- 芸能界入りは2002年: 12歳でスターダストプロモーションに所属。もともとはアイドルに憧れていた。
- 14歳でカンヌ受賞: 是枝裕和監督の『誰も知らない』で主演を務め、第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。
- 子役時代の代表作: 『クニミツの政』『星になった少年』『シュガー&スパイス』など。
- 20代には葛藤も経験: 俳優としての実力と周囲の評価とのギャップに悩み、アルバイトを経験した時期もあった。
- 2026年も主演作が続く: 『九条の大罪』『RYUJI 竜二』など、新たな代表作につながる活動を展開している。
【2002年から始まった】柳楽優弥のデビューの経緯と意外な芸能界入り

柳楽優弥は1990年3月26日生まれ、東京都出身の俳優。2026年11月現在36歳である。
芸能界入りしたのは2002年。12歳のときにスターダストプロモーションに所属した。
意外なのは、当初から俳優を目指していたわけではなかったことだ。
2026年10月5日放送の日本テレビ系『しゃべくり007』では、芸能界に入った当時の経緯を振り返り、実はアイドルをやりたかったと明かしている。
アイドルのオーディションにも応募していたが、返事を待つ間に現在の所属事務所に入り、仕事が決まっていったという。
このエピソードから分かるのは、現在の実力派俳優としての姿と、芸能界入り当初の本人の希望が必ずしも一致していなかったことだ。
日刊スポーツが2026年10月6日に報じた番組内容でも、この意外な出発点が紹介されている。
是枝裕和監督との出会いが人生を変えた芸能事務所に所属して間もなく、柳楽は是枝裕和監督の映画『誰も知らない』のオーディションに参加する。
この作品が俳優人生を大きく変えることになった。
当時の柳楽は演技経験が豊富な子役ではなく、芸能界に入ったばかりの新人だった。
是枝監督は2026年10月のテレビ番組で当時のキャスティングを振り返り、所属事務所から送られてきたプロフィールの写真が判別しにくかったため、本人に会うことにしたと説明している。
そして、柳楽が部屋に入ってきた瞬間に目を引かれたという。
特に印象に残ったのは、野性味を感じさせる目だった。
演技経験や知名度ではなく、本人が持つ存在感が大きな決め手になったエピソードである。
【14歳で世界的快挙】映画『誰も知らない』とカンヌ国際映画祭の受賞
『誰も知らない』で演じた長男・福島明2004年公開の映画『誰も知らない』は、是枝裕和が監督・脚本・編集を担当した作品だ。
柳楽が演じたのは、母親と暮らす4人きょうだいの長男・福島明。
母親が家を離れた後、幼い弟妹たちを守りながら生活していく少年の姿を描いている。
物語の背景には、1988年に東京で発生した巣鴨子ども置き去り事件がある。ただし、作品そのものは実際の事件をモチーフにした映画であり、事件の記録映像ではない。
本作の特徴は、子どもたちの日常を丁寧に描き、観客に登場人物の感情を読み取らせる演出にある。
柳楽の演技も、過度な感情表現に頼らず、視線や表情、自然な振る舞いによって人物の内面を表現するものだった。
制作会社の分福や映画製作に関わったテレビマンユニオンの作品資料にも、カンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品と男優賞受賞が記録されている。
2004年5月22日、14歳でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞2004年5月22日、第57回カンヌ国際映画祭の授賞式で、柳楽は『誰も知らない』によって最優秀男優賞を受賞した。
当時14歳。
この受賞は、カンヌ国際映画祭の男優賞における史上最年少記録であり、日本人初の受賞として大きな話題になった。
日本の若手俳優が、世界的な映画祭の主要な演技賞を獲得したという意味でも歴史的な出来事だった。
さらに国内でも評価は続いた。
- 第26回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞
- 第14回東京スポーツ映画大賞・新人賞
