『あっくんとカノジョ』は、杜若わかが手掛けた学園ラブコメディーです。正式な作品名は「あっくんとカノジョ」で、略称は「あっカノ」。KADOKAWAの漫画レーベル「MFコミックス ジーンシリーズ」から単行本が刊行されています。
物語の中心となるのは、男子高校生の荘敦大(あっくん)と、彼の恋人である片桐のん(のんたん)。幼なじみから恋人になった二人ですが、一般的な恋愛漫画とは少し違った関係を築いています。
あっくんとのんたんの恋愛模様あっくんは、のんたんのことが大好きで仕方がないにもかかわらず、本人の前では冷たい態度を取ってしまう極端なツンデレ男子です。
好きという気持ちを素直に伝えることができず、暴言を吐いたり、そっけない対応をしたりする一方、内心では彼女への愛情があふれています。そのギャップこそが、作品の大きな笑いどころです。
一方ののんたんは、あっくんの不器用な愛情表現を理解している、非常におおらかな女の子。冷たい言葉を向けられても動じず、あっくんへの好意を隠しません。
二人の関係は、通常の恋愛作品に登場する「ツンデレ男子と健気な女子」という構図を、さらに極端にしたものです。あっくんの態度とのんたんの反応がかみ合わないことで、日常の何気ない出来事が笑いに変わります。
作品の基本データ
あっくんとカノジョ
漫画・テレビアニメ作品
- 作者:杜若わか
- 出版社:KADOKAWA
- 掲載誌:月刊コミックジーン
- レーベル:MFコミックス ジーンシリーズ
- ジャンル:学園・恋愛・コメディ
- 漫画:全8巻(完結)
原作の連載期間
2013~2018年
テレビアニメ
2018年・全25話
出典:KADOKAWA、アニメイトタイムズ、アニメ制作会社ゆめ太カンパニーの作品情報。
【あっくんとカノジョの登場人物】主要キャラクターと声優を徹底比較

作品を調べる際に注意したいのが、ドラマCDとテレビアニメでは主要キャラクターの担当声優が異なる点です。
とくに荘敦大役の福山潤、片桐のん役の悠木碧という組み合わせは実在します。ただし、これは2016年発売のドラマCD版のキャストです。2018年のテレビアニメ版では、鈴木達央と諏訪彩花がそれぞれ担当しています。
主要キャラクターのプロフィール
荘敦大(かがり あつひろ)
通称:あっくん
物語の主人公。のんたんを誰よりも愛しているものの、本人の前では素直になれない極度のツンデレ男子です。冷たい態度と内心の溺愛ぶりの落差が特徴です。
片桐のん(かたぎり のん)
通称:のんたん
あっくんの恋人。彼の不器用な態度にも動じない、包容力のあるヒロインです。あっくんを一途に愛する姿が作品の温かな雰囲気を支えています。
松尾真砂(まつお まさご)
あっくんの周囲で物語を盛り上げる人物。主人公カップルとは異なる視点から恋愛模様に関わり、日常コメディーに変化を与えます。
荘千穂(かがり ちほ)
あっくんの妹。兄の恋愛や周囲の人間関係にも関わるキャラクターで、作品の人間関係に広がりをもたらします。
窪村匠(くぼむら たくみ)
物語に登場する教師。周囲のキャラクターとの関係を通じて、主人公二人とは違った恋愛の側面を描きます。
入江小凪(いりえ こなぎ)
窪村との関係が物語のエピソードにも登場するキャラクター。主人公カップル以外の恋愛模様を楽しむうえでも注目したい人物です。
ここが、検索ユーザーが最も混乱しやすいポイントです。福山潤と悠木碧は間違ったキャスト情報ではありません。ドラマCD版とテレビアニメ版の違いによって、出演者が異なっています。
出典:フロンティアワークスのドラマCD公式商品情報、ゆめ太カンパニーのテレビアニメ制作実績。
ドラマCDは2016年12月21日に発売され、荘敦大を福山潤、片桐のんを悠木碧が担当しました。発売元のフロンティアワークスが公開している商品情報にも、両者の名前が掲載されています。
その後、テレビアニメ化に際してキャストが変更され、荘敦大は鈴木達央、片桐のんは諏訪彩花になりました。したがって、福山潤・悠木碧をアニメ版の声優として紹介する情報は正確ではありません。
作品の声優情報を調べる場合は、ドラマCDなのかテレビアニメなのかを確認することが、最も確実な判断方法です。
【あっくんとカノジョのアニメ】放送日・話数・制作スタッフを解説
