動物に好かれる人を観察すると、単に動物好きというだけでは説明できない共通点がある。特に注目したいのは、動物に何かをしてあげることよりも、動物が安心できる状況を自然につくっていることだ。
1. 動物のペースに合わせて行動できる動物に好かれる人は、自分の都合で距離を縮めようとしない。
初めて会った犬や猫に対して、すぐに手を伸ばしたり、抱き上げたりするのではなく、まず相手の反応を観察する。
動物には、それぞれ警戒心や好奇心の強さ、過去の経験による違いがある。人間に慣れている動物でも、知らない相手に対しては慎重になることがある。
相手が近づくまで待てる人は、動物にとって脅威になりにくい。
2. 声や動作が穏やかで予測しやすい大きな声や突然の動作は、動物を驚かせる原因になる。
動物に好かれる人は、必要以上に声を張り上げず、動きも比較的ゆっくりしている。
特に犬は、人間の姿勢や視線、声の調子など、複数の情報を組み合わせて相手の状態を判断する。
猫も急な動きや大きな物音に警戒を示すことがある。
大切なのは、常に静かであることではない。動物が次の行動を予測できるような、一貫した接し方をすることだ。
3. じっと見つめず、適度に視線を外せる人間にとって目を合わせることは、親しみや誠実さを示す場合がある。
しかし、動物にとっては必ずしも同じではない。
特に警戒している犬や猫を正面から長時間見つめると、圧迫感を与える可能性がある。
動物に好かれる人は、相手を観察しながらも、視線を固定し続けない。
猫の場合は、ゆっくりまばたきをする行動も、穏やかなコミュニケーションの一つとして知られている。
4. 動物が嫌がることを無理に続けない動物が近づいてきても、触られることまで望んでいるとは限らない。
近くに座ることと、抱きしめられることは別の行動だ。
動物に好かれる人は、相手が少しでも嫌がる様子を見せたら、触れるのをやめたり、距離を取ったりできる。
この姿勢は、動物との信頼関係を築くうえで大切になる。
5. 動物の小さな変化に気づける動物は人間の言葉を使わない代わりに、耳、目、しっぽ、姿勢、呼吸などで状態を表現する。
例えば、犬が顔をそむけたり、猫が耳を横に倒したりする行動は、状況によって緊張や不快感を示すことがある。
こうした小さな変化を見逃さない人は、動物に過度なストレスを与えにくい。
6. 動物に対して態度が一貫しているその日の気分によって、急に大きな声を出したり、強く抱きしめたりする人は、動物を不安にさせることがある。
反対に、いつも似た声の調子や接し方を保てる人は、動物にとって行動を予測しやすい存在になる。
信頼は、一度の優しい行動だけで成立するものではない。
毎日の積み重ねが重要だ。
7. 動物を自分の思いどおりに動かそうとしない動物に好かれる人は、必ずしも積極的に遊んだり、たくさん触ったりする人ではない。
何もしないでそばにいることも、動物にとって心地よい場合がある。
特に猫のように、自分のタイミングで人との交流を始める傾向がある動物には、自由に選択できる環境が大切だ。
動物に好かれる人の最大の特徴は、相手をコントロールするのではなく、相手が自分から近づける余地を残していることにある。
【京都大学の犬40頭研究】動物は本当に優しい人を見抜いているのか?

