第103回箱根駅伝の本大会は、2027年1月2日(土)・3日(日)に開催されます。主催する関東学生陸上競技連盟の大会情報でも、この開催日が掲載されています。
一方、2026年11月2日時点では、チームエントリーと区間エントリーの具体的な発表日は確定していません。公式サイトには第103回大会のエントリー関連項目が設けられていますが、各大学の区間配置をまとめた本選の選手一覧は、まだ公表されていません。
過去2大会の発表日を比較発表時期を予測するうえで参考になるのが、第101回と第102回の実績です。
| 大会 | チームエントリー | 区間エントリー | 発表状況 |
|---|---|---|---|
| 第101回(2025年大会) | 2024年12月10日 | 2024年12月29日 | 発表済み |
| 第102回(2026年大会) | 2025年12月10日 | 2025年12月29日 | 発表済み |
| 第103回(2027年大会) | 2026年12月10日ごろ | 2026年12月29日ごろ | 未発表・予想 |
第101回大会では、2024年12月10日にチームエントリー、12月29日に区間エントリーが発表されました。第102回大会も、2025年12月10日のチームエントリー、12月29日の区間エントリーという日程でした。
この2大会の実績を踏まえると、第103回も12月10日ごろに16人のチームエントリー、12月29日ごろに区間エントリーという流れが有力な予想になります。
2026年のカレンダーでは12月10日は木曜日、12月29日は火曜日です。ただし、曜日まで含めた日程は過去の実績から導いた見通しであり、第103回の正式な開催要項による確定情報ではありません。
11月から12月にかけての注目スケジュール- 11月2日時点:第103回の区間エントリーは未発表。
- 12月10日ごろ:過去大会と同じ場合、各大学のチームエントリー16人以内が発表される見込み。
- 12月29日ごろ:1区から10区までの正競技者と補欠競技者の配置が発表される見込み。
- 2027年1月2日:往路1区から5区まで。
- 2027年1月3日:復路6区から10区まで。
12月の発表を待つ間は、チームエントリーと区間エントリーを混同しないことが大切です。16人の登録が出た段階では、まだ誰が何区を走るのかは決まっていません。
【16人から10人へ】チームエントリーと区間エントリーの違い

箱根駅伝の選手登録は、大きく分けるとチームエントリーと区間エントリーの2段階で進みます。その後、レース当日にメンバー変更が行われる場合があります。
① チームエントリーは16人以内の登録チームエントリーとは、各大学が箱根駅伝の出場に向けて登録する選手の一覧です。第102回大会の開催要項では、登録人数は16人以内と定められていました。
この段階では、選手が1区から10区のどこを走るのかは決まりません。各校が本大会に向けて選手を選抜し、出場候補となるメンバーを登録する段階です。
② 区間エントリーは10区間の暫定配置区間エントリーでは、チームエントリーに登録された選手から、1区から10区までの正競技者10人と補欠競技者6人以内を決定します。
つまり、区間エントリー一覧を見ると、各大学がどの選手を主要区間に配置したのか、どの選手を補欠に回したのかが分かります。
ただし、この時点で発表される10人は最終確定の出走メンバーではありません。大会当日の変更規定によって、実際に走る選手が入れ替わる可能性があります。
③ 当日変更で最終的な走者が決まる大会当日の朝、各大学は正競技者と補欠競技者の交替を届け出ることができます。この変更を反映した往路・復路の走者一覧が、実際の出走メンバーを確認するための資料になります。
このため、箱根駅伝のエントリー情報は、次のように理解すると分かりやすくなります。
- チームエントリー:出場候補となる選手を登録する。
- 区間エントリー:10区間の担当選手と補欠を決める。
- 当日変更:登録された正競技者と補欠を入れ替え、最終的な走者を確定する。
特に注意したいのは、16人全員が本番で走るわけではないという点です。実際にたすきをつなぐのは10区間を担当する10人です。
【補欠から何人まで交代できる?】箱根駅伝の当日変更ルール
区間エントリーの発表後に大きな注目を集めるのが、当日変更です。選手の体調やコンディション、チームの戦略によって、発表時点の区間配置から変更されることがあります。
第102回大会の関東学生陸上競技連盟による開催要項と競技注意事項では、メンバー変更について具体的な制限が設けられていました。
当日変更の基本ルールは3つ1. 受付期限:往路・復路とも、当日のレース開始1時間10分前。
2. 交替人数:往路・復路を通じて合計6人以内、1日につき最大4人まで。
