2026年現在も声優・シンガーソングライターとして活躍する楠木ともり。彼女と『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(ニジガク)の関係を調べると、必ず登場するのが、スクールアイドル・優木せつ菜と生徒会長・中川菜々という2つの顔を持つキャラクターです。楠木は同役を担当していましたが、2022年11月1日に降板が発表され、2023年4月1日から林鼓子が後任を務めています。
降板の背景には、遺伝性疾患であるエーラス・ダンロス症候群(関節型)の診断と、ニジガクで継続的なライブ活動を行うことが難しくなったという事情がありました。ただし、これは声優活動全体の終了を意味するものではありません。2026年現在の楠木の活動状況や、優木せつ菜の歴代声優、林鼓子への交代時期まで、公式発表と報道をもとに整理します。
【関係を整理】楠木ともりが演じた優木せつ菜と中川菜々とは?

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』は、東京・お台場にある虹ヶ咲学園を舞台に、スクールアイドルたちがそれぞれの夢を追いかける作品です。
ほかの『ラブライブ!』シリーズと異なり、メンバーそれぞれが個人のスクールアイドルとして活動することも大きな特徴です。
楠木ともりが担当していたのは、同好会のメンバーである優木せつ菜です。
せつ菜は、明るくエネルギッシュで、好きなものに対して全力で向き合うスクールアイドル。アニメや漫画を愛し、自分の「大好き」を真正面から表現するキャラクターとして描かれています。
優木せつ菜と中川菜々は別人ではない検索時に混乱しやすいのが、優木せつ菜と中川菜々の関係です。
実は、この2人は別々のキャラクターではありません。
中川菜々は虹ヶ咲学園の生徒会長としての名前であり、優木せつ菜はスクールアイドルとして活動するときの名前です。
つまり、楠木ともりは2人の別々の役を担当していたのではなく、同一人物の異なる立場を演じていたということになります。
アニメ第1期第3話「大好きを叫ぶ」では、中川菜々の正体が優木せつ菜であることが明らかになります。この設定は、キャラクターの葛藤やスクールアイドル活動への情熱を理解するうえで重要な要素です。
楠木ともりと優木せつ菜の結びつき優木せつ菜は、力強い歌声や感情を前面に出したパフォーマンスが印象的なキャラクターです。
楠木が担当していた時期には、アニメ作品の演技だけでなく、楽曲やライブイベントを通じてもキャラクターの魅力が表現されていました。
そのため、今回の交代は単なるアニメのキャスト変更ではありません。作品の中で積み重ねられてきたキャラクターの表現と、リアルのライブ活動を担うキャストの変更が重なった出来事でした。
【降板理由を検証】2022年11月に何が起きた?エーラス・ダンロス症候群との関係
2021年から続いていた身体の不調楠木ともりの身体の状態については、2021年4月18日に所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツから最初の報告がありました。
当時の発表では、生来の体質によって、ダンスなど大きな動きを伴う運動を行うと関節周辺の筋肉に痛みや痺れが生じやすいと医師から診断されていたことが説明されています。
その後、2021年9月3日にも追加の報告があり、大きな動きを伴う運動を続けると症状を抑えることが難しいとの診断を受けたことが明らかになりました。
このため、楠木はダンスを伴うパフォーマンスを控える方針となりました。
2022年9月にエーラス・ダンロス症候群(関節型)と診断状況が大きく動いたのは2022年11月1日です。
所属事務所の公式発表によると、通院と検診を重ねた結果、2022年9月に遺伝性疾患である「エーラス・ダンロス症候群(関節型)」と診断されました。
同発表では、医師から身体への過度な負荷を避けるよう指導されていたことも説明されています。
ここで重要なのは、病名が公表されたことだけではありません。
本人の健康状態と、ライブパフォーマンスを含む長期的な活動を両立させることが難しくなった点です。
降板の直接的な理由は継続的なライブ活動の困難2022年11月1日、ラブライブ!シリーズ公式サイトは、楠木の降板について発表しました。
公式発表では、所属事務所から病名が確定し、今後の虹ヶ咲における継続的なライブ活動が困難との報告があったこと、本人から降板の申し出があったことが説明されています。
