俳優・柳楽優弥の若い頃は、14歳で世界的な映画賞を受賞した衝撃的なデビューと、その後の苦悩、そして大人の俳優としての成長によって特徴づけられる。1990年3月26日生まれの柳楽優弥は、12歳だった2002年に芸能事務所へ所属。2003年にテレビドラマで俳優としての第一歩を踏み出し、2004年には是枝裕和監督の映画『誰も知らない』で主演を務め、第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を史上最年少で受賞した。
当時の少年らしい鋭い目元や透明感のある表情は、現在の精悍な大人の顔立ちとは異なる魅力を持っている。その後、10代後半の休業期間や20代の再出発を経験し、映画・ドラマ・舞台で幅広い役柄に挑戦。2026年11月現在は、映画『RYUJI 竜二』の主演やNetflixシリーズ『九条の大罪』など、国内外で存在感を示している。若い頃の画像、代表作、顔立ちが変わったといわれる背景まで、年代順に整理する。
【14歳でカンヌ国際映画祭へ】柳楽優弥の若い頃と芸能界入りのきっかけ

柳楽優弥の芸能活動が始まったのは2002年。東京都出身で、1990年3月26日生まれの柳楽は、当時12歳だった。
所属事務所はスターダストプロモーション。友人が芸能活動をしていたことなどをきっかけに、自ら応募して芸能界に入ったと映画関連の略歴でも紹介されている。
この時点では、すでに数々の映画に出演していたわけではない。俳優としての本格的な活動はこれからという段階だった。
現在の柳楽優弥を知る人にとって意外なのは、最初から演技経験豊富な子役だったわけではないという点だ。むしろ、芸能界に入って間もない少年が、初めての映画オーディションで大きなチャンスをつかんだことが、その後のキャリアを決定づけた。
2003年、テレビドラマ『クニミツの政』で俳優デビュー2003年、柳楽はフジテレビ系のドラマ『クニミツの政』に出演した。
これが映像作品における初期の出演実績であり、2002年の芸能事務所への所属と、2003年の俳優デビューは区別して理解しておきたい。
その後、2004年にはテレビ朝日系のドラマ『電池が切れるまで』にも出演。映画『誰も知らない』の公開前から、テレビ作品への出演経験を積んでいた。
是枝裕和監督が見抜いた14歳の存在感柳楽優弥の人生を大きく変えたのが、是枝裕和監督による映画『誰も知らない』だった。
同作のオーディションを受けた柳楽は、演技経験がほとんどない状態で主演に抜てきされた。役柄は、母親に置き去りにされた4人きょうだいの長男・福島明。幼い弟妹を守りながら生活する少年を演じた。
2026年10月に放送された日本テレビ系『しゃべくり007』では、是枝監督が柳楽の起用について振り返っている。
当初、事務所から送られたプロフィールのFAXでは写真が鮮明に確認できなかったため、実際に会うことになったという。監督は柳楽が部屋に入ってきた瞬間に、この少年だと感じたと説明。決め手として挙げたのは、野性味のある鋭い目だった。
是枝監督は2026年の同番組でも、現在の柳楽にその目の印象が残っていると語っている。14歳の頃から現在まで続く、俳優としての個性を象徴するエピソードだ。
2004年、カンヌ国際映画祭で史上最年少の最優秀男優賞2004年5月、第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に『誰も知らない』が正式出品された。
同作で福島明を演じた柳楽は、当時わずか14歳。結果は、映画祭の最優秀男優賞受賞だった。
カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した日本人初の俳優であり、同賞の史上最年少受賞者という記録は、日本映画界にとっても大きな出来事となった。
映画の日本公開は2004年8月7日。カンヌでの受賞を経て、柳楽の名前は国内外に広く知られるようになった。
なお、映画の公式作品情報には、第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞をはじめ、複数の国内外の映画賞が記録されている。柳楽自身も新人賞などを相次いで受賞した。
注目したいのは、柳楽がこの賞を単独の成功として語っていないことだ。カンヌ受賞後の舞台挨拶では、共演者やスタッフとともに作り上げた作品だったという趣旨の発言をしている。若い頃から、映画制作における集団の力を意識していたことがうかがえる。
【子役時代から10代後半まで】柳楽優弥の若い頃の代表作品と画像の魅力
14歳当時の画像に残る少年らしさと鋭い目元柳楽優弥の若い頃の画像を探すと、特に注目されるのが2004年前後の姿だ。
『誰も知らない』の作品写真やカンヌ国際映画祭関連の写真、同年の完成披露会見などでは、まだ少年らしい顔立ちと印象的な目元を確認できる。
当時の柳楽は、現在のような大人の落ち着いた雰囲気とは異なり、頬や輪郭に若さが残る表情を見せていた。一方、目の力強さはすでに際立っていた。
2004年7月の完成披露会見について報じたシネマトゥデイによれば、是枝監督は撮影開始時と比べて柳楽の身長が約20センチ伸びたことにも触れている。映画の撮影期間中に身体的にも大きく成長していたのだ。
