FIBA(国際バスケットボール連盟)の男子世界ランキングを見ると、カーボベルデは世界の中堅グループに位置しています。2026年9月1日付の公式データでは、世界51位、330.1ポイント。アフリカ地域では7位です。
注目したいのは、アフリカの強豪国とのポイント差です。50位のチュニジアとはわずか0.2ポイント差で、52位のナイジェリアには4.3ポイント差をつけています。順位だけを見るとチュニジアに一歩届かないものの、ポイント上は非常に近い位置にいます。
世界ランキングでの位置づけ2026年9月1日時点のランキングでは、アフリカ勢の上位に南スーダン、アンゴラ、コートジボワール、エジプト、セネガル、チュニジアが並びます。その次にカーボベルデが続きます。
世界51位という数字は、世界トップクラスの代表国と肩を並べる順位ではありません。しかし、アフリカの有力国と競い合える水準にあり、国際大会で存在感を示してきたチームであることを表しています。
特に、チュニジアとの0.2ポイント差は見逃せません。今後の公式戦で勝利を積み重ねれば、アフリカ6位への浮上も視野に入る位置です。
【順位・成績を一覧比較】カーボベルデ代表の現在地がわかるデータ表

世界ランキング、アフリカ地域での順位、ワールドカップ予選、主要選手の成績を整理すると、カーボベルデ代表を取り巻く状況が見えてきます。
出典:FIBA男子世界ランキング、FIBAワールドカップ2027アフリカ予選公式チーム情報、FIBA選手プロフィール。
この表で押さえておきたいのは、世界ランキング51位と予選グループ6位は、異なる大会評価であるという点です。
世界ランキングは複数の公式大会での実績を反映する一方、予選順位は特定の大会における勝敗で決まります。したがって、予選で苦戦しているからといって、代表チームの国際的な評価が直ちに大きく下がったと判断することはできません。
【2027年FIBAワールドカップ予選】3勝6敗でグループE最下位
カーボベルデ男子代表の現在の課題を示しているのが、2027年FIBAバスケットボールワールドカップのアフリカ予選です。
FIBA公式の第2ラウンド・グループEの順位表では、カーボベルデは9試合を終えて3勝6敗、勝ち点12で6チーム中6位となっています。これは2026年8月の第4ウインドウ終了時点の成績です。
グループEの順位と勝敗同グループの上位には、カメルーンと南スーダンが並びます。ギニアも6勝を挙げており、カーボベルデとの差は小さくありません。
勝敗だけでなく得失点も気になるところです。カーボベルデは9試合で680得点、732失点。得失点差はマイナス52となっています。得点力を維持しながら、失点を抑えることが今後の課題です。
2027年W杯への出場可能性は?2027年大会のアフリカ予選では、16か国が5つの出場枠を争います。
予選は第1ラウンドと第2ラウンドに分かれており、第1ラウンドの成績は第2ラウンドに引き継がれます。第2ラウンドでは各グループの上位2チームと、両グループを通じた最上位の3位チームがワールドカップ出場権を獲得する仕組みです。
カーボベルデにとって厳しいのは、現時点で3位ギニアとの勝敗差が3つあることです。残る試合で勝ち星を重ねるだけでなく、上位チームの結果にも左右されます。
なお、2026年11月2日時点では予選はまだ終了していません。最後の第5ウインドウは2027年2月22日から3月2日に予定されており、残り3試合が代表の最終順位を左右します。現段階の6位を最終順位と混同しないことが大切です。
【注目選手】Ivan AlmeidaとMarcus Santos Silvaが代表をけん引
カーボベルデ代表を理解するうえで欠かせないのが、Ivan AlmeidaとMarcus Santos Silvaの存在です。FIBA公式の2027年W杯予選チームデータでは、両選手が得点やリバウンドの面で重要な役割を担っています。
Ivan Almeida:得点とゲームメークを担う中心選手は1989年5月10日生まれ、身長197cmの選手です。カーボベルデとポルトガルの国籍を持ち、長年にわたって代表活動に参加しています。
2027年W杯アフリカ予選では、9試合で平均17.9得点、7.8リバウンド、5.1アシストを記録しています。得点だけでなく、味方を生かすパスやリバウンドでもチームに貢献していることが数字から読み取れます。