3. 交替対象:正競技者と補欠競技者の交替のみ。正競技者同士の区間変更は禁止。
第102回大会は午前8時スタートだったため、変更受付の期限は午前6時50分でした。第103回大会でも同じ条件が適用されるかは、正式な開催要項で確認する必要があります。
補欠選手はどの区間にも入れる?補欠競技者は、当日変更によって1区から10区までのいずれかの区間に入ることができます。特定の区間だけに限定されるわけではありません。
一方、区間エントリーの段階ですでに正競技者として登録された選手を、別の区間へ移動させることはできません。
例えば、次のような変更は認められません。
- 1区の正競技者と2区の正競技者を直接入れ替える。
- 5区に登録された選手を6区へ移動させる。
- 正競技者同士を組み替えて新しい区間配置を作る。
認められるのは、補欠競技者を正競技者と交替させる方法です。したがって、補欠選手が5区に入ることは可能でも、もともと5区に登録されていた正競技者を、そのまま6区に移すことはできません。
往路と復路で変更できる人数当日変更の上限は、往路と復路を合わせて6人以内です。ただし、1日に変更できる人数は4人までとなっています。
例えば、往路で4人を変更した場合、残りの変更枠は2人です。復路でさらに4人を変更することはできません。
また、往路の変更対象は1区から5区、復路の変更対象は6区から10区です。両日で変更できる人数の合計が制限されているため、監督にとっては往路で補欠をどこまで起用するかも重要な判断になります。
よくある誤解:補欠に登録された選手は走らない?補欠という名称から、出走する可能性が低い選手と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
各校のエース級の選手が補欠に登録される場合もあります。体調面の確認を続けながら当日の出走を判断したり、戦略的に補欠枠を活用したりするケースがあるためです。
したがって、区間エントリーで補欠になっていることだけを理由に、その選手の出走可能性が低いと判断するのは早計です。
【1区から10区まで】区間エントリーで注目したい配置と選手の特徴
箱根駅伝の区間配置を読むには、各区間の距離だけでなく、コースの特徴やチーム内で求められる役割を理解することが欠かせません。
第102回大会の公式コース資料に掲載された距離を基準に、各区間の特徴を整理します。第103回の正式な競技資料が発表された際には、最新の距離・コース情報も確認したいところです。
往路:1区から5区
1区:大手町~鶴見(21.3km)
スタート直後の流れを左右する区間。序盤の位置取りと終盤の六郷橋付近での駆け引きが見どころです。スピードとレース判断に優れた選手が起用されやすい区間です。
2区:鶴見~戸塚(23.1km)
各校のエースが集まる看板区間です。権太坂などの起伏があり、長距離を走り切る持久力と勝負強さが問われます。順位が大きく動くこともあるため、チームの主力選手が配置されるかに注目です。
3区:戸塚~平塚(21.4km)
湘南の海岸線を走る区間です。富士山を望む景観が印象的ですが、向かい風の影響も受けます。スピードだけでなく、風への対応力も注目点です。
4区:平塚~小田原(20.9km)
平地区間では比較的短い区間ですが、終盤に上りが待ち受けます。5区の山上りへ勢いをつなぐため、安定した走りが大切です。
5区:小田原~箱根・芦ノ湖(20.8km)
箱根駅伝を象徴する山上りです。国道1号の最高地点は標高約874m。高低差の大きなコースを走り切る登坂力と、後半の下りへの対応が重要です。
6区:箱根・芦ノ湖~小田原(20.8km)
復路のスタートを担う区間です。序盤の上りを越えた後、一気に下る難コース。高速で走る技術と脚への負担を管理する力が必要です。
7区:小田原~平塚(21.3km)
山下りの後を受ける区間。朝の冷え込みから日差しによる気温上昇まで、環境の変化に対応する力が試されます。
8区:平塚~戸塚(21.4km)
湘南新道などの起伏が特徴。後半に上りが続くため、ペース配分が重要になります。暑さへの対応も見逃せません。
9区:戸塚~鶴見(23.1km)
優勝争いやシード権争いの行方を左右する長距離区間。終盤の追い上げや順位の逆転が起こりやすく、安定した持久力が大切です。
10区:鶴見~大手町(23.0km)
最終区間。日本橋などを経由して大手町のフィニッシュを目指します。総合順位やシード権を守るための判断力と、最後まで粘り抜く力が問われます。
公式コース紹介でも、2区は各校のエースが登場する区間、5区は最大の難所である山上り、6区は一気に下るコースとして紹介されています。単純な持ちタイムだけでは区間適性を判断できない理由がここにあります。
【区間エントリー一覧PDF】公式情報はどこで確認する?
