2026年11月2日現在、第77回NHK紅白歌合戦の放送はまだ行われていません。そのため、2026年大会の出演者別視聴率や最高記録は存在せず、比較対象となる最新の放送実績は2025年の第76回です。
ここで押さえておきたいのは、番組全体の平均視聴率と、出演歌手ごとの視聴率は異なるデータだという点です。
ビデオリサーチの公式サイトでは、紅白歌合戦の第1部・第2部それぞれの番組平均世帯視聴率と個人視聴率が掲載されています。一方、歌手別の数値は、毎分視聴率などの詳細データを基に報道各社が取り上げる形で明らかになることがあります。
2025年第76回紅白の番組平均視聴率2026年1月2日、ビデオリサーチが公表した第76回の視聴率は次のとおりです。
- 第1部(19時20分~20時55分):世帯30.8%、個人23.2%
- 第2部(21時00分~23時45分):世帯35.2%、個人26.4%
いずれも関東地区のリアルタイム視聴率です。
第2部の世帯視聴率は、2024年の32.7%から2.5ポイント上昇しました。2022年以来、3年ぶりに35%を超えています。
スポニチの2026年1月2日付報道でも、前年からの回復が取り上げられました。
ただし、35.2%は番組後半全体の平均です。松田聖子やMrs. GREEN APPLEなど、特定の歌手が出演した瞬間の数字ではありません。
2026年の視聴率はいつ分かる?2026年大会の歌手別視聴率を知りたい場合、確認すべきタイミングは次のようになります。
- 2026年12月31日:第77回の放送実績が発生
- 2027年1月上旬:番組平均視聴率が公表される時期
- 2027年1月上旬以降:報道各社による出演者別の毎分視聴率報道が出る可能性
2026年11月時点で、2026年大会の歌手別ランキングを掲載している情報があれば、過去の実績や予想と混同していないか確認する必要があります。
【2025年歌手別ランキング】松田聖子が39.9%でトップ!

2025年の第76回紅白歌合戦では、特別企画で大トリを務めた松田聖子が歌手別トップとなりました。
2026年1月6日付の日刊スポーツは、ビデオリサーチ調べの関東地区データを基に、歌手別視聴率の上位を報道しています。
2025年の歌手別視聴率トップ3
松田聖子39.9%
23時38分・「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」
Mrs. GREEN APPLE39.4%
白組トリ
AKB4837.1%
21時22分・OGメンバー参加ステージ
日刊スポーツによると、松田聖子は23時38分の歌唱中に39.9%を記録。特別企画として披露した「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」が、この年の歌手別最高となりました。
2位は白組トリのMrs. GREEN APPLEで39.4%。3位には、前田敦子や大島優子らOGメンバーも参加したAKB48が入り、21時22分に37.1%を記録しました。
4位は紅組トリのMISIAでした。
松田聖子の39.9%と番組最高40.7%は別の記録ここは検索時に間違えやすいポイントです。
2025年の紅白では、番組全体の瞬間最高視聴率は40.7%でした。
記録されたのは、23時44分に白組の優勝が発表された場面です。
つまり、数字を整理すると次のようになります。
- 歌手別最高:松田聖子の39.9%
- 番組全体の最高:白組優勝発表時の40.7%
40.7%を松田聖子の歌唱時の数字として紹介するのは正確ではありません。
また、39.9%は歌唱中の特定の毎分データであり、楽曲全体の平均視聴率を意味するわけでもありません。
この違いを理解することが、紅白の出演者別データを正しく読む第一歩です。
【歴代ランキング】紅白で最も視聴率を取った歌手は安室奈美恵!
歴代の紅白歌手別視聴率を振り返ると、現在の数字とは大きく異なる記録が残っています。
1989年以降の歌手別最高視聴率を整理したデータベースでは、歴代1位は安室奈美恵の64.9%です。
歴代歌手別視聴率の最高記録
安室奈美恵(1998年)64.9%
CAN YOU CELEBRATE?
