2026年10月19日(月)~10月25日(日)のビデオリサーチ公表データをもとに、関東地区のバラエティ番組ランキングを紹介します。
今回のランキングは、番組平均の個人視聴率を基準にしたものです。世帯視聴率も併記し、番組の放送局や放送時間と合わせて比較します。
出典:ビデオリサーチ「週間リアルタイム視聴率ランキング」VOL.43/関東地区
単位:%。放送日は2026年10月。10位は同率3番組のため、掲載番組数は12番組。出典:ビデオリサーチ公式週間ランキング。
ランキングの先頭に立ったのは『笑点』です。個人視聴率7.3%、世帯視聴率12.8%という結果で、どちらの指標でも今回のトップとなりました。
注目したいのは、2位の『ポツンと一軒家』が世帯視聴率12.0%を記録したことです。3位の『ザ!鉄腕!DASH!!』も個人視聴率6.7%を獲得しており、日曜日のゴールデンタイムに強い番組が並んでいます。
なお、10位は3番組が同率で並んでいます。順位が10位までだからといって、掲載される番組が必ず10本になるわけではありません。
【注目5番組】イッテQ・笑点・DASH・ポツンと一軒家・ザワつく!金曜日を比較

上位5番組は、それぞれ異なる視聴者の関心をつかんでいます。視聴率の数字だけでなく、番組の企画や放送時間にも目を向けると、人気の背景が見えてきます。
1.『笑点』は個人7.3%・世帯12.8%で首位12.8%
世帯視聴率/個人7.3%
『笑点』は日本テレビで毎週日曜日の17時30分から18時まで放送される演芸番組です。
大喜利を中心とした分かりやすい構成と、出演者それぞれの個性を生かした掛け合いが番組の魅力です。長く親しまれてきた番組であり、特定の流行や一時的な話題に依存しない強さがあります。
今回の世帯視聴率12.8%は、ランキング内で最も高い数値です。30分番組ながら幅広い世帯に視聴されている点は見逃せません。
2.『ポツンと一軒家』は世帯視聴率12.0%12.0%
世帯視聴率/個人6.8%
テレビ朝日系列の日曜日19時54分から放送される『ポツンと一軒家』は、衛星写真を手がかりに人里離れた場所にある住宅を探し、そこに暮らす人々の人生や生活を紹介する番組です。
MCは所ジョージ、パネラーは林修。単なる珍しい住宅の紹介に終わらず、住人がその場所で暮らす理由や地域とのつながりまで掘り下げる構成が特徴です。
今回の世帯視聴率は12.0%で2位。個人視聴率も6.8%と高く、幅広い層が楽しめるドキュメント型バラエティの存在感を示しました。
3.『ザ!鉄腕!DASH!!』は個人視聴率6.7%10.0%
世帯視聴率/個人6.7%
日本テレビの日曜日19時から放送される『ザ!鉄腕!DASH!!』は、人と自然をテーマに、さまざまな挑戦を続ける番組です。
DASH島、DASH村、新宿DASH、DASH海岸など、複数の企画を展開していることが特徴です。自然環境や食、ものづくりなどを扱い、バラエティの面白さと長期的な企画の積み重ねを両立しています。
個人視聴率6.7%は今回の3位。9月6日までの週間ランキングでは5.9%だったため、今回の数値は0.8ポイント上昇しています。
4.『ザワつく!金曜日』は世帯視聴率10.9%10.9%
世帯視聴率/個人6.5%
金曜日のゴールデンタイムで存在感を発揮しているのが『ザワつく!金曜日』です。
出演者のトークや身近な話題を取り上げる企画などを展開し、視聴者が参加するような感覚で楽しめる点が特徴です。
今回の個人視聴率は6.5%、世帯視聴率は10.9%。日曜日の人気番組が多いランキングのなかで、金曜日の番組として4位に入っています。
5.『世界の果てまでイッテQ!』は個人視聴率6.4%9.1%
世帯視聴率/個人6.4%
『世界の果てまでイッテQ!』は、日本テレビの日曜日19時58分から放送される冒険バラエティです。
海外の秘境や文化を紹介するロケ、出演者が体当たりで挑む企画など、世界を舞台にした映像展開が大きな特徴です。
イモトアヤコの珍獣ハンター企画、宮川大輔のロケ企画、出川哲朗の挑戦シリーズ、ロッチ中岡のQtubeなど、多様なコーナーが番組を構成しています。
今回の個人視聴率は6.4%。9月6日の週間ランキングでは7.7%だったため、今回の数値は1.3ポイント低くなっています。ただし、異なる放送回の比較であり、これだけで番組全体の人気低下を判断することはできません。
また、『ポツンと一軒家』と『イッテQ』は同じ10月25日に放送され、放送時間も一部重なっています。日曜日の同じ時間帯に視聴者の関心を集める番組が並んでいる点も興味深いところです。
各番組の公式情報および週間ランキングは、ビデオリサーチ、日本テレビ、朝日放送テレビ、テレビ朝日の公開情報に基づいています。
【個人視聴率と世帯視聴率の違い】どちらを重視すべき?
