2026年の東京で、本当に住みやすい街はどこなのか。街選びで参考になるのが、実際に暮らす人の満足度を測る「住みここちランキング」と、多くの人が住みたいと考える街を集計した「住みたい街ランキング」です。両者は似ているようで、評価の基準もランキングの顔ぶれも異なります。
2026年の大東建託「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング」東京都版では、住みここち駅ランキング1位が代官山、住みここち自治体ランキング1位が中央区。住みたい街駅ランキングでは吉祥寺が8年連続1位となり、住みたい自治体ランキングでは港区が2年連続1位を獲得しました。一方、リクルートのSUUMO住みたい街ランキング2026では、首都圏の駅ランキングで横浜が1位、吉祥寺が3位、自治体ランキングでは世田谷区が初の1位となっています。調査主体によって結果が変わる理由を読み解くことが、納得できる住まい選びの第一歩です。
【2026年最新】東京の住みやすい街ランキングは?住みここちと住みたい街を比較

まず押さえたいのは、「住みやすい街」と「住みたい街」は同じ意味ではないという点です。
住みここちは、現在その街に住んでいる人が日々の生活をどう評価しているかを示します。買い物のしやすさ、交通アクセス、行政サービス、静けさ、地域への愛着など、実際の暮らしに根差した評価です。
一方、住みたい街は、まだ住んでいない人も含めて、どの街に住みたいかという人気や憧れを測るランキングです。知名度、街のブランド力、商業施設、交通アクセスなどが選択に影響します。
いい部屋ネットの2026年東京都版ランキング大東建託が2026年5月13日に発表した調査では、駅と自治体をそれぞれ「住みここち」「住みたい街」に分けて評価しています。
住みここち駅ランキングのトップは、東京都渋谷区の代官山です。2位は白金台、3位は六本木一丁目。上位には、港区や渋谷区の落ち着いた住宅エリアが目立ちます。
自治体ランキングでは中央区が8年連続で1位となり、2位は文京区、3位は武蔵野市でした。住みたい街駅ランキングでは吉祥寺が8年連続1位、自治体ランキングでは港区が2年連続1位です。
SUUMOの2026年首都圏版では異なる結果にリクルートが発表したSUUMO住みたい街ランキング2026では、首都圏の駅ランキング1位は横浜、2位は大宮、3位は吉祥寺でした。吉祥寺は東京都の街として引き続き高い人気を維持しています。
自治体ランキングでは世田谷区が1位に浮上。2018年以降、8年連続で1位だった港区は2位となりました。3位は目黒区です。
ここで注意したいのは、いい部屋ネットの東京都版とSUUMOの首都圏版では、対象地域も回答者も異なることです。順位だけを並べて優劣を決めるのではなく、それぞれの調査が何を測定しているのかを理解する必要があります。
【代官山・中央区・吉祥寺が上位】2026年に評価された街の特徴
ランキング上位の街には、それぞれ異なる魅力があります。単純に順位が高いからという理由ではなく、どのような暮らしを実現しやすいのかを見ていきます。
1位・代官山:洗練された街並みと暮らしの満足度代官山は、いい部屋ネットの2026年住みここち駅ランキングで東京都1位となりました。前年の2位から順位を上げています。
注目したいのは、総合順位だけではありません。大東建託の因子別評価では、代官山は「行政サービス」「親しみやすさ」「防災」の3項目で1位を獲得しています。特に行政サービスと親しみやすさは、偏差値80台という高い評価でした。
代官山の魅力は、都心に近い立地でありながら、落ち着いた街並みや個性的な店舗が共存していることです。華やかな商業エリアだけでなく、日常生活を送る住宅地としての側面もあります。
一方、家賃や物件価格は住まい探しの大きなハードルになりやすいエリアです。広い住戸を確保したい人や、住宅費を抑えたい人にとっては、ランキングの高さがそのまま最適な選択を意味するわけではありません。
向いている人:都心へのアクセス、街並みの美しさ、飲食店や文化的な施設への近さを重視する人。
