2025年12月31日に開催された「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」は、さいたまスーパーアリーナを舞台に行われた。大会のメインイベントはフェザー級タイトルマッチで、全15試合のうち、第9試合の斎藤裕対YA-MAN戦は中止となった。
以下はRIZIN公式サイトが公表した試合結果を基準に、勝者、決着方法、ラウンド、試合時間を整理した一覧だ。前座のRIZIN甲子園2025決勝戦も含めている。
出典:RIZIN FIGHTING FEDERATION公式「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り 試合結果一覧」。
結果を見るときに注意したい2つの試合カルシャガ・ダウトベック対久保優太はノーコンテスト
この試合は1ラウンド3分15秒で終了したが、通常のKOやTKOによる決着ではない。
RIZIN公式の試合レポートによると、久保の指がダウトベックの右目に入り、ダウトベックが試合続行できなくなった。ドクターの判断によって試合不成立となり、ノーコンテストが宣告された。
つまり、久保の勝利でもダウトベックの勝利でもない。勝敗を調べる際に、ノーコンテストを敗戦として数えないことが大切だ。
斎藤裕対YA-MANは当日決着していない
第9試合はYA-MANが練習中に負傷し、左眼窩底骨折と診断されたことで欠場。斎藤裕との試合そのものが中止となった。
したがって、両選手のどちらかに勝敗がついたという情報は誤りだ。
【5大タイトルマッチを分析】朝倉未来・サトシ・扇久保らの明暗

2025年大会を象徴するのは、5つのタイトルマッチで起きた王座の移動と防衛だ。
1. 朝倉未来対ラジャブアリ・シェイドゥラエフ- 勝者:ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
- 敗者:朝倉未来
- 決着:1R 2分54秒 TKO
- 決着技:グラウンドパンチ
- 試合:フェザー級タイトルマッチ
2025年の大晦日を締めくくったメインイベントは、シェイドゥラエフの圧倒的な勝利となった。
朝倉未来は2025年5月の復帰後、鈴木千裕やクレベル・コイケとの試合を経て、フェザー級王座を狙う立場に戻っていた。
しかし、王者シェイドゥラエフとの対戦では、1ラウンド2分54秒にレフェリーストップ。グラウンドでのパンチによって試合が終了した。
この結果、シェイドゥラエフはフェザー級王座を防衛。朝倉未来にとっては、王座獲得を阻まれる厳しい結果となった。
注目すべきなのは、単に人気選手が敗れたということではない。世界的な競争力を持つ王者と、日本のトップクラスの選手との間にある実力差が、試合結果として明確に表れた点だ。
2. ホベルト・サトシ・ソウザ対イルホム・ノジモフ- 勝者:イルホム・ノジモフ
- 敗者:ホベルト・サトシ・ソウザ
- 決着:1R 13秒 KO
- 決着技:スタンドでの膝打撃
- 試合:ライト級タイトルマッチ
大会屈指の衝撃的な結果となったのが、この一戦だ。
ライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザは、柔術を武器とする実力者。グラウンドでの攻防に強みを持つ選手として知られていた。
しかし、イルホム・ノジモフは開始直後の攻防で膝蹴りを決め、わずか13秒でKO勝利を収めた。
タイトルマッチでの13秒決着は、試合展開を予想していたファンにとっても大きな驚きだったはずだ。
ノジモフはこの勝利でライト級の新王者となり、サトシは王座を失った。2025年大会を振り返るうえで、絶対に外せない試合である。
3. 扇久保博正対元谷友貴- 勝者:扇久保博正
- 敗者:元谷友貴
- 決着:3R判定3-0
- 試合:フライ級タイトルマッチ
KOや一本決着ではなく、3ラウンドを戦い抜いた末の判定勝利となった。
扇久保は元谷に対して3-0の判定で勝利。フライ級の新王者となった。
この試合は、単純な打撃力だけでなく、ラウンドを通じた試合運びや攻防の積み重ねが勝敗を左右したタイトル戦だった。
短時間で終わるKO決着が目立った大会の中で、最後まで戦い抜いて勝利した扇久保の結果も重要だ。
4. 井上直樹対ダニー・サバテロ- 勝者:ダニー・サバテロ
- 敗者:井上直樹
- 決着:3R判定2-1
- 試合:バンタム級タイトルマッチ
井上直樹とダニー・サバテロの対戦は、僅差の判定決着となった。
公式結果は2-1。3人のジャッジのうち2人がサバテロを支持した形だ。
サバテロは組み技やグラウンドでの攻防を得意とする選手で、この試合でも寝技を含めた攻防が大きな見どころとなった。
