2026年6月25日(現地時間)、FIFAワールドカップ2026のグループF第3節で、日本代表はスウェーデン代表とダラス・スタジアムで対戦した。日本時間では6月26日の開催となったこの試合は、後半56分に前田大然が先制したものの、62分にアンソニー・エランガの同点ゴールを許し、最終スコアは1-1の引き分け。日本は勝ち点1を獲得し、グループFを2位で突破した。
注目されたのは、前田のゴールからわずか6分後にスウェーデンが追いついた展開だけではない。前半39分の板倉滉の交代、後半の攻撃的な選手交代、そして終盤に鈴木彩艶が見せた好セーブも勝敗を左右する重要な場面だった。日本対スウェーデンの試合速報、スタメン、フォーメーション、シュート数、森保一監督の采配、グループFの最終順位まで、公式記録をもとに振り返る。
【試合結果】日本対スウェーデンは1-1!W杯グループF第3節の全体像

日本とスウェーデンの一戦は、2026年6月25日18時(現地時間)にアメリカ・テキサス州のダラス・スタジアムでキックオフされた。日本時間では6月26日午前8時の開催で、グループステージ最終節にふさわしい緊張感のある試合となった。
日本は初戦のオランダ戦で2-2の引き分け、第2戦のチュニジア戦で4-0の勝利を収め、1勝1分けで最終節を迎えていた。引き分け以上で自力でのグループステージ突破が決まる状況だった。
一方のスウェーデンも決勝トーナメント進出を目指しており、勝ち点を必要とする一戦だった。前半は両チーム無得点。後半11分に前田大然が日本に先制点をもたらしたが、その6分後、エランガが個人技から同点ゴールを決めた。
以降はスウェーデンが攻勢を強め、日本が守備に回る時間が増加。追加点は生まれず、1-1で試合終了となった。
日本サッカー協会(JFA)の大会記録によると、会場はダラス・スタジアム、入場者数は7万137人。前半0-0、後半1-1という試合展開も公式記録に残されている。
【時系列速報】前田大然の先制弾からエランガの同点弾、終盤の攻防まで
この試合の流れを理解するうえで重要なのは、得点だけでなく、前半の守備変更と後半の選手交代を時系列で確認することだ。
前半32分~45分:板倉滉の交代と日本の決定機立ち上がりはスウェーデンが圧力をかけ、日本も素早い攻守の切り替えで対応した。両チームともロングボールを使う場面があり、ボールが落ち着かない時間も続いた。
前半32分にはスウェーデンのイサク・ヒエンに警告が出た。37分にはヒエンに代わってルーカス・ベリヴァルが投入され、スウェーデンが先に選手交代を行った。
日本にも前半39分に交代が発生。キャプテンの板倉滉に代わり、谷口彰悟がピッチに入った。前半のうちに最終ラインの組み合わせを変更することになり、森保一監督は守備陣の再調整を迫られた。
それでも日本は45分に好機をつくる。左サイドからテンポのよいパス交換で崩し、鎌田大地、前田大然とつないだ後、中村敬斗が右隅を狙ってシュート。しかし、相手GKの好セーブに阻まれた。
前半は0-0で終了。日本は得点こそ奪えなかったものの、後半につながる攻撃の形を見せていた。
後半48分:田中碧がミドルシュートを狙う後半開始直後の48分には、鎌田大地の横パスを受けた田中碧が相手をかわして前を向き、ゴール正面からミドルシュートを放った。ボールは枠の上へ外れたが、日本が徐々にペースをつかんでいく兆しが見られた。
後半56分:前田大然が日本の先制ゴール均衡を破ったのは後半56分だった。
JFAの公式試合レポートによると、菅原由勢のパスを受けた堂安律がワンタッチで上田綺世にボールを預け、リターンを受けて再び前を向いた。堂安はペナルティーエリア中央へスルーパスを送り、タイミングよく走り込んだ前田大然がGKの位置を見ながら左へ流し込んだ。
日本が1-0と先制。堂安、上田、前田が関わった連係プレーは、3-4-2-1の前線に配置された選手たちのコンビネーションが結実した場面だった。
