鳥貴族と大倉家の関係を理解するうえで、最初に押さえたいのが父親の大倉忠司と、アイドル・タレントとして活動する大倉忠義の関係です。
大倉忠司は大倉忠義の実父であり、忠義は3兄弟の長男です。この親子関係は、2025年の鳥貴族40周年記念企画でも、運営会社の公式発表によって明確に紹介されています。
父・大倉忠司は鳥貴族を築いた経営者1960年2月4日生まれ。大阪府出身。1985年に鳥貴族を創業し、全国規模の焼鳥チェーンへと成長させた実業家。2026年現在もエターナルホスピタリティグループの代表取締役社長CEOを務めています。
忠司の経営者としての特徴は、価格のわかりやすさ、店舗運営の標準化、ブランドづくりを重視してきたことです。
創業時から均一価格を取り入れ、気軽に利用できる焼鳥店というコンセプトを育ててきました。
息子・大倉忠義はSUPER EIGHTのメンバーアイドルグループSUPER EIGHTのメンバー。歌手・俳優として活動し、エンターテインメント分野で独自のキャリアを築いています。
忠義は父親と同じ飲食業界ではなく、芸能界でキャリアを積んできました。
父親が全国規模の飲食チェーンを経営する一方、息子は音楽や演技、エンターテインメントの仕事を中心に活動するという、異なる職業上の道を歩んでいます。
この違いは、親子の関係が必ずしも事業承継を前提としていないことを理解する手掛かりになります。
2025年の40周年企画では、こうした異なる世界で活躍してきた2人が、鳥貴族という共通の存在を通じて初めて親子対談を実現しました。
【鳥貴族の創業者・大倉忠司の経歴】1985年の俊徳店から全国ブランドへ

鳥貴族の歴史は、1985年5月、大阪府東大阪市から始まりました。
大倉忠司が個人事業として開業したのが、1号店となる「鳥貴族俊徳店」です。
当時の飲食業界では、焼鳥店は価格や店構えに独自性を持たせることが一般的でした。そのなかで忠司は、手頃でわかりやすい価格設定と、誰でも利用しやすい店づくりを目指しました。
1985年から2026年までの主な歴史創業から40年以上の歩みを、親子の関係や企業の変化と合わせて整理します。
この沿革は、企業の有価証券報告書や公式発表、40周年記念資料に基づくものです。
1号店「鳥貴族俊徳店」はなぜ特別なのか俊徳店は、鳥貴族の原点となった店舗です。
旧店舗は2008年に駅前の再開発によって閉店しましたが、創業40周年に合わせて2025年5月1日に復活しました。
復活した店舗では、創業当時の雰囲気を再現した内装や、当時をイメージしたメニューが用意されました。
当初は期間限定営業の予定でしたが、利用者からの要望を受け、2025年11月以降も営業を継続することが決定しています。
2026年には復活から1周年を迎え、公式店舗情報にも俊徳店が掲載されています。創業の歴史を伝える場所として、単なる飲食店以上の意味を持つ存在になっています。
【鳥貴族40周年で実現した親子コラボ】大倉忠義監修メニューの全貌
2025年4月21日、エターナルホスピタリティグループは鳥貴族の創業40周年記念企画を発表しました。
中心となったのが、SUPER EIGHT大倉忠義とのコラボレーションです。
運営会社の発表によると、忠義は鳥貴族創業者・大倉忠司の長男で、鳥貴族と同じ1985年生まれ。40周年を迎える節目に、本人監修の限定メニューや親子対談などが企画されました。
大倉忠義監修の2種類のメニュー今回の企画では、忠義をイメージしたグリーンを取り入れた2品が登場しました。
串ナゲットグリーン
ささみのチキンナゲット串8本に、のり塩をトッピングしたボリュームのあるメニュー。
2025年5月1日発売・100万食限定
ニラ玉グリーン
むね串のタレ焼きに、たっぷりのニラと半熟卵をトッピングした一品。
2025年5月1日発売・100万食限定
両商品はそれぞれ100万食、合計200万食限定で販売されました。
価格は発売当時の全品均一価格に合わせて税込390円でした。
親子初共演の対談動画も公開もう一つの注目企画が、大倉忠司と大倉忠義による親子対談です。
公式発表では、対談動画は次の2本で構成されました。
- 「これまで篇」:鳥貴族の40年間を振り返る内容
- 「これから篇」:親子それぞれの未来について語る内容
2025年5月1日から鳥貴族アプリで公開され、6月以降は店舗でのメイキング映像や公式TikTokでの親子ショートムービーも予定されていました。
また、忠義の直筆文字を使用した記念ノベルティ企画も実施されました。
ここで注目したいのは、忠義が単に創業者の息子としてイベントに登場したのではなく、メニュー監修という具体的な役割を担った点です。
芸能活動で培った発信力と、鳥貴族が40年間積み上げてきたブランド資産を組み合わせた企画でした。
ただし、このコラボは40周年の記念事業であり、忠義が経営に参加したことや、後継者に決定したことを意味するものではありません。