第103回の区間エントリーが発表されたら、まず確認したいのが箱根駅伝公式サイトと関東学生陸上競技連盟の大会ページです。
1. 箱根駅伝公式サイト最初に確認したいのは、東京箱根間往復大学駅伝競走の公式サイトです。
第103回大会の本選ページでは、エントリー情報として次の項目が用意されています。
- 競技実施要項
- チームエントリー
- 区間エントリー
- 往路走者一覧
- 往路選手変更一覧
- 復路走者一覧
- 復路選手変更一覧
区間エントリーが発表された後は、ここで各大学の10区間の配置を確認できます。また、大会当日は往路・復路それぞれの走者一覧や選手変更一覧を確認することで、最終的な出走メンバーを把握できます。
2. 関東学生陸上競技連盟もう一つの重要な確認先が、主催団体である関東学生陸上競技連盟です。
同連盟の第103回大会ページには、2027年1月2日・3日の開催情報が掲載されています。前回大会の第102回ページでは、チームエントリー一覧や区間エントリー一覧などの資料が公開されました。
大会要項や選手変更の規則を確認したい場合にも、関東学連の公式資料が役立ちます。特に当日変更の人数制限や受付時間は、報道記事だけでなく大会要項を直接確認するのが確実です。
3. 各大学の駅伝部公式サイト各大学の陸上競技部や駅伝部も、区間エントリーの発表に合わせて独自の選手紹介や配置一覧を公開することがあります。
大学公式サイトには、選手の学年、出身高校、自己ベスト、過去の箱根駅伝出走歴などが掲載される場合があります。公式の区間一覧と合わせて読むことで、各校の起用意図を理解しやすくなります。
ただし、大学独自の予想記事や応援企画と、正式な登録情報は別物です。最終的な出走者は、主催者が発表する当日の走者一覧で確認してください。
発表後に注目したい5つのチェックポイント区間エントリー一覧が公開されたときは、単に有名選手の名前を探すだけでなく、配置全体を見ると各大学の戦略が分かりやすくなります。
① 2区にエースを配置しているか
花の2区に各校の主力選手を配置しているかは、優勝争いを占う大きな材料です。エースを2区に置くのか、別区間に分散させるのかでチームの狙いが見えてきます。
② 5区と6区の山対策は万全か
5区の山上りと6区の山下りは、通常の平地区間とは異なる適性が大切です。専門的な練習を積んできた選手や、過去に山の区間を経験した選手が登録されているかに注目です。
③ 補欠に主力選手が入っていないか
エース級の選手が補欠に登録されている場合、当日変更の可能性を考慮する必要があります。発表時点の配置だけで戦力を判断しないことが重要です。
④ 往路と復路の戦力バランスはどうか
往路に主力を集中させる大学もあれば、復路に追い上げの切り札を残す大学もあります。1区から5区までと6区から10区までを別々に見るのではなく、10区間全体の戦力配分を確認しましょう。
⑤ 前回大会の経験者がどれだけ残っているか
箱根駅伝の経験は、長距離走の能力とは別の価値を持ちます。中継所での受け渡し、箱根特有のアップダウン、当日の緊張感を経験した選手がどの区間に配置されるかも注目材料です。
【区間エントリー 箱根駅伝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第103回箱根駅伝の区間エントリーはいつ発表されますか?
A1:2026年11月2日時点では正式発表されていません。第101回と第102回はいずれも12月29日に発表されたため、第103回も2026年12月29日ごろになる可能性があります。ただし、確定日は大会公式発表を確認してください。
Q2:箱根駅伝の区間エントリーは何人ですか?
A2:区間エントリーでは、1区から10区までの正競技者10人と、補欠競技者6人以内を登録します。その前段階となるチームエントリーは16人以内です。実際に本大会で走るのは10人です。
Q3:区間エントリー発表後に選手を変更できますか?
A3:変更できます。第102回大会の規定では、正競技者と補欠競技者の交替が往路・復路を通じて合計6人以内、1日最大4人まで認められていました。ただし、正競技者同士の区間変更は禁止です。第103回の最終的な条件は新しい大会要項で確認してください。
2027年1月2日・3日に開催される第103回箱根駅伝は、2026年11月2日時点で区間エントリーの正式発表日が決まっていません。
過去2大会では、12月10日にチームエントリー、12月29日に区間エントリーが発表されました。この実績から、2026年も同様の日程になる可能性があります。
【プロの結論】区間エントリーは最終オーダーではなく、各校の戦略を読み解く資料箱根駅伝の区間エントリーを見る際に、最も大切なのは、発表された10人の名前だけで勝敗を予想しないことです。
正競技者10人の配置には、各校が考えるレース展開が表れます。花の2区にエースを投入するのか、5区の山上りに専門性の高い選手を置くのか、6区の山下りに経験者を配置するのか。こうした組み合わせからチームの狙いを読み取ることができます。
加えて、補欠6人の顔ぶれと当日変更の可能性まで考慮すると、区間エントリーの見方は大きく変わります。
発表直後は区間エントリー一覧、レース当日の朝は往路・復路の選手変更一覧を確認する。この2段階を押さえておけば、第103回箱根駅伝の選手起用をより正確に追うことができます。
正式な発表後は、各大学の区間配置と補欠選手の顔ぶれを照らし合わせ、往路・復路それぞれの戦力バランスを見極めることが、箱根駅伝を深く楽しむポイントです。