第77回NHK紅白歌合戦の開催は、NHKが2026年9月16日に発表した。会場は東京都渋谷区のNHKホール。大みそかの開催が決まり、放送時間も公表されている。
現時点で判明している基本情報は次のとおりだ。
- 開催日:2026年12月31日(木)
- 会場:NHKホール(東京都渋谷区)
- 放送予定:午後7時20分~午後11時45分
- 前半:午後7時20分~午後8時55分
- 後半:午後9時~午後11時45分
- 放送・配信:NHK総合、BSP4K、BS8K、NHK AMなど。NHK ONEで同時・見逃し配信も予定
NHKの発表によると、出場歌手は決定次第、放送や公式ホームページなどで知らせるとしている。放送日時と会場は決定している一方、視聴率を左右する出演者や曲順などの情報は、別途発表を待つことになる。
2026年の視聴率速報は何日に発表される?第77回の視聴率が判明するのは、放送終了後となる。過去の発表実績を参考にすると、まず世帯・個人の平均視聴率が翌年1月2日前後に報道され、その後、瞬間最高視聴率や歌手別視聴率、タイムシフトを含む総合視聴率などが順次明らかになる流れが想定される。
第76回では、2026年1月2日に平均視聴率が報じられた。スポーツニッポンの速報記事は同日午前11時58分、日刊スポーツの記事は午後0時30分に掲載されている。加えて、瞬間最高視聴率は1月5日、総合視聴率やNHK ONEの再生回数などは1月9日に公表された。
ただし、2027年1月の発表日や速報時刻は、2026年11月2日時点では確定していない。前年の実績は参考になるものの、同じ日時に発表されると決まっているわけではない。
【最新データ】第76回紅白・2025年の世帯視聴率と個人視聴率

2026年の紅白視聴率を予想するうえで、比較の基準になるのが第76回NHK紅白歌合戦だ。
2025年12月31日に放送された第76回は、ビデオリサーチ調べの関東地区平均世帯視聴率で、前半30.8%、後半35.2%を記録した。
前年の第75回は前半29.0%、後半32.7%だったため、それぞれ1.8ポイント、2.5ポイントの上昇となった。前半が30%台、後半が35%台を回復したのは、いずれも2022年以来3年ぶりだった。
第76回の確定視聴率一覧関東地区の平均視聴率は次のとおり。
- 前半・世帯視聴率:30.8%
- 後半・世帯視聴率:35.2%
- 前半・個人視聴率:23.2%
- 後半・個人視聴率:26.4%
個人視聴率も前年から改善した。前半は21.1%から23.2%へ2.1ポイント上昇し、後半は23.4%から26.4%へ3.0ポイント上昇している。
世帯・個人の両方で数字が上向いた点は、第76回の大きな特徴だ。ビデオリサーチの2025年年間高個人視聴率番組ランキングでも、第76回の後半が個人26.4%・世帯35.2%で1位、前半が個人23.2%・世帯30.8%で2位となった。
年間を通じても、紅白が年末のテレビ視聴における大きな存在感を保っていたことが分かる。
【地域別比較】紅白の関東・関西視聴率はどちらが高かった?
第76回では、関東地区と関西地区で視聴率の順位が前半と後半で入れ替わった。
前半の平均世帯視聴率は関東30.8%に対して関西31.5%。関西が0.7ポイント上回っている。一方、後半は関東35.2%、関西34.4%となり、関東が0.8ポイント高かった。
個人視聴率でも同様の傾向が見られる。前半は関西23.5%、関東23.2%で関西が優勢だったが、後半は関東26.4%、関西26.0%で関東が上回った。
第76回・関東と関西の比較表- 関東地区は後半の世帯・個人視聴率が高い。
- 関西地区は前半の世帯・個人視聴率が高い。
- 地域差はあるものの、両地区とも後半に視聴率が上昇した。
さらにタイムシフト視聴を含めると、数字の見え方は変わる。関東地区の総合世帯視聴率は前半33.1%、後半37.3%。関西地区は前半34.1%、後半36.8%だった。
つまり、リアルタイムの平均世帯視聴率だけでなく、録画視聴を含めた指標でも比較する必要がある。
【歴代比較】紅白視聴率の推移は?2020年から2025年までを検証
紅白の視聴率は、長期的に見ると上下を繰り返している。第76回の35.2%という数字だけを見て「完全復活」と判断するより、過去数年間の流れを追うことが大切だ。
以下はビデオリサーチの公表データを基にした、関東地区の平均世帯・個人視聴率の推移である。
| 放送年・回 | 世帯・前半 | 世帯・後半 | 個人・前半 | 個人・後半 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年・第71回 | 34.2% | 40.3% | 25.0% | 29.6% |
| 2021年・第72回 | 31.5% | 34.3% | 23.4% | 24.8% |
| 2022年・第73回 | 31.2% | 35.3% | 23.0% | 26.0% |
| 2023年・第74回 | 29.0% | 31.9% | 22.0% | 23.5% |
| 2024年・第75回 | 29.0% | 32.7% | 21.1% | 23.4% |
| 2025年・第76回 | 30.8% | 35.2% | 23.2% | 26.4% |
この推移から読み取れるのは、2020年の後半40.3%をピークとして、その後は視聴率が低下したものの、2025年に明確な持ち直しが見られたことだ。
特に注目したいのが2023年の第74回だ。後半の世帯視聴率は31.9%で、当時の2部制以降の過去最低を記録した。翌2024年の第75回も後半32.7%にとどまっていたが、2025年の第76回では35.2%まで回復した。
ただし、2020年の40.3%には届いていない。2026年の第77回がさらに上昇するのか、それとも再び30%台前半へ戻るのかは、出演者の構成や番組全体の企画、視聴環境なども含めて判断する必要がある。
【瞬間最高視聴率】2025年の紅白で最も見られた場面は?