「犬は人間の本性を見抜く」「性格の悪い人には犬が寄ってこない」という話を耳にすることがある。
しかし、犬が人間をどのように評価しているのかについては、実験によって慎重に検証する必要がある。
その点で注目されるのが、京都大学が2025年8月1日に研究成果を紹介した、犬40頭を対象とする実験だ。
研究の対象は一般家庭で飼われている犬40頭この研究は、ジム・ホイラム氏らがオーストリアのウィーン獣医大学にあるクレバー・ドッグ・ラボで実施したもの。
ホイラム氏は研究当時、同大学の博士課程に在籍しており、その後、京都大学の人と社会の未来研究院の特定研究員となった。
実験では、ペットとして飼育されている犬40頭を対象に、2種類の人間の行動を犬が区別できるか調べた。
- 気前のよい人:犬に餌を与える人
- 利己的な人:犬に餌を与えない人
犬自身が直接経験する条件だけでなく、ほかの犬と人間のやり取りを観察する条件も設けられた。
研究者は、犬がどちらの人物に先に近づくか、親和的な行動にどの程度の時間を使うかなどを分析した。
実験結果は意外にも「気前のよい人を選ばない」結果は、一般的なイメージとは異なるものだった。
犬は、餌を与えてくれる人を特に選ぶ傾向を示さなかった。どちらの人物を選ぶかは、偶然の範囲内だったという。
この結果は、犬が人間の行動を理解できないという意味ではない。
あくまで、今回の実験で設定された餌を与える・与えないという行動を手がかりに、安定した評判を形成して相手を選ぶことが確認されなかったということだ。
京都大学の研究紹介でも、犬の社会的評価能力には複雑な側面があることが説明されている。
研究成果は2025年6月28日、国際学術誌「Animal Cognition」のオンライン版に掲載された。
2015年の京都大学研究とは何が違う?実は、京都大学には犬の社会的評価に関連する別の研究もある。
2015年6月12日に紹介された研究では、犬が飼い主に協力しない人物から食べ物を受け取ることを避ける行動が報告された。
こちらは、飼い主と第三者の協力関係を犬が観察する状況を扱っている。
一方、2025年の研究は、餌を与える人物と与えない人物を犬がどう評価するかを調べたものだ。
実験条件が異なるため、両研究の結果を単純に矛盾と捉えることはできない。人間との関係を評価する能力は、状況や経験によって変わる可能性がある。
この研究から考えられる要点は、犬に好かれることと、人間の道徳的な善悪を犬に見抜いてもらうことは別問題だということだ。
【2026年最新・443人調査】犬と猫では好まれる触れ合い方が違った!
2026年に発表された犬猫の触れ合いに関する研究も、動物に好かれる人の特徴を考えるうえで重要な資料になる。
研究タイトルは「Wellbeing Effects of Human-Pet Touch in Dogs versus Cats」。
「人間とペットの接触が犬と猫のウェルビーイングに与える影響」を比較した研究で、2026年4月8日に学術誌「Journal of Applied Animal Welfare Science」にオンライン掲載された。
443人の飼い主が回答した国際調査研究では、犬と猫を飼っている443人の飼い主を対象に、ペットとの身体的な触れ合いと、動物のウェルビーイングについて調べた。
対象の内訳は次のとおり。
- 猫の飼い主:246人
- 犬の飼い主:197人
- 調査地域:オーストリア、香港
つまり、日本国内の443人を対象にした調査ではなく、国際的な飼い主調査である。
飼い主は、動物の健康状態や普段の触れ合い方について回答し、研究者は触れる行動の種類や頻度などと、飼い主が評価したペットのウェルビーイングとの関係を分析した。
犬では飼い主からの「なでる行為」が好影響と関連研究で注目されたのは、飼い主から行う接触のうち、なでる行為が、飼い主によって評価されたペットのウェルビーイングと有意な正の関連を示したことだ。
ただし、この関連は主に犬で確認された。
犬については、飼い主に寄りかかる行動も、ウェルビーイングと正の関連を示した。
つまり、飼い主から一方的に触れるだけではなく、犬自身が身体を預けるような行動も重要な意味を持つ可能性がある。
