2026年11月現在、警察庁は「令和8年警察庁指定重要指名手配ポスター」を公開し、全国の警察による指名手配被疑者の捜査協力を呼びかけています。公開資料には、被疑者の顔写真、氏名、年齢、身長、対象事件、手配している警察の連絡先などが掲載されています。2026年版の重要指名手配被疑者は10人で、警察庁の公式ページでは4人版と6人版の2種類のポスターが公開されています。
指名手配ポスターは、単に顔写真を掲示するためのものではありません。一般の人が被疑者の特徴を確認し、目撃情報や所在情報を警察に届けるための公開捜査の手段です。ここでは、警察庁の2026年11月1日現在の公開情報を基準に、掲載内容の読み方、重要指名手配と通常の指名手配の違い、捜査特別報奨金の上限額や支給条件、情報提供の具体的な方法まで解説します。
【2026年最新版】指名手配ポスターには何が載っている?掲載内容と見方を解説

指名手配ポスターを見ると、最初に目に入るのは大きく掲載された顔写真と「重要指名手配」の文字です。しかし、捜査協力に役立つ情報は写真だけではありません。
警察庁が公開する令和8年版のポスターには、氏名や年齢、身長、事件の罪名、手配している警察署の電話番号などが掲載されています。事件によっては懸賞金の情報も確認できます。
指名手配ポスターの主な掲載項目2026年版の公式ポスターを確認すると、主な掲載情報は次のとおりです。
- 顔写真:被疑者の顔を確認するための写真。撮影時期が併記される場合もある。
- 氏名・読み仮名:本人の氏名と、読み方を確認するための情報。
- 年齢:ポスターや公開資料に記載された基準日時点の年齢。
- 身長:「170cm位」など、おおよその身体的特徴。
- 事件名・罪名:殺人、強盗傷人、強盗致傷など、関係する事件の情報。
- 手配警察:被疑者を手配している都道府県警察や警察署。
- 情報提供先:目撃情報や所在情報を届けるための電話番号。
- 懸賞金:対象事件で報奨金制度が実施されている場合、その上限額など。
- 公式サイトへの案内:QRコードなどを通じて追加情報を確認できる場合がある。
指名手配写真は、被疑者を識別するための重要な資料ですが、撮影された時点と現在では外見が変わっている可能性があります。
2026年版のポスターにも、撮影年が記載された写真があります。例えば、小暮洋史の写真には平成8年撮影、小原勝幸には平成20年撮影と記載されています。長期間にわたって捜査が続いている人物の場合、公開写真と現在の容貌が異なる可能性を考慮する必要があります。
また、身長は必ずしも正確な実測値として表示されているわけではありません。「170cm位」のような表現は、おおよその身体的特徴を示すものです。
写真の印象だけで本人と決めつけるのではなく、氏名、年齢、身長、事件情報などを総合的に確認することが大切です。一般の人が独自に人物を特定しようとするのではなく、判断は警察に委ねてください。
2026年版ポスターの有効期間令和8年版の警察庁指定重要指名手配ポスターには、ポスター有効期限として令和9年10月31日が記載されています。また、被疑者の年齢は令和8年11月1日現在とされています。
つまり、ポスターに書かれた年齢は、いつ見ても同じというわけではありません。過去のポスターを保存・転載した画像では、現在の年齢や捜査状況と一致しないことがあります。
最新情報を確認するときは、警察庁の公式「指名手配」ページに掲載された令和8年版の資料を基準にするのが確実です。
【2026年11月1日現在】警察庁指定重要指名手配被疑者10人の一覧
警察庁が公開している令和8年の重要指名手配被疑者は、合計10人です。公開資料は「警察庁指定重要指名手配被疑者1」と「同2」に分かれています。
以下は警察庁の公式公開資料に基づく一覧です。年齢は2026年11月1日現在、身長は公表されたおおよその数値です。
| 氏名 | 年齢 | 身長 | 主な手配事件 | 手配元 |
|---|---|---|---|---|
| 小暮洋史 | 57歳 | 170cm位 | 殺人 | 群馬県警察 |
| 小原勝幸 | 46歳 | 170cm | 殺人 | 岩手県警察 |
