • 更新: • 公開: • 読了約 21 分
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2026年、NiziUのプレデビュー曲「Make you happy」が再び大きな注目を集めている。2020年6月30日にリリースされた同曲は、サビの「縄跳びダンス」と明るく前向きなメッセージで一躍話題となり、NiziUの名前を日本中に広めた代表曲だ。

再注目のきっかけとなったのは、2026年7月1日に発売された初のベストアルバム『Portfolio』と、同日に公開された「Make you happy(2026 ver.)」のミュージックビデオ(MV)。加えて、2026年7月9日発表のオリコン週間ストリーミング急上昇ランキングでは、上昇率185.8%を記録して1位を獲得した。約6年の時間を経ても色あせない楽曲の魅力が、数字にも表れている。

【楽曲の正体】NiziUの「Make you happy」はどんな曲?誕生とリリース日

makeyouhappy

「Make you happy」は、NiziUが正式デビューを迎える前に発表したプレデビュー曲だ。単独のシングルとして誕生したわけではなく、全4曲を収録したDigital Mini Album『Make you happy』のリード曲として世に送り出された。

「Nizi Project」から誕生した9人のスタート地点

NiziUは、ソニーミュージックと韓国のJYP Entertainmentが共同で進めたグローバルオーディションプロジェクト「Nizi Project」から誕生したグループ。約1万人の応募者から選ばれた9人で構成されている。

メンバーはMAKO(マコ)、RIO(リオ)、MAYA(マヤ)、RIKU(リク)、AYAKA(アヤカ)、MAYUKA(マユカ)、RIMA(リマ)、MIIHI(ミイヒ)、NINA(ニナ)。オーディションの最終ステージで披露された楽曲を含む4曲が、プレデビュー作品に収録された。

2020年6月30日が日本・韓国での配信開始日

ソニーミュージックの公式発表によると、Digital Mini Album『Make you happy』の配信開始日は2020年6月30日。日本と韓国で同時に配信され、世界配信は7月1日からスタートした。

収録曲は次の4曲だ。

  • Make you happy
  • Baby I'm a star
  • Boom Boom Boom
  • 虹の向こうへ

この作品は、NiziUの正式デビューに先駆けてグループの個性を紹介する役割を担った。実際、2020年12月2日にはデビューシングル「Step and a step」を発売。わずか約5か月の間にプレデビューから正式デビューへと進んだ。

つまり、「Make you happy」は単なる初期のヒット曲ではない。NiziUというグループの誕生を象徴する、原点となる作品なのである。

【歌詞の意味と日本語訳】「Make you happy」が伝える本当のメッセージ

「Make you happy」を日本語に訳すと、直訳は「あなたを幸せにする」。ただし、NiziU自身が説明した楽曲の意味は、もう少し親しみやすい「あなたを笑顔にする」というものだ。

2022年12月に出演したYouTube番組『THE FIRST TAKE』で、メンバーはこの曲について次のようにコメントしている。

「この曲は“あなたを笑顔にする”という意味の曲なので、私たちがエナジーたっぷりで歌ってみなさんを笑顔にさせたいっていう気持ちを込めて歌いました。」

歌詞が描くのは相手の幸せを願う気持ち

歌詞全体を読み解くと、中心にあるのは大切な相手の気持ちを理解し、その人を笑顔にしたいという思いだ。

冒頭では、相手に何か特別なものを贈りたいと考えながら、何を望んでいるのかを尋ねる姿が描かれる。単に自分の気持ちを押しつけるのではなく、相手が何を見て、何を聴き、何に幸せを感じるのかを知ろうとする内容になっている。

加えて、失われてしまった笑顔を取り戻してほしいという願いや、相手の笑顔を見ること自体が自分の幸せにつながるという感情も表現されている。

この構成が興味深い。相手を幸せにしたいという一方向の愛情だけではなく、相手が笑顔になることで自分も幸せになるという、双方向の関係が描かれているからだ。

J.Y. Parkの作詞・作曲と日本語歌詞の魅力

楽曲の制作には、JYP Entertainmentの総合プロデューサーであるJ.Y. Parkが参加している。

歌詞のクレジットはJ.Y. Park(The Asiansoul)とYuka Matsumoto、作曲はJ.Y. Park(The Asiansoul)とLee Hae Sol。英語のフレーズと自然な日本語表現を組み合わせることで、海外のポップミュージックらしい軽快さと、日本のリスナーに伝わりやすい親近感を両立している。

