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叡王戦はなぜ「ひどい」と言われる?変則ルールの真相と2026年最新事情を徹底解説

黒木 穂乃花 黒木 穂乃花 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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「叡王戦ひどい」と検索すると、持ち時間が対局ごとに変わる独特のルール、第5期に発生した2度の持将棋、ドワンゴから不二家への主催交代など、過去の運営や制度に関する疑問が浮かび上がる。しかし、現在の叡王戦まで同じ問題を抱えているわけではない。2020年の制度変更によって七番勝負から五番勝負へ移行し、持ち時間も現在の各4時間に統一されている。

2026年11月現在、第11期叡王は伊藤匠だ。2026年5月31日の第11期五番勝負第5局で斎藤慎太郎八段を破り、3勝2敗で防衛。3連覇を達成した。藤井聡太からタイトルを奪取した2024年を起点に、伊藤は叡王戦の新たな時代を築いている。過去の批判は何に向けられていたのか、現在の制度はどう変わったのか。公式記録と報道をもとに整理する。

【結論】叡王戦が「ひどい」と言われる理由は?批判の正体を整理

叡王戦ひどい

叡王戦に対する否定的な評価を理解するには、まず何が問題視されているのかを分けて考える必要がある。

主な論点は、次の4つだ。

  • 過去の変則持ち時間制が複雑で、観戦する側に分かりにくかった。
  • 第5期で持将棋が2回発生し、七番勝負が最終的に9局まで延びた。
  • ドワンゴから不二家への主催交代によって、棋戦の運営体制が大きく変わった。
  • 2024年の藤井聡太の失冠報道で、棋戦の結果よりも八冠陥落という話題が前面に出た。

これらは、それぞれ異なる時期に発生した出来事であり、同じ原因から生じた問題ではない。

「叡王戦はいらない」という評価は本当に多数派なのか

「叡王戦はいらない」という意見については、将棋ファン全体の考えを示す信頼できる世論調査や統計が公表されているわけではない。検索キーワードだけを根拠に、棋戦そのものが不人気だと判断することはできない。

一方、タイトル戦が増えることで棋士の対局負担が大きくなるのではないか、既存タイトルとの差別化が必要なのではないか、といった制度面の議論には検討する余地がある。

叡王戦は2015年にドワンゴ主催の一般棋戦として始まり、2017年度の第3期からタイトル戦に昇格した。コンピューター将棋とプロ棋士の対決を盛り上げる電王戦との関係から生まれた、ほかのタイトル戦とは異なる出自を持つ棋戦だ。

したがって、叡王戦の存在意義を考える場合は、単純にタイトルの数だけを見るのではなく、新しい将棋ファンを獲得する役割や、若手棋士がタイトルに挑戦する機会を提供する仕組みも評価対象になる。

【最大の問題点】第5期叡王戦の変則持ち時間制と2度の持将棋

「叡王戦ひどい」という検索の背景を理解するうえで、避けて通れないのが第5期叡王戦だ。

第5期は永瀬拓矢叡王と豊島将之竜王・名人による七番勝負だった。通常の将棋タイトル戦とは異なり、対局ごとに持ち時間が変わる仕組みを採用。加えて、持将棋が2局続けて発生するという異例の展開になった。

持ち時間が1時間・3時間・5時間・6時間に変わる仕組み

第5期の特徴は、最初から全対局の持ち時間が固定されていなかったことだ。

第1局から第6局までは、1時間、3時間、5時間という3種類の持ち時間を2局ずつ割り当てる方式だった。第1局で先手となった棋士が最初の2局の持ち時間を選び、第1局の後手棋士が次の2局の持ち時間を選択。残った時間が第5局・第6局に適用された。

第7局については、各6時間という別の設定が用意されていた。すべてチェスクロック方式で、持ち時間を使い切った後は1手60秒未満の秒読みとなる。

つまり、対局者の選択と振り駒によって、シリーズ全体の対局時間が変化する設計だった。

この方式には、対局者の戦略や時間配分を含めて楽しめるという特徴があった。一方で、通常の将棋ファンにはルールが直感的に理解しにくく、対局前に持ち時間を確認しなければならない複雑さもあった。