テレビ視聴率を比較するとき、最初に理解しておきたいのが個人視聴率と世帯視聴率の違いです。同じ番組でも、2つの数字が大きく異なることがあります。
世帯視聴率とは?世帯視聴率は、テレビを所有する調査対象世帯のうち、どれくらいの世帯で番組が視聴されていたかを示す割合です。
例えば世帯視聴率が10%なら、調査対象となるテレビ所有世帯のうち10%で番組が見られていたという意味です。
同じ家庭で複数人が視聴していても、世帯視聴率では基本的に1世帯として数えます。
個人視聴率とは?個人視聴率は、世帯内に居住する4歳以上の人を対象に、どの程度の人が番組を見ていたかを示す指標です。
性別や年齢層などに分けた分析も可能で、広告主が狙いたい視聴者層に番組が届いているかを判断する際にも活用されます。
2つの指標を比較すると何が分かる?今回の上位5番組を見ても、個人視聴率と世帯視聴率の順位は必ずしも同じではありません。
- 『笑点』は個人7.3%・世帯12.8%で両指標とも1位。
- 『ポツンと一軒家』は個人6.8%・世帯12.0%。
- 『ザ!鉄腕!DASH!!』は個人6.7%・世帯10.0%。
- 『ザワつく!金曜日』は個人6.5%・世帯10.9%。
- 『イッテQ』は個人6.4%・世帯9.1%。
例えば『ザワつく!金曜日』は、個人視聴率では『ザ!鉄腕!DASH!!』より0.2ポイント低いものの、世帯視聴率では0.9ポイント高い結果です。
これは2つの指標が異なる母数を対象としているためです。世帯視聴率が高いからといって、必ず個人視聴率も高くなるわけではありません。
ビデオリサーチは、2020年の調査リニューアル以降、個人視聴率の重要性が高まっていることを解説しています。また、2022年4月4日以降の週間ランキングでは個人視聴率が順位の基準になっています。
【リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率】録画視聴はランキングに入る?
テレビの見方が多様化した現在、放送時間にテレビの前にいる人だけを数えても、番組の人気をすべて把握することはできません。
そこで押さえておきたいのが、リアルタイム視聴率、タイムシフト視聴率、総合視聴率の3つです。
リアルタイム視聴率番組の放送中に、テレビをリアルタイムで視聴している世帯または個人の割合です。
今回の週間バラエティランキングで使用したのも、このリアルタイム視聴率です。
生放送、スポーツ中継、ニュースなど、放送中に結果や展開を知りたい番組との相性がよい指標です。
タイムシフト視聴率放送時間とは別の時間に、録画したテレビ番組を視聴した割合です。
ビデオリサーチでは、番組の放送日から7日以内、つまり168時間以内の録画視聴を測定しています。
好きな時間に視聴できるドラマや、リアルタイムでは見られなかった番組の人気を把握する際に役立ちます。
総合視聴率総合視聴率は、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴のどちらかで番組を見た人の割合を示します。
計算では、両方で視聴した人を重複して数えません。
総合視聴率=リアルタイム視聴率+タイムシフト視聴率-重複視聴率
ここで注意したいのは、TVerなどのインターネット見逃し配信は、ビデオリサーチのテレビ録画を対象とするタイムシフト視聴率には含まれないという点です。配信サービスの視聴実績は別のデータとして扱われます。
そのため、リアルタイム視聴率が低い番組でも、録画や見逃し配信を含めた視聴者の広がりは異なる可能性があります。
【テレビ局別視聴率比較】2026年はどの放送局が強い?
