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グリザイア:ファントムトリガーの視聴順と原作・OVA・全13話、2026年AT-X再放送を徹底解説

宮部 宗介 宮部 宗介 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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2026年現在も根強い人気を持つ『グリザイア:ファントムトリガー』。フロントウイングが手掛ける『グリザイア』シリーズの関連作品であり、『グリザイアの果実』から数年後の美浜学園を舞台に、特殊技能訓練校SORDに所属する少女たちの戦いと成長を描いている。

原作ゲームはVol.1〜8まで展開され、アニメ版もOVA全3話と2025年放送のTVアニメ全13話で構成されている。加えて、AT-Xでは2026年2月18日から再放送も実施された。作品数が複数に分かれているため、初めて見る人にとっては、どの作品から視聴すればよいのか迷いやすい。

【作品の基本】グリザイア:ファントムトリガーは『果実』から数年後の物語

グリザイアファントムトリガー

『グリザイア:ファントムトリガー』を理解するうえで、まず押さえておきたいのが前作との関係だ。

物語の舞台は、かつて風見雄二とヒロインたちが過ごした美浜学園。『グリザイアの果実』から数年が経過し、かつて少女たちの箱庭だった学園は、国防を担う人材を育成する特殊技能訓練校へと姿を変えている。

この新たな学園で活動するのが、SORD(ソード)と呼ばれる組織だ。CIRSの刷新後、極秘活動を引き継ぐ形で発足した組織であり、国防に関わる人材の育成を目的としている。

美浜学園には、さまざまな事情によって行き場を失った少女たちが集められ、特殊な技能を身につけて任務に従事する。彼女たちは単なる学生ではなく、危険な事件や通常の警察・自衛隊では対応できない任務に関わる実働要員でもある。

『グリザイアの果実』との関係は?

両作品の最も大きな共通点は、美浜学園という場所と、CIRSを中心とする世界観だ。

ただし、主人公や中心人物、物語の方向性は異なる。『果実』では風見雄二と5人のヒロインを軸に、学園生活や個々の過去、国家規模の事件が描かれた。一方、ファントムトリガーでは、SORDの少女たちとハンドラーの蒼井春人(ハルト)を中心に、任務や戦闘、仲間との関係が展開する。

したがって、ファントムトリガーは単純な前作の焼き直しではない。共通する世界観を引き継ぎながら、次の世代の人物たちへと視点を移した作品だ。

前作を見ていなくても新しい登場人物の物語を追うことはできる。ただし、美浜学園の変化やCIRSとSORDの関係を理解しておけば、シリーズ全体のつながりをより深く楽しめる。

【原作ゲームとアニメの関係】Vol.1〜8・OVA・TV全13話を整理

原作は、ゲームブランドのフロントウイングが制作したビジュアルノベル形式のアドベンチャーゲームだ。キャラクターデザインは渡辺明夫、シナリオは藤崎竜太が担当している。

原作ゲームはVol.1からVol.8まで展開され、少女たちの出会い、過去、成長、そして物語の結末へと続いていく。2025年2月28日には、Vol.1〜8を収録した『グリザイア:ファントムトリガー・コンプリートボックス』も発売された。対応OSはWindows 10/11となっている。

アニメ化は一度に行われたわけではない。先行してOVA作品が制作され、その後、TVシリーズによって物語がさらに映像化された。

OVAは全部で3作品

OVAは次の3作品で構成される。

OVA第1作『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』SORDは、美浜学園とSORDの基本設定を紹介する作品だ。レナ、トーカ、クリス、ムラサキたちがどのような立場で任務に関わっているのかを把握できる。

OVA第2作『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION ソウル・スピード』では、海外から入国予定だった要人の失踪事件をきっかけに、SORDのメンバーが捜索に参加する。美浜学園の姉妹校である京船桜が丘の双子姉妹との関係や、レナとハルトの出会いに関わる過去も描かれる。

OVA第3作『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー』は、トーカを中心とした物語だ。聖エール外国人学校との合同合宿を舞台に、グミの境遇やトーカ自身の両親との記憶、友人シホとの過去が描かれる。

OVA3作品については、フロントウイングの公式アニメサイトでもそれぞれ独立したエピソードとして掲載されている。なお、OVA第1・2作は2019年、第3作のスターゲイザーは2021年にBlu-rayが発売された。

