第63回大会の出場枠は、単純に各リーグの上位校を集めただけの構成ではない。前回大会の優勝校と準優勝校が所属していたリーグに、それぞれ追加枠が与えられる仕組みが採用されている。
第62回大会では明治大学が優勝、早稲田大学が準優勝した。両校とも関東大学対抗戦Aグループに所属しているため、2026年度は同グループに追加枠が2つ加わる。結果として、関東大学対抗戦Aグループからは合計5校が出場する構成となった。
2026年度の出場枠14チームの内訳| 所属リーグ・地区 | 出場枠 | 選出方法 |
|---|---|---|
| 関東大学対抗戦Aグループ | 5 | 上位3校+前回優勝・準優勝所属枠2 |
| 関東大学リーグ戦1部 | 3 | 上位3校 |
| 関西大学Aリーグ | 3 | 上位3校 |
| 九州学生ラグビーリーグ | 1 | 優勝校 |
| 北海道・東北地区 | 1 | 地区代表 |
| 東海・北陸・中国・四国地区 | 1 | 地区代表 |
| 合計 | 14 | 全国14チーム |
ここで注意したいのは、上記は出場枠の一覧であり、14校すべての学校名が確定した出場校一覧ではないという点だ。11月3日時点では各リーグの順位決定が続いており、地区代表も含めて最終的な顔ぶれが決まる段階にある。
シード制度とトーナメントの仕組み第63回大会では、14チームがすべて1回戦から戦うわけではない。成績に応じたシード制度があり、上位校ほど後半のラウンドから登場する。
準々決勝から登場するのは次の4枠だ。
- 関東大学対抗戦Aグループ1位
- 関東大学対抗戦Aグループ2位
- 関西大学Aリーグ1位
- 関東大学リーグ戦1部1位
さらに7チームが3回戦から出場する。残る3チームは地域代表と九州学生リーグの優勝校で、北海道・東北地区代表と東海・北陸・中国・四国地区代表が1回戦から戦い、九州学生リーグ1位は2回戦から登場する。
この構成は、地域リーグから勝ち上がるチームに全国大会の舞台を用意しつつ、主要リーグの上位校にはシードによる優位性を与えるものだ。特に準々決勝シードを獲得できるかどうかは、試合数やコンディション管理にも影響する。
【2026年11月最新大学ラグビー試合結果】各リーグの順位表と注目校

2026年11月3日時点で、大学ラグビーの速報を追ううえで見逃せないのが、11月1日に行われた関東大学対抗戦Aグループと関西大学Aリーグの試合だ。
一方、関東大学リーグ戦1部は10月25日の試合結果が直近の主要更新となっている。九州学生ラグビーリーグも予選リーグを終え、全国選手権出場を懸けた順位決定戦に進んでいる。
1. 関東大学対抗戦Aグループ11月1日の秩父宮ラグビー場では、帝京大学と早稲田大学による全勝対決が行われた。
結果は帝京大学15-13早稲田大学。帝京大学が接戦を制した。早稲田大学は後半に松沼寛治の2トライで逆転したものの、試合終了間際に帝京大学がペナルティゴールを決め、2点差で勝利を収めた。
もう一つの注目カードでは、明治大学が慶應義塾大学に48-26で勝利。明治大学は攻撃力を発揮し、対抗戦での好調を維持した。
11月1日終了時点の順位は次のとおり。
| 順位 | 大学 | 勝点 |
|---|---|---|
| 1位 | 明治大学 | 30 |
| 2位 | 帝京大学 | 29 |
| 3位 | 早稲田大学 | 26 |
| 4位 | 慶應義塾大学 | 19 |
| 5位 | 筑波大学 | 9 |
出典:関東ラグビーフットボール協会の星取表、日刊スポーツの順位情報。勝点は更新時点の数値。
注目は明治大学と帝京大学の上位争いだ。両校とも全国選手権の優勝候補として存在感を示している。早稲田大学も1敗を喫したとはいえ、残りの対抗戦で順位を押し上げる可能性がある。
2. 関東大学リーグ戦1部関東大学リーグ戦1部では、10月25日に4試合が行われた。
- 日本大学 28-21 法政大学
- 関東学院大学 27-26 東洋大学
- 東海大学 22-14 流通経済大学
- 立正大学 28-28 専修大学
特に注目されたのは、東海大学が流通経済大学を22-14で下した一戦と、関東学院大学が東洋大学に1点差で勝利した試合だ。上位校同士の対戦が順位争いに直接影響する展開となった。
10月25日終了時点の順位表では、東海大学が5戦全勝で首位。東洋大学が4勝1敗で追い、流通経済大学、関東学院大学が続いている。
| 順位 | 大学 | 勝点 |
|---|---|---|
| 1位 | 東海大学 | 29 |
| 2位 | 東洋大学 | 25 |
| 3位 | 流通経済大学 | 19 |
| 4位 | 関東学院大学 | 17 |
