大人になっても、どうしても食べられない食べ物はあるものです。パクチーの独特な香り、くさやの強烈な発酵臭、ホヤの複雑な風味、セロリの青臭さ、ゴーヤーの苦みなど、子どもの頃から苦手なままという人も少なくありません。
2026年の公開アンケートを調べると、嫌いな食べ物の上位には、味や香りに個性のある食材が並んでいます。11月1日更新の「みんなのランキング」ではパクチーが1位となり、くさや、ホヤ、セロリが続きました。一方、成人600人を対象としたタキイ種苗の2026年度調査では、嫌いな野菜の1位はセロリ、2位はゴーヤーという結果です。調査対象や質問方法によって順位が変わる点も見逃せません。
【2026年最新】大人が嫌いな食べ物ランキングTOP10

2026年11月2日時点で確認できる公開ランキングの中から、幅広い食材を対象にした「みんなのランキング」の結果を紹介します。
同サイトはユーザー投票によって順位を決める参加型ランキングです。2026年11月1日更新時点では、367品目がランクインし、参加者10,461人、総投票数64,157票となっています。
評価は1~100点方式で、50点を中立の基準としています。一般的な全国民対象の無作為抽出調査とは異なりますが、苦手意識の強い食材を把握する参考資料になります。
嫌いな食べ物ランキング2026年版・総合TOP10- 1位:パクチー(コリアンダー)
- 2位:くさや
- 3位:ホヤ
- 4位:セロリ
- 5位:レバー
- 6位:ゴーヤー
- 7位:銀杏
- 8位:蜂の子
- 9位:肉の脂身
- 10位:らっきょう漬け
1位のパクチーは70.1点、2位のくさやは65.4点、3位のホヤは64.6点でした。上位には、香りや風味が強い食材が目立ちます。
特に注目したいのは、野菜だけでなく、発酵食品や海産物、内臓肉、珍味まで幅広くランクインしていることです。大人の食べ物の好き嫌いは、単純に野菜嫌いという問題ではありません。
また、上位の顔ぶれを見ると、食材そのものの味だけではなく、口に入れる前に感じる香りや、食べたときの独特な感覚が評価に影響していることがうかがえます。
なお、このランキングは成人限定の調査ではありません。参加型ランキングの全年齢集計を、大人だけの全国ランキングと同一視しないことが大切です。
少人数の読者アンケートでもパクチーが1位別の調査として、macaroniが2026年8月27日~9月10日に実施した読者投票もあります。回答数は199票で、結果は次のようになりました。
- パクチー:23票
- くさや:17票
- チョコミント・銀杏:各16票
- 白子:13票
- セロリ:12票
- ドリアン:11票
- ラム肉:10票
- ブルーチーズ・レバー・ホヤ:各9票
こちらでもパクチーとくさやが上位に入りました。大規模なユーザー参加型ランキングとは回答数が違いますが、独特の香りを持つ食材が敬遠されやすいという共通点が見られます。
一方、チョコミントや銀杏、白子など、総合ランキングとは異なる食材も上位です。調査する人の年齢層や食生活、投票する媒体によって、苦手な食べ物の顔ぶれは変化します。
【調査別に徹底比較】2026年の公開アンケートで見えた大人の好き嫌い
「嫌いな食べ物ランキング」と検索すると、さまざまな順位が表示されます。しかし、すべてのランキングが同じ条件で調査されているわけではありません。
特に重要なのは、成人だけを対象にした調査なのか、野菜に限定した調査なのか、一般ユーザーの自由投票なのかという違いです。
2026年の主要調査を比較| 調査・媒体 | 調査対象・時期 | 主な結果 | データの特徴 |
|---|---|---|---|
| みんなのランキング | 2026年11月1日更新 | 1位パクチー、2位くさや、3位ホヤ、4位セロリ | 参加者10,461人、367品目のユーザー投票 |