DREAMS COME TRUE(1992年)62.0%
晴れたらいいね~紅白バージョン~
米米CLUB(1995年)60.3%
ヒット・メドレー
歴代の上位記録は次のとおりです。
| 順位 | 歌手 | 年 | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 安室奈美恵 | 1998年 | 64.9% |
| 2位 | DREAMS COME TRUE | 1992年 | 62.0% |
| 3位 | 米米CLUB | 1995年 | 60.3% |
| 4位 | 玉置浩二 | 1996年 | 59.9% |
| 5位 | 安室奈美恵 | 1997年 | 59.1% |
| 6位 | 谷村新司 | 1991年 | 58.5% |
| 7位 | SMAP | 2003年 | 57.1% |
| 8位 | 郷ひろみ | 1999年 | 56.6% |
出典:紅白歌合戦サーチの歴代歌手別記録。1989年以降の関東地区の集計として掲載されている数値。
なぜ安室奈美恵は64.9%を記録したのか安室奈美恵が歴代最高を記録した1998年は、特別な背景がありました。
1997年の紅白出演後、安室奈美恵は産休に入り、翌1998年の紅白でステージに復帰しました。
前年の1997年にも59.1%を記録して歌手別トップとなっており、復帰ステージへの関心が数字に表れた形です。
当時は、テレビがアーティストの大舞台として非常に大きな役割を持っていました。紅白への出演そのものが年末の大きなイベントであり、視聴者が特定の歌手の登場を待つという視聴スタイルも珍しくありませんでした。
SMAPは歌手別トップの最多記録を持つ歴代データのもう一つの特徴は、SMAPの強さです。
紅白歌合戦サーチの集計では、SMAPは歌手別最高視聴率を通算8回記録しています。
特に2000~2002年、2005~2007年には、それぞれ3年連続で歌手別トップを獲得しました。
2003年には「世界に一つだけの花」で57.1%を記録しています。
そのほか、歴代の印象的な記録としては次のものがあります。
- 2002年:中島みゆき「地上の星」52.8%
- 2009年:DREAMS COME TRUE「その先へ」50.1%
- 2013年:北島三郎「まつり」50.7%
- 2017年:安室奈美恵「Hero」48.4%
こうした記録を見ると、単純な人気投票ではなく、出演する年の話題性やステージの希少性が数字に影響していることが分かります。
【数字の正しい読み方】世帯・個人視聴率と関東・関西の違い
紅白の視聴率を比較する際には、少なくとも4つのポイントを区別する必要があります。
1. 世帯視聴率か個人視聴率か
2. 番組平均か毎分視聴率か
3. 関東地区か関西地区か
4. リアルタイムか録画視聴を含む総合視聴率か
ビデオリサーチの公式解説によると、世帯視聴率はテレビを所有する調査対象世帯のうち、どの程度の世帯で番組が見られていたかを示します。
一方、個人視聴率は、調査対象世帯に住む4歳以上の個人のうち、どの程度の人が視聴していたかを示す指標です。
例えば、2025年の第2部は次の結果でした。
- 世帯視聴率:35.2%
- 個人視聴率:26.4%
この2つは計算の対象が異なるため、単純に比較して高い・低いと評価することはできません。
2025年の関東・関西地区を比較ビデオリサーチの公式アーカイブに掲載されている2025年と2024年の数値を比較します。
出典:ビデオリサーチ「NHK総合『紅白歌合戦』世帯視聴率・個人視聴率」。単位は%。いずれもリアルタイムの番組平均。
この比較から、2025年の第1部は関西地区が関東地区を上回り、第2部は関東地区が関西地区を上回ったことが分かります。
2024年は第2部で関西地区が関東地区を上回っていました。
つまり、紅白の視聴率は毎年同じ地域差になるわけではありません。出演者の構成、放送内容、地域ごとの視聴行動など、複数の条件が関係します。
なお、関東地区の数字を日本全国の視聴率として扱うこともできません。
ビデオリサーチの調査方法とは?ビデオリサーチは、全国32地区でテレビ視聴率調査を実施しています。
公式資料によると、関東地区では2,700世帯、関西地区では1,200世帯が調査対象です。
測定にはPM(ピープルメーター)と呼ばれる機械式調査システムが用いられています。
世帯のテレビに測定機器を設置し、誰がテレビを見ているかを記録する仕組みです。
この方法によって、世帯単位の視聴だけでなく、個人単位の視聴状況も把握できます。
ただし、視聴率は全世帯を直接数えたものではなく、標本調査に基づく推計値です。小数点以下の数字まで絶対的な差として解釈することには注意が必要です。
【なぜ公表されない?】紅白の歌手別視聴率が分かりにくい理由
紅白歌手別視聴率を調べている人が混乱しやすいのは、ビデオリサーチの公式サイトに掲載されるデータと、報道各社が掲載する出演者別データの公開範囲が異なるためです。
公式サイトでは番組平均が中心ビデオリサーチの紅白視聴率アーカイブでは、主に次の情報が確認できます。
- 年度別の番組平均世帯視聴率
- 第1部・第2部の視聴率
- 関東・関西などの地域別数値
- 個人視聴率
一方、全出演歌手を対象にした完全な歌手別ランキングが、毎年同じ形式で一般公開されているわけではありません。
ビデオリサーチのテレビ視聴率サービスは、企業向けの契約サービスとしても提供されています。詳細なデータを利用できる範囲と、一般向けに掲載される情報には違いがあります。
歌手別の数字は報道で明らかになる場合がある2025年の紅白では、日刊スポーツが2026年1月6日付の記事で出演者別の視聴率を報じました。
