創価大学駅伝部の競技力を支えているのは、指導者の方針だけではない。日常生活、トレーニング施設、食事、合宿環境まで含めた育成システムが整備されている。
1日の練習スケジュール駅伝部公式サイトで紹介されている基本的な生活スケジュールは次のとおり。
| 時間 | 活動内容 |
|---|---|
| 5時30分 | 起床 |
| 6時00分 | 朝練習 |
| 7時30分 | 入浴・朝食 |
| 9時00分 | 授業 |
| 12時15分 | 昼休み |
| 13時05分 | 午後の授業 |
| 16時50分 | 午後練習 |
| 18時30分 | 入浴・夕食 |
| 19時30分 | 寮の清掃 |
| 20時00分 | 自由時間 |
| 22時00分 | 就寝 |
※季節や練習内容によって時間は変動する。
注目したいのは、競技生活と大学生活を両立する仕組みだ。
朝と午後の練習を組み込みながら、日中は授業に出席する。夜には食事や寮の清掃、自由時間を設け、翌日の練習に備える。
長距離競技では練習量だけでなく、睡眠や栄養管理もパフォーマンスを左右する。規則的な生活を送ること自体が競技力向上の基盤になっている。
白馬寮の設備とトレーニング環境2022年7月には、新しい「白馬寮」が完成した。
公式サイトで紹介されている主な設備は以下のとおり。
- 2人部屋を基本とした選手の居室
- 朝食・夕食を提供する食堂
- トレッドミルやバイクを備えたトレーニングルーム
- 低圧低酸素ルーム
- 高圧高酸素ルーム
- 水風呂・炭酸風呂・湯風呂を備えた浴室
- ミーティングルーム
特に特徴的なのが、低圧低酸素ルームだ。
標高1500~3000メートル相当の環境を再現でき、高地トレーニングを意識した練習に活用できる。
また、高圧高酸素ルームも設けられており、疲労回復を目的とした設備も整っている。
日常の練習施設では、1周400メートルの池田グラウンドにLED照明が設置され、1周500メートルの天然芝クロスカントリーコースも利用できる。
夏合宿とロード対策創価大学駅伝部では、夏季を中心に複数の地域で強化合宿を実施している。
公式サイトで紹介されている主な合宿地は次のとおり。
- 長野県・菅平高原
- 新潟県・妙高市
- 北海道・深川市
- 岐阜県・御岳
- 静岡県・島田市
こうした環境を使い分けることで、日常の練習では得にくい長距離走の経験や、異なる地形への対応力を養う。
箱根駅伝には山上り・山下りの区間があるため、大学周辺の高低差を利用した練習も重要だ。
創価大学駅伝部の入部条件は?高校生や保護者にとって気になるのが、入部条件や競技レベルだろう。
駅伝部の公式サイトには、入部希望者向けのメッセージが掲載されている。榎木監督は、競技力の向上だけでなく、自主性や人間力を育てることを重視している。
一方、公式に一律の5000メートル・10000メートルの入部基準や、全員に共通する選考タイムが公表されているわけではない。
そのため、自己ベストの数字だけで入部の可否を判断することはできない。
進学を検討する高校生は、大学の入試制度と駅伝部への入部・競技参加の条件を分けて確認することが大切だ。
また、競技力だけでなく、厳しい練習を継続する意欲や、集団生活に適応する姿勢も要点になる。
【歴代成績と今後の展望】創価大学は箱根駅伝優勝に届くのか?