特に注目したいのは、平均5.1アシストという数字です。単純な得点源にとどまらず、攻撃の組み立てにも関わる選手であることがわかります。
Marcus Santos Silva:インサイドのリバウンド力が武器は1997年6月7日生まれ、身長201cm。アメリカとカーボベルデの国籍を持つ選手です。
FIBA公式プロフィールによると、2027年W杯予選では出場した2試合で平均12.5得点、11.0リバウンドを記録しています。特に1試合平均11リバウンドという数字は、ゴール下での存在感を示しています。
Ivan Almeidaが得点とゲームメークを担うのに対し、Marcus Santos Silvaはリバウンドとインサイドの働きでチームを支える存在です。両選手の役割は異なりますが、攻守のバランスを考えるうえで重要な組み合わせです。
予選のチーム内スタッツ上位FIBAのチーム別統計では、両選手以外にもPatrick Spencer、Patrick Lima、Will Tavaresらが各部門で上位に入っています。
- 得点:Ivan Almeidaが平均17.9得点でチームトップ。
- リバウンド:Marcus Santos Silvaが平均11.0本。
- アシスト:Ivan Almeidaが平均5.1本。
- ブロック:Patrick Spencerが平均1.6本。
- スティール:Ivan Almeidaが平均2.2本。
こうした数字からは、カーボベルデの攻撃がIvan Almeidaを中心に展開され、守備面ではリバウンドやブロックによって支えられている構図が見えてきます。
【歴代成績】2007年の銅メダルから2023年W杯初出場へ
現在の世界51位という順位だけでは、カーボベルデ代表の実力や歩みを十分に理解できません。歴代のアフリカ選手権や世界大会を振り返ると、小国ながら着実に国際舞台で実績を積み重ねてきたことがわかります。
2007年:アフリカ選手権で初の表彰台カーボベルデ代表の歴史における大きな節目が、2007年のアフリカ選手権です。この大会で3位に入り、銅メダルを獲得しました。FIBAが紹介する代表の歴史でも、同大会が現在までの最高成績として記録されています。
2021年:アフリカ選手権4位2021年のFIBA AfroBasketでは4位に入りました。2007年の銅メダル以降も、アフリカの上位国と競い合える力を維持していたことがわかります。
この時期の代表を率いていたのが、エマヌエル・トロボアダ監督です。FIBAのチーム紹介では、2017年以降、代表チームを継続的に指揮してきた人物として紹介されています。
2023年:FIBAバスケットボールワールドカップ初出場2023年には、カーボベルデが初めてFIBAバスケットボールワールドカップへの出場を果たしました。人口規模の小さな国が世界大会への切符を手にしたことは、国際バスケットボール界でも注目されました。
加えて、同大会ではベネズエラを81対75で破り、ワールドカップ初勝利を記録しています。Betinho Gomesが22得点を挙げ、Edy Tavaresもリバウンドや守備で貢献しました。
初出場にとどまらず、世界大会で勝利を挙げたことは、カーボベルデのバスケットボール史に残る成果です。
2025年:アフリカ選手権で8位2025年のFIBA AfroBasketでは、カーボベルデは16か国中8位で大会を終えました。大会成績は3勝2敗です。
特に注目されたのが、決勝トーナメントでのチュニジア戦です。カーボベルデはチュニジアに87対54で勝利し、準々決勝へ進出しました。その後、開催国アンゴラとの準々決勝では80対90で敗れています。
最終順位は8位でしたが、アフリカの強豪を相手に勝利した実績は、代表の競争力を示す材料です。
【FIBAランキングの仕組み】順位変動と女子代表の順位も確認
FIBAランキングを正しく理解するには、順位だけでなくポイントの算出方法も知っておく必要があります。
FIBAランキングは勝率だけで決まらないFIBAは2025年11月25日、男子世界ランキングの新しい算出方式を発表しました。2027年ワールドカップ予選の開始に合わせて導入された仕組みです。
新方式では、公式戦の結果に応じてポイントを積み上げていきます。勝利したチームには追加ポイントが与えられ、対戦相手の強さ、試合の開催地、大会のステージ、地域ごとの係数なども評価に関係します。