今回の週間ランキングを放送局別に見ると、日本テレビとテレビ朝日の番組が上位に多く並んでいます。
10位までの掲載番組を同率順位も含めて集計すると、次のようになります。
- 日本テレビ:7番組
- テレビ朝日:3番組
- NHK総合:1番組
- TBS:1番組
掲載された12番組のうち、日本テレビが7番組を占めました。特に上位5番組では、日本テレビが3番組、テレビ朝日が2番組となっています。
日本テレビは日曜日の看板番組が強い日本テレビは『笑点』『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』という日曜日の番組が上位に入りました。
それぞれ17時台、19時台、20時台と放送時間が連続しており、日曜日の夕方から夜にかけて視聴者を引きつける編成になっています。
また、『ぐるぐるナインティナイン』『オモウマい店』『世界まる見え!テレビ特捜部』など、曜日の異なる番組もランクインしています。
テレビ朝日は週末と金曜日に強みテレビ朝日は『ポツンと一軒家』が2位、『ザワつく!金曜日』が4位、『帰れマンデー見っけ隊!!』が9位となりました。
人間ドラマを掘り下げる番組、出演者のトークを中心とした番組、旅やグルメを扱う番組など、企画の方向性が異なる番組が上位に入っています。
NHKとTBSもランキング入りNHK総合は『ブラタモリ』が7位、TBSは『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会SP』が10位に入りました。
特に『ブラタモリ』のように、街や歴史、地理を扱う教養要素の強い番組も、ビデオリサーチの週間バラエティランキングに含まれています。
ただし、今回の結果は関東地区の1週間のランキングです。全国のすべての放送局を対象にした年間ランキングや、各局の総合的な人気を示すものではありません。
【バラエティ番組の視聴率推移】2026年の人気番組はどう変化した?
番組の人気を判断するときは、1週間の順位だけでなく、複数の週のデータを比較することも大切です。
ここでは、ビデオリサーチの2026年9月6日までの週間データと、10月25日までの週間データを比較します。
9月と10月の主な番組の比較- 『笑点』:個人7.2%から7.3%、世帯11.9%から12.8%。
- 『ザ!鉄腕!DASH!!』:個人5.9%から6.7%、世帯9.1%から10.0%。
- 『ザワつく!金曜日』:個人6.4%から6.5%、世帯10.8%から10.9%。
- 『イッテQ』:個人7.7%から6.4%、世帯10.5%から9.1%。
この比較では、『笑点』『ザ!鉄腕!DASH!!』『ザワつく!金曜日』が両指標で上昇しています。一方、『イッテQ』は9月のデータより低い数字となりました。
ただし、これは9月6日と10月25日の2つの放送週を比較したものです。特定回の企画、出演者、季節要因、競合番組などによって数字は変動するため、長期的な人気の変化を判断するには継続的なデータが必要です。
なお、9月6日の週間視聴人数ランキングでは、『イッテQ』の平均視聴人数が849.0万人、到達人数が1,502.9万人でした。『笑点』も平均視聴人数803.1万人、到達人数1,227.6万人を記録しています。
ここでいう平均視聴人数は、全国32地区の視聴データをもとに推計された人数です。関東地区の視聴率とは別の指標であり、単純に視聴率の数字を全国人口に掛けたものではありません。
歴代バラエティ高視聴率番組と2026年のランキングは別物もう一つ注意したいのが、歴代バラエティ高視聴率番組と週間ランキングの違いです。
今回のランキングは2026年の特定の1週間に放送された番組を対象にしています。一方、歴代ランキングは過去の放送実績を対象にするため、長期間のデータや特別番組なども比較対象になります。
ビデオリサーチは、過去の視聴率を確認するためのアーカイブとして、全局高世帯視聴率番組50や年間高視聴率番組30などを公開しています。また、芸能・バラエティ、クイズ・ゲームといったカテゴリ別の過去データも用意しています。
したがって、2026年の週間1位を獲得した番組が、歴代最高視聴率を記録した番組であるという意味ではありません。比較するときは、同じ調査地区、同じ指標、同じ集計期間でそろえる必要があります。