後半62分:アンソニー・エランガが同点ゴールしかし、日本のリードは長く続かなかった。
62分、スウェーデンのアンソニー・エランガが日本の左サイドからカットインしてシュート。個人技で守備を突破し、ゴールネットを揺らした。
前田のゴールからわずか6分後の失点だった。日本にとっては、先制後の守備対応と試合運びが問われる場面となった。スウェーデンは同点に追いついたことで勢いを取り戻し、試合の流れは徐々に相手側へ傾いていく。
後半66分~75分:森保監督が攻撃陣と守備陣を変更日本は66分に堂安律と上田綺世を下げ、伊東純也と小川航基を投入した。攻撃陣の顔ぶれを変え、勝ち越しを狙う交代だった。
75分には瀬古歩夢と中村敬斗に代わり、渡辺剛と長友佑都を投入。守備の安定とサイドの対応を意識した変更となった。長友はこの出場によって、ワールドカップ5大会連続出場を記録した。
終盤はスウェーデンが日本陣内に押し込む時間が増えた。セットプレーやロングボールからピンチを招く場面もあったが、鈴木彩艶が鋭い反応でシュートを止め続けた。
94分にはスウェーデンの左CKから決定機が生まれたものの、鈴木がファインセーブ。最終盤も日本は集中力を切らさず、1-1のまま試合を終えた。
【スタメン・布陣】日本代表の3-4-2-1とスウェーデンの先発メンバー
日本代表は基本布陣に3-4-2-1を採用した。JFA公式レポートによると、3バックは右から瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝。ボランチは田中碧と鎌田大地の組み合わせだった。
両ウイングバックには右に菅原由勢、左に中村敬斗を配置。2シャドーは堂安律と前田大然、1トップは上田綺世が務めた。
日本代表のスターティングメンバー- GK:鈴木彩艶
- 3バック:瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝
- ボランチ:田中碧、鎌田大地
- ウイングバック:菅原由勢、中村敬斗
- シャドー:堂安律、前田大然
- 1トップ:上田綺世
- GK:ヤコブ・ヴィデル・ゼッターストローム
- DF:グスタフ・ラーゲルビエルケ、ヴィクトル・リンデロフ、イサク・ヒエン、ガブリエル・グズムンドソン、アレクサンダー・ベルンハルドソン、エリオット・ストラウド
- MF:ヤシン・アヤリ
- FW:アレクサンデル・イサク、アンソニー・エランガ、ヴィクトル・ギェケレシュ
日本は3バックを軸にしながら、両サイドの選手が幅を取り、前線の複数選手が連係する形を採用した。前田をシャドーの位置で起用したことは、先制点の場面でも生きている。
特に堂安と前田の連係は、中央でのパス交換から相手守備の背後を突く攻撃の象徴だった。単純に前線へボールを送るのではなく、複数選手が短いパスをつなぐことで決定機を生み出した。
【公式記録・関係性比較】得点、交代、シュート数から見る試合の実態
試合の主要な出来事と選手同士の関係を整理すると、前半の均衡、後半の連続得点、終盤の守備戦という構図が明確になる。
| 選手・項目 | 役割・記録 | 試合への影響・結果 |
|---|---|---|
| 前田大然 | 日本の先発シャドー、56分に得点 | 堂安のスルーパスを受けて先制 |
| 堂安律 | 日本の先発シャドー | 上田との連係から前田のゴールをアシスト |
| 上田綺世 | 日本の先発1トップ | 先制点の組み立てに参加、66分に交代 |
| アンソニー・エランガ | スウェーデンの先発FW、62分に得点 | カットインから同点ゴール |
| 鈴木彩艶 | 日本の先発GK | 終盤の決定機を複数回阻止 |
| 森保一 | 日本代表監督 | 選手交代を通じて攻守のバランスを調整 |