TVアニメ全13話は物語の続きから最終章へ

2025年1月1日に放送が始まったTVアニメは全13話。OVAの3作品とは別にカウントされる。

フロントウイングの15周年記念サイトでは、OVA全2話、スターゲイザー全1話、TVアニメ全13話という構成が整理されており、OVAとTVアニメを通して原作ゲームの最終章までを描くシリーズとして紹介されている。

つまり、OVA3話とTV13話を合わせると、映像作品は合計16話分となる。「ファントムトリガーのアニメは全13話」という情報はTVシリーズ単体についての数字であり、OVAを含めた総数ではない。この違いは、視聴順を調べる際に混同しやすいポイントだ。

また、原作ゲームのVol.1〜8とアニメ版は、同じ物語世界を共有するゲーム版と映像版という関係にある。ゲームの全巻をプレイしなければアニメを楽しめないわけではないが、人物の心理や背景をより深く知りたい場合は原作も有力な選択肢になる。

公式の商品案内にはVol.5.5も掲載されているため、ゲームを購入する際は巻数だけでなく収録内容も確認しておきたい。

【キャラクター・声優一覧】レナやトーカを演じる主要キャスト

ファントムトリガーの魅力を支えるのが、個性の異なるSORDメンバーと実力派声優陣の組み合わせだ。

キャラクターごとに得意分野が異なり、チームとしての役割分担が明確になっている。銃器を扱う前線要員だけでなく、情報処理や諜報を担う人物も存在するため、戦闘だけに偏らないチームドラマが成立している。

主要人物と担当声優、物語における役割を整理すると次のとおりだ。

キャラクター 担当声優 主な役割・特徴
レナ(深見玲奈) 内田真礼 拳銃を使用する前線メンバー。過去と向き合いながら成長する中心人物の一人。
トーカ(獅子ヶ谷桐花) 佐倉綾音 狙撃を得意とするメンバー。スターゲイザーでは中心的な役割を担う。
クリス 名塚佳織 爆弾と情報処理を担当するメンバー。
ムラサキ(狗駒邑沙季) 種﨑敦美 諜報活動を担当する忍者。姉のユーキとの関係も重要な物語要素。
マキ 南條愛乃 拳銃を扱う前線メンバー。
グミ 三森すずこ 狙撃を得意とする人物。トーカとの関係がスターゲイザーの軸になる。
タイガ 高森奈津美 美浜学園初等部に所属し、A組への配属を希望する少女。
ユーキ 佐々木未来 ムラサキの姉。A組への復帰をきっかけに姉妹の過去が描かれる。
ハルト(蒼井春人) 代永翼 美浜学園A組のハンドラー。少女たちを指揮し、彼女たちの過去にも深く関わる。
有坂秋桜里 井澤美香子 美浜学園に関わる教員。TVアニメでも個人の背景が描かれる。

キャスト情報と役割は、アニプレックスの作品紹介およびフロントウイングの公式発表に基づく。

特に注目したいのが、レナ役の内田真礼、トーカ役の佐倉綾音、ムラサキ役の種﨑敦美という3人だ。それぞれ異なる性格や技能を持つ人物を演じており、作品の中心となるチームの個性を際立たせている。

また、ハルト役の代永翼が演じるハンドラーという立場も重要だ。少女たちが自ら任務を遂行する一方で、ハルトは彼女たちを管理し、過去の出来事にも関わっていく。単なる指揮官ではなく、チームの人間関係や物語の背景をつなぐ役割を持っている。

【視聴順を完全整理】グリザイアシリーズの時系列と初見向けのおすすめ順

初めてファントムトリガーを見る人には、OVA3作品を先に視聴し、その後にTVアニメ全13話へ進む順番をおすすめしたい。

2024年12月17日の公式発表でも、2025年のTV放送に向けてOVA全3話を前日譚として無料配信することが告知された。作品の導入からTVシリーズへ自然につながる構成になっている。