注意したい人:広い住居を低予算で確保したい人、日常の買い物を最優先に考える人。
2位・中央区:交通利便性と都市生活のバランス自治体の住みここちランキングで8年連続1位となったのが中央区です。
中央区は「親しみやすさ」と「賑わい」の2因子で1位、「交通利便性」と「行政サービス」で2位という高い評価を得ています。都心の中心部に位置し、複数の鉄道路線や商業施設、オフィス、飲食店などが集まっていることが生活上の強みです。
ただし、中央区と一口にいっても、銀座、日本橋、築地、月島、勝どきなど、街の性格は大きく異なります。
商業施設やオフィスが集まるエリアと、住宅や地域商店が中心となるエリアでは、生活の雰囲気も変わります。中央区への引っ越しを検討するなら、区全体の評価だけでなく、実際に住む駅や町丁目まで絞り込むことが欠かせません。
向いている人:通勤時間を短縮したい人、複数路線を利用する人、都市型の生活を楽しみたい人。
注意したい人:住宅費を抑えたい人、自然の多い静かな住宅街を最優先する人。
3位・吉祥寺:人気と日常の暮らしやすさを両立吉祥寺は、いい部屋ネットの東京都版で住みたい街駅ランキング8年連続1位を獲得しました。SUUMOの首都圏版でも3位に入っています。
吉祥寺の特徴は、買い物、飲食、文化、自然といった複数の要素が駅周辺に集まっていることです。大型商業施設や個人経営の店舗があり、日常の買い物から休日の外出まで、生活圏の中で選択肢を確保しやすい街です。
井の頭恩賜公園をはじめとする緑の存在も、吉祥寺の魅力を語るうえで外せません。都市の利便性を保ちながら、自然に触れる時間も持ちたい人にとって、バランスのよい候補になります。
一方、人気エリアであることから、駅近の物件や条件のよい住戸は競争が激しくなりやすい傾向があります。駅周辺の賑わいが苦手な人は、少し離れた住宅街も含めて検討するとよいでしょう。
向いている人:買い物や外食を楽しみたい人、自然と商業施設の両方を重視する人、休日も街の中で過ごしたい人。
注意したい人:静寂を最優先する人、駅前の混雑を避けたい人、都心への最短通勤を重視する人。
【ランキング比較表】港区・世田谷区・住み続けたい街の順位は?
2026年のランキングを正しく読み解くには、調査会社ごとの評価対象を整理する必要があります。特に、港区と世田谷区は調査によって順位が入れ替わっており、住みたい街の人気が一つの基準で決まらないことを示しています。
主要な調査結果を整理すると、次のようになります。
| 対象・街 | 2026年の順位 | 調査・評価の意味 |
|---|---|---|
| 代官山 | 住みここち駅1位 | いい部屋ネット東京都版。実際の居住者による満足度が高い |
| 中央区 | 住みここち自治体1位 | いい部屋ネット東京都版。8年連続の首位 |
| 吉祥寺 | 住みたい街駅1位 | いい部屋ネット東京都版。8年連続の首位 |
| 港区 | 住みたい自治体1位 | いい部屋ネット東京都版。2年連続の首位 |
| 世田谷区 | 住みたい自治体1位 | SUUMO首都圏版。2018年以降初の首位 |
| 吉祥寺 | 住みたい街駅3位 | SUUMO首都圏版。1位は横浜、2位は大宮 |
| 鵠沼 | 住み続けたい街駅1位 | SUUMO首都圏版。神奈川県藤沢市の駅 |
| 千駄ケ谷 | 住み続けたい街駅2位 | SUUMO首都圏版。東京都渋谷区の駅 |
港区と世田谷区の比較では、調査結果が興味深い対照を示しています。
いい部屋ネットでは港区が住みたい自治体1位、世田谷区が2位です。一方、SUUMOでは世田谷区が1位、港区が2位となりました。
港区の魅力は、都心へのアクセス、商業・文化施設の充実、洗練された都市環境です。仕事や外出で都心を頻繁に移動する人にとって、時間的なメリットを得やすい地域です。
世田谷区は、住宅地としての広がりや多様性が特徴です。二子玉川、三軒茶屋、下北沢、成城学園前など、駅ごとに街の性格が異なります。落ち着いた住宅地を求める人から、商店街や飲食店が充実した街を好む人まで、幅広いニーズに対応できることが人気の背景にあります。