猫では自分から頭や頬をこすりつける行動に注目猫の場合、犬とは異なる結果が見られた。
特に注目されたのが、猫自身が飼い主に頭や頬をこすりつける行動、いわゆるバンティングだ。
この行動は、猫においてウェルビーイングとの正の関連が確認された。
犬では、飼い主からのなでる行為や寄りかかる行動が関連した一方、猫では自分から頭や頬をこすりつける行動が注目された。
同じ「触れ合い」でも、犬と猫では意味合いが異なることが分かる。
研究結果を一覧で比較| 比較項目 | 犬 | 猫 |
|---|---|---|
| 調査対象 | 197頭の飼い主 | 246頭の飼い主 |
| 飼い主からの接触 | なでる行為が正の関連 | 犬と同じ関連は確認されず |
| 動物からの接触 | 寄りかかる行動が正の関連 | 頭や頬をこすりつける行動が正の関連 |
| 注目した特徴 | 人間からの穏やかな接触 | 猫自身が始める接触 |
| 接し方のヒント | 犬の反応を見ながら優しくなでる | 猫から近づく機会をつくる |
出典:Schirmerら「Wellbeing Effects of Human-Pet Touch in Dogs versus Cats」(2026年)。
443人調査から読み取れる本当の意味この研究で大切なのは、単に触れば動物が幸せになるという話ではないことだ。
研究では、触れ合いの効果が動物の種類や状況、飼い主側の感情などによって変わることも示されている。
また、動物のウェルビーイングは飼い主による主観的な評価であり、触れ合いが直接的な原因となって健康状態を改善したと証明した実験ではない。
それでも、動物とのコミュニケーションを考えるうえで重要な示唆がある。
動物に好かれるためには、人間が触れたいタイミングではなく、動物が心地よいと感じるタイミングを優先する必要がある。
【犬と猫で徹底比較】動物の気持ちを読み取るボディランゲージ
動物に好かれる人になるには、動物の気持ちを正しく理解することが欠かせない。
そのために覚えておきたいのが、犬と猫のボディランゲージだ。
犬に好かれる人の特徴と犬のサイン犬は、耳、目、口元、しっぽ、姿勢などを組み合わせて感情や意図を表現する。
環境省が公開している犬の適正飼育資料でも、こうした身体の動きをボディランゲージとして解説している。
犬がリラックスしているときのサイン
- 体全体の力が抜けている
- 口元が自然に緩んでいる
- 目つきが穏やか
- 耳が自然な位置にある
- しっぽを無理なく振っている
- 自分から近づいてくる
遊びたいときには、前足を伸ばして上半身を低くするプレイバウという姿勢を見せることもある。
犬が警戒・緊張しているときのサイン
- しっぽを下げる、または巻き込む
- 耳を後ろに倒す
- 顔をそむける
- 鼻や口の周辺を頻繁になめる
- あくびをする
- 体を低くする
- 動きを止めて固まる
特に覚えておきたいのが、しっぽを振ることが必ずしも喜びを意味しない点だ。
低い位置で素早く振っている場合は、不安や葛藤を示している可能性もある。しっぽだけでなく、全身の姿勢を観察する必要がある。
猫に好かれる人の特徴と猫のサイン猫は犬と比べて、身体の小さな変化が重要な情報になる。
猫のボディランゲージでは、耳、ひげ、瞳孔、しっぽ、身体の緊張などを総合的に見ることが大切だ。
猫が安心しているときのサイン
- しっぽを立てて近づく
- ゆっくりまばたきをする
- 耳が自然に前を向いている
- ひげがリラックスしている
- 身体を伸ばしてくつろぐ
- 頬や頭を人間にこすりつける
特に、頬をこすりつける行動は、猫が自分から接触を始める代表的な行動だ。
一方、次のような行動には注意したい。
猫が警戒・不快感を示しているときのサイン
- 耳を横や後ろに倒す
- 瞳孔が大きく開く
- しっぽを激しく振る
- 身体を低くして縮こまる
- 隠れようとする
- 威嚇するように鳴く
- 人間の手から離れようとする
猫は、嫌がっていても必ずしも鳴いたり威嚇したりするとは限らない。
何も言わずに身体を固くしたり、視線を外したりすることもあるため、微妙な変化を見逃さないことが重要だ。