創価大学駅伝部は、箱根駅伝での安定した成績を土台に、学生三大駅伝で存在感を高めてきた。
箱根駅伝の歴代成績東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録によると、近年の成績は次のように推移している。
- 2015年:総合20位
- 2017年:総合12位
- 2020年:総合9位、初のシード権獲得
- 2021年:総合2位、過去最高順位
- 2022年:総合7位
- 2023年:総合8位
- 2024年:総合8位
- 2025年:総合7位
- 2026年:総合8位
2021年の第97回大会では往路優勝を果たし、総合2位という歴史的な結果を残した。
その後も上位10校に入り続け、2020年から2026年まで7年連続でシード権を獲得している。
これは一度の好成績にとどまらず、継続して箱根駅伝の出場権を確保できるチームへ成長したことを示す。
出雲駅伝と全日本大学駅伝の歴代成績箱根駅伝以外の大会でも、創価大学は着実に成績を伸ばしてきた。
出雲駅伝では2023年に総合2位、2025年には総合3位を記録。2024年も4位に入り、上位争いに加わっている。
全日本大学駅伝では、2022年に初出場を果たして総合5位。2023年6位、2024年4位、2025年7位と推移し、2026年にはついに過去最高の3位へ到達した。
三大駅伝の優勝経験はまだないものの、各大会で表彰台を狙える競争力を身につけつつある。
2027年の箱根駅伝に向けた注目ポイント2026年11月3日時点で、次の大きな目標となるのは2027年1月の第103回箱根駅伝だ。
全日本大学駅伝で過去最高の3位に入ったことで、チームの自信につながる材料は増えた。
一方、箱根で総合3位以上を狙うには、さらに改善すべき点がある。
第一の課題は、序盤から上位争いに参加する力だ。
全日本では3区終了時点で11位だった。終盤の追い上げは見事だったが、箱根駅伝のように10区間を戦う大会では、序盤の遅れを取り戻す負担も大きい。
第二の課題は、選手層の厚さだ。
エース級の選手が好走するだけでは、長い距離を安定して戦えない。新入生や中堅選手が成長し、誰が出走しても一定の水準を保てるチームづくりが必要になる。
第三の課題は、山岳区間への対応だ。
箱根駅伝では山上りと山下りが総合順位に大きく影響する。2026年の6区では小池選手が区間賞を獲得したが、翌年も同様の走りができるとは限らない。次世代の山岳区間候補を育てることも重要になる。
全日本で見せた後半の逆転力に、序盤から主導権を握る力が加われば、箱根の総合順位をさらに引き上げる可能性がある。
【創価大学駅伝部の2026年最新情報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:創価大学駅伝部の2026年の新主将は誰ですか?
A1:池邊康太郎選手です。2026年2月5日に新主将への就任が発表されました。熊本工業高校出身で、2026年度は4年生です。
Q2:創価大学駅伝部の箱根駅伝2026の結果は何位ですか?
A2:第102回箱根駅伝で総合8位でした。総合タイムは10時間51分40秒で、7年連続のシード権を獲得しています。小池莉希選手が6区で区間賞を獲得しました。
Q3:創価大学駅伝部の2026年の出雲駅伝と全日本大学駅伝の結果は?
A3:出雲駅伝は9位、全日本大学駅伝は3位です。全日本の3位はチームの過去最高順位で、初めての表彰台となりました。
Q4:創価大学駅伝部の注目選手は誰ですか?
A4:小池莉希選手、スティーブン・ムチーニ選手、山口翔輝選手、榎木凜太朗選手などです。2026年の全日本では、小池選手が4区2位、ムチーニ選手が7区2位、山口選手が8区3位と活躍しました。
Q5:創価大学駅伝部に入部するにはどのくらいのタイムが必要ですか?
A5:公式サイトでは一律の入部基準タイムは公表されていません。大学の入試制度や競技部の選考について、個別に確認する必要があります。
Q6:創価大学駅伝部には専用寮がありますか?
A6:あります。2022年に完成した白馬寮で、2人部屋、食堂、トレーニングルーム、低圧低酸素ルームなどが整備されています。
2026年の創価大学駅伝部は、箱根駅伝の総合8位と7年連続シード権、出雲駅伝の9位、全日本大学駅伝の過去最高3位という結果を残した。
特に全日本の3位は、チームの歴史を前進させる大きな成果だ。
その背景には、榎木和貴監督が重視する自主性と考える力、池邊康太郎主将を中心とした新体制、そして白馬寮や充実したトレーニング環境がある。
今後の注目点は、エースに依存しない選手層の形成と、三大駅伝を通じた安定した上位争いだ。
2026年のスローガン「創力戦~No Limits Challenge~」が掲げるように、個々の力を結集し、チーム全体で勝利を目指す姿勢が試されている。
箱根駅伝での最高順位は総合2位。全日本大学駅伝では2026年に初の3位。次に目指すのは、表彰台の常連から優勝を争うチームへの進化だ。
2027年の箱根路で、創価大学がどこまで順位を伸ばせるのか。池邊主将を中心としたチームの挑戦から目が離せない。