第5期で持将棋が2回成立した異例の展開

さらに大きな話題になったのが、2020年7月の第2局と第3局である。

永瀬拓矢と豊島将之の対局は、いずれも持将棋による引き分けとなった。持将棋とは、双方の玉が敵陣に入り、一定の条件を満たして勝敗が決まらない状態になる将棋の引き分けだ。

第2局は222手で持将棋が成立し、終局時刻は22時5分。第3局も持将棋となった。勝敗が決まらなかったため、シリーズは通常の7局では決着せず、最終的に第9局まで続いた。

日本将棋連盟の公式対局記録では、最終結果は豊島将之4勝、永瀬拓矢3勝、持将棋2局。豊島が叡王を奪取した。

これは対局者の実力や公平性に問題があったという話ではない。持将棋という将棋本来のルールと、当時の七番勝負の制度が重なったことで、対局数が想定以上に増えた事例だ。

観戦する側からすれば、勝敗が決まらない対局が続き、シリーズの終了時期も延びる。こうした状況が第5期の運営方式に対する疑問を生んだ背景として考えられる。

第6期から五番勝負へ変更された理由と意味

第5期の終了後、叡王戦は制度を変更した。第6期からタイトル戦は七番勝負ではなく五番勝負となり、持ち時間も各4時間に統一された。

現在の方式では、最初に3勝した棋士が叡王となる。第5期のように1時間・3時間・5時間から選ぶ仕組みではない。

この変更によって、過去の変則的な時間配分を知らなくても、現在の叡王戦は理解しやすくなった。第5期の問題点をそのまま現在の制度に当てはめるのは適切ではない。

【主催交代の真相】ドワンゴから不二家へ移った経緯とは

叡王戦が大きく変わったもう一つの転換点が、主催者の交代だ。

創設時から棋戦を支えてきたドワンゴが2020年10月に主催契約の解除を発表。その後、不二家と日本将棋連盟による共同主催体制が発表された。

2020年10月20日、ドワンゴが主催契約解除を発表

2020年10月20日、豊島将之の第5期叡王就位式において、ドワンゴが叡王戦の主催契約を解除することが明らかになった。

日刊スポーツの当時の報道によれば、ドワンゴは叡王戦の主催からは退くものの、将棋番組の制作・配信には引き続き取り組む意向を示していた。

この発表は、叡王戦そのものの廃止を意味するものではなかった。第6期以降の主催については、同月29日に改めて発表されることになった。

不二家が新たな主催者になった背景

2020年10月29日、不二家は日本将棋連盟と共同で第6期叡王戦を主催すると正式発表した。

不二家の公式プレスリリースでは、対局中の棋士をお菓子の力で応援するという方針が示されている。棋士へのお菓子の提供や、公式ウェブサイトでの情報発信など、食品メーカーならではの取り組みも打ち出された。

主催者交代によって、叡王戦は配信プラットフォームを中心とした棋戦から、食品メーカーと将棋連盟が共同で支える体制へと変わった。

ただし、ドワンゴが主催契約を解除した具体的な経営上・契約上の理由については、公式発表で詳細な説明が示されていない。特定の経営判断や企業間トラブルが原因だったと断定することはできない。

主催交代で叡王戦の魅力は失われたのか

ドワンゴ時代の叡王戦は、ニコニコ生放送をはじめとするインターネット配信との結び付きが強かった。将棋の対局だけでなく、配信番組としての演出や視聴者参加型の企画も特徴だった。