なお、猫が仰向けになってお腹を見せる行動も、必ずしもお腹を触ってほしいという意味ではない。リラックスしているだけの場合もある。
犬と猫に共通する好かれる接し方犬と猫では性質が違うものの、共通して意識したいポイントもある。
| 接し方 | 犬への対応 | 猫への対応 |
|---|---|---|
| 近づき方 | 斜めからゆっくり | 目線を低くして待つ |
| 視線 | 見つめ続けない | 直接見つめ続けない |
| 手の出し方 | 自分から近づくのを待つ | 柔らかい手を無理なく差し出す |
| 触れ方 | 反応を見ながら優しくなでる | 頭や頬などを短時間なでる |
| 嫌がる様子 | 顔をそむける、体が固まる | 耳を伏せる、しっぽを強く振る |
| 基本姿勢 | 犬が選べるようにする | 猫が選べるようにする |
米国の猫の獣医療ガイドラインであるAAFP/ISFMの2022年版でも、猫自身が人間に近づく機会を与えることが推奨されている。
猫の目線に近い高さまで姿勢を下げ、上から覆いかぶさらず、猫が自分から接触を始められるようにする方法だ。
これは、猫が人間から近づかれた場合より、自分から近づいた場合に、より長い時間交流する傾向があるという研究知見にも基づいている。
【要注意】動物が嫌がる行動7選!好かれない人がやりがちな接し方
動物に好かれたいと思って行動していても、人間の感覚と動物の感覚が一致するとは限らない。
特に初対面では、次のような行動を避けたい。
1. いきなり頭をなでる犬や猫を見つけると、すぐに頭に手を伸ばす人は少なくない。
しかし、動物からすると、突然頭上から手が迫ってくる状況になる。
最初は距離を保ち、動物が自分から近づくかどうかを観察したい。
2. 顔を近づけて見つめる人間同士では親しみを示す行動でも、動物には威圧的に感じられることがある。
特に知らない動物に対して、顔を近づけたり、目を合わせ続けたりすることは避けたい。
3. 大きな声や突然の動作をする突然叫ぶ、走って近づく、手を大きく振るといった行動は、動物を驚かせる可能性がある。
特に警戒心の強い個体には、静かで予測しやすい動作が望ましい。
4. 抱きしめたり無理に抱き上げたりする人間にとって抱きしめる行為は愛情表現でも、動物にとっては身体の自由を奪われる行為になることがある。
自分から近づいてきた動物であっても、抱っこを望んでいるとは限らない。
5. 逃げようとする動物を追いかける動物が離れようとするのは、休みたい、怖い、距離を取りたいなどの理由が考えられる。
その後を追いかけたり、逃げ道をふさいだりすると、さらに警戒心を強めることがある。
6. 嫌がっているのに触り続ける猫がしっぽを強く振ったり、犬が顔をそむけたりした場合は、一度手を止める。
特に、身体を固くして動かなくなった動物に対して、嫌がっていないと判断するのは危険だ。
7. 威嚇や拒否のサインを叱る犬がうなったり、猫が威嚇したりする行動は、相手に対して距離を取ってほしいという意思表示の場合がある。
このサインを叱って無理に接触すると、動物の不安が強まる可能性がある。
シンガポールの国立公園庁(NParks)が公開している犬猫の行動解説でも、恐怖やストレスを示している動物に接触を強制せず、落ち着いて距離を取ることが勧められている。
動物に好かれるために覚えておきたい判断基準動物との接触では、次の3点を確認するとよい。
1. 近づく選択肢が動物側にあるか:逃げたり離れたりできる余地を残す。
2. 触れた後も身体がリラックスしているか:緊張や回避のサインが出たら中断する。
3. 動物自身が交流を再開するか:一度離れた後に再び近づいてくるなら、接触を続けたい可能性がある。
こうした観察を繰り返すことで、動物に負担をかけにくい関係をつくれる。
【プロの結論】動物に好かれる人は「優しい人」より「安心させられる人」
動物に好かれる人の特徴を、性格だけで判断することはできない。
生まれつき穏やかな性格の人が動物に好かれやすい場合はあるかもしれないが、それだけで説明できるものではない。
動物の過去の経験、社会化の程度、健康状態、個体差、周囲の環境など、さまざまな要因が関係している。
ここで、2025年の犬40頭の研究と2026年の443人調査を改めて考えてみたい。