特に英語の反復表現は、曲のメッセージを覚えやすくする役割を果たしている。日本語訳だけを追うよりも、英語と日本語が交互に登場する音のリズムを含めて聴くと、楽曲の魅力が理解しやすい。

なお、歌詞の意味を知るうえでは、タイトルの直訳だけで判断しないことも大切だ。「あなたを幸せにする」という言葉の奥には、相手の気持ちに寄り添い、笑顔を取り戻してほしいという温かなメッセージが込められている。

【MVと縄跳びダンス】なぜ「Make you happy」は社会現象になったのか

「Make you happy」の人気を語るうえで欠かせないのが、サビで披露される縄跳びダンスだ。

楽曲の明るい雰囲気に合ったキャッチーな振り付けは、MV公開直後から大きな反響を呼んだ。複雑なステップを次々と踏むダンスではなく、縄跳びを回すような腕の動きとリズミカルなジャンプを組み合わせた、視覚的に分かりやすい振り付けが特徴となっている。

縄跳びダンスが幅広い世代に広がった理由

人気の背景には、見るだけで動きをイメージできる振り付けの分かりやすさがあった。

特にサビの動きは、楽曲を知らない人でも一度見れば印象に残りやすい。SNSで短いダンス動画を共有するスタイルとも相性がよく、一般のリスナーだけでなく、多数の芸能人やアーティストにもカバーされた。

オリコンが2020年12月31日に報じた記事によると、MVは公開から約2か月後の8月31日に1億回再生を突破。加えて、公開から約半年となる12月31日には2億回再生を達成した。

短期間で再生数が伸びた背景には、オーディション番組「Nizi Project」で形成されたファン層に加え、ダンスを通じて楽曲を知る新しい視聴者が増えたこともある。

2020年版MVの見どころ

オリジナルMVでは、9人のメンバーそれぞれの個性を生かした映像と、明るくエネルギッシュなダンスパフォーマンスが展開される。

加えて、J.Y. Park本人がカメオ出演している点も特徴の一つだ。楽曲を制作したプロデューサーが映像にも登場することで、「Nizi Project」から続くプロジェクト全体のつながりが感じられる作品になっている。

2020年のMVを改めて見ると、当時のフレッシュな表情と、まだ正式デビュー前だったメンバーの勢いがよく分かる。

『THE FIRST TAKE』で見せた新しい表情

2022年12月16日には、NiziUが『THE FIRST TAKE』に初登場。「Make you happy」を同番組だけのオリジナルアレンジで一発撮り披露した。

2020年のMVがダンスと映像の華やかさを前面に出した作品だったのに対し、『THE FIRST TAKE』では歌声やメンバーの表現力に注目しやすい。

同じ楽曲でも、パフォーマンスの見せ方によって受け取る印象が変わる。縄跳びダンスを知っている人にとっても、新たな魅力を発見できる機会となった。

【NiziUの歴代活動と転換点】2020年から2026年までの歩み

「Make you happy」が特別な楽曲として残っている理由は、NiziUの活動の歴史と密接に結びついているからだ。

2020年のプレデビューから、紅白歌合戦への出場、全国ツアー、ドーム公演、韓国での活動まで、グループは段階的に活動の幅を広げてきた。

2026年11月時点で公式プロフィールに掲載されているメンバーは、MAKO、RIO、MAYA、RIKU、AYAKA、MAYUKA、RIMA、MIIHI、NINAの9人。以下に、楽曲とグループの主な転換点をまとめた。

時期 出来事・作品 意味・実績
2020年6月30日 『Make you happy』 プレデビュー。4曲入りデジタルミニアルバムを配信。
2020年7月 オリコン週間デジタルランキング デジタルシングル・デジタルアルバム・ストリーミングの3部門で同時1位。
2020年12月2日 『Step and a step』 正式デビュー。オリコン週間シングルランキングなどで1位。
2020年12月31日 第71回NHK紅白歌合戦 初出場。デビュー後わずか29日での出場。
2022年12月16日 『THE FIRST TAKE』 「Make you happy」をオリジナルアレンジで披露。
2026年4月1日 2nd EP『GOOD GIRL BUT NOT FOR YOU』 新たな音楽的イメージを打ち出す。
2026年6月 『NiziU:THE CINEMA』 約3年半ぶりとなる東京・大阪のドーム公演。
2026年7月1日 ベストアルバム『Portfolio』 初のベストアルバムと「Make you happy(2026 ver.)」MVを公開。
2026年7月9日 オリコン週間ストリーミング急上昇ランキング 「Make you happy」が上昇率185.8%で1位。
2026年9月28日 韓国1stミニアルバム『Sour Grapes』 韓国で初のミニアルバムをリリース。