| macaroni | 2026年8月27日~9月10日 | 1位パクチー、2位くさや、3位チョコミント・銀杏 | 読者199票の投票型調査 |
| タキイ種苗 | 2026年6月、20~69歳の男女600人 | 嫌いな野菜は1位セロリ19.3%、2位ゴーヤー16.0% | 成人限定の野菜調査 |
| マイボイスコム | 2026年3月1日~7日、11,105人 | 嫌いな野菜がある人は5割強。ゴーヤー、セロリが各2割強 | 幅広い年代を対象にしたインターネット調査 |
出典は各調査の公式発表・公開ランキング。調査対象と質問形式が異なるため、数値を単純に横並びにして優劣を判断することはできません。
成人限定調査でセロリとゴーヤーが上位になった理由特に参考になるのが、タキイ種苗が2026年6月上旬に実施した野菜に関する調査です。
全国の20~69歳の男女600人を対象としたインターネット調査で、嫌いな野菜について複数回答で尋ねています。
上位5品目は次のとおりです。
- 1位:セロリ(19.3%)
- 2位:ゴーヤー(16.0%)
- 3位:ケール(12.8%)
- 4位:モロヘイヤ(12.0%)
- 5位:春菊(11.2%)
また、「嫌いな野菜は特にない」と答えた人は42.3%でした。2024年の33.3%、2025年の39.5%から増加しており、野菜に対する苦手意識が全体として弱まっている傾向も見られます。
ただし、野菜が苦手な人が減っている一方で、特定の食材への苦手意識が強まるケースもあります。2026年にはトマトが嫌いな野菜の10位から6位に上昇し、回答割合も2025年の7.0%から9.0%になりました。
興味深いのは、トマトが「最も好きな野菜」では3年連続1位を維持していることです。好きな人から強く支持される一方、苦手な人も一定数いるという、嗜好の二極化が表れています。
【男女別・年代別】大人が苦手な食べ物の傾向はどう違う?
大人の好き嫌いを考えるとき、男女別や年代別の違いも見逃せません。食生活の経験、普段の食事、香りや味に対する感受性などによって、苦手な食材の傾向は変わります。
男女別では香りや味の感じ方にも違いがあるマイボイスコムが2026年3月に実施した野菜調査は、11,105人が回答しています。男性6,457人、女性4,648人で、男女双方の意識を把握できる規模です。
調査結果では、野菜が好きと答えた人は全体の8割強でした。また、好きな野菜には男女差も見られ、カボチャ、サツマイモ、ブロッコリー、レンコンなどは女性の回答割合が高い傾向でした。
一方、嫌いな野菜については、ゴーヤーとセロリがそれぞれ2割強、シュンギクが11.2%という結果です。
ただし、同調査は男性・女性の回答者数に加え、年代構成にも偏りがあります。特に50代が28%、60代が30%、70代が20%を占める一方、20代は119人、30代は686人です。若年層の回答を大人全体の傾向として拡大解釈することには注意が必要です。
年代別では若い世代と高年代層で野菜への評価が異なるタキイ種苗の2026年度調査では、野菜を好きと回答する割合は、全体的に若年層より高年代層で高い傾向が見られました。
特にトマトは、男女とも50~60代で支持が高く、若い世代ほど支持が低くなっています。
加えて、嫌いな野菜の性年代別比較では、トマトの順位が20~30代女性で高い傾向が確認されています。全体では人気の高い食材でも、特定の年代や性別では苦手意識が目立つ場合があるわけです。
男女別ランキングを見るときの注意点みんなのランキングには男性・女性や年代別に絞り込む機能があります。ただし、参加者の属性や投票数によって順位は変動します。
また、成人限定の男女別ランキングと、全年齢の総合ランキングは別のデータです。例えば、パクチーが総合1位だからといって、すべての年代や男女で1位とは限りません。
男女別の比較では、順位だけでなく回答者数や回答割合も確認することが大切です。特に少数の投票で決まった順位は、数票の増減だけでも大きく変わる可能性があります。