両区の順位が入れ替わるのは、回答者の年代や調査対象、質問方法によって街の魅力の受け止め方が変わるためです。港区は都心志向、世田谷区は住宅地としての多様性を重視する人に支持されやすいという違いを意識すると、選びやすくなります。
住み続けたい街ランキング2026では渋谷区の駅も存在感リクルートのSUUMO住み続けたい街ランキング2026首都圏版では、1位が神奈川県藤沢市の鵠沼、2位が東京都渋谷区の千駄ケ谷、3位が赤坂、4位が本郷三丁目、5位が参宮橋でした。
特に注目したいのは、東京都の駅が上位に複数入っていることです。加えて、TOP50のうち23区の駅が40駅を占めています。
渋谷区だけでも、千駄ケ谷、参宮橋、代々木公園、広尾、代々木上原、恵比寿、代官山の7駅がTOP50入りしました。世田谷区も世田谷代田、奥沢、東北沢、上町など7駅がランクインしています。
これは、街の知名度や憧れだけでなく、実際に住んでいる人が継続して暮らしたいと思える地域が都内に数多く存在することを示す結果です。
【生活利便性・交通・静かさを比較】本当に暮らしやすい街の条件
ランキングの総合順位だけでは、個人に合う街を判断できません。大東建託の2026年調査では、生活利便性、交通利便性、静かさ治安、賑わい、物価家賃、防災など、複数の因子に分けて評価しています。
生活利便性を重視するなら大山・赤羽・錦糸町日常の買い物や飲食店へのアクセスを重視する人には、生活利便性の評価が高い街が候補になります。
いい部屋ネットの因子別ランキングでは、生活利便性の上位に大山、錦糸町、赤羽が入りました。
大山は商店街の存在が特徴的で、日常の買い物を徒歩圏で済ませやすい環境があります。赤羽はスーパーや量販店、商業施設などの集積が評価されています。錦糸町も買い物施設や飲食店が多く、生活に必要な用事をまとめて済ませたい人に向いています。
こうした街は、駅の知名度だけでなく、実際に日々の生活で利用する店舗の種類や距離に強みがあります。
交通利便性なら泉岳寺・信濃町なども注目交通利便性の因子別評価では、泉岳寺と信濃町が上位に入りました。
通勤や通学の負担を軽減したい場合、最寄り駅から主要ターミナルまでの所要時間だけでなく、乗り換え回数、朝夕の混雑、終電、バスの運行状況まで確認する必要があります。
特に、同じ区内でも駅によって交通アクセスは大きく異なります。区の平均的な利便性ではなく、自分の勤務先や学校までの実際の移動時間を基準に選ぶことが大切です。
静かさと治安を重視するなら田園調布・茗荷谷・白金台静かさ治安の評価では、田園調布や茗荷谷、高輪台、白金台などが注目されています。
自然が身近な住宅街や、落ち着いた街並みを持つエリアは、日常的な騒音や人通りの多さを避けたい人にとって魅力があります。
ただし、住民による静かさ治安の評価と、警察が公表する犯罪認知件数は別の指標です。犯罪件数は地域の人口、昼間人口、商業施設の集積などによっても変わります。
実際の住まい選びでは、駅周辺の雰囲気だけで判断せず、警視庁の町丁別・罪種別の犯罪情報も確認したいところです。昼と夜の両方で現地を歩き、街灯、人通り、帰宅経路、周辺施設の営業時間などをチェックすると、生活のイメージが具体的になります。
防災評価は街全体ではなく物件単位で確認防災の因子別評価では、代官山が住みここち駅ランキングの総合1位とともに高い評価を獲得しました。一方、自治体別の防災評価では武蔵野エリアなども上位に入っています。
ただし、防災評価が高い街であっても、すべての建物や土地が同じ安全性を持つわけではありません。地形、建物の構造、築年数、周辺道路、避難経路によってリスクは異なります。
東京都は2026年3月29日に「東京の液状化予測図」の令和7年度改訂版を公開しました。また、洪水や高潮、土砂災害などの情報は、東京都や各自治体のハザードマップで確認できます。
特に低地や河川周辺、埋立地などで物件を探す場合は、洪水、内水氾濫、高潮、液状化の情報を個別に確認しましょう。
【東京23区の家賃相場・物価比較】ランキング上位の街は高い?