| 5位 | 日本大学 | 15 |
次の注目カードは11月14日の関東学院大学対東海大学、11月15日の東洋大学対流通経済大学だ。全国大学選手権の出場権だけでなく、準々決勝シードに関係する順位争いにも注目したい。
3. 関西大学Aリーグ関西大学Aリーグでは、11月1日の第5節で2試合が行われた。
- 関西大学 31-22 摂南大学
- 関西学院大学 27-26 京都産業大学
関西学院大学と京都産業大学の試合は、わずか1点差で決着した。京都産業大学は上位を維持するうえで痛い敗戦となった一方、関西学院大学にとっては勝点を積み上げる重要な勝利となった。
関西ラグビーフットボール協会が掲載する順位情報では、京都産業大学が4勝1敗で勝点19、天理大学が4勝で勝点17、同志社大学が3勝1敗で勝点14となっている。
今後の注目カードは11月7日の天理大学対同志社大学、11月8日の立命館大学対近畿大学。上位3校に与えられる全国選手権出場枠を巡り、勝敗の重要性が増している。
4. 九州学生ラグビーリーグ九州学生ラグビーリーグでは、Aリーグの上位チームによる順位決定戦が全国選手権への出場を左右する。
10月25日までの主な結果は、福岡大学76-26西南学院大学、九州共立大学42-33福岡工業大学、日本文理大学64-31鹿児島大学。福岡工業大学、福岡大学、九州共立大学が上位争いを展開している。
九州ラグビーフットボール協会の順位決定戦日程では、11月7日に福岡工業大学対日本文理大学、福岡大学対九州共立大学が予定されている。決勝は11月15日にJAPAN BASE第二グラウンドで開催予定だ。優勝校が全国大学選手権への出場権を獲得する。
【大学ラグビー速報の確認方法】サンスポと公式情報を使い分ける
大学ラグビーの速報を効率よく確認するには、情報の種類に応じて媒体を使い分けることが大切だ。
サンスポ大学ラグビー速報を探している場合も、報道記事だけで完結させず、公式記録やリーグの順位情報を併せて確認すると、試合結果の取り違えを防ぎやすい。
情報源ごとの役割と確認すべき内容大学ラグビーの情報は、大きく4つの種類に分けて確認すると整理しやすい。
- サンスポ:スポーツニュース、試合報道、注目選手や大会の話題を確認する。
- 日本ラグビーフットボール協会:全国大学選手権の大会概要、公式日程、組み合わせ、試合記録を確認する。
- 関東・関西・九州の各ラグビー協会:地域リーグの試合結果、順位表、地区代表決定戦を確認する。
- 大学ラグビー部の公式サイト:出場メンバー、試合詳細、選手交代、チームからの発表を確認する。
例えば、帝京大学と早稲田大学の試合について詳しく知りたい場合、試合速報で15-13という最終スコアを把握し、大学公式サイトや試合記録で得点経過やメンバーを確認する方法がある。明治大学と慶應義塾大学の試合も同様に、両校の公式記録を照合すれば48-26という結果を確認できる。
最新情報を取り違えないための3つのポイント1. 試合日と更新日を確認する。
検索結果の上位に表示された記事が、必ずしも最新の試合結果とは限らない。2025年度の結果と2026年度の結果が混在していないか、開催日を確認する必要がある。
2. 速報と確定記録を区別する。
試合中の速報ではスコアが随時更新される。最終結果を確認する際は、試合終了後の公式記録を基準にするのがよい。
3. リーグ順位と全国選手権の出場権を混同しない。
リーグ戦の上位に入ることと、全国選手権で準々決勝から出場できることは別の条件だ。出場枠、リーグ順位、シード順位の3つを分けて見る必要がある。
【大学ラグビーライブ配信】無料開催とテレビ・ネット中継の注意点
現地観戦が難しい読者にとって、大学ラグビーライブ配信の情報も重要だ。2026年度は通常のリーグ戦と全国大学選手権で、配信情報の確認先が異なる。
第63回大学選手権の1・2回戦は無料日本ラグビーフットボール協会の2026年10月22日発表によれば、第63回大会の1回戦と2回戦は無料試合、3回戦以降は有料試合となる。
つまり、11月22日の1回戦と11月29日の2回戦は、入場料が無料となる予定だ。全国大会の序盤戦を気軽に観戦できる点は、大学ラグビーを初めて見る人にとっても魅力的だろう。
ただし、無料試合というのは会場での観戦料金に関する案内であり、無料のインターネット配信を保証するものではない。チケットや入場方法の詳細は改めて発表される情報を確認したい。
J SPORTSなどでリーグ戦の配信を確認通常のリーグ戦については、J SPORTSオンデマンドの大学ラグビー配信予定が確認できる。11月8日の関東大学対抗戦や関西大学Aリーグの試合など、今後のカードも配信スケジュールに掲載されている。