【苦手な理由を徹底分析】パクチー・くさや・ホヤ・セロリ・ゴーヤーの違い
2026年のランキング上位には、苦手になる理由が比較的はっきりした食材が並びます。同じ「嫌い」でも、パクチーは香り、くさやは発酵臭、ホヤは複雑な風味、セロリは青い香り、ゴーヤーは苦みというように、敬遠される要点は異なります。
1位・パクチー:独特の香りが石けんや虫のように感じられるパクチーが苦手な人からよく挙げられるのが、カメムシや石けんを連想させる香りです。
パクチーには特徴的な香りを生み出すアルデヒド類が含まれています。2012年に学術誌「Flavour」に掲載された研究では、14,604人を対象とした遺伝子関連解析と、別の11,851人による追試が行われました。
その結果、パクチーを石けんのように感じることと、11番染色体上の嗅覚受容体遺伝子群にある遺伝的変異との関連が示されました。特にOR6A2という遺伝子が、パクチーの香りを特徴づけるアルデヒド類の検出に関係する可能性が指摘されています。
つまり、パクチーが苦手な人は、単に食べ慣れていないだけではなく、香りの受け取り方そのものが異なる可能性があります。ただし、この研究は欧州系の参加者を対象としたもので、遺伝的要因だけですべての好き嫌いを説明できるわけではありません。
2位・くさや:発酵食品ならではの強烈な臭いくさやは伊豆諸島を代表する伝統的な干物です。東京都島しょ振興公社の観光・特産品情報によると、400年前から伝わる保存食で、魚を漬け込む「くさや液」の発酵によって独特の香りと風味が生まれます。
かつて塩や水が貴重だった離島で、魚を長期保存するために生まれた食文化です。繰り返し使用される塩水に微生物が作用し、独特の発酵液が受け継がれてきました。
苦手な人にとっては、食べる前から臭いが気になり、口に入れること自体に抵抗を感じる場合があります。
一方、産地によって香りの強さにも違いがあります。新島産は香りが強く、八丈島産は比較的控えめと紹介されています。初めて挑戦するなら、香りが穏やかなタイプから試すという選択肢もあります。
3位・ホヤ:見た目と五味が生み出す独特の個性ホヤは三陸地方を代表する海産物で、「海のパイナップル」とも呼ばれています。貝のように見えますが、実際には尾索動物に分類される生物です。
農林水産省の郷土料理資料では、ホヤは甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の五味を持つ食材として紹介されています。
この複雑な風味が魅力である一方、普段から食べ慣れていない人には、味の印象をつかみにくい食材でもあります。加えて、独特の見た目や海産物特有の香りも苦手意識につながります。
特に重要なのが鮮度です。農林水産省の資料によると、ホヤは鮮度が落ちると臭みやえぐみが出やすくなります。新鮮なものと鮮度の落ちたものでは、味の印象が変わる可能性があります。
生のホヤが苦手な人には、蒸しホヤなどの加工方法もあります。加熱加工によって独特の香りが抑えられ、食べやすくなる場合があります。
4位・セロリ:青臭さと強い芳香が苦手意識につながるセロリは野菜の中でも香りがはっきりした食材です。シャキシャキとした歯ごたえを好む人がいる一方、青臭さや独特の後味が苦手という人もいます。
野菜科学研究会の解説では、セロリの特徴的な香りはアピインやセネリンなどの精油成分によるものとされています。
生のままサラダに入れると香りが目立ちやすく、少量でも料理全体の風味が変わったと感じる人がいます。2026年のマイボイスコム調査とタキイ種苗調査の双方で、嫌いな野菜の上位に入っていることからも、苦手意識が一定数存在する食材です。
セロリの香りを和らげたい場合は、細かく刻んでスープや煮込み料理に使う方法があります。生食とは違った風味になるため、調理方法を変えることで食べられるようになる人もいます。