つまり、単純に勝利数が多いチームが必ず上位になるわけではありません。強豪国との対戦で結果を残すことや、大会の上位ラウンドへ進出することもランキング評価に影響します。
カーボベルデの順位変動はマイナス12026年9月1日付のFIBAランキングでは、カーボベルデの順位変動欄に「-1」と記されています。
これは前回の更新から世界ランキングの順位が1つ下がったことを示しています。330.1ポイントから1ポイント差し引かれたという意味ではありません。
また、チュニジアとの差が0.2ポイントしかないことから、近いポイント帯に複数の代表国が集まっている状況です。今後の試合結果や他国のポイント変動によって、順位が入れ替わる可能性があります。
カーボベルデ女子バスケ順位は99位男子代表と女子代表のランキングを混同しないことも重要です。
FIBAのカーボベルデ代表チームプロフィールでは、男子代表が世界51位であるのに対し、女子代表は世界99位と掲載されています。
これは男子と女子で別々に算出されるランキングです。男子代表の51位を、そのままカーボベルデ全体のバスケットボール順位として扱うことはできません。
また、男子ランキングの330.1ポイントを女子代表の評価に当てはめることもできません。男女それぞれの公式ランキングを確認する必要があります。
【カーボベルデのバスケ順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カーボベルデのバスケ世界ランキングは何位ですか?
A1:2026年9月1日付のFIBA男子世界ランキングで51位です。ランキング要点は330.1ポイント、アフリカ地域では7位となっています。
Q2:カーボベルデはアフリカで何位ですか?
A2:男子代表はアフリカ地域7位です。6位のチュニジアとは0.2ポイント差で、8位のナイジェリアを上回っています。
Q3:2027年バスケットボールW杯予選の成績は?
A3:第2ラウンド・グループEで9試合を終え、3勝6敗の6位です。2026年11月時点では予選が継続しており、2027年2月の最終ウインドウが残っています。
Q4:カーボベルデ代表の注目選手は誰ですか?
A4:Ivan AlmeidaとMarcus Santos Silvaが注目選手です。Ivan Almeidaは予選平均17.9得点、Marcus Santos Silvaは出場2試合で平均11.0リバウンドを記録しています。
Q5:カーボベルデはワールドカップに出場したことがありますか?
A5:あります。2023年に初出場を果たし、ベネズエラを81対75で破って大会初勝利も挙げました。
Q6:カーボベルデ女子代表の世界ランキングは?
A6:FIBAの代表チームプロフィールでは世界99位です。男子代表の51位とは別のランキングです。
カーボベルデ男子バスケットボール代表は、2026年9月1日付のFIBA男子世界ランキングで世界51位、330.1ポイント、アフリカ7位という位置にいます。
2027年ワールドカップのアフリカ予選では3勝6敗と苦戦していますが、2007年のアフリカ選手権銅メダル、2021年の4位、2023年のワールドカップ初出場と初勝利、2025年のAfroBasket8位という実績があります。
代表の中心には、得点とゲームメークを担うIvan Almeida、リバウンドで存在感を発揮するMarcus Santos Silvaがいます。選手個々の能力をチーム全体の勝利につなげられるかが、今後の焦点です。
今後の注目要点は次の3つです。
- 世界ランキング:チュニジアとの0.2ポイント差を縮め、アフリカ6位に浮上できるか。
- W杯アフリカ予選:2027年2月の残り3試合で勝利を重ねられるか。
- 代表の戦力:Ivan Almeidaら主力選手を中心に、攻守の連携を高められるか。
世界51位という順位は、カーボベルデが国際舞台で一定の競争力を持つことを示しています。一方、W杯予選の6位という現状は、さらなる成長が求められていることも示しています。ランキングの数字と実際の大会成績、その両方を追うことが、カーボベルデ代表の現在地を理解するポイントです。
主な情報源:FIBA公式男子世界ランキング、FIBAバスケットボールワールドカップ2027アフリカ予選公式順位表、FIBA選手プロフィール、FIBA AfroBasket大会記録。