| 見立真一 | 47歳 | 167cm位 | 殺人・凶器準備集合 | 警視庁 |
| 八田與一 | 30歳 | 175cm位 | 殺人・殺人未遂・道路交通法違反 | 大分県警察 |
| リン・ショウイ | 53歳 | 178cm位 | 強盗殺人 | 愛知県警察 |
| 吉屋強 | 49歳 | 172cm位 | 殺人 | 警視庁 |
| リ・カイ(李会) | 62歳 | 165cm位 | 強盗傷人 | 警視庁 |
| 越智清 | 74歳 | 175cm位 | 殺人 | 大阪府警察 |
| 宮内雄大 | 51歳 | 177cm | 強盗致傷 | 山梨県警察 |
| 又吉建男 | 77歳 | 172cm位 | 殺人 | 沖縄県警察 |
出典:警察庁「警察庁指定重要指名手配被疑者1・2(令和8年)」。年齢は2026年11月1日現在。事件名・罪名は警察庁の掲載表記に基づく。
2026年版は4人版と6人版の2種類今回の公式ポスターは、4人を掲載したものと6人を掲載したものの2種類です。合計すると10人となり、警察庁の公開被疑者一覧と対応しています。
4人版には小暮洋史、小原勝幸、見立真一、八田與一が掲載されています。6人版には又吉建男、リン・ショウイ、吉屋強、宮内雄大、越智清、リ・カイが掲載されています。
ポスターには、それぞれの被疑者を手配している警察の連絡先が表示されています。懸賞金の表示がある人物については、公的な捜査特別報奨金と民間の懸賞金が併記される場合もあります。
ここで注意したいのは、10人全員に同額の懸賞金が設定されているわけではないことです。報奨金の有無や金額は事件ごとに異なり、ポスターだけでなく警察庁の個別の広告資料も確認する必要があります。
【制度の違い】重要指名手配と通常の指名手配は何が違う?
指名手配という言葉は広く知られていますが、すべての指名手配被疑者が警察庁指定重要指名手配に該当するわけではありません。
一般的な指名手配は、事件を捜査する警察が被疑者の逮捕に向けて、ほかの警察機関にも情報を共有し、捜査協力を求める仕組みです。被疑者が手配元の地域から離れている可能性もあるため、都道府県を越えた連携が必要になります。
警察庁指定重要指名手配とは警察庁の「警察庁指定被疑者特別手配要綱」では、治安に重大な影響を及ぼす、または社会的に著しく危険性の強い凶悪・重要犯罪の被疑者について、早期逮捕のために全国的な強力な組織捜査が必要と認められる場合、警察庁が特別手配の指定を行う仕組みを定めています。
指定された被疑者については、警察庁が携帯用の特別手配書を作成して各都道府県警察などに配布します。原則として一般公開され、必要に応じてポスターやチラシを作成し、報道機関にも協力を依頼します。
したがって、重要指名手配は単にポスターに大きく写真が掲載された人物という意味ではありません。全国規模で組織的な捜査を進める必要があると判断された被疑者を対象とする制度上の位置付けがあります。
通常の指名手配との主な違い- 通常の指名手配:事件を担当する警察が被疑者の逮捕に向け、関係する警察機関に手配情報を共有する。
- 警察庁指定重要指名手配:重大性や危険性、全国的な組織捜査の必要性などを踏まえ、警察庁が指定する。
- 捜査体制:重要指名手配では、手配元の警察だけでなく、関係する都道府県警察や管区警察局との連携が強化される。
- 一般公開:重要指名手配では、警察庁によるポスターやチラシの作成、報道機関への協力依頼などが行われる。
重要なのは、通常の指名手配だからといって事件の重大性が低いとは限らないことです。重要指名手配への指定は、事件の重大性だけでなく、全国的な組織捜査の必要性などを含めて判断されます。
2026年11月は全国的な捜査強化の時期2026年11月1日付の三重県警察本部の告知では、11月中に全国警察の総力を挙げて重要指名手配被疑者の追跡捜査を行う方針が示されています。
同告知によると、2026年8月末時点で全国の警察から指名手配されている被疑者は約660人に上ります。重要指名手配被疑者だけでなく、暴行、傷害、窃盗、詐欺、横領などの事件に関係する被疑者も含まれる数字です。