2020年の記録で特に注目したいのは、プレデビュー作品がオリコンの週間デジタルランキング3部門で同時1位を獲得したことだ。女性アーティストとして初の記録であり、NiziUが正式デビュー前から大きな支持を獲得していたことを示している。

その後も『Take a picture』『Poppin' Shakin'』『CLAP CLAP』『Paradise』など、時期ごとに異なる魅力を持つ作品を発表。2023年には韓国デビューも果たし、国内外で活動を続けてきた。

2026年には全国5都市12公演のツアー「NEW EvoNUtion」、東阪ドーム公演、2nd EP『GOOD GIRL BUT NOT FOR YOU』、初のベストアルバム『Portfolio』、韓国初のミニアルバム『Sour Grapes』と、活動の節目が続いている。

こうした歩みを振り返ると、「Make you happy」は過去の代表曲というだけでなく、グループの成長を比較するための基準点にもなっている。

【2026年に再注目された理由】「Make you happy(2026 ver.)」と『Portfolio』の関係

2026年の再ブームを理解するには、7月1日に起きた2つの出来事に注目する必要がある。

一つはNiziU初のベストアルバム『Portfolio』の発売。もう一つは「Make you happy(2026 ver.)」のMV公開だ。

初のベストアルバム『Portfolio』に収録された原点の曲

『Portfolio』は、NiziUがこれまで発表してきた代表曲を中心に構成された全20曲入りのベストアルバムだ。

収録曲には「Make you happy」をはじめ、「Step and a step」「Take a picture」「Poppin' Shakin'」「Chopstick」「Paradise」「SWEET NONFICTION」「RISE UP」「Too Bad」などが並ぶ。

アルバムの1曲目に「Make you happy」が配置されている点は象徴的だ。グループの始まりを示す楽曲から、現在の活動を代表する作品へとつながる構成になっている。

また、限定盤には『Portfolio』のメモリアル映像やスペシャルインタビューを収録したBlu-rayも用意されている。音楽作品としてだけでなく、NiziUの活動を振り返る記録としての側面も持っている。

2026年版MVは過去の活動を振り返る映像

2026年6月30日にYouTubeで公開され、7月1日に公式発表された「Make you happy(2026 ver.)」は、オリジナル曲の魅力を改めて提示する新しいミュージックビデオだ。

NiziU公式の発表では、6年目を迎えたメンバーたちがこれまで築いてきた歩みを記録した映像として紹介されている。

THE FIRST TIMESの2026年7月9日付の記事では、過去に発表した楽曲のMVシーンや衣装などを取り入れた、オマージュとリスペクトが詰まった映像として紹介された。同記事によると、公開から間もない7月9日時点で再生数は1,000万回を突破している。

ここで重要なのは、2026 ver.が単なる懐かしさを狙った映像ではないことだ。過去の作品を振り返りながら、現在のNiziUがどのような道を歩んできたのかを見せる内容になっている。

2020年のMVと見比べると、同じ楽曲でもメンバーの表情やパフォーマンスから受ける印象が異なる。楽曲の原点と現在の姿を一つの映像体験としてつなげた点に、2026年版の価値がある。

オリコンランキングで上昇率185.8%を記録

再注目を裏付ける具体的な数字が、2026年7月9日に発表されたオリコン週間ストリーミング急上昇ランキングだ。

「Make you happy」は、同ランキングで上昇率185.8%を記録し、1位を獲得した。集計期間は2026年6月29日から7月5日まで。

この期間には、ベストアルバムの発売と2026年版MVの公開が重なっていた。加えて、テレビの音楽番組でも楽曲が披露され、以前からのファンだけでなく、久しぶりにNiziUを見た視聴者が楽曲に触れる機会も生まれた。

ただし、この185.8%という数字はストリーミング再生の上昇率であり、累計再生回数や週間ストリーミング総合ランキングの順位とは異なる。数字の意味を正しく理解することが、2026年の人気を判断するうえで大切だ。