井上は王座防衛に失敗し、サバテロが新王者となった。
判定2-1という数字からも、明確なKO決着とは異なる接戦だったことが分かる。
5. 伊澤星花対RENA- 勝者:伊澤星花
- 敗者:RENA
- 決着:2R 1分58秒 一本
- 決着技:フロントチョーク
- 試合:女子スーパーアトム級タイトルマッチ
伊澤星花はRENAをフロントチョークで仕留め、一本勝ちを収めた。
これにより女子スーパーアトム級王座を防衛。打撃で知られるRENAに対して、組み技を生かした勝利となった。
5つのタイトルマッチを整理すると、シェイドゥラエフと伊澤は王座防衛、ノジモフ、扇久保、サバテロは新王者という結果になった。
つまり、5大タイトル戦のうち3階級で王者が交代したことになる。
【2026年最新情報】大晦日は名古屋開催!超RIZIN.6の対戦カード
2026年のRIZIN大晦日大会は、例年のさいたまスーパーアリーナではなく、愛知県名古屋市のバンテリンドーム ナゴヤで開催される。
大会名は、RIZIN公式サイトで発表された「超RIZIN.6 師走の尾張名古屋下剋上祭り」。
開催日程と会場は次のとおりだ。
- 開催日:2026年12月31日(木)
- 会場:バンテリンドーム ナゴヤ
- 開場予定:11時
- 開始予定:13時
- 主催:RIZIN FIGHTING FEDERATION
開場・開始時刻は予定であり、変更される可能性がある。
さいたまスーパーアリーナの改修に伴い、2026年は名古屋開催となった。大晦日のRIZINが関東圏以外の大型ドームへ舞台を移すことは、大会の開催規模や観戦環境という面でも注目される。
2026年11月3日に発表された決定対戦カード11月3日に名古屋市内で開催された大晦日大会の緊急記者会見を受け、報道各社が発表済みカードを伝えている。
eFightなどの報道で確認できる対戦カードは以下のとおりだ。
1. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ対秋元強真
- 階級:フェザー級
- 形式:タイトルマッチ
2025年に朝倉未来を下したシェイドゥラエフに、秋元強真が挑戦する。
王者が再び防衛するのか、それとも若い挑戦者が新王者となるのか。2026年大会の中心となるタイトル戦の一つだ。
2. 大島沙緒里対ナターシャ・クジュティナ
- 階級:女子スーパーアトム級
- 形式:タイトルマッチ
女子スーパーアトム級のタイトルを懸けた一戦。大島沙緒里とロシアのナターシャ・クジュティナが対戦する。
3. エドポロキング対スダリオ剛
- 階級:ヘビー級
- 形式:ヘビー級ジャパンGP
重量級の日本人選手同士による注目カード。ヘビー級GPの行方にも関係する重要な試合だ。
4. ルイス・グスタボ対朝倉未来
- 階級:ライト級
- 形式:ワンマッチ
2025年の大晦日にシェイドゥラエフに敗れた朝倉未来が、翌年の大晦日に再び登場する。
相手はライト級王者ルイス・グスタボ。過去にも対戦経験がある両者による再戦で、今度はライト級での勝負となる。
2025年の敗戦からどのような変化を見せるかが、大きな注目ポイントだ。
5. 鈴木千裕対YA-MAN
- 階級:フェザー級
- 形式:ワンマッチ
打撃を武器とする2人の対戦。攻撃的な試合展開が期待されるカードだ。
6. 火の鳥対篠塚辰樹
- 階級:フライ級
- 形式:ワンマッチ
7. 平本丈対HIROYA
- 階級:フライ級
- 形式:ワンマッチ
8. 村元友太郎対山本アーセン
- 階級:フライ級
- 形式:ワンマッチ
9. 冨澤大智対ドンマイ川端
- 契約体重:59kg
- 形式:ワンマッチ
10. 松尾クリスチャンアキラ対金子蒼空
- 形式:RIZIN甲子園2026決勝戦
加えて、伊澤星花の大晦日参戦も発表された。ただし、11月3日の発表時点では対戦相手は決まっていない。
これらのカードは会見後の報道で発表された内容であり、当日の試合結果や勝敗を示すものではない。
2026年大会で注目したい3つのポイント① シェイドゥラエフが再びタイトルを守れるか
2025年の朝倉未来戦で強さを示したシェイドゥラエフにとって、秋元強真戦は新たな防衛戦となる。
② 朝倉未来がライト級でどう戦うか
2025年はフェザー級で敗れた朝倉未来が、2026年はライト級王者グスタボに挑む。階級の違いも含め、2025年の試合とは異なる比較が必要になる。
③ 女子スーパーアトム級の新しい勢力図
大島沙緒里対ナターシャ・クジュティナに加え、伊澤星花の参戦も決定。女子部門の今後を占う重要な大会になる。
【歴代のRIZIN大晦日大会】2024年・2025年・2026年の違い