この約660人という数字は重要指名手配の人数ではなく、全国の指名手配被疑者全体に関する公表値です。両者を混同しないことが大切です。
【懸賞金の仕組み】捜査特別報奨金の上限額と支給条件を詳しく解説
指名手配ポスターで注目される情報の一つが懸賞金です。ただし、警察が関係する懸賞金には、公的な制度である「捜査特別報奨金」と、個人や団体などが設定する「私的懸賞金」があります。
この2つは別の制度であり、金額を単純に公的な報奨金として扱うことはできません。
捜査特別報奨金の上限額は原則300万円警察庁の公式説明によると、捜査特別報奨金制度は、警察庁が指定した重要事件について、被疑者の検挙や事件解決に結び付く有力な情報を提供した人に報奨金を支払う制度です。
根拠となるのは民法第529条、第529条の2、第532条に規定された懸賞広告の仕組みです。
公的な捜査特別報奨金の上限額は、原則300万円です。ただし、特に必要があると認められる場合には、1,000万円を超えない範囲で増額することができます。
したがって、「警察の懸賞金は必ず300万円まで」という理解は正確ではありません。300万円は原則的な上限であり、例外的な増額規定も存在します。
2026年の実際の懸賞金設定例2026年11月現在の警察庁公開資料には、複数の事件で捜査特別報奨金の広告が掲載されています。
代表的な例として、2026年9月11日付の広告では、次の事件が対象となっています。
- 群馬町三ツ寺における一家3人殺人事件:被疑者・小暮洋史の所在情報などが対象。公的報奨金の上限300万円。
- 宮古市川井地内における女性殺人事件:被疑者・小原勝幸の所在情報などが対象。公的報奨金の上限300万円。
- 六本木五丁目雑居ビル飲食店内殺人事件:被疑者・見立真一の所在情報などが対象。公的報奨金の上限300万円。
- 別府市における大学生2名に対する殺人等事件:被疑者・八田與一の所在情報などが対象。公的報奨金の上限300万円。
このうち、見立真一の事件には公的報奨金とは別に上限300万円の私的懸賞金が設定されています。八田與一の事件には上限500万円の私的懸賞金があります。
そのため、2026年版ポスターでは、見立真一について合計600万円、八田與一について合計800万円という懸賞金上限額が表示されています。
この数字は公的な報奨金だけの金額ではありません。公的制度と私的懸賞金を合算した表示である点に注意が必要です。
捜査特別報奨金が支給される条件情報を提供したからといって、必ず報奨金が受け取れるわけではありません。警察庁の制度では、情報が被疑者の検挙や事件解決にどれだけ寄与したかを判断し、広告された上限額の範囲内で支給額を決定します。
主な条件・注意点は次のとおりです。
- 有力な情報であること:被疑者の検挙または事件の解決につながる情報であること。
- 寄与度が評価されること:情報が捜査にどの程度貢献したかに応じて支給額が決定される。
- 複数人の場合:複数の情報提供者が検挙などに寄与した場合は、貢献度に応じて報奨金を分割することがある。
- 匿名者は対象外:匿名などの理由で情報提供者本人を特定できない場合は支給対象外となる。
- 警察職員は対象外:警察職員は支給対象から除外される。
- 被疑者本人・共犯者は対象外:本人や共犯者は支給を受けられない。
- 違法な情報収集は対象外:情報を入手する過程で犯罪行為などを行った者も除外される。
加えて、上記以外にも社会通念上、報奨金の支払いが適当でないと認められる場合は対象外になります。
応募期間は事件ごとに異なる捜査特別報奨金の応募期間は、原則1年間です。ただし、事件ごとに期間が設定され、必要に応じて延長や短縮が行われる場合もあります。
例えば、2026年9月9日付で公告された柴又三丁目女子大生殺人放火事件では、公的報奨金の上限300万円に加え、上限500万円の私的懸賞金が設定されました。公的制度の応募期間は2026年9月9日から2027年9月8日までです。
応募期限を過ぎてしまうと、原則としてその広告に基づく報奨金の対象にはなりません。情報提供を検討する場合は、事件ごとの最新の広告内容を確認する必要があります。
【情報提供の方法】指名手配被疑者を見かけたらどうする?
