2026年11月現在、俳優・ダンサーの森山未來は、映画や舞台への出演に加え、神戸を拠点としたアーティスト支援、国際的なダンスプロジェクト、現代アートの企画・ディレクションなど、複数の領域で活動を続けている。2026年には木村拓哉主演の映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』に出演。加えて、神戸文化ホールでのダンス公演『STILL LIFE』や、10月に開催された『MEET YOUR ART FESTIVAL 2026』でも存在感を示した。
現在42歳の森山未來は、かつてのようにテレビドラマや映画への出演だけで活動を語れる俳優ではない。兵庫県神戸市出身というルーツを生かしながら、東京と神戸を行き来し、俳優、ダンサー、振付家、アートディレクター、プロデューサーという複数の立場を横断している。2026年最新の公式プロフィールや本人インタビュー、作品・公演情報をもとに、現在の活動実態とこれまでの経歴を整理する。
【2026年11月最新】森山未來の現在は?俳優・ダンサー・アーティストとして活動中

森山未來の現在を端的に表すなら、俳優業を続けながら、自ら表現を生み出す側、さらには他のアーティストの創作環境を整える側にも活動領域を広げている状態だ。
1984年8月20日生まれの森山は、2026年11月2日時点で42歳。兵庫県出身で、5歳からさまざまなジャンルのダンスを学び、15歳で本格的な舞台デビューを果たした。
現在の活動は大きく分けて次の4つに整理できる。
1. 映画・ドラマ・舞台での俳優活動2026年の代表的な出演作は、映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』。木村拓哉が演じる風間公親を中心としたシリーズの集大成となる2部作に参加し、十崎波琉という重要人物を演じている。
2025年にも映画『パリピ孔明 THE MOVIE』やドラマ『飛鳥クリニックは今日も雨』、舞台『おどる夫婦』『チ。―地球の運動について―』などに出演。映像と舞台の双方で活動を続けている。
2. ダンサー・パフォーマーとしての活動俳優としての知名度が高い一方、森山未來の表現活動の根幹にはダンスがある。2026年には、ノルウェーの振付家アラン=ルシアン・オイエンによる『STILL LIFE』の日本公演に出演した。
また、2025年12月には音楽家の原摩利彦と『Live in Progress』を上演。身体の動きだけでなく、発話や歌、音楽を組み合わせた表現にも取り組んでいる。
3. 神戸でのアーティスト支援・創作環境づくり森山は2022年4月から、Artist in Residence KOBE(AiRK)の立ち上げと運営に携わっている。
AiRKは国内外のアーティストが神戸に滞在し、リサーチや作品制作、地域交流を行うための施設・プログラムだ。森山自身が出演する作品を制作するだけではなく、他の表現者が創作できる環境を整える役割も担っている。
4. 現代アートの企画・ディレクション2026年10月9日から12日まで開催されたMEET YOUR ART FESTIVAL 2026では、アートエキシビション「REFLUX たちのぼる兆し」のアーティスティックディレクターを担当した。
神戸のアートプロジェクトMOTOKOLOGYやAiRK Research Projectなどにも関わっており、表現者としてだけでなく、文化事業を企画する立場でも活動している。
このように、現在の森山未來はテレビ出演の頻度だけでは活動量を判断しにくい人物だ。むしろ、舞台裏での企画や制作、国際的な共同制作まで含めて見ることで、現在の仕事の全体像が理解できる。
【最新出演作】映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』で森山未來が演じた役は?