一方、不二家体制ではおやつや食事、棋士の対局中の様子など、将棋を普段見ない人にも伝わりやすい要素が加わった。

企業が交代したこと自体を、棋戦の質の低下と結び付ける根拠はない。主催者の役割は大会の継続と運営基盤を支えることであり、実際の勝敗は棋士同士の対局によって決まる。

【2024年の大事件】藤井聡太の叡王失冠と報道への反応

叡王戦が将棋界全体の注目を集めた大きな出来事が、2024年6月20日の第9期五番勝負第5局だ。

この対局で挑戦者の伊藤匠七段が藤井聡太叡王に勝利。シリーズ成績3勝2敗で初タイトルを獲得した。藤井は保持していた8タイトルのうち叡王を失い、七冠となった。

藤井聡太の八冠独占は254日で終了

藤井聡太は2023年10月に王座を獲得し、史上初の八冠独占を達成していた。

しかし、2024年の叡王戦では伊藤匠が強さを発揮する。第1局こそ藤井が勝利したものの、第2局、第3局と伊藤が連勝。藤井が第4局を制して2勝2敗に戻した後、最終第5局で伊藤が再び勝利した。

2024年6月20日、甲府市の常磐ホテルで行われた最終局は156手で決着。藤井は初めてタイトルを失い、八冠保持期間は254日で終わった。

加えて、藤井が続けていたタイトル戦の連続獲得記録も22でストップした。テレビ朝日の速報や日刊スポーツなど、各報道機関が八冠陥落という歴史的な出来事を大きく伝えた。

「八冠陥落」という報道の見出しは適切だったのか

当時の報道では「八冠陥落」「七冠後退」「254日天下」といった表現が使われた。

こうした見出しは、藤井聡太が史上初の八冠独占を達成した後に初めてタイトルを失ったという、ニュースとしての大きさを端的に伝えている。

一方で、見出しが藤井の失冠に集中すると、勝者である伊藤匠の初タイトル獲得という成果が相対的に目立たなくなるという問題もある。

この対局で評価すべきなのは、藤井の敗北だけではない。伊藤が同学年の藤井を相手に五番勝負を3勝2敗で制し、21歳8カ月で初タイトルを獲得したことも、将棋界にとって大きな出来事だった。

日本将棋連盟の羽生善治会長も、当時のシリーズについて、最先端の将棋の魅力を表現した勝負だったと評価している。

したがって、2024年の報道に対する評価では、失冠を強調したことそのものと、勝者の功績が十分に伝わったかという二つの観点を分ける必要がある。報道全体に対する批判が広範に存在したと示す統計はない。

藤井聡太の失冠は叡王戦の問題だったのか

ここは誤解しやすいポイントだ。

藤井が叡王を失った原因は、持ち時間の不公平や主催者の変更ではない。五番勝負で伊藤が3勝を挙げた結果である。

伊藤は第9期で初タイトルを獲得した後、第10期、第11期でも防衛を続けた。藤井の失冠を単なる番狂わせとして扱うのではなく、伊藤が継続的に実力を示してきた過程として見る必要がある。

【2026年最新】伊藤匠が叡王3連覇!第11期と歴代叡王一覧

2026年11月現在、叡王のタイトルを保持しているのは伊藤匠だ。

2026年5月31日に行われた第11期叡王戦五番勝負第5局で、伊藤は斎藤慎太郎八段に勝利。シリーズ成績3勝2敗で防衛し、3連覇を達成した。

第11期は斎藤慎太郎とのフルセット決着

第11期の挑戦者は斎藤慎太郎八段だった。

第1局と第2局は伊藤が連勝し、2勝0敗とリード。しかし、斎藤も第3局、第4局を連取して2勝2敗に追い付き、勝負は最終第5局にもつれ込んだ。

2026年5月31日、千葉県柏市で行われた第5局では伊藤が117手で勝利。両者ともに持ち時間を使い切る熱戦となり、伊藤が3勝2敗でタイトルを守った。

日本将棋連盟の叡王戦中継ブログも、伊藤の3連覇を正式に伝えている。第10期に続いて同じ斎藤との対戦となり、2年連続でフルセットを戦ったことも特徴的だった。

歴代叡王一覧:第1期から第11期まで

叡王戦は一般棋戦として始まり、2017年度の第3期からタイトル戦となった。そのため、第1期と第2期の優勝者は、厳密にはタイトル保持者としての叡王ではなく、一般棋戦の優勝者に当たる。