【プロの結論】バラエティ番組の本当の人気を見極める方法
視聴率ランキングを読み解くうえで、最も大切なのは、数字を単独で評価しないことです。
今回のデータからは、少なくとも3つの判断材料が見えてきます。
1つ目は、個人視聴率と世帯視聴率の両方を見ること。
広告効果や視聴者層を考えるなら個人視聴率、家庭単位での番組への接触状況を考えるなら世帯視聴率が参考になります。片方だけで番組の価値を決めるのは適切ではありません。
2つ目は、リアルタイムと録画視聴を区別すること。
放送時間に視聴される番組と、録画して後から楽しむ番組では視聴スタイルが異なります。タイムシフト視聴率や総合視聴率も確認することで、リアルタイムランキングだけでは見えない人気を把握できます。
3つ目は、複数週の推移を確認すること。
1回の放送で数字が上がったり下がったりすることは珍しくありません。少なくとも数週間から数か月のデータを並べることで、安定した人気なのか、特定の企画による一時的な上昇なのかを見分けやすくなります。
視聴率を調べる読者には、番組の順位だけを知りたい人もいれば、テレビ局の編成戦略や広告効果まで知りたい人もいます。目的に合わせて指標を選ぶことが、ランキングを正しく理解する近道です。
【バラエティ視聴率ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年最新のバラエティ視聴率ランキング1位はどの番組ですか?
A1:2026年10月19日~25日の関東地区の週間ランキングでは、日本テレビの『笑点』が1位です。個人視聴率7.3%、世帯視聴率12.8%を記録しました。
Q2:『イッテQ』と『笑点』はどちらの視聴率が高いですか?
A2:今回の週間ランキングでは『笑点』が上回っています。『笑点』は個人7.3%・世帯12.8%、『イッテQ』は個人6.4%・世帯9.1%でした。
Q3:世帯視聴率と個人視聴率は何が違いますか?
A3:世帯視聴率はテレビを視聴している世帯の割合、個人視聴率は4歳以上の個人のうち視聴している人の割合です。測定対象が異なるため、同じ番組でも数値は変わります。
Q4:録画して見た番組も週間視聴率ランキングに含まれますか?
A4:通常の週間リアルタイム視聴率ランキングには含まれません。録画視聴はタイムシフト視聴率として別に集計され、放送から7日以内の視聴が対象です。
Q5:2026年の週間テレビ視聴率ランキングはどこで確認できますか?
A5:ビデオリサーチの公式サイトで確認できます。ドラマ、バラエティ、スポーツ、アニメなどのジャンル別ランキングに加え、過去の週間データや総合・タイムシフト視聴率も公開されています。
Q6:週間ランキングと歴代高視聴率ランキングは同じですか?
A6:異なります。週間ランキングは特定の週の番組実績を比較するものです。歴代ランキングは過去の放送実績を対象とするため、集計期間や対象番組、指標を確認して比較する必要があります。
2026年10月19日~25日の週間バラエティ視聴率ランキングでは、『笑点』が個人視聴率7.3%・世帯視聴率12.8%で首位を獲得しました。続いて『ポツンと一軒家』『ザ!鉄腕!DASH!!』『ザワつく!金曜日』『世界の果てまでイッテQ!』が上位に入りました。
今回の結果からは、日本テレビの長寿番組や日曜日の看板番組、テレビ朝日のドキュメント・トーク系番組が強いことが分かります。
一方、番組の本当の人気を知るには、世帯視聴率だけでは不十分です。個人視聴率、タイムシフト視聴率、総合視聴率、全国の視聴人数などを組み合わせることで、番組がどのような視聴者に支持されているのかが見えてきます。
今後の2026年のランキングでも、『笑点』『イッテQ』『鉄腕DASH』などの定番番組がどのような順位を維持するのか、また新しい企画や特別番組がどこまで上位に食い込むのかが注目されます。順位だけでなく、数字の変化と視聴者の広がりにも注目していきたいところです。
主な情報源:株式会社ビデオリサーチ、株式会社日本テレビ、株式会社テレビ朝日、朝日放送テレビ。ランキングの対象期間は2026年10月19日~25日、調査地区は関東地区です。