これは歌手別のデータが一切存在しないという意味ではありません。
むしろ、毎分視聴率を基にした分析や報道によって、特定の出演場面の数字が明らかになることがあります。
ただし、全出演者のデータが同じ条件で一般公開されるとは限りません。
「歌手別視聴率が公表されない理由」は公式説明がある?NHKやビデオリサーチが、紅白の歌手別ランキングを一般公開しない理由について、一律の公式説明を発表しているわけではありません。
そのため、「NHKが出演者の順位を隠している」「人気のない歌手の数字を公表したくない」といった説明を事実として受け取るのは適切ではありません。
実際には、番組平均と詳細な毎分データでは、集計単位も公開方法も異なります。
歌手別ランキングを調べる場合は、次の3種類の情報を区別してください。
- 公式統計:ビデオリサーチが公表する番組平均視聴率
- 報道データ:新聞・テレビ情報メディアが報じる出演場面の視聴率
- 独自集計:個人サイトなどが複数の情報を整理したランキング
この3つを混同しないことが、情報を正しく判断するポイントです。
【プロの結論】紅白歌手別視聴率は数字の背景まで読むべき
紅白歌合戦の歌手別視聴率は、出演者の人気や話題性を知るための興味深い指標です。しかし、数字の高さだけで歌手の実力や人気を順位付けすることはできません。
特に、次の3つの視点が重要です。
1. 出演時間によって数字の条件が変わる2025年の上位を見ると、松田聖子とMrs. GREEN APPLEは番組終盤、AKB48は21時台に高い数字を記録しました。
出演時間が遅いほど視聴者が増える傾向がある場合、歌手の人気だけでなく、番組の進行や視聴者の滞在状況も数字に影響します。
したがって、出演時間が異なる歌手同士を単純比較するのは慎重であるべきです。
2. 特別企画と通常出場を分けて考える2025年の松田聖子は特別企画として出演しました。
一方、Mrs. GREEN APPLEは白組トリを担当しています。
AKB48のステージにはOGメンバーが参加し、過去のヒット曲を披露しました。
それぞれ企画の性格が異なり、視聴者が注目する理由も違います。
歌手別ランキングを分析するときは、通常出場、特別企画、追悼企画、グループの記念ステージなどを分けて見ると、より正確な比較ができます。
3. 1990年代と2020年代の数字は単純比較しない安室奈美恵の64.9%と、2025年の松田聖子の39.9%には大きな差があります。
しかし、この差だけで現在の歌手の人気が昔より低いと判断することはできません。
テレビの普及状況、視聴者の生活習慣、動画配信サービスの利用、番組編成など、視聴環境そのものが変化しているからです。
特に、現在はテレビ以外のデバイスで音楽番組や関連映像に接触する人もいます。
リアルタイム視聴率だけでは、アーティストの人気や楽曲の浸透度をすべて測ることはできません。
歌手別視聴率は、その瞬間にテレビでどれだけ視聴されていたかを示す数字であり、アーティストの総合的な人気ランキングではないという認識が大切です。
【紅白歌手別視聴率】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:紅白歌合戦の歴代歌手別視聴率1位は誰ですか?
A1:1989年以降の歴代歌手別記録では、1998年の安室奈美恵が「CAN YOU CELEBRATE?」で記録した64.9%が最高です。2位は1992年のDREAMS COME TRUEの62.0%です。
Q2:2025年の紅白で歌手別視聴率1位だったのは誰ですか?
A2:松田聖子です。2025年12月31日の第76回紅白で、特別企画の「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」を歌唱中の23時38分に39.9%を記録しました。
Q3:紅白歌合戦の瞬間最高視聴率と歌手別最高視聴率は違いますか?
A3:違います。2025年は歌手別最高が松田聖子の39.9%だったのに対し、番組全体の最高は白組の優勝発表時に記録した40.7%でした。
Q4:紅白の個人視聴率と世帯視聴率はどちらが重要ですか?
A4:用途によって異なります。世帯視聴率はテレビを見ている世帯の割合、個人視聴率は調査対象世帯の4歳以上の個人の視聴割合を示します。視聴者の実態を分析する場合は、両方を確認するのが適切です。
Q5:2026年の紅白歌手別視聴率はいつ発表されますか?
A5:2026年11月2日現在、2026年大会はまだ放送前です。放送後、番組平均視聴率は2027年1月上旬に発表されることが見込まれます。歌手別の数値については、報道各社の発表を確認する必要があります。
Q6:紅白歌手別視聴率は関東地区と関西地区で違いますか?
A6:違います。2025年の第2部では、関東地区の世帯視聴率が35.2%、関西地区が34.4%でした。地域ごとの視聴行動や番組への関心によって数値は変わります。
2026年11月現在、紅白歌合戦の最新の放送実績は2025年の第76回です。番組平均視聴率は関東地区で第1部30.8%、第2部35.2%となり、前年から回復しました。
歌手別では松田聖子が39.9%でトップとなり、Mrs. GREEN APPLEが39.4%、AKB48が37.1%で続きました。番組全体の最高40.7%は白組の優勝発表時に記録された別の数字です。
歴代では1998年の安室奈美恵が64.9%という最高記録を持ち、SMAPも通算8回の歌手別トップを獲得しています。
今後、2026年大会の結果を比較する際も、世帯視聴率と個人視聴率、番組平均と毎分視聴率、関東地区と関西地区を区別することが大切です。単なる順位だけではなく、出演時間や企画の内容まで考慮することで、紅白の視聴率が示す本当の意味が見えてきます。