ファントムトリガー単体で楽しむ場合の視聴順

第1段階:OVA第1作「SORD」

美浜学園とSORDの基本設定を理解するための導入編。レナやトーカたちの立場、組織の活動を知ることができる。

第2段階:OVA第2作「ソウル・スピード」

レナとハルトの出会いに関わる過去を含むエピソード。登場人物同士の関係性を把握するうえで見逃せない。

第3段階:OVA第3作「スターゲイザー」

トーカとグミを中心にした物語。海外合同合宿を舞台に、トーカの過去や人間関係が掘り下げられる。

第4段階:TVアニメ全13話

OVAで描かれた世界観を引き継ぎながら、SORDの活動と各キャラクターの過去、チームの運命を追っていく。

TVアニメ全13話のエピソード構成

TVアニメは複数のエピソード群で構成されている。

  • 第1〜3話:「マザーズクレイドル」
  • 第4〜5話:「ファントムブレード」
  • 第6〜7話:「ブルーエストブルー」
  • 第8話:「有坂の手帳」
  • 第9話:「洗礼」
  • 第10話:「天国への扉」
  • 第11話:「正しい選択」
  • 第12話:「運命の答え」
  • 第13話:「ファントムチャイルド」

前半ではタイガとクリスを中心とした事件や、ムラサキとユーキの関係、ハルトの過去などが描かれる。後半では大規模な事件が展開し、SORDと敵対勢力TFAの戦いが物語の大きな軸となる。

第13話「ファントムチャイルド」は2025年3月26日に放送された最終話で、SORDとTFAの戦いに決着がつく展開となっている。

『グリザイア』シリーズ全体の視聴順

ファントムトリガーだけでなく、風見雄二の物語から楽しみたい場合は、次の順番が自然だ。

  1. 『グリザイアの果実』
  2. 『グリザイアの迷宮』
  3. 『グリザイアの楽園』
  4. 『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』OVA第1作「SORD」
  5. OVA第2作「ソウル・スピード」
  6. OVA第3作「スターゲイザー」
  7. TVアニメ『グリザイア:ファントムトリガー』全13話

フロントウイングの15周年記念サイトでも、『果実』『迷宮』『楽園』はシリーズの中核となるゲーム三部作として紹介されている。『果実』で各ヒロインの日常や過去を描き、『迷宮』で雄二の過去と真実を掘り下げ、『楽園』で国家規模の事件と結末へ進む構成だ。

この三部作を先に見ておくと、美浜学園の変化がより印象的に感じられる。ただし、ファントムトリガーから見始めても、新しいチームの物語を楽しむことは十分可能だ。

【2026年最新】AT-Xのグリザイア:ファントムトリガー再放送情報

2026年の放送情報として押さえておきたいのが、AT-Xで実施されたTVアニメの再放送だ。

AT-Xの公式番組情報によると、再放送は2026年2月18日(水)スタート。放送時間は毎週月曜日から金曜日の19時で、翌週の月曜日から金曜日には7時からリピート放送が設定されていた。1回30分、1話ずつの編成である。

この情報は2026年の放送予定として発表されたもので、2026年11月3日現在はすでに過去の放送枠となっている。これから視聴する場合は、再放送が現在も継続していると誤解しないよう注意したい。

2025年の初回TV放送との違い

TVアニメの初回放送は2025年1月1日から始まり、TOKYO MXとBS日テレなどで放送された。AT-Xでは2025年1月8日から毎週水曜日20時30分に放送され、金曜日と火曜日にリピート枠も設けられていた。

2026年の再放送では平日5日間の集中編成が採用されており、初回放送時とは視聴スケジュールが大きく異なる。

また、2025年7月31日にはTVアニメ全13話を収録したBlu-ray BOXも発売された。公式商品情報によると、通常版のほか、トーカの抱き枕カバーやドラマCDなどを同梱した特装版も用意されている。

再放送を見逃した人や、好きなエピソードをまとめて楽しみたい人にとっては、Blu-ray BOXも選択肢となる。

【プロの結論】ファントムトリガーはどんな人におすすめ?原作ゲームとアニメの選び方

『グリザイア:ファントムトリガー』は、シリーズの中でも特にアクション性と組織ドラマの要素が強い作品だ。銃撃戦や特殊任務だけでなく、登場人物が抱える過去や、仲間との関係性が物語の重要な部分を占めている。

そのため、視聴する人の目的によって最適な入り口は変わってくる。

初めてグリザイアを見る人

おすすめはOVA3作品からTVアニメ全13話へ進む方法だ。前作の知識がなくても、SORDや美浜学園の基本設定をOVAで把握できる。まず映像作品を通して登場人物に親しみたい人に向いている。

『グリザイアの果実』が好きだった人

前作からの視聴をおすすめしたい。美浜学園という場所がどのように変化したのか、CIRSからSORDへと組織が移り変わった背景など、シリーズの連続性を感じられる。

特に、前作で築かれた世界観が次の世代の物語にどのように受け継がれているかは、シリーズファンならではの楽しみになる。

ストーリーを深く理解したい人

原作ゲームVol.1〜8のプレイがおすすめだ。アドベンチャーゲームならではの文章表現や人物の心理描写を通じて、アニメでは限られた時間の中で描かれる物語を別の角度から楽しめる。