製作委員会は本人の病状を踏まえて慎重に協議し、申し出を受け入れました。
発表の中心となったのは、次の点です。
「継続的なライブ活動が困難」
これは、声優としての仕事すべてができなくなったという意味ではありません。
ニジガクでは、キャラクターの声を担当することに加えて、ライブやイベントへの継続的な参加も重要な活動の一部です。
身体への負担を考慮した結果、長期的に同じ役を担当し続けることが難しいと判断されたのです。
この点を理解すると、降板理由と、その後も楠木が声優活動を続けていることに矛盾がないと分かります。
【完全時系列】楠木ともりの降板発表から林鼓子への交代まで
今回のキャスト変更は、2022年11月の発表から2023年4月の交代まで、段階的に進みました。
| 時期 | 出来事 | 内容・関係者 |
|---|---|---|
| 2017年 | ニジガクの活動開始 | 楠木ともりが優木せつ菜役を担当 |
| 2021年4月18日 | 身体の状態を公表 | ダンスなど大きな動きで痛みや痺れが生じやすいと報告 |
| 2021年9月3日 | 追加発表 | ダンスを伴うパフォーマンスを控える方針を公表 |
| 2022年9月 | 医師による診断 | エーラス・ダンロス症候群(関節型)と診断 |
| 2022年11月1日 | 降板発表 | 楠木からの申し出を製作委員会が受け入れる |
| 2023年3月25日 | 後任発表 | 林鼓子が優木せつ菜・中川菜々役を引き継ぐと発表 |
| 2023年3月31日 | 楠木の活動終了 | 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会での活動を終了 |
| 2023年4月1日 | 新体制スタート | 林鼓子が正式に担当開始 |
| 2026年11月 | 現在 | 優木せつ菜役は林鼓子が担当 |
特に押さえておきたいのが、2023年3月31日と2023年4月1日という2つの日付です。
3月31日は楠木ともりの活動終了日であり、4月1日は林鼓子への担当交代日です。
この2つは連続していますが、意味は異なります。
公式発表の内容は、ORICON NEWSやファミ通.comなどの報道でも伝えられました。2023年3月25日の後任発表によって、交代後の体制も明確になっています。
【後任は林鼓子】優木せつ菜の歴代声優と交代後の変化
林鼓子が後任に選ばれたのはいつ?林鼓子への交代が発表されたのは、2023年3月25日です。
「AnimeJapan 2023」のラブライブ!シリーズのステージイベント内で発表され、公式サイトでも4月1日から担当を引き継ぐことが告知されました。
林鼓子は、それまでにも『キラッとプリチャン』の桃山みらい役や、『Wake Up, Girls!新章』の速志歩役などを担当していた声優です。
後任発表時には、楠木が築いてきた優木せつ菜というキャラクターを大切に演じていきたいという趣旨のコメントも寄せています。
優木せつ菜の歴代声優一覧歴代声優を整理すると、次の2人です。
| 担当期間 | 声優 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 2023年3月31日まで | 楠木ともり | 初代キャスト |
| 2023年4月1日から | 林鼓子 | 2代目・現在の担当声優 |
重要なのは、交代したのがキャラクターそのものではなく、担当する声優だということです。
優木せつ菜というキャラクターの設定や物語上の存在がなくなったわけではありません。
楠木ともりから林鼓子へ引き継がれたものキャスト変更では、声質や演技の方向性が変化することがあります。
優木せつ菜の場合も、楠木が担当していた時期の表現と、林が担当するようになってからの表現には、それぞれの声優ならではの個性があります。
ただし、交代によって作品の設定が変更されたわけではありません。
キャラクターを引き継ぐということは、これまでの物語や楽曲、ファンとの関係性を受け止めながら、新しい表現を積み重ねていくことでもあります。
2023年3月31日には、楠木からファンに向けたメッセージ動画も公式YouTubeで公開されました。交代に際して、後任への思いを伝える機会が設けられたことも、この出来事を理解するうえで印象的なポイントです。
【2026年現在】楠木ともりと林鼓子はそれぞれ何をしている?