2026年の森山未來の俳優活動で特に注目されたのが、映画『教場 Reunion』と『教場 Requiem』への出演だ。
本作は長岡弘樹の警察小説「教場」シリーズを原作とし、木村拓哉が警察学校の鬼教官・風間公親を演じる人気シリーズの映画化作品。中江功監督、君塚良一脚本というシリーズを支えてきた制作陣が再集結した。
『教場 Reunion』は2026年1月1日からNetflixで配信前編となる『教場 Reunion』は、2026年1月1日からNetflixで配信が始まった。
物語の中心となるのは、風間公親が指導する第205期生たち。警察官を目指す生徒たちの秘密や問題が次々と明らかになり、風間の厳しい指導によって追い詰められていく。
後編の『Requiem』へとつながる構成であり、従来のドラマシリーズを見てきた人にとっても、物語の最終局面に向かう重要な前編となっている。
『教場 Requiem』では十崎波琉役を担当後編の『教場 Requiem』は、2026年2月20日に全国劇場公開された。
森山未來が演じるのは、十崎波琉(とざき・はる)。風間公親と深い因縁を持つ人物であり、物語の緊張感を大きく左右する役どころだ。
映画公式サイトの発表によると、十崎は15年前に風間によって逮捕され、出所後も風間を追い続ける人物。過去の事件では、風間の右目と当時の相棒・遠野の命を奪った因縁がある。
加えて、十崎の妹である澄田紗羅役には趣里が起用された。風間と十崎の対立に、妹の存在が絡むことで、物語は警察学校内の問題だけにとどまらない展開を見せる。
森山の身体表現は、激しい動きだけでなく、立ち姿や視線、動かない時間にも独特の緊張感を生み出す。十崎のように過去の因縁を背負った人物を演じるうえで、そうした表現の幅がどう生かされるかも見どころとなる。
『教場』シリーズにおける主要人物と関係者作品の基本的な人物関係を整理すると、次のようになる。
| 人物・作品 | キャスト・公開情報 | 役割・関係性 |
|---|---|---|
| 風間公親 | 木村拓哉 | 警察学校の鬼教官。物語の中心人物。 |
| 十崎波琉 | 森山未來 | 風間と過去の事件で因縁を持つ人物。 |
| 澄田紗羅 | 趣里 | 十崎の妹。風間とも接点を持つ女性。 |
| 四方田秀雄 | 小日向文世 | 警察学校側の関係者。 |
| 第205期生 | 綱啓永、齊藤京子、金子大地、倉悠貴ほか | 風間の指導を受ける警察学校の生徒たち。 |
| 『教場 Reunion』 | 2026年1月1日配信開始 | Netflix配信の前編。 |
| 『教場 Requiem』 | 2026年2月20日公開 | 劇場公開された後編・シリーズ集大成。 |
なお、森山が演じる十崎波琉の人物設定が物語の核心に関わるため、単に出演者の一人として見るだけでは、本作での存在感を十分に理解できない。風間との過去の因縁を踏まえて見ることが重要だ。
映画の公開日、キャスト、人物設定はフジテレビ、関西テレビ、映画公式サイトの作品情報に基づく。
【俳優・ダンサー経歴】森山未來の代表作と現在につながる転換点
森山未來のキャリアを振り返ると、最初から俳優とダンサーの両方を並行してきたことがわかる。ただし、20代には俳優業の比重が大きくなり、ダンスとの向き合い方に悩んだ時期もあった。
2026年1月26日に公開されたPerforming Arts Network Japanのインタビューでは、本人が当時の状況や神戸との関係、海外での活動について詳しく語っている。
5歳からダンスを学び、15歳で舞台デビュー森山は1984年8月20日、兵庫県に生まれた。幼少期からジャズダンス、タップダンス、クラシックバレエ、ヒップホップなど、複数のジャンルに触れてきた。
1999年には宮本亜門演出のミュージカル『BOYS TIME』で本格的な舞台デビュー。15歳という早い時期からプロの舞台に立ち始めた。
2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』で俳優として注目俳優として大きな注目を集めた作品の一つが、2004年公開の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』だ。
同作での演技が評価され、第47回ブルーリボン賞新人賞、第28回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。若手俳優としての評価を確立した。