関西ラグビーフットボール協会の公式サイトでも、関西大学Aリーグの配信予定が案内されている。試合によって配信サービスや視聴条件が異なるため、カードごとに確認するのがよい。
なお、全国大学選手権については、10月22日の協会発表時点で放送・配信予定は決定次第発表するとされている。NHKの後援予定は公表されているものの、それだけで全試合のテレビ中継やネット配信が確定したわけではない。
準決勝や決勝のテレビ放送、ネット配信、見逃し視聴については、協会の続報とJ SPORTSの番組表を確認しておきたい。
【プロの結論】2026年度の大学ラグビーで注目すべき3つのポイント
2026年度の大学ラグビーを読み解く際には、単純な勝敗だけでなく、全国選手権につながる競技構造にも目を向けたい。
第一の要点は、前年度の成績が翌年度の出場枠に影響することだ。第62回大会で明治大学と早稲田大学が決勝に進んだ結果、両校の所属する関東大学対抗戦Aグループには追加枠が与えられた。前年度の全国大会での実績が、翌年度の地域別出場枠にも反映される仕組みである。
第二の要点は、シード権の価値だ。準々決勝から登場できる4チームは、1回戦から勝ち上がるチームに比べて試合数が少ない。大学ラグビーでは、選手のコンディションや負傷者への対応、試合間隔が勝敗を左右する要素となる。リーグ戦の順位争いは、単に全国大会に出られるかどうかだけではなく、どのラウンドから登場するかにも直結する。
第三の要点は、地域リーグの存在感だ。関東や関西の有名大学だけを見ていると、全国大会の全体像を見失いやすい。九州学生ラグビーリーグや北海道・東北地区代表、東海・北陸・中国・四国地区代表にも出場枠があり、地域ごとの戦いを勝ち抜いた大学が全国の強豪と対戦する。
2026年度は、明治大学、帝京大学、早稲田大学などの上位争いだけでなく、各地域の代表決定戦にも目を向けることで、全国大学選手権の組み合わせをより深く楽しめる。
【大学ラグビー速報サンスポ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大学ラグビーの速報はサンスポで確認できますか?
A1:サンスポのスポーツニュースやラグビー関連記事で大学ラグビーの報道を確認できます。試合の確定スコアや公式順位は、日本ラグビーフットボール協会や各地域協会の公式記録も併せて確認してください。
Q2:第63回全国大学ラグビー選手権はいつ開催されますか?
A2:2026年11月22日に1回戦が始まり、2027年1月10日に決勝が開催されます。準決勝は2027年1月2日、MUFGスタジアム(国立競技場)で予定されています。
Q3:大学選手権の1回戦と2回戦は本当に無料ですか?
A3:はい。日本ラグビーフットボール協会の大会概要では、1回戦と2回戦は無料試合と発表されています。3回戦以降は有料です。無料開催は入場料金についての案内であり、配信が無料という意味ではありません。
Q4:2026年度の出場校14大学はすべて決まっていますか?
A4:11月3日時点では、全14校の確定一覧として扱う段階ではありません。関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグ、九州学生ラグビーリーグなどの結果と地域代表決定戦によって決まります。
Q5:大学ラグビーのライブ配信はどこで見られますか?
A5:リーグ戦ではJ SPORTSオンデマンドや関西ラグビーフットボール協会が案内する配信を確認できます。第63回全国大学選手権の放送・配信については、協会の正式発表を待つ必要があります。
2026年度の大学ラグビーは、関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグなどで全国選手権への出場権を懸けた争いが続いている。
第63回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、2026年11月22日に開幕。全国14チームが参加し、1・2回戦は無料、3回戦以降は有料となる。決勝は2027年1月10日に国立競技場で開催予定だ。
速報を追う際は、サンスポなどの報道で試合の背景や注目選手を把握し、日本ラグビーフットボール協会や地域協会の公式記録でスコア、日程、順位表を確認する。この使い分けが、情報を正確に把握するための基本となる。
今後は11月のリーグ戦終盤、九州の順位決定戦、全国選手権の出場校確定、トーナメントの勝ち上がりが大きな見どころになる。大学ラグビーの速報だけでなく、各校がどのような道筋で大学日本一を目指すのかにも注目したい。