若い頃の画像を比較する際には、カンヌ受賞時の写真だけでなく、映画『星になった少年』や『シュガー&スパイス』の宣材写真も見ると、10代の変化が分かりやすい。
10代の主な出演作品一覧カンヌ受賞後、柳楽は映画を中心に出演作品を増やしていった。
特に2005年から2007年にかけては、主演作が続いている。作品ごとに異なる人物像を演じることで、世界的な賞を受賞した少年というイメージだけにとどまらない俳優としての幅を広げていった。
- 2003年『クニミツの政』:テレビドラマへの出演。
- 2004年『電池が切れるまで』:テレビドラマ出演。
- 2004年『誰も知らない』:福島明役。カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。
- 2005年『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』:主演。象使いを目指す少年を演じた。
- 2006年『シュガー&スパイス 風味絶佳』:主演。青春と恋愛を描く作品に挑戦。
- 2007年『包帯クラブ』:主演。若者たちの心の傷と交流を描いた作品。
- 2007年『Genius Party』内「BABY BLUE」:声優として参加。
- 2009年『戦慄迷宮3D』:ホラー作品にも出演。
これらの作品は、所属事務所の公式プロフィールにも掲載されている。
『誰も知らない』で見せた静かな演技から、『星になった少年』のような成長物語、青春映画、ホラーまで、10代のうちに複数ジャンルを経験したことが分かる。
14歳の受賞が、その後の俳優人生に与えた影響10代で世界的な賞を受賞することは、通常の俳優デビューとは異なる状況を生み出す。
柳楽の場合、14歳という年齢で世界中から注目され、次の出演作にも高い期待が寄せられるようになった。
その期待は大きなチャンスである一方、本人の成長速度と周囲の評価との間にギャップを生む要因にもなった。10代後半の一時休業につながる背景には、こうした急激な環境の変化もあった。
つまり、若い頃の柳楽を理解するには、カンヌ受賞という華やかな実績だけでなく、その後に続いた葛藤も含めて見る必要がある。
【年代別年表】柳楽優弥の若い頃から現在までの経歴と転換点
柳楽優弥のキャリアは、大きく分けると、10代の世界的な注目、20代の再出発と演技の幅の拡大、30代の実力派俳優としての定着という流れで整理できる。
以下の表では、主な出来事と作品、俳優としての転換点をまとめた。
| 年代・年齢 | 主な出来事・出演作品 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2002年・12歳 | スターダストプロモーションに所属 | 芸能活動のスタート |
| 2003年・13歳 | 『クニミツの政』 | テレビドラマ出演 |
| 2004年・14歳 | 『誰も知らない』 | カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少受賞 |
| 2005年・15歳 | 『星になった少年』 | 主演俳優として活動を継続 |
| 2006年・16歳 | 『シュガー&スパイス 風味絶佳』 | 青春映画に挑戦 |
| 2007年・17歳 | 『包帯クラブ』 | 映画主演を継続 |
| 2008〜2009年 | 俳優業の一時休業と活動再開 | キャリアの大きな転換期 |
| 2010年・20歳 | 『すべては海になる』 | 映画主演で本格復帰 |
| 2012年・22歳 | 舞台『海辺のカフカ』 | 蜷川幸雄演出の舞台に出演 |
| 2013年・23歳 | 『許されざる者』 | 渡辺謙ら実力派俳優と共演 |
| 2014〜2015年 | 『アオイホノオ』『まれ』など | テレビドラマでも活躍 |
| 2016年・26歳 | 『ディストラクション・ベイビーズ』『ゆとりですがなにか』 | 主演男優賞やドラマ助演男優賞を受賞 |
| 2017年・27歳 | 『おんな城主 直虎』『銀魂』 | 大河ドラマや話題作に出演 |
| 2022年・32歳 | エランドール賞新人賞 | 近年の活動に対する評価 |
| 2025年・35歳 | 『ガンニバル』シーズン2 | 配信ドラマで主演 |
| 2026年・36歳 | 『九条の大罪』『RYUJI 竜二』 | 配信・劇場作品で主演 |
この年表から分かるのは、柳楽のキャリアがカンヌ受賞後も一直線に伸びたわけではないということだ。
10代後半の休業を経て、20代では映画や舞台、テレビドラマに活動領域を広げている。2016年には映画とドラマの両方で評価を受け、若い頃の受賞歴に頼らない実績を築き始めた。
特に2016年は重要だ。映画『ディストラクション・ベイビーズ』では第38回ヨコハマ映画祭主演男優賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞。『ゆとりですがなにか』でもドラマの助演男優賞を受賞した。
カンヌ受賞から約12年後、柳楽は再び演技力で複数の賞を獲得する俳優へと成長していたのである。
【20代の苦悩と再出発】柳楽優弥は一時休業からどう復活した?