その後は映画『モテキ』『苦役列車』『怒り』などに出演。特に『モテキ』では、独特のテンポ感と身体的な演技を生かした主人公を演じ、幅広い視聴者に知られる存在となった。
2013年、文化庁文化交流使としてイスラエルへ森山のキャリアを理解するうえで欠かせない転換点が、2013年の海外滞在だ。
文化庁の文化交流使としてイスラエルのテルアビブに約1年間滞在し、インバル・ピント&アブシャロム・ポラック・ダンスカンパニーを拠点に活動。ヨーロッパのさまざまな舞台芸術関係者とも共同制作を行った。
2026年のインタビューでは、20代のうちに身体表現へ改めて集中する時間を設けたいと考え、2013年をそのタイミングに定めていたことを明かしている。
この経験は、俳優としての活動を捨てるためのものではない。演技とダンスを別々の専門領域として扱うのではなく、身体を通じた表現として結び直すための大きな転機だった。
森山未來の主な経歴・受賞歴年表| 時期 | 主な出来事・作品 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 1984年 | 兵庫県生まれ | 5歳からダンスを学ぶ。 |
| 1999年 | ミュージカル『BOYS TIME』 | 15歳で本格的な舞台デビュー。 |
| 2004年 | 映画『世界の中心で、愛をさけぶ』 | ブルーリボン賞新人賞などを受賞。 |
| 2011年 | 映画『モテキ』 | 主演俳優として幅広い人気を獲得。 |
| 2013年 | 文化庁文化交流使としてイスラエル滞在 | 海外の舞台芸術・ダンスとの協働を経験。 |
| 2015年 | 第10回日本ダンスフォーラム賞 | ダンサーとしても評価を獲得。 |
| 2020年 | 『アンダードッグ』など | 毎日映画コンクール男優主演賞、キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞などを受賞。 |
| 2021年 | 東京2020オリンピック開会式 | オープニングソロパフォーマンスを担当。 |
| 2022年 | Artist in Residence KOBE設立・運営 | 神戸の文化・創作環境づくりに参加。 |
| 2024年 | 『大いなる不在』『化け猫あんずちゃん』など | 神戸市文化賞、第37回高崎映画祭最優秀助演男優賞などを受賞。 |
| 2025年 | 『パリピ孔明 THE MOVIE』『おどる夫婦』『チ。』など | 映画・舞台・ダンスの活動を継続。 |
| 2026年 | 『教場』2部作、『STILL LIFE』、MEET YOUR ART FESTIVAL | 俳優・ダンサー・アートディレクターとして活動。 |
この年表から見えてくるのは、森山が俳優として成功した後にダンスへ戻ったという単純な経歴ではないことだ。むしろ、両方の表現を行き来しながら、自分にとっての身体表現の意味を更新し続けてきたキャリアである。
受賞歴や出演歴は、本人の公式プロフィールおよび2026年2月更新の公式Curriculum Vitaeに掲載されている。
【神戸が現在の活動拠点】Artist in Residence KOBE(AiRK)とは?
森山未來の現在を語るうえで、神戸での活動は欠かせない。
森山は神戸出身だが、単純に故郷へ戻って活動しているというわけではない。2026年版の公式プロフィールでは、神戸と東京の両方を拠点に活動していることが紹介されている。
その神戸での活動を象徴するのが、Artist in Residence KOBE(AiRK)だ。
AiRKは2022年4月に始動したアーティスト滞在施設AiRKは、兵庫県神戸市中央区北野地区にあるアーティスト・イン・レジデンス。2022年4月に始動し、国内外のアーティストやクリエイターが一定期間神戸に滞在しながら、作品制作や調査、地域交流を行える環境を提供している。
一般的にアーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストが普段の活動場所を離れ、別の地域に滞在しながら制作や研究を行う仕組みだ。
AiRKでは、宿泊場所を用意するだけでなく、制作場所の調整、地域の文化施設との連携、成果発表の会場手配、広報なども支援している。
運営には森山を含む神戸の有志によるコレクティブHAAYMMが関わっている。森山一人が所有・運営する個人スタジオではなく、複数の関係者や文化施設が協力するプロジェクトである点が重要だ。