指名手配ポスターを見て、掲載された人物に似た人を見かけた場合、最も大切なのは自分の安全を確保することです。
一般の人が被疑者に直接声をかけたり、追跡したりする必要はありません。警察庁や都道府県警察が公開している連絡先を利用し、警察に情報を伝えることが基本です。
1. 現在進行形で目撃した場合は110番指名手配されている人物と思われる人を現在見かけており、緊急性がある場合は110番に通報してください。
通報するときは、可能な範囲で次のような情報を伝えると、警察が状況を把握しやすくなります。
- 目撃した場所や周辺の目印
- 目撃した日時
- 人物の服装や外見上の特徴
- 移動していた方向や交通手段
- ポスターのどの被疑者に似ていると思ったのか
ただし、本人確認のために近づいたり、写真を撮るために追いかけたりする必要はありません。安全な場所から通報し、警察の指示に従ってください。
2. 過去の目撃情報や所在に関する情報は手配元の警察へ緊急の目撃情報ではない場合は、警察庁の指名手配ページや各都道府県警察の公式ページで、該当する事件の情報受付先を確認できます。
2026年版の重要指名手配被疑者一覧では、各人物の掲載欄から手配元の警察に関する情報を確認できます。
例えば、小暮洋史は群馬県警察、小原勝幸は岩手県警察、見立真一は警視庁、八田與一は大分県警察が手配元として掲載されています。
警察庁の公式ページには全国の都道府県警察の指名手配ページへのリンク集もあり、北海道から沖縄まで地域別に情報を確認できます。
3. 懸賞金の対象事件なら受付部署と応募期限を確認捜査特別報奨金の対象事件に関する情報を持っている場合は、警察庁の個別広告に記載された情報受付部署へ連絡します。
警察庁は、情報提供者についての秘密を厳守すると案内しています。ただし、報奨金を受け取るためには本人の特定が必要であり、匿名の情報提供者は制度上の支給対象外です。
つまり、情報を警察に伝えることと、報奨金を受け取ることは別の問題です。報奨金を希望する場合は、受付部署に本人確認の方法や必要な手続きを確認してください。
情報提供時に避けるべき行動- 被疑者と思われる人物に直接話しかける。
- 本人を確認するために後をつける。
- SNSに目撃情報や個人を特定する情報を投稿する。
- 警察に確認せず、第三者に写真や住所などを拡散する。
- 報奨金を得る目的で違法な方法によって情報を集める。
誤認によって無関係な人が犯罪者扱いされることも避けなければなりません。目撃情報は警察に直接伝え、本人の特定や捜査は専門機関に委ねることが適切です。
【更新時期と制度の経緯】指名手配ポスターはいつ更新される?