『あっくんとカノジョ』のテレビアニメは、2018年春から秋にかけて放送されました。放送期間は2018年4月6日から9月21日まで。AT-Xなどで放送され、全25話で構成されています。
アニメの放送情報
放送開始日
2018年4月6日
最終放送日
2018年9月21日
話数
全25話
原作
杜若わか
監督・音響監督
片貝慎
シリーズ構成・脚本
山田由香
アニメーション制作
ゆめ太カンパニー
出典:アニメイトタイムズ、ゆめ太カンパニー。
テレビアニメの主題歌は、大島はるなが歌う「恋のバルーン」と「WePace!!」です。後者は大島はるな feat.恵比寿coffret名義で発表されています。
前半と後半で主題歌が切り替わる構成になっており、作品の明るく軽快なラブコメディーの雰囲気を音楽面からも楽しめます。
アニメは原作のどこまで描かれた?アニメは1話ごとにテンポよくエピソードを展開する形式で、あっくんとのんたんの日常を中心に、周囲の人物たちの恋愛や学校生活も描いています。
各話のタイトルには「彼氏の実態」「手慣れた彼女」「相合い傘」「松尾と千穂」「クリスマス」「直球の言葉」などが並び、二人の関係性がさまざまな出来事を通じて表現されています。
最終話のタイトルは第25話「 あっくんとカノジョ」。作品のテーマをそのまま冠したエピソードで、アニメシリーズを締めくくっています。
【あっくんとカノジョの漫画は全8巻】最終回と完結後のエピソード
原作漫画は『月刊コミックジーン』(KADOKAWA)で2013年から2018年まで連載されました。コミックスは全8巻で完結しており、最終巻となる第8巻は2018年6月27日に発売されています。
漫画全巻の発売順これから作品を読み始める人は、以下の順番で購入すれば物語を最初から最後まで追えます。
第1巻
2014年2月27日
第2巻
2014年9月27日
第3巻
2015年5月27日
第4巻
2016年1月27日
第5巻
2016年8月27日
第6巻
2017年3月27日
第7巻
2017年11月27日
第8巻(最終巻)
2018年6月27日発売
発売日はKADOKAWAの書誌情報および各巻の商品情報に基づくものです。最終巻の第8巻は146ページで、ISBNは978-4-04-069908-0です。
最終回ではどんな結末を迎える?『あっくんとカノジョ』の漫画最終回を知りたい場合、重要なのは第8巻が単なる通常巻ではなく、完結巻として刊行されたことです。
第8巻には、連載最終回のその後を描いた描き下ろしエピソードも収録されています。つまり、雑誌連載の最終回だけでなく、単行本で追加された物語まで読むことで、作品の締めくくりを楽しめます。
2018年6月27日のコミックナタリーによる完結巻の紹介でも、この描き下ろしエピソードが取り上げられました。KADOKAWAの商品情報でも、第8巻は「ついに大団円」と紹介されています。
アニメ最終話と漫画の最終回は、同じものではありません。アニメは全25話のテレビシリーズとして完結し、漫画は全8巻で物語を締めくくっています。結末まで詳しく知りたい読者には、漫画の第8巻まで読むことをおすすめします。
【2026年最新】あっくんとカノジョの現在と作品の魅力
2026年11月現在、『あっくんとカノジョ』は2018年に原作漫画が完結し、同年にテレビアニメの放送も終了した作品です。
今回確認できたKADOKAWAの書誌情報、アニメ制作会社の制作実績、関連公式商品情報には、2026年の新作アニメや第2期の制作決定を示す発表は掲載されていません。したがって、続編が決定したとする情報と、過去に公開されたアニメ・ドラマCDの情報を混同しないことが大切です。
作品が長く親しまれる3つの理由1.あっくんのツンデレが極端で分かりやすい
恋愛漫画に登場するツンデレキャラクターは珍しくありません。しかし、あっくんは彼女への愛情が強すぎる一方、本人の前では徹底して素直になれません。
言葉と本心の落差が大きいため、読者はあっくんの内面を知りながら、彼の不器用な振る舞いを楽しめます。キャラクターの性格が作品の笑いに直結している点が特徴です。
2.のんたんの存在が物語のバランスを保っている
あっくんだけが極端な性格であれば、二人の関係は一方的なものになってしまいます。ところが、のんたんは彼の態度に振り回されず、独自のペースで恋愛を楽しんでいます。