森山未來がAiRKを立ち上げた理由2026年1月の本人インタビューでは、AiRKの設立につながった経緯が語られている。
森山は2022年、神戸でパフォーマンス作品『FORMULA』のための滞在制作を経験した。その際、神戸にアーティストが安心して滞在し、生活しながら制作できるレジデンス施設が十分にないことを実感したという。
ホテルに宿泊するだけでは、地域に根を張った創作やアーティスト同士の交流が生まれにくい。そこで、映画『i ai』の制作を通じて知り合った松下麻理氏らと協力し、神戸にもレジデンスが必要だと働きかけた。
「神戸にもレジデンスみたいなものがあった方がいいですよ」
これはインタビューで紹介された、AiRK設立のきっかけとなる森山の発言だ。
神戸に創作の場をつくることは、単に自分の活動拠点を確保することではない。国内外からアーティストを呼び込み、地域の文化施設や住民との接点をつくり、神戸の文化的な可能性を広げる取り組みでもある。
2026年もAiRKのアーティスト募集が進行AiRKの活動は2026年も続いている。
日本全国のアーティスト・イン・レジデンス情報を扱うAIR_Jの2026年募集情報によると、AiRKでは8月1日から11月30日までオープンコールを実施。国内外のアーティストを対象に、神戸でのリサーチ、滞在制作、地域交流プログラムへの参加者を募集している。
対象分野は美術、舞台芸術、工芸、映像など幅広い。完成作品の展示だけでなく、リサーチ報告会、オープンスタジオ、ワークショップ、トークイベントなど、参加者の制作スタイルに合わせた成果発表も想定されている。
つまり、森山の神戸での活動は、本人が出演する舞台やイベントだけではない。ほかのアーティストが神戸で作品を生み出すための仕組みづくりにも及んでいる。
また、本人はインタビューで神戸について、移動しながら人やものと出会うことが好きな自分の性格に合った街だと語っている。地元への郷愁だけではなく、創作環境として神戸を選び直している点が特徴的だ。
【ダンス公演の現在】STILL LIFEとLive in Progressで見せる身体表現
森山未來は映画やドラマへの出演が続く一方で、ダンサーとしての活動も継続している。2026年の代表的な舞台作品が『STILL LIFE』だ。
『STILL LIFE』は2026年6月に日本公演を実施『STILL LIFE』は、ノルウェーを拠点に活動する振付家・演出家アラン=ルシアン・オイエンによる作品。森山未來はダニエル・プロイエットとともに共同振付にも参加し、出演者として舞台に立った。
2026年の国内公演は次の日程で開催された。
- 6月13日・14日:横浜赤レンガ倉庫1号館
- 6月20日・21日:神戸文化ホール中ホール
- 6月26日:静岡・グランシップ中ホール・大地
神戸公演では森山未來、ダニエル・プロイエット、混声合唱団はもーるKOBEなどが出演。演出・振付・テキストはアラン=ルシアン・オイエンが担当し、音楽はヘンリク・スクラムが手がけた。
神戸文化ホールの公演情報によると、上演時間は約70分。終演後には出演者や演出家によるアフタートークも実施された。
この作品は2024年から2026年にかけて、ノルウェー、オランダ、イタリア、スウェーデン、日本などで展開された国際的な共同制作でもある。
ここで注目したいのは、森山が単にダンサーとして参加しているだけではなく、共同振付にも携わっている点だ。海外の振付家やダンサーと作品を組み立てる経験は、俳優としての身体表現にもつながっている。
『Live in Progress』は原摩利彦との共同プロジェクトもう一つ注目したいのが、音楽家・原摩利彦との『Mirai Moriyama x Marihiko Hara Live in Progress』だ。
2025年12月23日、京都の紫明会館で開催されたこの公演は、森山と原による新しい共同プロジェクトの第一歩として企画された。
テーマの中心にあるのは、発話と歌、そして身体の関係だ。
言葉をそのまま発する場合と、旋律に乗せて歌う場合では、同じ言葉でも聞き手に伝わる感覚が変わる。そこに身体の動きが加わることで、言語だけでは表現できない感情や抽象的な意味が生まれる。
森山は2026年1月のインタビューで、このプロジェクトについて、発話と歌、身体の関係を原とともに考えていると説明している。