期・年度 優勝者・叡王 主な出来事
第1期・2015年度 山崎隆之 一般棋戦として開催
第2期・2016年度 佐藤天彦 一般棋戦として開催
第3期・2017年度 高見泰地 タイトル戦へ昇格
第4期・2018年度 永瀬拓矢 高見泰地を破り初タイトル
第5期・2019年度 豊島将之 2度の持将棋を経て4勝3敗で奪取
第6期・2020年度 藤井聡太 五番勝負へ移行
第7期・2021年度 藤井聡太 2連覇
第8期・2022年度 藤井聡太 3連覇
第9期・2023年度 伊藤匠 藤井聡太から初タイトルを奪取
第10期・2024年度 伊藤匠 斎藤慎太郎を破り防衛
第11期・2025年度 伊藤匠 2026年5月31日に防衛、3連覇達成

※年度は日本将棋連盟の棋戦結果の表記に基づく。第11期は2026年に五番勝負が行われた。

この歴代記録から分かるのは、叡王戦が短期間で複数の実力者にタイトルが移った棋戦だということだ。藤井聡太の3連覇に続き、伊藤匠も3連覇を達成している。

伊藤匠はなぜ叡王戦で強さを発揮しているのか

伊藤の叡王戦での実績は、単に藤井からタイトルを奪ったというだけではない。

第9期では藤井との五番勝負を3勝2敗で制し、第10期では斎藤慎太郎との五番勝負を3勝2敗で勝ち抜いた。そして第11期も同じ斎藤との対戦を3勝2敗で制している。

特に注目したいのは、いずれも最終局まで勝負がもつれたことだ。伊藤はタイトルを獲得した後も、相手の追い上げを受けながら最後の一局を勝ち切っている。

2026年の3連覇は、叡王戦における伊藤の継続的な競争力を示す実績となった。

【現行ルールを解説】叡王戦の仕組み・持ち時間4時間・賞金はいくら?

過去の制度を知ったうえで、現在の叡王戦のルールを確認しておこう。

2026年現在の叡王戦は、全現役棋士が参加資格を持つタイトル戦だ。段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた棋士が、現叡王との五番勝負に挑む。