10代後半に訪れた俳優業の一時休業柳楽優弥の若い頃を語るうえで避けて通れないのが、10代後半の活動休止期間だ。
10代前半で世界的な評価を得た後、柳楽は体調不良などを背景に俳優業を一時休業した。2008年には仕事をセーブする状況となり、出演予定だった作品を断るなど、活動のペースを落としていたことが当時の報道でも伝えられている。
周囲からの大きな期待と、まだ成長過程にあった本人との間には、少なからず負担があったと考えられる。
ただし、この時期を単純に「カンヌ受賞後の転落」と表現するのは正確ではない。本人にとっては、俳優という仕事との向き合い方を考え直し、自分の生活や価値観を見つめ直す期間でもあった。
2010年『すべては海になる』で俳優として復帰活動再開の大きな節目となったのが、2010年公開の映画『すべては海になる』だ。
同作では佐藤江梨子とともに主演を務めた。撮影現場に戻った際には、セリフの覚え方を忘れていたと当時のインタビューで振り返るなど、ブランクによる戸惑いもあった。
それでも映画への出演を通じて、俳優としての活動を再開。若い頃の受賞歴を背負い続けるのではなく、新たな役柄を通じて自分の実力を磨く方向へ進んでいった。
2012年、蜷川幸雄演出の舞台『海辺のカフカ』2012年には、蜷川幸雄演出の舞台『海辺のカフカ』に出演した。
村上春樹の小説を舞台化した作品であり、柳楽にとって舞台への本格的な挑戦となった。
舞台は映画やテレビドラマとは異なり、観客の前で役を演じ続ける集中力や身体表現が求められる。蜷川作品への参加は、俳優としての表現方法を広げる経験になった。
2013年以降、実力派俳優として存在感を確立2013年には李相日監督の映画『許されざる者』に出演。渡辺謙、佐藤浩市、柄本明らと共演した。
その後も『クローズEXPLODE』『アオイホノオ』『まれ』など、映画とドラマの両方で出演作を重ねていく。
2016年の『ゆとりですがなにか』では道上まりぶ役を演じ、従来のシリアスなイメージとは異なる、個性的でコミカルな人物像を表現した。
同年の『ディストラクション・ベイビーズ』では、衝動的で危うい青年を演じ、映画賞でも高い評価を受けた。
この時期の重要な変化は、役柄の振れ幅だ。繊細な少年から、社会にうまくなじめない若者、荒々しい人物、コミカルなキャラクターまで演じ分けるようになった。
2022年にはエランドール賞新人賞も受賞。かつての天才子役というイメージを超え、長期的に作品を支える俳優として評価されている。
【若い頃と現在を比較】柳楽優弥は顔が変わった?理由を検証
14歳と36歳では顔立ちが変わって当然柳楽優弥について検索すると、「若い頃と現在では顔が違う」「顔が変わった」という疑問が見られる。
実際に2004年のカンヌ受賞当時と2026年の写真を比較すると、輪郭や頬の印象、顔全体の雰囲気には明確な違いがある。
しかし、14歳と36歳の比較であることを考えれば、成長による変化は自然なものだ。
10代の頃は顔に少年らしい丸みが残っていたが、30代半ばになると骨格や筋肉の印象も変わり、顔立ちが大人びて見える。さらに髪型や眉の整え方、撮影時の照明、役柄に合わせたメイクなども印象を左右する。
体重の増減も外見の変化に関係していたもう一つ、過去の報道から確認できるのが体重の変化だ。
2009年の映画『戦慄迷宮3D』関連の報道では、柳楽が以前より約10キロ体重を増やした姿で公の場に登場したことが取り上げられた。
当時、本人はブログで体重が増えたことに触れ、役作りではなく、太った自分を見てみたかったという趣旨を説明していた。
その後、2011年の『TOKYO23~サバイバルシティ』では、格闘家志望の青年を演じるために減量。シネマトゥデイのインタビューでは、役作りのための減量を含め、一番体重が多かった時期から約25キロ減ったと語っている。
こうした体重の増減は、顔の輪郭や頬の印象にも影響する。若い頃の写真と現在の写真で顔が違って見える背景には、こうした身体的な変化も関係している。
整形が理由という情報はある?顔立ちの変化を美容整形と結びつける話題もあるが、整形を理由と断定できる本人の公表や信頼できる裏付けは確認できない。