さらに同じインタビューでは、今後は本格的なソロ作品も制作したいという意向を示していた。当時は具体的な公演日程などは決まっておらず、準備を始めている段階だった。
この発言からも、森山が既存作品への出演だけでなく、自らの問題意識を起点に新しい表現を生み出すことを重視しているとわかる。
【アートディレクターとしての現在】MEET YOUR ART FESTIVAL 2026と神戸の文化活動
森山未來の活動を俳優・ダンサーだけで捉えると、現在の仕事の一部を見落としてしまう。2026年はアートの企画・ディレクションでも重要な役割を果たした。
MEET YOUR ART FESTIVAL 2026で展覧会をディレクション2026年10月9日から12日まで、東京・天王洲運河一帯でMEET YOUR ART FESTIVAL 2026が開催された。
5周年を迎えた同フェスティバルは、アートエキシビション、アートフェア、ライブパフォーマンス、マーケット、トークセッションなどを組み合わせた大規模な文化イベントだ。
森山が担当したのは、アートエキシビション「REFLUX たちのぼる兆し」のアーティスティックディレクションである。
ここで注意したいのは、森山がフェスティバル全体のすべての企画を単独で統括したという意味ではないことだ。公式情報では、展覧会のアーティスティックディレクターとして森山の名前が掲載され、吉田山氏、渡邊賢太郎氏がキュレーションを担当している。
「REFLUX たちのぼる兆し」は、社会の変化や価値観の揺り戻し、複数の流れが交差する現象などに着目した展覧会。進歩や未来という直線的な視点だけでは捉えられない文化の動きを考える内容となっていた。
森山はMEET YOUR ARTの番組MCとしても活動しており、フェスティバルではアーティストやキュレーターとの公開収録にも参加した。
つまり、作品を鑑賞する側と制作する側、さらにアートを紹介する側の間をつなぐ役割も担っている。
MOTOKOLOGYでは神戸の文化資産を再発見神戸での活動では、JR元町駅の高架下にある元町高架通商店街、通称「モトコー」を舞台にしたアートプロジェクトMOTOKOLOGYも重要だ。
2025年7月から2026年3月まで展開されたこのプロジェクトでは、森山がプロジェクトディレクターを担当した。
モトコーは戦後の闇市を起点に、多様な商業や文化が育ってきた場所だ。再整備を控えるエリアの歴史を見つめ直し、地域の未来を考えるため、アーティストや地域の関係者、企業などが参加する活動が行われた。
森山はAiRK Research Projectなどを通じて神戸の地域資源を調査し、ほかのアーティストや企画者との出会いから新たなプロジェクトを生み出している。
森山未來がアートディレクションに関わる意味俳優がアートディレクターを務めることは珍しく見えるかもしれない。しかし、森山の場合、舞台での経験や海外のアーティストとの共同制作が、企画の視点にもつながっている。
舞台作品では、出演者だけでなく、振付家、音楽家、美術家、照明家、演出家など、多くの専門家が関わる。森山は長年にわたり、そうした異なる立場の人々と共同制作を重ねてきた。
その経験を展覧会や地域プロジェクトに応用することで、単に作品を並べるのではなく、人や場所、歴史、文化の関係性を組み立てる仕事が可能になる。
森山のアートディレクションは、俳優業からの転身というより、これまでの表現活動を別の形で発展させたものと捉えるのが自然だ。
【誤解を検証】森山未來は引退した?神戸に完全移住した?現在の活動実態
森山未來の名前を検索すると、テレビで見かける機会が以前より少ないことから、活動休止や引退を疑問に思う人もいる。しかし、2026年の出演作や舞台、文化事業を確認すると、実際の活動は継続している。
誤解1:俳優業を引退してダンサーになった?これは正確ではない。2026年には『教場 Reunion』『教場 Requiem』に出演しており、俳優としての仕事も続いている。
2025年にも映画、テレビドラマ、舞台に出演しているため、ダンスやアートに専念するため俳優業を辞めたという状況ではない。
俳優とダンサーのどちらか一方を選ぶのではなく、作品ごとに必要な表現方法を選びながら活動している。
誤解2:神戸に完全移住して東京での仕事をやめた?これも正確ではない。2026年2月更新の本人の公式プロフィールでは、神戸と東京の間で活動していることが記されている。