2025年発売のコンプリートボックスは全8巻をまとめて収録しているため、これから原作を始める場合にも分かりやすい選択肢だ。

視聴前に知っておきたい3つの誤解

誤解1:TVアニメ全13話にOVAも含まれている。

これは正しくない。TVアニメは13話で、OVAは別作品として全3話存在する。すべて見る場合は合計16話分になる。

誤解2:『グリザイアの果実』を見なければ理解できない。

前作の知識があると世界観の理解は深まるが、ファントムトリガーには独自の登場人物とストーリーがある。OVAから入っても作品の基本的な流れを追える。

誤解3:スターゲイザーはTVアニメの第1話に当たる。

スターゲイザーはOVA第3作であり、TVアニメ全13話とは別に扱われる。視聴順ではOVA3作品を先に見てからTVシリーズへ進むとよい。

【よくある質問】グリザイア:ファントムトリガーに関するFAQ

Q1:グリザイア:ファントムトリガーのアニメは全部で何話ですか?

A1:TVアニメは全13話です。これとは別にOVAが3話あり、OVAも含めて視聴する場合は合計16話分になります。

Q2:グリザイア:ファントムトリガーのおすすめ視聴順は?

A2:OVA第1作「SORD」→OVA第2作「ソウル・スピード」→OVA第3作「スターゲイザー」→TVアニメ全13話の順番がおすすめです。

Q3:原作ゲームをプレイしなくてもアニメを楽しめますか?

A3:楽しめます。アニメはOVAとTVシリーズで物語を構成しているため、ゲーム未プレイでも視聴できます。より細かな心理描写や原作の展開を知りたい場合は、Vol.1〜8をプレイすると理解が深まります。

Q4:『グリザイアの果実』とのつながりは何ですか?

A4:『グリザイアの果実』から数年後の美浜学園が舞台です。かつての学園はSORDの訓練校へと変わり、登場人物も新しい世代へ移っています。

Q5:スターゲイザーはどのタイミングで見ればよいですか?

A5:OVA第3作なので、OVA「SORD」と「ソウル・スピード」の後、TVアニメ全13話の前に見る順番がおすすめです。トーカとグミの関係や過去を理解するうえでも重要な作品です。

Q6:2026年のAT-X再放送はいつでしたか?

A6:2026年2月18日(水)からスタートし、毎週月曜日から金曜日の19時に放送されました。翌週の同じ曜日の7時にはリピート放送が設定されていました。2026年11月現在、この放送スケジュールは終了した過去の編成です。

『グリザイア:ファントムトリガー』は、『グリザイアの果実』から数年後の美浜学園を舞台に、SORDに所属する少女たちの戦いと成長を描いたシリーズ作品だ。

原作ゲームはVol.1〜8で構成され、アニメ版はOVA3作品とTVアニメ全13話によって物語を映像化している。2025年にはTVシリーズの放送とBlu-ray BOXの発売が行われ、2026年にはAT-Xで再放送も実施された。

初見の人はOVA「SORD」「ソウル・スピード」「スターゲイザー」の順に視聴し、その後TVアニメ全13話へ進むのが分かりやすい。シリーズ全体を理解したい場合は、『グリザイアの果実』『迷宮』『楽園』を先に見ておくと、世界観の変化をより深く味わえる。

一方、登場人物の内面や物語の細部まで知りたい人には、フロントウイングの原作ゲームVol.1〜8もおすすめだ。映像作品で物語の全体像をつかみ、ゲームでキャラクターの背景を掘り下げる。この順番なら、ファントムトリガーの世界をより立体的に楽しめる。

2026年はグリザイアシリーズ15周年という節目でもある。風見雄二たちの物語から始まった世界が、美浜学園の新たな世代へと受け継がれてきた歩みを振り返るうえでも、ファントムトリガーは欠かせない作品となっている。

主な事実確認資料: フロントウイング公式15周年記念サイト、原作ゲーム公式サイト、アニメ公式サイト、アニプレックス作品紹介、AT-X番組情報、dアニメストアの全13話エピソード情報。

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宮部 宗介
トレンドリサーチャー 宮部 宗介
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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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