現在確認できる情報から説明できるのは、年齢による成長、体重の増減、役柄に合わせた外見の変化などだ。
写真の印象だけで美容整形の有無を判断することはできない。特に10代と30代の写真を比較する場合は、撮影条件や時期の違いも考慮する必要がある。
若い頃と現在の比較ポイント- 10代:少年らしい輪郭と鋭い目元が印象的。
- 20代前半:体重変化や役柄によって顔全体の印象が大きく変わった時期。
- 20代後半:シリアスな作品からコメディーまで対応する、落ち着いた大人の表情。
- 30代:骨格や表情に成熟した印象が加わり、役柄に応じた外見の使い分けも目立つ。
- 2026年・36歳:『RYUJI 竜二』などで、人生経験を感じさせる大人の人物像を表現。
柳楽優弥の若い頃の画像を見るときは、単に顔の違いだけに注目するのではなく、どの作品のどの時期に撮影された写真なのかを確認すると、俳優としての変化も理解しやすい。
【2026年最新】柳楽優弥の現在は?『RYUJI 竜二』『九条の大罪』で主演
2026年10月30日公開『RYUJI 竜二』で主演2026年の柳楽優弥を語るうえで、最も新しい映画の話題が『RYUJI 竜二』だ。
2026年10月30日に全国公開された同作は、1983年公開の映画『竜二』を原作とする新作。主演・脚本を務めた金子正次によるオリジナル作品の世界観を、新たな時代の感性で再構築した映画である。
柳楽が演じるのは花城竜二。監督は水田伸生、脚本は冨岡淳広が担当する。
共演者には川栄李奈、萩原利久、JUNON(BE:FIRST)、田中美里、RYUKI(MAZZEL)、千原ジュニア、三宅健、伊藤英明らが名を連ねている。
1983年の『竜二』は、金子正次が主演と脚本を務め、公開からわずか8日後に本人が亡くなったことでも知られる作品だ。日本映画史に残る作品の新たな主人公を柳楽が演じるという点でも、注目度は高い。
2026年11月3日に公開された映画公式サイトの発表によると、10月30日から11月2日までの公開4日間で、興行収入は1億2,000万円、観客動員数は9万人を突破した。これは配給側による公開初期の発表数値であり、映画への関心の高さを示す材料となっている。
Netflixシリーズ『九条の大罪』で初の弁護士役2026年4月2日には、Netflixシリーズ『九条の大罪』が世界配信された。
原作は真鍋昌平による同名漫画。柳楽は主人公の弁護士・九条間人を演じている。
九条は、一般的な正義感だけでは割り切れない依頼人たちを引き受け、法律と道徳の境界に向き合う人物だ。
柳楽にとって弁護士役は初挑戦。従来の映画で見せてきた荒々しさや繊細さとは異なる、複雑な倫理観を持つ人物を演じている。
所属事務所の2026年7月の発表によると、Netflixでの配信開始後、同作はグローバル週間TOP10の非英語シリーズ部門に2週連続で入り、日本の週間TOP10では4週連続1位を獲得した。
加えて、2027年1月8日には映画版『九条の大罪』の全国公開も予定されている。監督は土井裕泰。松村北斗、池田エライザ、町田啓太、音尾琢真、ムロツヨシらが出演する。
なお、2026年に配信されたNetflixシリーズと、2027年公開予定の劇場映画は別の公開形態である。検索時には混同しないようにしたい。
2025年の『ガンニバル』から続く配信作品での存在感柳楽は2022年にDisney+シリーズ『ガンニバル』で主演を務め、2025年3月19日にはシーズン2が世界配信された。
配信作品では、テレビドラマや映画とは異なる長い物語の中で人物の変化を表現できる。柳楽が主演を務める作品が複数の配信サービスで展開されていることは、現在の活動の幅を示している。
また、2024年には映画『夏目アラタの結婚』で主演、TBSドラマ『ライオンの隠れ家』でも主演を務めた。
2026年11月現在、柳楽は36歳。2027年1月開始予定のTBS日曜劇場『Mr.MYSTERY?』でも主演が発表されており、映画・配信・地上波ドラマと活躍の場はさらに広がっている。
若い頃と現在で最も変わったのは俳優としての表現の幅14歳でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した頃、柳楽の魅力は、少年らしい存在感と鋭い目元にあった。