| シュート数 | 日本9本、スウェーデン10本 | 枠内シュートは日本3本、スウェーデン5本 |
| グループF順位 | オランダ1位、日本2位、スウェーデン3位、チュニジア4位 | 日本は勝ち点5で2位通過。スウェーデンも3位チーム上位枠で進出 |
Jリーグ公式サイトの試合速報によると、シュート数は日本9本、スウェーデン10本。枠内シュートは日本3本、スウェーデン5本だった。ゴール期待値は日本0.71、スウェーデン0.62と記録されている。
シュート数と枠内シュート数ではスウェーデンが上回った一方、ゴール期待値では日本がわずかに上回った。つまり、単純な攻撃回数だけでは試合の質を評価できない。日本は少ないチャンスの中で、前田の得点につながる連係を生み出していた。
選手交代が示した両チームの狙い日本は前半39分に板倉から谷口へ交代。後半66分には堂安と上田を下げて伊東と小川を投入し、75分には瀬古と中村に代えて渡辺と長友を送り込んだ。
スウェーデンも前半37分にヒエンからベリヴァルへ交代。後半75分にはベルンハルドソンとストラウドに代わってダニエル・スヴェンソン、ケン・セマを投入し、87分にリンデロフ、88分にグズムンドソンも交代した。
この交代の流れから見えるのは、日本が同点後に攻撃と守備のバランスを調整しながら試合を進めたことだ。攻撃的な交代で勝ち越しを狙った一方、最終盤は相手の圧力を受け止める時間が長くなった。
【森保一監督の采配を分析】先制後の失点と終盤の守備をどう評価するか
森保一監督の采配を評価する際には、結果だけでなく、試合中に発生した条件を分けて考える必要がある。日本は前半に板倉を交代させる対応を迫られ、後半に先制したものの、6分後に同点とされた。予定通りのゲームプランを維持するのが難しい展開だった。
先制点を生んだ攻撃の連係は評価材料前田の得点は、日本が後半に攻勢を強めた時間帯に生まれた。堂安のパス、上田とのワンツー、前田の抜け出しがかみ合い、ゴール前での決定力を発揮した。
3-4-2-1の前線に複数の選手を配置することで、相手守備の間を使える形が生まれたことは評価できる。特に前田の得点は、選手個人のスピードだけでなく、連係によるスペース創出が結果に結び付いたものだった。
同点弾を許した後の守備修正エランガの同点ゴールは、個人技によって局面を打開された失点だった。日本は同点後、伊東と小川を投入して攻撃の選択肢を変え、さらに渡辺と長友を投入して守備の組み合わせも変更した。
交代策には勝ち越しを目指す狙いと、相手の攻撃を抑える狙いがあった。終盤に押し込まれたことだけを取り上げれば課題は残るが、鈴木のセーブや守備陣の対応によって敗戦を回避した点も評価対象となる。
森保監督自身が語ったグループ2位通過の意味試合後、JFA公式レポートで森保監督は、グループ2位という結果について次のように振り返った。
「2位という結果に関しては、3位で、他力で上がるよりも良い結果だと思います。」
加えて、今大会でも自力でグループステージを突破できたことについて、選手たちの努力と日本サッカーの成長を評価した。
【プロの結論】この試合の采配は、先制後の失点を防げなかった点では改善の余地がある。一方で、板倉の途中交代という想定外の状況を受けながら、複数の選手交代で試合を立て直し、最終的にグループ2位での突破を確保した。
ワールドカップのグループ最終節では、目の前の1試合の勝利だけでなく、順位条件と次のラウンドへの進出を含めて試合を管理する必要がある。日本にとって1-1は満点の結果ではなかったが、大会目標を達成した意味のある勝ち点1だった。
【グループF最終順位】日本は2位通過、スウェーデンも決勝トーナメントへ
日本はスウェーデンとの引き分けで勝ち点1を加え、グループFを2位で通過した。JFAの公式大会ページに掲載された最終順位は次の通りだ。