現在の持ち時間は各4時間のチェスクロック方式

日本将棋連盟が公表している現行の持ち時間は、次のとおりだ。

  • 段位別予選:各1時間
  • 本戦トーナメント:各3時間
  • タイトル戦五番勝負:各4時間

タイトル戦は1日制で、チェスクロック方式を採用している。各棋士が4時間の持ち時間を持ち、時間を使い切った後は1手60秒未満の秒読みとなる。

五番勝負は先に3勝した棋士が叡王となる。最大で5局が行われるため、過去の第5期のように持ち時間の選択によって各局の時間が変わることはない。

チェスクロック方式とは?通常の持ち時間との違い

チェスクロック方式では、着手を行う側の時計が動き、相手の手番では相手側の時計が動く。

自分の持ち時間が減っていく仕組みなので、相手が考えている時間は自分の持ち時間として消費されない。

叡王戦では、持ち時間を使い切った後に一手60秒未満で指すことになる。終盤に入ると、限られた時間のなかで正確な判断を続けなければならない。

この方式は対局者の時間管理が明確で、1日制のタイトル戦とも相性がよい。第5期の変則的な時間選択制とは異なる、現在の叡王戦の大きな特徴だ。

叡王戦の賞金は非公開?ネット上の金額に注意

叡王戦の賞金については、正確な金額を知りたいという検索も多い。

しかし、日本将棋連盟の公式FAQでは、賞金額を公表している棋戦は限定されており、それ以外の棋戦については非公開と説明されている。

そのため、叡王戦の優勝賞金や準優勝賞金について、公式に確認できる確定額は公表されていない。

インターネット上では推定金額を紹介する記事もあるが、スポンサー契約金や優勝賞金、対局料は別の概念だ。推測された数字を公式な賞金額として扱わないことが大切である。

叡王戦はいらない?評価する際に見るべきポイント

叡王戦を評価する場合、少なくとも次の3点を分けて考える必要がある。

1つ目は、競技としての価値。全現役棋士に参加資格があり、予選から勝ち上がってタイトル挑戦を目指せる仕組みは、棋士にとって重要な競争機会になる。

2つ目は、観戦のしやすさ。現在の五番勝負は各4時間の1日制で、対局の進行を追いやすい。過去のような複雑な持ち時間選択を理解する必要もない。

3つ目は、運営の継続性。ドワンゴから不二家への主催交代を経ても棋戦は継続し、2026年には第11期まで開催されている。

もちろん、タイトル戦が増えることで棋士の負担が増えるという問題意識や、既存のタイトル戦との違いを求める意見は検討に値する。

しかし、第5期の特殊なルールだけを理由に、現在の叡王戦まで不要と判断するのは早計だ。制度の変遷と現在の運営状況を分けて評価することが重要になる。

【よくある質問】叡王戦ひどいに関するFAQ

Q1:叡王戦がひどいと言われる最大の理由は何ですか?
A1:代表的な論点は、第5期の変則持ち時間制と2度の持将棋です。持ち時間が1時間・3時間・5時間・6時間と変化し、2局の持将棋によって七番勝負が9局まで続きました。現在は各4時間の五番勝負に変更されています。

Q2:現在の叡王戦の持ち時間は何時間ですか?
A2:タイトル戦の五番勝負は各4時間です。チェスクロック方式を採用し、持ち時間を使い切った後は1手60秒未満の秒読みとなります。段位別予選は1時間、本戦トーナメントは3時間です。

Q3:2026年現在の叡王は誰ですか?
A3:伊藤匠叡王です。2026年5月31日の第11期五番勝負第5局で斎藤慎太郎八段を破り、3勝2敗で防衛しました。これにより叡王3連覇を達成しています。

Q4:ドワンゴはなぜ叡王戦の主催をやめたのですか?
A4:2020年10月20日に主催契約の解除が発表され、同月29日に不二家と日本将棋連盟による共同主催が発表されました。契約解除の具体的な理由について、公式に詳細な説明は示されていません。

Q5:叡王戦の賞金はいくらですか?
A5:日本将棋連盟から叡王戦の賞金額は公表されていません。ネット上の推定額は公式情報とは区別して考える必要があります。

「叡王戦ひどい」という評価の背景には、第5期の変則持ち時間制、2度の持将棋、主催者の交代、2024年の藤井聡太の失冠など、複数の出来事がある。

しかし、これらをすべて現在の叡王戦の問題として扱うことはできない。

第5期の異例の七番勝負を経て、第6期から五番勝負へ移行。現在はタイトル戦の持ち時間が各4時間に統一され、1日制のチェスクロック方式で開催されている。

また、ドワンゴから不二家への主催交代後も棋戦は継続し、藤井聡太の3連覇、伊藤匠のタイトル奪取と3連覇など、将棋界を代表する勝負が生まれてきた。

2026年11月現在の叡王は、3連覇を達成した伊藤匠。第11期では斎藤慎太郎との2年連続のフルセット決着を制し、タイトル保持者としての実力を示した。

叡王戦を評価するときに大切なのは、過去の制度への批判と、現在の競技としての価値を切り離して考えることだ。変則的だった第5期だけで棋戦全体の価値を判断するのではなく、制度変更の経緯、現在のルール、そして実際の対局内容まで確認したい。

将棋ファンにとっては、伊藤匠が4連覇を目指す今後の叡王戦と、新たな挑戦者がどのような戦いを見せるのかが、次の注目点となる。

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トレンドリサーチャー 黒木 穂乃花
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