- 第59回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞
- 第78回キネマ旬報ベスト・テン・新人男優賞
- 第19回高崎映画祭・最優秀新人男優賞
所属事務所の公式プロフィールにも、2004年の受賞歴が記録されている。
受賞後、本人はどのように感じていたのか2026年10月の『しゃべくり007』では、柳楽自身が14歳でのカンヌ受賞を振り返った。
当時は映画祭の賞の重みを十分に理解できておらず、周囲から評価される一方で、自分の演技技術がその評価に追いついていないと感じていたという。
この話は、若くして成功した俳優のキャリアを考えるうえで興味深い。
世界的な賞を受賞することと、俳優として自分の実力に自信を持つことは、必ずしも同じではなかったのである。
【子役時代の出演作】『クニミツの政』から『シュガー&スパイス』まで
柳楽優弥の若い頃を知るには、カンヌ受賞作だけでなく、その前後の出演作を確認することも欠かせない。
実は、映画『誰も知らない』より先にテレビドラマへ出演していた。
年代別の経歴・作品と関係者一覧| 年・年齢 | 出来事・出演作品 | 関係者・役柄 |
|---|---|---|
| 2002年・12歳 | 芸能界入り | スターダストプロモーション所属 |
| 2003年・13歳 | 『クニミツの政』 | 坂上晋作役・テレビドラマ初出演 |
| 2004年・14歳 | 『誰も知らない』 | 福島明役・是枝裕和監督 |
| 2004年・14歳 | カンヌ国際映画祭 | 最優秀男優賞 |
| 2005年・15歳 | 『星になった少年』 | 小川哲夢役・河毛俊作監督 |
| 2006年・16歳 | 『シュガー&スパイス~風味絶佳~』 | 山下志郎役・中江功監督 |
| 2007年・17歳 | 『包帯クラブ』 | ディノ役・堤幸彦監督 |
| 2016年・26歳 | 『ディストラクション・ベイビーズ』 | 主演男優賞などを受賞 |
| 2026年・36歳 | 『RYUJI 竜二』 | 花城竜二役・水田伸生監督 |
※年齢は各年の誕生日を迎えた後の満年齢。2004年のカンヌ受賞時は14歳。
所属事務所の公式芸歴、フジテレビの番組資料、映画作品データを基に整理した。
『クニミツの政』では坂上晋作を演じた2003年放送のフジテレビ系ドラマ『クニミツの政』は、柳楽のテレビドラマ初出演作として知られる。
演じたのは坂上晋作。
主演の武藤国光を押尾学が演じた作品で、柳楽は主人公が関わる坂上家の少年として出演した。
当時はまだ13歳。映画『誰も知らない』で世界的な評価を受ける前の姿を確認できる出演作である。
この作品を知っているかどうかで、柳楽の芸能活動の初期を理解する視点も変わってくる。
『星になった少年』では象使いを目指す少年に2005年公開の『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』は、柳楽の若い頃を代表する映画の一つだ。
演じたのは小川哲夢。実在した少年・坂本哲夢をモデルに、象使いを目指す少年の人生を描いた作品である。
本作で柳楽は、象と接するための訓練にも取り組んだ。
2005年のシネマトゥデイのインタビューでは、日本とタイで象使いの訓練を受けた経験について語っている。
『誰も知らない』の自然体の少年役とは異なり、動物との関係性を身体で表現する役柄だった。
若い時期から、作品ごとに異なる表現方法を求められていたことが分かる。
『シュガー&スパイス』で見せた青春俳優としての顔2006年の『シュガー&スパイス~風味絶佳~』では、山下志郎を演じた。
この作品は山田詠美の短編集『風味絶佳』に収録された同名小説が原作。
年上の女性との出会いを通して、恋愛や人との関わりを知っていく青年の物語だ。
『誰も知らない』での重厚な演技とは違い、恋愛に揺れる若者の繊細さを表現している。
この時期の出演作を見ると、柳楽が単に「カンヌを受賞した少年」というイメージにとどまらず、青春映画や人間ドラマにも活動の幅を広げていたことが分かる。
【昔の写真と現在を比較】14歳の柳楽優弥はどう変わった?