住みやすさを考えるうえで、避けて通れないのが住宅費です。交通や生活利便性が高くても、家賃が家計を圧迫するようでは、長期的に満足できる住まいとは限りません。
公益財団法人日本住宅総合センターが2026年4月に公表した「賃貸住宅市場の供給実態と家主の供給行動に関する調査」では、東京23区の賃料帯に地域差があることが示されています。
東京23区の賃料帯は東部・西部・都心で違う同報告書によると、東京23区全体では5万~10万円の賃料帯が38.6%で最も多く、10万~15万円が26.6%、15万~20万円が16.1%でした。
地域別に見ると、墨田区では5万~10万円の割合が73.7%、江戸川区では60.7%、葛飾区では50.0%です。比較的手頃な賃料帯の物件が多い地域として、東部エリアの特徴が表れています。
西部では、練馬区の5万~10万円帯が42.6%、10万~15万円帯が31.9%。世田谷区ではそれぞれ33.8%、26.8%となっています。
一方、港区では20万~30万円帯が41.0%を占め、渋谷区でも20万~30万円帯が16.7%、30万~40万円帯が20.8%と、高価格帯の比率が高くなっています。
ここで紹介した数値は、同報告書に掲載された賃料帯の構成比です。駅徒歩、間取り、築年数、専有面積をそろえた平均家賃ではありません。実際の物件探しでは、希望条件を統一して比較する必要があります。
家賃を抑えながら便利に暮らしたい人の候補家賃と利便性のバランスを重視するなら、赤羽、錦糸町、大山、練馬、中野などを候補に加えるとよいでしょう。
これらの街は、商店街や商業施設が身近にあることに加え、交通面でも生活圏を組み立てやすい特徴があります。ただし、同じ駅でも駅前と住宅街では賃料が違い、駅からの距離や築年数によっても条件は大きく変わります。
また、家賃だけでなく、管理費、更新料、通勤定期代、駐輪場代、日常の買い物費用まで含めて考えることが重要です。
物価はスーパーや商店街まで含めて比較する物価家賃の因子別評価では、武蔵引田、多摩センター、武蔵増戸などが上位に入りました。
この結果からも、都心から離れた地域には、住宅費や日常生活のコストを抑えやすい選択肢があることがうかがえます。
ただし、物価は地域全体で一律に決まるものではありません。同じ駅でも、利用するスーパーやドラッグストア、外食店によって生活費は変わります。
実際に引っ越し先を比較する際は、普段購入する食品や日用品の価格を確認し、毎月の支出を具体的に試算するのがおすすめです。
【プロの結論】治安・防災・住民満足度から失敗しない街選び
ランキング上位の街が、すべての人にとって最適とは限りません。住みやすさを左右するのは、街の人気だけではなく、本人の生活パターンと地域の環境が合っているかどうかです。
住民満足度の調査方法を理解する大東建託の2026年調査は、東京都在住の20歳以上の男女を対象に、2022年から2026年までの回答を累積して集計しています。対象者は合計97,431人で、2026年調査だけでも20,088人が回答しました。
住みここち駅ランキングは、駅徒歩15分以内に住む回答者が30人以上の駅、自治体ランキングは回答者50人以上の自治体が対象です。一定の回答数を確保することで、地域ごとの評価を比較しています。
一方、SUUMO住みたい街ランキング2026は、首都圏在住の20~49歳の男女9,000人を対象に、2025年10月6日から11月20日までインターネット調査を実施しました。住みたい街の1位に3点、2位に2点、3位に1点を付けて集計しています。
SUUMO住み続けたい街ランキング2026では、首都圏在住の20歳以上を対象に、1次調査で251,356人、2次調査で48,961人の有効回答を得ています。現在住んでいる街への継続居住意向と、街の魅力を分けて調査している点が特徴です。
つまり、同じ2026年版でも、調査対象者の年齢、居住地域、回答期間、集計方法が違います。住民満足度と人気を同じ尺度で比較することはできません。
治安は町丁目単位で確認する治安については、区単位のイメージだけで判断しないことが大切です。
警視庁は区市町村別・町丁別・罪種別の犯罪認知件数を公表しており、2026年10月15日更新の資料では同年9月累計のデータも確認できます。
例えば、同じ区内でも繁華街、駅前、住宅地では犯罪の種類や発生状況が異なる可能性があります。物件の周辺に絞り、侵入窃盗、自転車盗、その他の犯罪情報などを確認することが実用的です。
また、犯罪件数の多さだけで治安を判断するのも適切ではありません。人口や通行量の違いを考慮し、夜間の街灯、歩道の幅、駅から自宅までの人通りなども合わせて確認しましょう。
防災は洪水・液状化・地震を分けて見る東京の防災リスクは、地理的条件によって大きく異なります。