しかし、現在はそれだけではない。
『ゆとりですがなにか』の道上まりぶ、『ディストラクション・ベイビーズ』の危うい青年、『ガンニバル』の阿川大悟、『九条の大罪』の九条間人など、人物像の異なる役柄を演じている。
さらに『RYUJI 竜二』では、義理や人情、人生の選択といったテーマを背負う主人公に挑戦した。
若い頃の柳楽が持っていた目の強さは、現在も俳優としての個性の一部だ。ただし、その魅力を支えているものは、経験を重ねて身につけた表現力や人物理解へと広がっている。
【プロの結論】柳楽優弥の若い頃を知ると現在の演技がもっと面白くなる
柳楽優弥の俳優人生を振り返ると、単なる天才子役の成功物語ではないことが分かる。
12歳で芸能事務所に所属し、14歳でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。その後、10代後半の休業や20代の再出発を経験し、30代では国内外の作品で主演を務める俳優へと成長した。
特に注目したいのは、カンヌ受賞という一度きりの大きな実績を、現在までの俳優活動のすべてにしていないことだ。
『ディストラクション・ベイビーズ』での受賞、『ゆとりですがなにか』でのコメディー演技、『ガンニバル』でのサスペンス、『九条の大罪』での弁護士役など、異なるジャンルに挑み続けている。
若い頃の画像を見て柳楽優弥に興味を持った人には、次の3つの視点から作品を見比べることをおすすめしたい。
- 少年時代の演技を知りたい人:『誰も知らない』と『星になった少年』を見ると、10代の柳楽が持っていた繊細な表現力が分かる。
- 俳優としての成長を知りたい人:『ディストラクション・ベイビーズ』『ゆとりですがなにか』を比較すると、演技の振れ幅を感じられる。
- 現在の実力を知りたい人:『ガンニバル』『九条の大罪』『RYUJI 竜二』を見ると、30代の柳楽が挑む人物像の違いを楽しめる。
柳楽優弥の本当の魅力は、14歳で世界的な賞を獲得したことだけではない。そこから約22年にわたって俳優として挑戦を続け、年齢と経験に応じて演じられる人物を増やしてきたことにある。
【柳楽優弥の若い頃】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柳楽優弥は何歳で芸能界デビューしましたか?
A1:2002年、12歳でスターダストプロモーションに所属しました。映像作品への出演は2003年のテレビドラマ『クニミツの政』が初期の出演実績です。芸能事務所への所属と俳優としての映像デビューは、1年の違いがあります。
Q2:柳楽優弥は14歳でカンヌ国際映画祭の何賞を受賞しましたか?
A2:2004年、第57回カンヌ国際映画祭で映画『誰も知らない』の演技が評価され、最優秀男優賞を受賞しました。日本人初、史上最年少の受賞として知られています。
Q3:柳楽優弥は若い頃と比べてなぜ顔が変わったのですか?
A3:14歳から36歳までの成長に加え、過去に本人が語った体重の増減や、役柄に応じた外見の変化が考えられます。整形が原因だと裏付ける確かな情報はありません。
柳楽優弥の若い頃は、2002年の芸能事務所入りから始まり、2004年の『誰も知らない』とカンヌ国際映画祭での最優秀男優賞受賞によって、一気に世界から注目されることになった。
その後は10代後半の休業、20代の再出発、2016年の映画賞受賞など、さまざまな転機を経験。現在ではシリアスな役からコメディー、サスペンス、社会派作品まで幅広く演じる実力派俳優として活躍している。
2026年11月現在は、映画『RYUJI 竜二』が公開され、Netflixシリーズ『九条の大罪』も話題となっている。さらに2027年には映画版『九条の大罪』やTBS日曜劇場『Mr.MYSTERY?』の主演も控えている。
14歳の頃の印象的な目元は、36歳になった現在も柳楽優弥の大きな個性だ。しかし、若い頃と現在を比較したときに最も注目すべきなのは、顔立ちの変化以上に、経験を積み重ねて演技の幅を広げてきたことである。
カンヌ受賞から約22年。柳楽優弥の俳優人生は、過去の栄光を振り返るだけでは終わらない。2026年以降の出演作にも、引き続き注目したい。