2026年の再ブームは、ベストアルバム、新MV、テレビ出演、過去のヒット曲への再評価が同じ時期に重なった結果と見るのが自然だろう。

【プロの結論】「Make you happy」が6年後も愛される3つの理由

「Make you happy」が2026年になっても再生される理由は、単に2020年の懐かしいヒット曲だからではない。楽曲そのものに、時代を超えて受け入れられやすい3つの特徴がある。

1. 言葉の壁を越えやすいメッセージ

「あなたを幸せにしたい」というテーマは、複雑な背景知識がなくても理解しやすい。恋愛、友情、家族、ファンとアーティストの関係など、さまざまな立場から共感できる内容になっている。

英語と日本語を組み合わせた歌詞も、楽曲の国際的な親しみやすさにつながっている。

2. 音楽とダンスが一体になった記憶の残りやすさ

サビの縄跳びダンスは、楽曲を聴いたときに映像まで思い出させる強い視覚的フックになっている。

音楽だけでなく、身体の動きやSNSでの参加体験まで含めて記憶されるため、時間が経過しても再び話題になりやすい。

3. NiziU自身の成長を感じられる作品

2020年のプレデビューから2026年まで、NiziUはさまざまな音楽性に挑戦してきた。初期のフレッシュな雰囲気と、現在の成熟したパフォーマンスを比較できることが、この曲ならではの魅力だ。

特に『Portfolio』と2026年版MVは、過去と現在を結びつける役割を果たしている。

初めてNiziUを聴く人には、2020年のオリジナルMVから入る方法がおすすめだ。歌詞の意味を知りたい人は、公式コメントと歌詞の内容を照らし合わせると理解が深まる。さらに歌唱表現を楽しみたい人には『THE FIRST TAKE』、グループの成長を感じたい人には2026年版MVが適している。

一方、ランキングの順位だけで現在の人気を判断したい人は注意が必要だ。急上昇ランキングは再生数の伸びを示す指標であり、長期的な人気や累計再生規模をそのまま表すものではない。

楽曲の魅力、パフォーマンス、チャートの数字をそれぞれ分けて見ることで、「Make you happy」がなぜ再び支持されているのかが、より明確になる。

【NiziU「Make you happy」に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:NiziUの「Make you happy」はいつリリースされた?
A1:2020年6月30日。NiziUのプレデビューDigital Mini Albumとして日本・韓国で配信され、世界配信は7月1日に開始された。正式デビュー曲は同年12月2日発売の「Step and a step」だ。

Q2:「Make you happy」の日本語訳と歌詞の意味は?
A2:タイトルの直訳は「あなたを幸せにする」。NiziU自身は「あなたを笑顔にする」という意味の楽曲だと説明している。歌詞では、大切な相手の気持ちを理解し、その人の笑顔を取り戻したいという思いが描かれている。

Q3:「Make you happy(2026 ver.)」は新曲なの?
A3:2026年7月1日に公開された新しいミュージックビデオのタイトルだ。公式の『Portfolio』収録曲一覧では「Make you happy」と表記されている。2026 ver.は、過去の活動を振り返る映像として紹介されており、独立した新曲として発売されたものとは区別して理解したい。

NiziUの「Make you happy」は、2020年6月30日のプレデビューとともに誕生した、グループの歴史を象徴する楽曲だ。

J.Y. Parkらによる楽曲制作、相手の笑顔を願う歌詞、印象的な縄跳びダンス、そしてメンバー9人の個性が組み合わさり、幅広い世代に知られる代表曲となった。

2026年7月1日のベストアルバム『Portfolio』発売と「Make you happy(2026 ver.)」のMV公開は、この曲を再び聴くきっかけを生み出した。オリコン週間ストリーミング急上昇ランキングでの上昇率185.8%という結果も、その反響を示している。

加えて、2026年9月には韓国初のミニアルバム『Sour Grapes』をリリースするなど、NiziUの活動は新しい段階へ進んでいる。

「Make you happy」は、過去の成功を振り返るためだけの楽曲ではない。NiziUがどこから始まり、どのように成長してきたのかを知るための入り口でもある。2020年のMV、歌詞、縄跳びダンス、そして2026年版MVを見比べることで、同じ楽曲が持つ新しい魅力を発見できるはずだ。

主な参照資料: NiziU公式プロフィール・ディスコグラフィー、ソニーミュージック公式発表、オリコンニュース、Billboard JAPAN、THE FIRST TIMES、歌ネット。

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コンテンツディレクター 土谷 雅人
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