2026年1月のインタビューでも、神戸をもう一つの拠点として位置づけていることが紹介された。東京での映画・舞台の仕事を続けながら、神戸で創作や文化事業に携わるスタイルだ。
誤解3:AiRKは森山未來個人のアトリエ?AiRKは森山個人の専用スタジオではない。HAAYMMという神戸の有志によるコレクティブが運営に携わり、国内外のアーティストを受け入れる施設・プログラムだ。
森山は立ち上げに関わり、現在も運営に携わっているが、ほかの運営メンバーや地域の文化施設との連携によって成り立っている。
現在の森山未來を理解するための3つの判断基準森山の最新情報を調べるときは、次の3点を意識すると活動の実態をつかみやすい。
- 映画・ドラマの出演情報:俳優としての活動を知りたい場合は、作品公式サイトや映画会社のキャスト情報を確認する。
- 舞台・ダンスの公演情報:神戸文化ホールなどの劇場情報や、本人の公式CVに掲載される共同制作歴を確認する。
- 神戸・アート事業の情報:AiRKやMEET YOUR ARTの公式発表を確認し、本人が担当する役割と組織全体の役割を区別する。
テレビへの露出が少ないことと、活動が少ないことは同じではない。森山未來の場合は、映画やドラマの出演歴だけでなく、舞台、国際共同制作、地域の文化事業まで視野を広げる必要がある。
【よくある質問】森山未來の現在に関するFAQ
Q1:森山未來は2026年現在、何歳ですか?
A1:1984年8月20日生まれで、2026年11月2日時点では42歳です。
Q2:森山未來の2026年最新出演作は何ですか?
A2:2026年の主な出演作は映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』です。後編『教場 Requiem』では十崎波琉役を演じています。前編は1月1日からNetflixで配信され、後編は2月20日に劇場公開されました。
Q3:森山未來は現在もダンサーとして活動していますか?
A3:はい。2026年6月には国際共同制作作品『STILL LIFE』の国内公演に出演し、共同振付にも携わりました。2025年12月には音楽家・原摩利彦との『Live in Progress』も上演しています。
Q4:森山未來の現在の活動拠点はどこですか?
A4:神戸と東京の両方です。特に神戸ではArtist in Residence KOBE(AiRK)の運営に関わり、国内外のアーティストを支援する活動を続けています。
Q5:森山未來はAiRKで何をしているのですか?
A5:AiRKの立ち上げと運営に携わっています。アーティストが神戸に滞在して制作やリサーチ、地域交流を行える環境づくりを支援しています。
Q6:森山未來はMEET YOUR ART FESTIVAL 2026で何を担当しましたか?
A6:2026年10月9日から12日に開催された同フェスティバルで、アートエキシビション「REFLUX たちのぼる兆し」のアーティスティックディレクターを務めました。
2026年11月現在の森山未來は、俳優として映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』に出演する一方、ダンサーとして国際共同制作作品『STILL LIFE』に参加し、神戸ではArtist in Residence KOBE(AiRK)の運営にも携わっている。
加えて、原摩利彦との『Live in Progress』、MEET YOUR ART FESTIVAL 2026のアートディレクション、MOTOKOLOGYなど、活動の範囲は舞台芸術や現代アート、地域文化の企画にまで広がっている。
森山未來のキャリアを振り返ると、俳優としての成功、2013年のイスラエル滞在、ダンスへの再注力、神戸での創作環境づくりという転換点が見えてくる。それらは別々の仕事ではなく、身体表現を軸にした一つの活動としてつながっている。
森山未來は俳優を辞めたわけでも、ダンスだけに専念しているわけでもない。自ら舞台に立つことと、他の表現者が舞台に立てる環境をつくること。その両方を実践している点こそ、2026年現在の活動を理解する最大のポイントだ。
今後は、本人が2026年初頭のインタビューで制作意欲を示したソロ作品の具体化や、AiRKを通じた新たな国際共同制作にも注目したい。映画・ドラマの出演情報だけでは見えにくい森山未來の現在は、神戸と東京、舞台と映像、芸術と地域を横断する活動の中にある。