【大倉忠義は鳥貴族を継ぐ?】父親が息子に継がせない理由
鳥貴族と大倉親子について検索する人が特に気になるのが、忠義の事業承継の可能性です。
創業者の長男であり、40周年には公式コラボまで実現したとなれば、将来的に経営を引き継ぐのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、2024年7月29日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」で、忠義本人が父親の方針について語っています。
父親から伝えられていた「継がせない」という方針スポニチの番組内容報道によると、番組内で鳥貴族を継ぐ可能性について質問された忠義は、父親から昔から継がせないと言われていたことを明かしました。
その背景にあったのは、忠司自身の経営哲学です。
父親は、息子が会社を引き継ぐことで組織が衰退していくような事態を避けたいと考えていたとされています。
つまり、単純に息子を経営者として認めていないという話ではありません。
血縁関係だけを理由に次の経営者を決めることへの慎重な考え方が背景にあります。
なぜ創業者は親族への事業承継を避けたのかこの方針には、企業経営上の合理性があります。
主な理由として考えられるのは、次の3点です。
1. 経営能力と血縁関係を切り離すため
会社のトップに必要なのは、事業を理解し、従業員や取引先、顧客から信頼される能力です。創業者の子供だからという理由だけで後継者にすると、適切な人材配置が難しくなる場合があります。
2. 組織の世代交代を円滑に進めるため
全国規模のチェーンでは、店舗運営、人材育成、商品開発、財務管理など、多様な専門性が必要です。個人のカリスマ性だけに依存しない経営体制が欠かせません。
3. 息子自身の人生を尊重するため
忠義は芸能界で独自のキャリアを築いています。父親の会社を継ぐことを前提にすれば、本人が選択してきた仕事や人生にも大きな影響が生じます。
なお、これらは番組で紹介された父親の方針と企業経営の観点から読み取れる背景です。忠司が個別に3つの理由を公式に発表したという意味ではありません。
大倉忠義本人は経営をどう考えている?同番組で忠義は、父親が継がせないと言っていたことをユーモアを交えて振り返っています。
また、芸能活動と鳥貴族経営の両立を提案された際には、時間的な余裕がないという趣旨の返答をしています。
このやり取りから見えるのは、忠義が現在の芸能活動を中心にキャリアを築いているということです。
2025年のコラボ企画が実現したからといって、経営者への転身を決断したわけではありません。
2026年11月現在、忠義が鳥貴族の後継者に就任するという公式発表はありません。
【大倉忠司の現在は?2026年最新】エターナルホスピタリティグループとNBGでの活動
2026年の大倉忠司は、鳥貴族を立ち上げた創業者であるだけでなく、グローバル展開を進める企業グループの経営者として活動しています。
会社名は鳥貴族ホールディングスから変更鳥貴族は、事業の拡大に合わせて企業体制と名称を変えてきました。
2024年5月には、株式会社鳥貴族ホールディングスから株式会社エターナルホスピタリティグループへと商号を変更しています。
これは単なる社名変更ではありません。
焼鳥ブランドの国内展開だけでなく、チキン関連事業や海外市場への展開を視野に入れた企業戦略の一環です。
鳥貴族というブランド自体は現在も存続しており、グループの中心的な事業ブランドとして展開されています。
2026年も代表取締役社長CEOを継続2026年9月11日公表の2026年7月期決算短信では、大倉忠司が代表取締役社長CEOとして記載されています。
同資料によると、2026年7月期の連結業績は次のとおりです。
| 項目 | 2026年7月期 |
|---|---|
| 売上高 | 512億5,400万円 |
| 営業利益 | 27億9,700万円 |
| 経常利益 | 28億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 13億1,800万円 |
売上高は前期比10.6%増となりました。一方、営業利益は10.4%減、純利益は23.4%減です。
売上規模の拡大と利益面の課題が併存していることがわかります。
海外展開やグループ事業の拡大を進めるなかで、成長投資と収益性の両立が経営上の課題になっています。
2026年9月、株式会社NBGの社外顧問に就任2026年9月16日、株式会社NBGは大倉忠司の社外顧問就任を発表しました。
就任日は2026年9月1日付です。
NBGは、BAR「お酒の美術館」やゴールドリカーなど、酒類を中心とした事業を展開する企業です。
今回の顧問就任では、忠司が長年培ってきた次のような経験を生かすことが期待されています。
- 多店舗展開と店舗運営
- ブランド構築とマーケティング