平均視聴率とは別に注目されるのが、瞬間最高視聴率だ。第76回の関東地区における瞬間最高世帯視聴率は40.7%だった。
スポーツニッポンが2026年1月5日に報じたところによると、記録されたのは午後11時44分。白組の優勝が発表された場面だった。
前半の瞬間最高は午後8時49分の33.4%。後半の40.7%は5年ぶりに40%の大台を回復した数字となった。
また、歌手別では松田聖子が午後11時38分に記録した39.9%がトップだったと日刊スポーツが報じている。白組のトリを務めたMrs. GREEN APPLEや、AKB48のレジェンドOGが参加したステージなども高い注目を集めた。
ここで注意したいのは、瞬間最高視聴率と歌手別視聴率は同じ数字ではないことだ。
- 平均視聴率:番組の一定時間を通じた平均的な視聴状況。
- 瞬間最高視聴率:番組中の特定の時間帯で記録された最高値。
- 歌手別視聴率:個々の歌手や出演場面に対応する時間帯の視聴率。
例えば、松田聖子の39.9%は歌唱場面の数字であり、番組全体の瞬間最高40.7%とは区別される。歌手別ランキングを比較する場合も、測定対象となる時間帯や指標をそろえることが欠かせない。
【配信も重要】総合視聴率とNHK ONEの再生回数
2025年の第76回では、地上波のテレビ視聴率だけでは捉えきれない視聴実態も明らかになった。
NHKが2026年1月9日に発表したデータでは、タイムシフト視聴を含む総合視聴率が関東地区の世帯で前半33.1%、後半37.3%となった。リアルタイムだけで集計した場合と比べ、録画などによる視聴が加わった結果だ。
前半・後半の総合視聴率関東地区
- 前半・個人:24.9%
- 後半・個人:28.0%
- 前半・世帯:33.1%
- 後半・世帯:37.3%
関西地区
- 前半・個人:25.7%
- 後半・個人:28.0%
- 前半・世帯:34.1%
- 後半・世帯:36.8%
全国32地区を対象とした推計視聴人数は、前半が4,921万8,000人、後半が5,690万5,000人だった。これは番組を1分以上視聴した人の推計値であり、テレビの視聴率とは異なる指標だ。
NHK ONEは749万回再生を記録もう一つの注目データが、NHK ONEの再生回数だ。
第76回では、2025年10月にサービスを開始したNHK ONEで、同時配信と見逃し配信を合わせて749万回の再生を記録した。対象期間は2025年12月31日の同時配信から2026年1月7日までの見逃し配信。サービス開始後に配信された番組の中で最多となった。
なお、2026年1月2日に報じられた482万回という数字と、1月9日に発表された749万回という数字は矛盾しているわけではない。482万回は1月1日までの集計であり、その後の見逃し配信を含めた数字が749万回となった。
また、旧NHKプラスではユニークブラウザ数(UB)が公表されていたが、NHK ONEでは再生回数が公表されている。両者は測定方法が異なるため、単純な前年比較はできない。
テレビの視聴率だけを見て紅白の人気を判断すると、スマートフォンやパソコンで視聴した人の動向を見落とす可能性がある。第77回でも、地上波の数字とNHK ONEの再生実績を分けて確認することが重要だ。
【調査の仕組み】ビデオリサーチの視聴率はどう測定される?