5位・ゴーヤー:強い苦みが好き嫌いを分けるゴーヤーは沖縄料理のゴーヤーチャンプルーなどで親しまれている野菜ですが、強い苦みが苦手という人も多い食材です。
農林水産省の解説では、ゴーヤーの苦みにはモモルデシンという成分が関係しています。
甘みのある野菜やクセの少ない野菜を好む人にとって、ゴーヤー特有の苦みは強い刺激として感じられることがあります。
タキイ種苗の2026年度調査でも、ゴーヤーは嫌いな野菜の2位でした。パクチーやくさやとは異なり、ゴーヤーの場合は香りよりも苦みが中心的な苦手要因です。
苦みを和らげるには、薄切りにして塩もみしたり、下ゆでしたりする方法があります。卵や肉など、味わいの異なる食材と組み合わせることも一案です。
【大人になっても食べられない理由】味覚・香り・食感と過去の経験
子どもの頃に嫌いだった食べ物を大人になって克服する人がいる一方、何度食べても受け付けられない人もいます。その違いには、味覚だけではなく、嗅覚や食感、心理的な経験など複数の要素が関係しています。
理由1:苦みや酸味などの味覚に敏感食べ物の好き嫌いを左右する代表的な要素が味覚です。
苦みはゴーヤーや春菊、酸味は酢の物や発酵食品、強い塩味は珍味などで感じやすい要素です。同じ食材でも、味覚の感じ方によっておいしいと感じる人と不快に感じる人が分かれます。
マイボイスコムの2026年1月の味の好みに関する調査では、苦手な味として「苦い」「辛い」がそれぞれ3割強となっています。味の好み自体にも個人差があることがうかがえます。
理由2:香りが味の印象を大きく左右する食べ物を口に入れたときの印象は、舌だけで決まるものではありません。鼻から感じる香りも、食べ物全体の風味を構成する重要な要素です。
パクチーのアルデヒド類や、くさやの発酵臭、セロリの芳香成分などは、食材の個性を生み出しています。
しかし、その香りが苦手な人にとっては、食べる前から拒否反応が生まれることがあります。味付けを変えても苦手意識が残る場合があるのは、香りが大きく影響しているためです。
理由3:食感や見た目に抵抗がある食べ物の好き嫌いは、味や香りだけでは説明できません。ぬめり、弾力、繊維質、柔らかすぎる食感なども、食べることを避ける理由になります。
2020年に「Journal of Texture Studies」に掲載された米国の研究では、473人を対象に食品を拒否する理由が調べられました。その結果、回答者の94%が食感を理由に何らかの食品を拒否すると回答しています。味覚に匹敵するほど、食感が食品の受け入れやすさに関係していることが示されています。
例えば、ホヤの見た目や独特の歯触り、ナマコの弾力、レバーの舌触りなどは、味を確かめる前から苦手意識につながることがあります。
理由4:過去の嫌な食体験が記憶に残っている一度食べて気分が悪くなった食材や、無理に食べさせられた経験のある食材は、その後も苦手なままになる場合があります。
例えば、子どもの頃に苦い野菜を無理に食べさせられた経験や、強烈な臭いの料理で不快な思いをした経験などです。食べ物そのものの味だけでなく、そのときの状況や感情が記憶と結びつくことがあります。
成人の偏食に関する研究でも、食べ物の味、色、食感などの感覚的な特徴を理由に食品を避ける傾向や、食物新奇性への抵抗感などが検討されています。大人になったからといって、過去の苦手意識が必ず消えるわけではありません。
理由5:食べ慣れる機会が少ない食卓に登場する回数が少ない食材は、味や食べ方を知る機会も限られます。
特にホヤやくさや、蜂の子などは、地域や家庭によって食べる頻度に大きな差があります。幼い頃から食べてきた人には身近な食材でも、食文化に接する機会がなかった人には珍しく感じられます。
こうした経験の差は、大人になってからの好き嫌いにも影響します。苦手な食材を無理に食べる必要はありませんが、調理方法や食べる環境を変えることで、印象が変化することもあります。
【プロの結論】大人の好き嫌いは無理に克服する必要がある?