- 人材育成
- 組織づくり
- 外食・酒類業界における事業拡大
NBGの発表では、店舗展開やブランド戦略、人材育成などについて助言する予定と説明されています。
このニュースは、忠司が2026年も経営者として活動領域を広げていることを示すものです。
ただし、NBGの社外顧問就任は、鳥貴族の経営から退いたことや、後継者への引き継ぎを意味するものではありません。
【鳥貴族と大倉親子の現在と評判】40周年企画が示した新しい親子関係
鳥貴族と大倉親子の関係を考えるうえで、2025年の40周年企画は大きな転換点でした。
それまで忠義と鳥貴族の関係は、創業者の息子が芸能界で活躍しているという話題を中心に語られることが多くありました。
しかし、40周年企画では親子が公式に並び、忠義がメニュー監修という形でブランドに参加しました。
親子コラボが持つ意味この企画には、3つの意味があります。
第一に、創業者の歴史を次世代に伝える機会になったこと。
1985年に小さな焼鳥店として始まった鳥貴族の歴史を、創業者本人とその息子が一緒に振り返りました。
第二に、芸能と飲食ブランドの相乗効果が生まれたこと。
忠義の知名度やファン層と、鳥貴族の既存顧客層が交差することで、40周年企画に新しい注目が集まりました。
第三に、親子のつながりと経営の継承を別の形で表現したこと。
忠義は会社の経営を引き継がなくても、メニュー監修や記念企画への参加を通じて父親が築いたブランドと関わることができます。
この点は、事業承継を必ずしも親から子への経営権移転だけで考える必要がないことを示しています。
鳥貴族に対する評判と俊徳店の反響40周年企画で特に注目されたのが、俊徳店の復活です。
当初は期間限定だったものの、利用者からの要望を受けて営業継続が決まりました。
2026年にも公式店舗情報に掲載され、創業時の雰囲気を伝える特別店舗として営業しています。
これは、鳥貴族のブランド価値が現在の均一価格や店舗数だけではなく、創業の歴史にも支えられていることを示しています。
一方、忠義のファンにとっては、本人が生まれた1985年に誕生した鳥貴族とのつながりを、具体的な企画として楽しめる機会になりました。
親子それぞれのファン層が交わることで、40周年は単なる企業の記念日を超えたイベントになったと考えられます。
【鳥貴族と大倉に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:鳥貴族の創業者・大倉忠司は大倉忠義の父親ですか?
A1:はい。大倉忠司はSUPER EIGHTの大倉忠義の実父です。忠義は忠司の長男で、2025年の鳥貴族40周年公式発表でも親子関係が紹介されています。
Q2:大倉忠義は将来、鳥貴族を継ぐ予定ですか?
A2:2026年11月現在、後継者就任の公式発表はありません。2024年のテレビ出演では、父親から昔から会社を継がせないと言われていたことを明かしています。
Q3:鳥貴族の1号店はどこですか?
A3:大阪府東大阪市の鳥貴族俊徳店です。1985年5月に創業し、2008年に旧店舗が閉店。2025年5月1日に復活し、2026年も公式店舗情報に掲載されています。
Q4:大倉忠義が監修した鳥貴族のメニューは何ですか?
A4:2025年の40周年企画で登場した「串ナゲットグリーン」と「ニラ玉グリーン」の2種類です。それぞれ100万食限定で販売されました。
Q5:大倉忠司は2026年現在、鳥貴族を経営していますか?
A5:はい。2026年9月公表の決算資料でも、エターナルホスピタリティグループの代表取締役社長CEOとして記載されています。同年9月には株式会社NBGの社外顧問にも就任しました。
鳥貴族と大倉の関係を整理すると、創業者・大倉忠司とSUPER EIGHT大倉忠義は実の親子でありながら、それぞれ異なる分野でキャリアを築いていることがわかります。
忠司は1985年に東大阪市で鳥貴族を創業し、2026年現在もエターナルホスピタリティグループの代表取締役社長CEOとして経営を続けています。加えて、NBGの社外顧問にも就任し、飲食・酒類業界で経験を生かす活動を広げています。
一方、忠義は芸能界で活動を続けており、2025年の40周年では監修メニューや親子対談を通じて鳥貴族と関わりました。
ここで重要なのは、親子であること、ブランドに協力すること、会社を継ぐことは、それぞれ別の話だという点です。
忠司が息子に会社を継がせない方針を持っていたことは、世襲を当然としない経営者としての考え方を表しています。
2026年現在、忠義の後継者就任は決まっていません。しかし、40周年企画で見せた親子の協力関係は、経営権を引き継がなくても創業者の思いやブランドの歴史を次の世代へ伝えられることを示しました。
鳥貴族の今後を考える際には、大倉家の親子関係だけでなく、企業としての成長戦略や経営体制の変化にも注目する必要があります。