京都大学が紹介した研究では、犬が餌を与える人を特別に選ぶという結果は得られなかった。一方、2026年の研究では、犬と猫で触れ合いとウェルビーイングの関連に違いが見られた。
この2つの研究に共通する重要な視点は、動物の行動を人間の価値観だけで解釈しないことだ。
動物に好かれやすい人に向いている行動- 相手が近づいてくるまで待てる
- 動物の小さなサインを観察できる
- 自分の欲求より動物の快適さを優先できる
- 同じ接し方を継続できる
- 動物が離れたときに追いかけない
反対に、すぐに抱っこしたい、必ず触りたい、短時間で仲良くなりたいという気持ちが強い人は、接し方を少し変える必要がある。
動物に好かれるために今日からできることまずは、動物に会ったときに何もしない時間をつくってみよう。
近づきすぎず、声をかけすぎず、相手の様子を観察する。
犬なら身体の緊張やしっぽの動きを見る。猫なら耳や瞳孔、しっぽの状態を確認する。
そして、相手が自分から近づいてきたときも、すぐに触ろうとせず、まずは反応を確かめる。
野生動物の場合は、さらに慎重な対応が必要だ。餌を与えたり、追いかけたり、むやみに触ったりせず、適切な距離から観察することが基本になる。
動物に好かれることは、動物を自分に懐かせることではない。動物が安心して自分らしく振る舞える関係をつくることだ。
【動物に好かれる人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:動物に好かれる人にはどんな性格の特徴がありますか?
A1:穏やかで忍耐強く、相手の反応をよく観察できる人は、動物に安心感を与えやすい傾向があります。ただし、特定の性格であれば必ず動物に好かれるという科学的な法則はありません。性格以上に、距離の取り方や接し方が大切です。
Q2:犬に好かれる人と猫に好かれる人には違いがありますか?
A2:共通するのは、動物のペースを尊重することです。犬は穏やかな接触や人間との交流を好む個体が多い一方、猫は自分から近づいたり、接触を始めたりできる環境を好む傾向があります。個体差もあるため、反応を見ながら接することが大切です。
Q3:動物が自分から寄ってくるのは好かれている証拠ですか?
A3:好意や安心感を示している可能性はありますが、必ずしもそうとは限りません。好奇心、食べ物のにおい、周囲の環境などに反応して近づくこともあります。近づいた後の姿勢や表情、接触への反応を総合的に判断しましょう。
Q4:犬がしっぽを振っていれば喜んでいるのでしょうか?
A4:必ずしもそうではありません。しっぽを振ることは感情の表現の一つですが、警戒や不安を伴う場合もあります。しっぽの高さや動き方、耳、目、身体全体の緊張を確認してください。
Q5:猫がゴロゴロとのどを鳴らすのは懐いている証拠ですか?
A5:リラックスしているときに見られることがありますが、ゴロゴロ音が必ずしも幸福を意味するわけではありません。緊張や体調不良などの状況でも鳴らすことがあります。姿勢や耳、目の状態なども合わせて判断する必要があります。
Q6:動物に好かれるために、積極的に触れ合ったほうがよいですか?
A6:必ずしもそうではありません。動物によっては、触れ合いよりも適度な距離を保つことを好みます。2026年の443人調査でも、犬と猫では触れ合いとウェルビーイングの関連に違いが確認されています。
動物に好かれる人には、穏やかな動作、適切な距離感、観察力、相手の意思を尊重する姿勢などの共通点がある。
2025年の京都大学による犬40頭の研究は、犬が単純に気前のよい人を選ぶわけではないことを示した。また、2026年4月の443人調査では、犬と猫で心地よい触れ合い方に違いがあることが明らかになった。
これらの研究から見えてくるのは、動物との関係は人間側の一方的な愛情だけでは成立しないということだ。
動物が自分から近づける余地を残し、嫌がるサインを見逃さず、触れ合い方を相手に合わせる。
その積み重ねこそが、犬にも猫にも安心してもらえる人になるための第一歩になる。
動物に好かれたいと思ったら、まずは触ろうとする手を少し止めてみる。相手の気持ちを観察することから、本当の信頼関係は始まる。