東京都のハザードマップでは、洪水や内水氾濫、高潮、土砂災害などを確認できます。液状化予測図では地盤の特徴を把握できますが、特定の地震が発生した場合の被害を確定的に示すものではありません。
物件を選ぶときは、住所を基準に災害リスクを調べ、建物の耐震性、浸水時の避難経路、電気設備の設置階、周辺道路の状況まで確認することが大切です。
生活スタイル別におすすめの街を選ぶランキングと生活条件を組み合わせると、街選びの方向性が見えてきます。
都心勤務で移動時間を短くしたい人:中央区、代官山、白金台など。交通利便性と都心への近さを優先したい人に向いています。
買い物や外食を楽しみたい人:吉祥寺、赤羽、錦糸町、中野など。商業施設や商店街が身近にある街が候補になります。
落ち着いた住宅環境を求める人:田園調布、茗荷谷、白金台、世田谷区内の住宅地など。静かさや街並みを重視する場合に比較したいエリアです。
住宅費を抑えたい人:練馬区、葛飾区、江戸川区、墨田区、多摩エリアなど。希望する間取りと通勤時間をそろえて比較すると、予算に合う物件を探しやすくなります。
子育てを重視する人:駅の人気だけでなく、保育施設、学校、医療機関、公園、通学路、自治体の子育て支援制度を確認しましょう。自治体の支援制度は年度ごとに変わるため、転居時点の最新情報が欠かせません。
【プロの結論】総合順位より自分の生活に合う街が正解2026年のランキングから見えてくるのは、東京には異なる魅力を持つ優良な居住エリアが数多く存在するということです。
代官山は居住者の満足度、中央区は自治体としての住みここち、吉祥寺は住みたい街としての人気、港区と世田谷区は自治体への憧れや支持で高い評価を得ています。
ただし、これらの街には家賃、住宅の広さ、通勤時間、生活費、防災面など、それぞれ異なる条件があります。
街選びで優先したいのは、次の3つです。
第一に、毎日の移動時間を確認すること。通勤や通学にかかる時間は、日々の生活満足度に直結します。駅から勤務先までの乗り換えや混雑も含めて検討しましょう。
第二に、住居費と生活費を合わせて計算すること。家賃の安さだけでなく、交通費や買い物のしやすさまで考慮すると、長く暮らしたときの経済的な負担が見えてきます。
第三に、実際の物件周辺を歩くこと。昼と夜、平日と休日で街の雰囲気は変わります。騒音、交通量、街灯、買い物施設、災害リスクなどを自分の目で確かめることが、後悔を減らす近道です。
住みやすい街ランキング東京2026に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に東京で一番住みやすい街はどこですか?
A1:大東建託のいい部屋ネット東京都版では、住みここち駅1位が代官山、住みここち自治体1位が中央区です。ただし、駅と自治体では評価対象が異なるため、単純に一つの街が総合1位という意味ではありません。
Q2:東京で住みたい街ランキング1位はどこですか?
A2:いい部屋ネット東京都版では吉祥寺が駅ランキング1位、港区が自治体ランキング1位です。一方、SUUMO首都圏版では駅ランキング1位が横浜、自治体ランキング1位が世田谷区です。調査主体と対象地域によって結果が異なります。
Q3:港区と世田谷区はどちらが住みやすいですか?
A3:都心へのアクセスや都市型の生活を重視するなら港区、住宅地の多様性や落ち着いた住環境を重視するなら世田谷区が候補になります。家賃や駅ごとの交通環境、買い物施設、防災情報を比較して選ぶのがおすすめです。
Q4:東京23区で家賃を抑えやすいエリアはどこですか?
A4:2026年の日本住宅総合センターの調査では、墨田区、江戸川区、葛飾区などで5万~10万円帯の賃料割合が高くなっています。実際の家賃は間取りや築年数によって異なるため、物件条件をそろえて比較してください。
Q5:治安がよく静かに暮らせる東京の街はどこですか?
A5:住みここちの静かさ治安因子では、田園調布、茗荷谷、高輪台、白金台などが評価されています。ただし、犯罪発生状況は町丁目単位で異なります。警視庁の犯罪情報と現地の夜間環境を合わせて確認しましょう。
住みやすい街ランキング東京2026では、代官山、中央区、吉祥寺、港区、世田谷区などがそれぞれ異なる調査で高い評価を得ました。
特に注目すべきなのは、住みここちと住みたい街の順位が必ずしも一致しないことです。人気が高い街が必ずしも住宅費を抑えやすいとは限らず、知名度が低い街でも日常生活の利便性や居住満足度が高い場合があります。
大切なのは、ランキングを住まい選びの入口として活用し、交通、生活利便性、家賃、治安、防災という複数の視点から候補を絞ることです。
2026年の東京で長く快適に暮らすなら、街のブランドや順位だけにとらわれず、自分の生活に必要な条件を満たしているかを確かめましょう。実際に街を歩き、物件周辺の環境まで比較することが、納得できる住まい選びにつながります。