この対照的な性格が、二人の掛け合いに独特のテンポを生み出しています。のんたんの包容力は、あっくんのキャラクターを引き立てる重要な要素です。
3.周囲の人物にもそれぞれの物語がある
松尾真砂や荘千穂、窪村匠、入江小凪といった人物が登場することで、作品は主人公カップルだけの日常にとどまりません。
周囲の人物にも恋愛や人間関係のエピソードが用意されており、物語に変化を与えています。短いエピソードを積み重ねる構成との相性もよく、気軽に読み進められる作品です。
読む前に知っておきたい評価ポイント本作の魅力を理解するうえで、あっくんの行動をどう受け止めるかは人によって評価が分かれるところです。
彼の極端な溺愛や監視的な行動、のんたんに対する暴言は、フィクションのコメディーとして誇張された表現です。現実の恋愛で同じ行動を健全な愛情表現として受け入れるべき、という意味ではありません。
キャラクターのギャップを笑いとして楽しめる人には向いていますが、相手への尊重や穏やかなコミュニケーションを重視する恋愛作品を求める人には、好みが分かれる可能性があります。
【プロの結論】あっくんとカノジョを楽しむために知っておきたいこと
『あっくんとカノジョ』の本質は、単純なツンデレ恋愛ではなく、二人の性格の極端な違いをコメディーとして成立させている点にあります。
あっくんは好きな気持ちを素直に表現できず、のんたんはそんな彼の態度に動じません。この対照的な二人が、学校生活や日常の出来事を通じて関係を築いていくことが、作品全体を貫くテーマです。
また、ドラマCDとテレビアニメで声優が変更された点も、作品のメディア展開を理解するうえで重要です。福山潤と悠木碧の組み合わせは2016年のドラマCD版、鈴木達央と諏訪彩花の組み合わせは2018年のテレビアニメ版です。
作品を初めて知った人は、まず漫画の第1巻から読み始めると、キャラクター同士の関係性を自然に理解できます。アニメから入る場合は、全25話を通じて二人の掛け合いや周辺人物のエピソードを楽しめます。
【あっくんとカノジョに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:あっくんとカノジョの原作漫画は何巻までありますか?
A1:全8巻です。2018年6月27日に最終巻となる第8巻が発売され、完結しています。最終巻には連載最終回のその後を描いた描き下ろしエピソードも収録されています。
Q2:あっくんとカノジョのアニメで福山潤と悠木碧は出演していますか?
A2:二人は2016年発売のドラマCD版に出演しています。荘敦大役が福山潤、片桐のん役が悠木碧です。2018年のテレビアニメ版では、荘敦大役を鈴木達央、片桐のん役を諏訪彩花が担当しています。
Q3:あっくんとカノジョのアニメはいつ放送されましたか?
A3:2018年4月6日から9月21日まで放送されました。全25話で、アニメーション制作はゆめ太カンパニーです。
Q4:あっくんとカノジョの作者は誰ですか?
A4:漫画家の杜若わかです。『月刊コミックジーン』で2013年から2018年まで連載されました。
Q5:あっくんとカノジョの続編やアニメ第2期は決定していますか?
A5:2026年11月時点で、今回確認できた公式作品情報にはアニメ第2期や新作シリーズの制作決定は掲載されていません。原作漫画と2018年放送のテレビアニメは、それぞれ完結・放送終了しています。
『あっくんとカノジョ』は、杜若わかによる全8巻完結の学園ラブコメディーです。極端なツンデレ男子・荘敦大と、彼を一途に愛する片桐のんの掛け合いが作品の中心となっています。
作品情報を整理すると、漫画は2013年から2018年まで『月刊コミックジーン』で連載され、2018年には全25話のテレビアニメが放送されました。加えて、2016年には福山潤・悠木碧が出演するドラマCDも発売されています。
特に覚えておきたいのは、声優情報の違いです。福山潤と悠木碧はドラマCD版、鈴木達央と諏訪彩花はテレビアニメ版のキャストです。この違いを理解すれば、検索時に異なる出演者情報が表示されても混乱しません。
2026年に作品を楽しむなら、漫画全8巻で物語の結末まで追いかける方法がおすすめです。あっくんとのんたんの不器用でコミカルな恋愛模様は、完結作品だからこそ最初から最後まで一気に楽しめます。