柳楽優弥の昔の写真を見て、現在との違いに驚く人は少なくない。
特に『誰も知らない』の公開当時と、2026年の映画出演時の写真を比べると、少年から大人の俳優へと成長してきた過程が見て取れる。
昔の写真で注目したい3つの時期① 2004年:14歳のカンヌ受賞時
『誰も知らない』の撮影時はまだ幼さの残る少年だった。
2004年7月の完成披露会見について、シネマトゥデイは撮影開始時から身長が約20センチ伸びていたことを報じている。
作品の撮影期間中にも成長が続いていたことが分かる興味深い記録だ。
② 2005~2007年:少年から青年への変化
『星になった少年』や『シュガー&スパイス』では、10代半ばの姿を確認できる。
特に『シュガー&スパイス』では、恋愛を経験する青年役を演じており、14歳の頃とは異なる表現が見られる。
③ 2026年:存在感のある大人の俳優へ
2026年の『RYUJI 竜二』では、裏社会から離れ、家族を守ろうとする男を演じている。
14歳の少年役とは異なり、人物の過去や責任、葛藤を背負った大人の役柄だ。
昔と現在の違いを整理| 比較項目 | 若い頃 | 2026年 |
|---|---|---|
| 年齢 | 12~17歳頃 | 36歳 |
| 代表的な役 | 少年・青年 | 弁護士・大人の男性など |
| 代表作 | 『誰も知らない』 | 『九条の大罪』『RYUJI 竜二』 |
| 演技の印象 | 自然な表情や鋭い視線 | 人物の背景を含めた幅広い表現 |
| キャリア | 新人として注目 | 主演を担う実力派俳優 |
昔の写真を探すなら、映画の場面写真、当時の完成披露会見、カンヌ映画祭関連の記録写真を比較すると分かりやすい。
所属事務所の公式プロフィールや公式ファンクラブにも、現在の活動や写真コンテンツが掲載されている。
【あまり知られていない過去】カンヌ受賞後の葛藤と20代の転機
世界的な評価が必ずしも自信につながったわけではない柳楽優弥のキャリアで見落とされがちなのが、14歳での成功と、その後の俳優としての成長には時間差があったことだ。
カンヌ受賞によって一躍有名になったものの、本人は演技の技術が十分ではないという感覚を抱えていた。
2024年8月に放送された日本テレビ系『おしゃれクリップ』では、20代の苦労についても振り返っている。
俳優としての仕事だけでなく、洗車や飲食店などのアルバイトも経験したという。
芸能界以外の世界を知ることにも意味を感じていた一方、仕事面では苦しい時期だったと語っている。
この時期は、14歳で受賞した俳優という肩書きと、自分自身が目指す俳優像との間にある距離を埋めていく時間だった。
2014年以降、役柄の幅を広げる2014年にはテレビ東京のドラマ『アオイホノオ』で主人公・焔モユルを演じた。
コミカルな演技を取り入れたこの作品は、従来のシリアスなイメージとは異なる一面を見せた出演作だ。
2016年には『ディストラクション・ベイビーズ』に出演。
同作では第38回ヨコハマ映画祭主演男優賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞などを受賞している。
2017年の『銀魂』、2018年の『銀魂2』『響-HIBIKI-』など、漫画原作の実写作品にも参加した。
さらに『ゆとりですがなにか』シリーズや『ガンニバル』など、テレビドラマ・配信作品でも存在感を発揮している。
所属事務所の芸歴を確認すると、映画、テレビ、舞台と活動領域が広がっていることが分かる。
柳楽優弥のキャリアにおける本当の転換点柳楽の俳優人生には、大きく3つの転換点がある。
- 2004年: カンヌ受賞によって世界的な知名度を獲得。
- 2014~2016年: コミカルな役から強烈な個性を持つ役まで演じ、表現の幅を拡大。
- 2020年代: 映画、テレビ、動画配信サービスで主演を担う俳優として活動。
注目したいのは、最初の成功を繰り返そうとするのではなく、異なる作品や役柄を通じて俳優としての引き出しを増やしてきた点だ。
14歳のカンヌ受賞は大きな実績だが、現在の評価は、その後の積み重ねによって支えられている。
【2026年最新】柳楽優弥の現在は?『九条の大罪』『RYUJI 竜二』に注目
2026年の柳楽優弥は、若い頃のイメージとは異なる役柄で主演作を重ねている。
Netflix『九条の大罪』で弁護士・九条間人を演じる2026年4月2日から世界独占配信されたNetflixシリーズ『九条の大罪』では、主演の九条間人を演じた。
原作は真鍋昌平による同名漫画。
半グレやヤクザなど、社会のグレーゾーンにいる依頼人の案件を引き受ける弁護士を主人公としたクライムエンターテインメントだ。
松村北斗、池田エライザ、町田啓太、生田斗真、ムロツヨシなど、多彩な俳優陣が出演している。
子どもの頃に演じた福島明とは対照的に、法律や社会の矛盾に向き合う大人の人物を演じている点が見どころだ。