楠木ともりは声優・シンガーソングライターとして活動継続2026年現在、楠木ともりは声優・シンガーソングライターとして活動しています。
所属事務所とソニーミュージックの公式プロフィールでは、代表作として次の役柄が紹介されています。
- 『チェンソーマン』マキマ役
- 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』レン役
- 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』宵崎奏役
- 『ヘブンバーンズレッド』茅森月歌役
また、2020年8月には「ハミダシモノ」でソロアーティストとしてメジャーデビューしています。
2023年には初のフルアルバム『PRESENCE』『ABSENCE』を2枚同時に発売。その後も音楽活動を続け、2025年にはアルバム『LANDERBLUE』をリリースしました。
2026年には、音源作品やライブ関連の活動も展開しています。
公式サイトでは、2026年12月22日に開催予定の「TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2026」についても案内されています。
このように、ニジガクからの降板後も、楠木の活動は声優・音楽の両面で続いています。
2026年現在の優木せつ菜役は林鼓子一方、優木せつ菜役は2023年4月1日から林鼓子が担当しています。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の公式キャラクター紹介でも、優木せつ菜の担当声優として林鼓子が掲載されています。
また、虹ヶ咲の公式関連コンテンツでも林の名前が確認できます。
2026年もニジガクのライブやイベントは続いており、公式イベント情報には8th Liveなどの展開が掲載されています。
つまり、作品の活動が終了したから楠木が降板したわけではありません。プロジェクト自体は継続し、キャスト体制を変更して活動を続けているのです。
2026年時点で押さえたい2人の違い| 比較項目 | 楠木ともり | 林鼓子 |
|---|---|---|
| ニジガクでの立場 | 初代キャスト | 2代目キャスト |
| 優木せつ菜担当期間 | 2023年3月31日まで | 2023年4月1日から |
| 主な活動 | 声優・シンガーソングライター | 声優 |
| 2026年の状況 | 声優・音楽活動を継続 | 優木せつ菜役を担当 |
| ニジガクへの関係 | 過去の担当キャスト | 現在の担当キャスト |
2人の違いは、優劣ではなく担当した時期と役割にあります。
楠木が演じた時代も、林が演じる現在も、優木せつ菜というキャラクターの歴史を構成する大切な要素です。
【誤解を解消】楠木ともりのラブライブ降板についてよくある疑問
降板は声優活動そのものを辞めたという意味?違います。
降板したのは『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜・中川菜々役です。
所属事務所は、楠木の健康状態に配慮しながら、ほかの声優・アーティスト活動を続ける方針を示していました。2026年現在も公式プロフィールで活動が確認できます。
病気が治ったから活動を再開したの?2026年現在の活動継続と、疾患の治癒は別の話です。
所属事務所が公表したのは2022年の診断内容と身体への負担に関する説明です。その後の個別の病状については、公式に公表された内容と、実際の活動状況を区別して捉える必要があります。
楠木ともりが優木せつ菜役に復帰する可能性は?2026年11月現在、公式キャラクター紹介では林鼓子が担当声優として掲載されています。
楠木の復帰が正式発表された事実は確認できません。
そのため、現在の担当声優は林鼓子と理解するのが正確です。
楠木ともりが降板した日はいつ?活動終了日は2023年3月31日です。
翌日の2023年4月1日から林鼓子が担当を引き継ぎました。
優木せつ菜と中川菜々の声優は違う?違いません。
優木せつ菜と中川菜々は同一人物です。そのため、楠木ともりも林鼓子も、両方の名前で表現される同じキャラクターを担当しています。
楠木ともりと『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の関係を振り返ると、優木せつ菜・中川菜々役を担当したこと、そして2022年11月1日に健康上の理由から降板が発表されたことが大きな転換点でした。
降板の背景には、エーラス・ダンロス症候群(関節型)の診断と、継続的なライブ活動が困難になった事情があります。
その後、2023年3月31日に楠木の活動が終了し、翌4月1日から林鼓子が役を引き継ぎました。
2026年現在の状況を整理すると、次のようになります。
- 楠木ともり: 声優・シンガーソングライターとして活動を継続。
- 林鼓子: 優木せつ菜・中川菜々役の現担当声優。
- 虹ヶ咲: キャスト交代後もライブや関連コンテンツを展開。
この出来事を理解するうえで大切なのは、楠木の降板を声優人生の終わりと捉えないこと、そして林鼓子への交代をキャラクターの歴史の一部として捉えることです。
楠木ともりが築いた優木せつ菜の歩みは、2023年3月31日で一区切りを迎えました。しかし、そのキャラクターが持つ「大好きを貫く」という魅力は、林鼓子へと引き継がれ、2026年現在もニジガクの活動の中で受け継がれています。
主な確認資料: ソニー・ミュージックアーティスツの2021年・2022年公式発表、ラブライブ!虹ヶ咲公式キャラクター紹介、ORICON NEWSの2023年3月25日・31日付報道、楠木ともりの2026年公式プロフィール・ライブ情報。