- 1位:オランダ(勝ち点7、得失点差+6)
- 2位:日本(勝ち点5、得失点差+4)
- 3位:スウェーデン(勝ち点4、得失点差0)
- 4位:チュニジア(勝ち点0、得失点差-10)
ここで注意したいのは、スウェーデンも決勝トーナメントに進出した点だ。2026年大会では各グループの上位2チームに加え、12グループの3位チームのうち成績上位8チームもラウンド32へ進出する方式が採用された。
そのため、グループFで3位となったスウェーデンも、他グループの3位チームとの比較で進出枠を獲得した。日本が2位通過したことと、スウェーデンも次のラウンドへ進んだことは、分けて理解する必要がある。
日本の次戦はブラジル代表とのラウンド32だった。JFAの大会記録では6月30日(日本時間)の開催となっている。グループステージを自力で突破したことは成果だが、スウェーデン戦の終盤に見られた守備の負担は、次の強豪との対戦に向けた検討課題となった。
【よくある質問】サッカー日本代表対スウェーデン代表の試合経過に関するFAQ
Q1:日本対スウェーデンの試合結果は何対何でしたか?
A1:2026年FIFAワールドカップのグループF第3節は、日本代表とスウェーデン代表が1-1で引き分けました。
Q2:日本代表のゴールを決めた選手と時間は?
A2:前田大然が後半56分に先制ゴールを決めました。堂安律と上田綺世の連係から生まれた得点でした。
Q3:スウェーデンの同点ゴールは誰が決めましたか?
A3:アンソニー・エランガが後半62分に決めました。日本の左サイドからカットインしてシュートを放ち、1-1に追いつきました。
Q4:日本代表のフォーメーションは何でしたか?
A4:基本布陣は3-4-2-1でした。GKは鈴木彩艶、3バックは瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝。前線には堂安律、前田大然、上田綺世らが配置されました。
Q5:日本対スウェーデンのシュート数は?
A5:Jリーグ公式の試合速報では、日本が9本、スウェーデンが10本。枠内シュートは日本3本、スウェーデン5本でした。
Q6:日本はグループFを何位で通過しましたか?
A6:日本は勝ち点5でグループFの2位を確保しました。首位はオランダで、スウェーデンは3位ながら成績上位の3位チームとして決勝トーナメントへ進出しました。
Q7:試合会場と観客数は?
A7:会場はアメリカのダラス・スタジアムで、入場者数は7万137人でした。現地時間では6月25日、日本時間では6月26日の開催です。
Q8:板倉滉に代わって出場した選手は誰ですか?
A8:前半39分に谷口彰悟が投入されました。前半途中での交代となり、日本は最終ラインの組み合わせを変更しました。
2026年FIFAワールドカップのグループF第3節、日本代表対スウェーデン代表は1-1の引き分けに終わった。前田大然が56分に先制し、エランガが62分に同点弾を決めるという後半の展開が試合を象徴した。
日本は板倉滉の途中交代というアクシデントに対応しながら、最後まで失点を防いで勝ち点1を獲得。鈴木彩艶の好セーブもあり、グループFの2位通過を決めた。
攻撃面では堂安と前田の連係、守備面では同点後の対応と終盤の耐久力が、今後に向けた重要な検証材料となる。シュート数ではスウェーデンが上回ったものの、日本は勝ち点5を獲得して自力で次のラウンドへ進んだ。
この試合を正しく評価するには、1-1というスコアだけでなく、得点までの連係、選手交代のタイミング、終盤の守備、そしてグループ順位を合わせて見る必要がある。スウェーデン戦は、日本代表が世界の強豪と渡り合うための収穫と課題の両方を示した一戦だった。
主な事実確認資料: 日本サッカー協会(JFA)の公式試合レポート・大会順位表、Jリーグ公式試合速報、アジアサッカー連盟(AFC)の試合報道。