2026年の各種調査を比較すると、大人の嫌いな食べ物には大きく3つの特徴があります。
第一に、パクチーやくさやのように香りが強い食材が敬遠されやすいこと。第二に、ゴーヤーやセロリのように苦みや青臭さを持つ野菜が上位に入ること。第三に、ホヤやレバーのように風味や食感に独特の個性がある食材も苦手意識を持たれやすいことです。
ランキングを正しく読み解くための3つの基準嫌いな食べ物ランキングを見る際には、次の3点を確認すると、データの意味を取り違えにくくなります。
- 調査対象:成人限定なのか、全年齢なのか。回答者の年齢構成も確認する。
- 調査方法:複数回答、単一回答、ユーザー投票のどれなのかを区別する。
- 集計数値:回答割合、投票数、評価点数の違いを確認する。
例えば、タキイ種苗の調査は20~69歳の成人600人を対象にしており、大人の嫌いな野菜を把握するのに適しています。一方、みんなのランキングは幅広い食材の人気・不人気を把握できますが、成人だけの意識を示すものではありません。
苦手な食材を試すなら調理方法を変える食べ物の好き嫌いを少し変えてみたい場合、同じ調理方法で何度も挑戦する必要はありません。
- パクチー:少量を刻んで薬味として使用し、酸味のある味付けと組み合わせる。
- くさや:香りの控えめな産地の商品や加工品から試す。
- ホヤ:鮮度のよいものや蒸し加工されたものを選ぶ。
- セロリ:生食ではなく、スープや煮込み料理に使う。
- ゴーヤー:薄切りや塩もみ、下ゆでなどで苦みを調整する。
ただし、アレルギーや体調不良につながる食材は、好き嫌いとは別に考える必要があります。食べることで身体に異常が出る場合は、無理に試さないことが大切です。
2026年の調査が示す意外な事実もう一つ注目したいのは、野菜嫌いが減少する一方、トマトのように好きな野菜と嫌いな野菜の両方で上位に入る食材があることです。
食べ物の好き嫌いは、単純に人気があるかないかだけでは判断できません。味や香りを強く好む人がいる一方で、同じ特徴を不快に感じる人もいます。
また、マイボイスコムの2026年調査では、野菜が嫌いな人でも、好きな野菜としてジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどを挙げています。つまり、野菜全般が嫌いなのではなく、特定の味や食感を避けているケースもあるわけです。
大人の好き嫌いを理解するうえでは、「何を嫌いか」だけではなく、「どのような特徴が苦手なのか」を考えることが大切です。
【嫌いな食べ物ランキング大人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の嫌いな食べ物ランキング1位は何ですか?
A1:2026年11月1日更新の「みんなのランキング」では、パクチーが1位です。2位はくさや、3位はホヤ、4位はセロリ、5位はレバーとなっています。
Q2:大人が嫌いな野菜ランキングの上位は何ですか?
A2:タキイ種苗の2026年度調査では、1位セロリ(19.3%)、2位ゴーヤー(16.0%)、3位ケール(12.8%)、4位モロヘイヤ(12.0%)、5位春菊(11.2%)です。対象は20~69歳の男女600人です。
Q3:大人になっても嫌いな食べ物を克服できないのはなぜですか?
A3:味覚や嗅覚の個人差、独特の食感、過去の嫌な食体験、食べ慣れていないことなどが関係します。年齢を重ねても、苦手な食材を必ず克服できるわけではありません。
Q4:パクチーが嫌いな人が多いのは遺伝が原因ですか?
A4:遺伝的要因が関係する可能性は研究で示されています。パクチーに含まれるアルデヒド類の香りを石けんのように感じることと、嗅覚受容体遺伝子の変異との関連が報告されています。ただし、遺伝だけで好き嫌いが決まるわけではありません。
Q5:男女別・年代別で嫌いな食べ物に違いはありますか?
A5:違いはあります。2026年のタキイ種苗調査では、トマトの苦手意識が20~30代女性で高い傾向が確認されています。また、トマトの人気は50~60代で比較的高く、年代による嗜好の違いも見られます。
Q6:大人になってから嫌いな食べ物が好きになることはありますか?
A6:あります。調理方法や味付け、食べる環境が変わることで、以前は苦手だった食材を食べられるようになる人もいます。ただし、香りや味の感じ方には個人差があり、必ず克服できるとは限りません。
2026年の公開ランキングでは、パクチー、くさや、ホヤ、セロリ、レバーなど、香りや味に強い個性を持つ食材が上位に入りました。
一方、成人600人を対象にしたタキイ種苗の野菜調査では、セロリとゴーヤーが上位を占めています。マイボイスコムの11,105人調査でも、嫌いな野菜としてゴーヤーとセロリが目立ちました。
こうした結果から見えてくるのは、大人の好き嫌いが単なるわがままや食わず嫌いではないということです。味覚、嗅覚、食感、過去の経験、食文化など、さまざまな要因が重なっています。
また、調査対象や質問方法によってランキングが変わるため、順位だけでなく回答者数や調査条件を確認することも欠かせません。
大人になっても苦手な食べ物があるのは珍しいことではありません。無理に克服することだけを目指すのではなく、自分が苦手とする味や香りを理解し、食べられる調理方法を見つけることも、豊かな食生活につながります。
2026年の調査結果は、食べ物の好みが人それぞれであること、そして同じ食材でも評価が大きく分かれることを改めて示しています。