RIZIN大晦日の歴代大会結果を調べる場合、イベント名と大会形式を区別することも大切だ。
RIZIN公式の大会記録をたどると、2024年は「RIZIN DECADE」、2025年は「RIZIN師走の超強者祭り」、2026年は「超RIZIN.6」と、それぞれ異なる大会名称が使用されている。
3年間の大晦日大会比較- 2024年12月31日:RIZIN DECADE
- さいたまスーパーアリーナ開催。
- RIZIN.49と雷神番外地などで構成された大会。
- 2025年12月31日:RIZIN師走の超強者祭り
- さいたまスーパーアリーナ開催。
- 5大タイトルマッチを含む大会。
- シェイドゥラエフ、ノジモフらが勝利。
- 2026年12月31日:超RIZIN.6
- バンテリンドーム ナゴヤ開催予定。
- 名古屋を舞台とする年末の大型大会。
2026年の大きな変更点は、会場だけではない。朝倉未来対グスタボやシェイドゥラエフ対秋元など、前年の大会結果とつながるカードが組まれていることにも意味がある。
大晦日大会は単独のイベントとして楽しむだけでなく、前年から続く選手の戦績やタイトル争いを追うことで、さらに見どころが増える。
KO・TKO・一本・判定の違いを整理RIZINの試合結果を確認するときは、決着方法の違いも理解しておきたい。
- KO: 打撃によって相手が試合続行不能となる決着。
- TKO: レフェリーやドクターなどの判断で試合が止められる決着。
- 一本(SUB): 関節技や絞め技によって相手がタップするなど、降参が成立する決着。
- 判定: 規定ラウンド終了後、ジャッジの採点で勝敗が決まる。
- ノーコンテスト: 公式に勝敗が成立しない試合結果。
例えば、2025年のシェイドゥラエフ対朝倉未来はTKO、ノジモフ対サトシはKO、扇久保対元谷は判定だった。
これらをすべて「KO勝利」とまとめてしまうと、試合内容の違いが分からなくなる。検索結果を比較するときも、決着方法とラウンドをセットで確認するのがおすすめだ。
【よくある質問】ライジン大晦日結果に関するFAQ
Q1:2025年のRIZIN大晦日で朝倉未来は勝ちましたか?
A1:朝倉未来はラジャブアリ・シェイドゥラエフに敗れました。1ラウンド2分54秒、グラウンドパンチによるTKO負けです。
Q2:サトシ対ノジモフの試合結果はどうなりましたか?
A2:イルホム・ノジモフが1ラウンド13秒、膝蹴りによるKOで勝利しました。ホベルト・サトシ・ソウザはライト級王座を失い、ノジモフが新王者となりました。
Q3:2026年のRIZIN大晦日はいつ、どこで開催されますか?
A3:2026年12月31日(木)、愛知県名古屋市のバンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。大会名は「超RIZIN.6 師走の尾張名古屋下剋上祭り」です。開場11時、開始13時は予定時刻です。
Q4:2026年の朝倉未来の対戦相手は誰ですか?
A4:ライト級王者ルイス・グスタボです。2026年11月3日の会見で大晦日の対戦が発表されました。
Q5:2025年大会で中止になった試合はありますか?
A5:斎藤裕対YA-MAN戦が中止となりました。YA-MANが左眼窩底骨折で欠場したためです。また、カルシャガ・ダウトベック対久保優太戦は1ラウンド3分15秒でノーコンテストとなりました。
Q6:2026年大会の全対戦カードは確定していますか?
A6:11月3日の会見で複数の対戦カードが発表されていますが、伊澤星花の対戦相手など、未発表の部分もあります。今後の公式発表によって追加・変更される可能性があります。
2025年のRIZIN大晦日は、シェイドゥラエフの朝倉未来戦TKO勝利、ノジモフの13秒KO、扇久保博正の判定勝利など、タイトル戦を中心に大きな動きがあった大会だった。
特に、5大タイトルマッチのうち3階級で王者が交代したことは、大会全体を振り返るうえで見逃せないポイントだ。KO・TKOだけでなく、判定や一本による決着にも注目することで、それぞれの選手の強みが見えてくる。
そして2026年は、バンテリンドーム ナゴヤでの大晦日開催が決定。シェイドゥラエフ対秋元強真、朝倉未来対ルイス・グスタボ、大島沙緒里対ナターシャ・クジュティナなど、注目カードが並ぶ。
2025年の試合結果を確認したい場合はRIZIN公式の結果一覧、2026年の対戦カードや開催日程を知りたい場合は最新の大会情報を確認するのが確実だ。過去の確定結果と未来の対戦予定を混同せずに追うことが、RIZIN大晦日をより深く楽しむポイントとなる。
2026年12月31日の名古屋大会は、2025年の激闘を受け継ぐ新たな年末決戦として期待される。