紅白の視聴率速報を正しく理解するには、数字を公表するビデオリサーチの調査方法も知っておきたい。
視聴率は、日本全国のすべての世帯にアンケートを取って算出するものではない。一定の条件で選ばれた調査対象世帯のデータを基に、テレビ視聴の割合を推計する標本調査だ。
ビデオリサーチの公表する調査概要によると、関東地区では2,700世帯、関西地区では1,200世帯が調査対象となっている。PM(ピープルメーター)による機械式調査が採用されている。
世帯視聴率と個人視聴率の違い世帯視聴率は、調査対象となるテレビ所有世帯のうち、どれくらいの世帯が番組を視聴していたかを示す指標だ。
一方、個人視聴率は、対象となる個人全体のうち、どれくらいの人が視聴していたかを示す。世帯内の視聴者構成を考える際には、個人視聴率のほうが参考になる。
タイムシフト視聴率と総合視聴率タイムシフト視聴率は、リアルタイム放送とは別の時間に録画などで視聴した割合を示す。ビデオリサーチでは、番組放送日から7日以内、168時間以内の視聴を測定対象としている。
総合視聴率は、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴のいずれかで視聴した割合を示す指標だ。同じ人がリアルタイムと録画の両方で見た場合には重複を除いて集計される。
そのため、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率を単純に足しても、総合視聴率とは一致しない。
加えて、ビデオリサーチ自身も標本調査には統計上の標本誤差が伴うと説明している。小数点以下の差だけで、番組の評価や地域ごとの人気を断定することは避けたい。
速報を比較するときは、必ず次の4点を確認するとよい。
- 世帯視聴率なのか個人視聴率なのか。
- 関東地区なのか関西地区なのか。
- 前半なのか後半なのか。
- リアルタイムなのか、タイムシフトを含む総合視聴率なのか。
【視聴率速報紅白】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の第77回NHK紅白歌合戦の視聴率は何%ですか?
A1:2026年11月2日現在、放送前のため確定視聴率は発表されていない。最新の確定実績は2025年放送の第76回で、関東地区の世帯視聴率は前半30.8%、後半35.2%だった。
Q2:第77回NHK紅白歌合戦はいつ放送されますか?
A2:2026年12月31日(木)にNHKホールから放送予定。時間は午後7時20分から午後11時45分までで、前半が午後7時20分から午後8時55分、後半が午後9時から午後11時45分となっている。
Q3:2025年の紅白で最も高かった視聴率は何%ですか?
A3:第76回の瞬間最高世帯視聴率は関東地区で40.7%。午後11時44分の白組優勝発表の場面で記録された。平均世帯視聴率の後半35.2%とは異なる数字だ。
Q4:紅白の視聴率は関東と関西のどちらが高いですか?
A4:第76回では前半の世帯視聴率は関西31.5%、関東30.8%で関西が高かった。一方、後半は関東35.2%、関西34.4%で関東が上回っている。
Q5:紅白の視聴率速報はいつ発表されますか?
A5:第76回の平均視聴率は2026年1月2日に報じられた。瞬間最高視聴率は1月5日、総合視聴率やNHK ONEの再生回数などは1月9日に発表された。第77回の具体的な公表日時は未定だ。
Q6:NHK ONEの再生回数749万回は視聴率と同じですか?
A6:異なる指標だ。749万回は同時配信と見逃し配信を合わせた再生回数であり、視聴率のような視聴者割合ではない。同じ人による複数回の再生もあり得るため、視聴率と単純に比較することはできない。
Q7:世帯視聴率と個人視聴率はどちらを参考にすべきですか?
A7:番組を見た世帯の割合を知りたい場合は世帯視聴率、実際に視聴した個人の割合や視聴者層を考える場合は個人視聴率が参考になる。番組の評価を一つの数字だけで判断せず、両方を確認するのがおすすめだ。
2026年11月2日現在、第77回NHK紅白歌合戦の放送日時は12月31日午後7時20分から午後11時45分までと決まっている。一方、2026年大会の視聴率は放送前のため、まだ確定していない。
比較の基準となる第76回は、関東地区の世帯視聴率が前半30.8%、後半35.2%。個人視聴率も前半23.2%、後半26.4%と、前年から上昇した。瞬間最高は40.7%で、白組優勝発表の場面が大きな山場となった。
また、NHK ONEの749万回再生や、タイムシフトを含めた総合視聴率の結果からは、紅白の視聴形態がテレビ放送だけにとどまらないことも分かる。
【プロの結論】
第77回の視聴率を評価するときに見るべきなのは、単純な前回超えだけではない。世帯と個人、関東と関西、前半と後半、瞬間最高と平均、そして配信の再生回数を分けて比較することが重要だ。
第76回の35.2%という後半の数字は、2023年・2024年の低迷からの回復を示す一方、2020年の40.3%には届いていない。第77回がどこまで数字を伸ばすのか、あるいは配信を含む視聴実績で新たな記録を生むのか。2026年12月31日の放送と、2027年1月に予定される視聴データの公表が大きな注目点となる。
速報を確認する際は、ビデオリサーチの公表データを基準にし、報道各社の数字についても対象地域や集計方法を確認したい。
主な情報確認先
- ビデオリサーチ「NHK紅白歌合戦・世帯視聴率」および「個人視聴率」公表データ。
- 日刊スポーツによる第77回の開催日・放送時間の報道。
- ビデオリサーチ「総合・タイムシフト視聴率ランキング」。
- 第76回の瞬間最高視聴率に関するスポーツニッポンの報道。
- 第76回のNHK ONE再生回数・総合視聴率に関する報道。