なお、所属事務所の公式プロフィールには、Netflixシリーズの2026年配信に加え、映画『九条の大罪』の2027年1月8日公開予定も掲載されている。映画の公開予定と配信シリーズの実績は区別しておきたい。
映画『RYUJI 竜二』で主演。2026年10月30日公開2026年10月30日には、主演映画『RYUJI 竜二』が全国公開された。
監督は水田伸生。原作は金子正次の1983年公開映画『竜二』である。
柳楽が演じるのは花城竜二。
新宿・歌舞伎町を舞台に、裏社会で生きてきた男が家族を守るために足を洗い、一般社会で生活しようとする姿を描いている。
主な共演者は次のとおり。
- 川栄李奈
- 萩原利久
- JUNON(BE:FIRST)
- 三宅健
- 伊藤英明
- RYUKI(MAZZEL)
- 千原ジュニア
本作は、かつての名作を新しい時代の感性で再構成した作品でもある。
特に、強さと優しさ、過去への未練と家族への責任という複雑な感情を持つ人物を柳楽がどう演じるかが見どころだ。
公開4日間で興行収入1.2億円を突破2026年11月3日に映画公式サイトが発表した情報によると、『RYUJI 竜二』は10月30日から11月2日までの公開4日間で、次の数字を記録した。
公開4日間の興行収入1.2億円
公開4日間の観客動員9万人
これは映画公式サイトが発表した初動実績である。
14歳で世界的な評価を受けた柳楽が、36歳となった2026年にも主演映画で新たな観客を獲得している点は興味深い。
また、所属事務所の公式プロフィールでは、2027年1月スタートのTBS日曜劇場『Mr.MYSTERY?』への主演も発表されている。
映画と配信ドラマに加えてテレビドラマでも主演を担う予定であり、2026年から2027年にかけて出演作が続く。
【プロの結論】柳楽優弥の昔を知るなら受賞歴だけでなく成長過程を見る
柳楽優弥の昔を振り返る際、どうしても14歳でのカンヌ国際映画祭受賞が中心になりやすい。
しかし、キャリアを詳しく見ると、もう一つ重要な事実が浮かび上がる。
それは、天才子役として注目された俳優が、長い時間をかけて大人の実力派俳優へと成長したことだ。
『誰も知らない』で見せた自然な演技、『星になった少年』での身体的な役づくり、『シュガー&スパイス』での青春表現、そして『ディストラクション・ベイビーズ』での強烈な存在感。
それぞれの作品は、柳楽の異なる表情を映し出している。
加えて、20代の葛藤を経て、2026年には弁護士や裏社会の男という複雑な人物を演じている。
昔と現在を比較する際に注目すべきなのは、顔立ちの変化だけではない。作品ごとに異なる人物の人生を背負えるようになった、その演技の幅こそが大きな変化だ。
柳楽優弥の昔に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柳楽優弥は何歳で芸能界に入りましたか?
A1:2002年、12歳のときにスターダストプロモーションに所属しました。その後、是枝裕和監督の『誰も知らない』のオーディションに参加し、主演に抜擢されました。
Q2:柳楽優弥は何歳でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞しましたか?
A2:2004年、14歳で受賞しました。『誰も知らない』での演技が評価され、史上最年少かつ日本人初の男優賞受賞者となりました。
Q3:柳楽優弥の子役時代の代表作は何ですか?
A3:『クニミツの政』『誰も知らない』『星になった少年』『シュガー&スパイス~風味絶佳~』『包帯クラブ』などです。
Q4:柳楽優弥は現在何歳ですか?
A4:1990年3月26日生まれの36歳です。2026年11月現在、映画やNetflix作品などで主演を務めています。
Q5:柳楽優弥の2026年の最新出演作は何ですか?
A5:Netflixシリーズ『九条の大罪』と、2026年10月30日公開の映画『RYUJI 竜二』です。後者では花城竜二を演じています。
Q6:柳楽優弥は『クニミツの政』にも出演していたのですか?
A6:はい。2003年放送のフジテレビ系ドラマ『クニミツの政』で坂上晋作を演じました。映画『誰も知らない』が公開される前のテレビドラマ出演作です。
柳楽優弥の昔を時系列で整理すると、2002年の芸能界入り、2003年のテレビドラマ出演、2004年の『誰も知らない』とカンヌ国際映画祭の受賞が、初期キャリアの大きな柱になっている。
その後は『星になった少年』『シュガー&スパイス』などで役柄を広げ、20代の葛藤を経て、2016年以降も映画賞を獲得するなど俳優としての評価を高めてきた。
2026年11月現在は36歳。『九条の大罪』や『RYUJI 竜二』で新しい人物像を演じ、2027年にも主演作が控えている。
柳楽優弥の昔の写真を見ると、14歳の頃の印象的な目に目が留まる。しかし、その本当の魅力は、当時の姿を懐かしむだけでは分からない。
カンヌ受賞という華々しいスタートだけでなく、その後の苦労と挑戦を知ることで、現在の柳楽優弥という俳優の魅力がより深く理解できる。