指名手配ポスターは、一度公開されたら永久に同じ内容が使われるわけではありません。捜査状況や被疑者の状況、年齢、公開する情報などに応じて、警察が資料を更新・変更することがあります。
2026年版は11月1日を基準とする資料2026年の警察庁指定重要指名手配被疑者一覧では、年齢の基準日が11月1日とされています。また、三重県警察本部は2026年11月1日付の告知で、同月中に全国警察による追跡捜査を強化することを公表しました。
こうした動きから、11月は重要指名手配被疑者に関する広報や捜査協力の呼びかけが行われる時期として確認できます。
ただし、すべての指名手配情報が毎年同じ日に一斉更新されると決まっているわけではありません。個別事件の公開情報は、逮捕や手配解除、捜査上の必要性などに応じて変更される可能性があります。
公開捜査と市民協力の歴史指名手配ポスターの背景には、警察と市民が協力して被疑者の発見につなげる公開捜査の歴史があります。
警察庁の平成4年版警察白書では、新聞、テレビ、ラジオなどの報道機関への協力要請や、人の出入りが多い場所でのポスター・チラシの掲示や配布が、公開捜査の方法として紹介されています。
また、平成3年11月には全国で「捜査活動等に対する市民協力確保及び指名手配被疑者捜査強化月間」が実施されました。警察庁指定被疑者や都道府県警察指定被疑者の公開捜査も行われ、市民からの情報提供が呼びかけられています。
現在は紙のポスターだけでなく、警察庁や都道府県警察のウェブサイトでも情報が公開されています。紙媒体とデジタル媒体を組み合わせることで、地域を越えて情報を確認できる環境が整っています。
指名手配制度を支える警察間の連携指名手配は、事件を担当する警察だけで完結する仕組みではありません。被疑者が別の都道府県に移動している可能性があるため、全国の警察機関が情報を共有して捜査を進めます。
警察庁指定被疑者特別手配要綱では、警察庁、管区警察局、都道府県警察それぞれの役割が定められています。都道府県警察は手配対象者に関する捜査を進め、管区警察局は関係する警察機関との連絡調整を担います。
また、指定被疑者に関する情報の訂正、削除、追加などが発生した場合には、手配元の警察が警察庁や関係機関に報告する仕組みも設けられています。
このような連携があるからこそ、地域の警察署で把握した情報を全国規模の捜査につなげることができます。
【よくある質問】指名手配ポスターに関するFAQ
Q1:2026年の指名手配ポスターには何人掲載されていますか?
A1:警察庁指定重要指名手配被疑者は10人です。令和8年版では4人掲載のポスターと6人掲載のポスターが公開されています。
Q2:指名手配ポスターには必ず懸賞金が書かれていますか?
A2:いいえ。懸賞金は対象事件ごとに設定されるため、すべての被疑者に設定されているわけではありません。公的な捜査特別報奨金と私的懸賞金も区別する必要があります。
Q3:警察の懸賞金は最高いくらですか?
A3:捜査特別報奨金は原則300万円が上限です。ただし、特に必要がある場合には1,000万円を超えない範囲で増額できます。私的懸賞金は別の制度です。
Q4:指名手配被疑者を見かけたらどこに連絡すればよいですか?
A4:緊急性のある目撃情報は110番に通報してください。緊急でない情報は、警察庁の公式ページで該当事件の手配元警察や情報受付部署を確認して連絡できます。
Q5:匿名で情報提供しても懸賞金を受け取れますか?
A5:捜査特別報奨金制度では、匿名などの理由で情報提供者本人を特定できない場合は支給対象外です。ただし、情報提供そのものと報奨金の受給資格は別の問題です。
Q6:指名手配ポスターは毎年更新されますか?
A6:警察庁は年度ごとの公開資料を掲載しており、2026年版は11月1日現在の年齢を基準としています。ただし、すべての個別情報が毎年一斉に更新されるわけではありません。最新の状況は公式ページで確認してください。
【プロの結論】指名手配ポスターは写真だけでなく掲載情報全体を確認することが大切
2026年の指名手配ポスターを読み解くうえで、最も重要なのは、写真だけで被疑者を判断しないことです。氏名、年齢、身長、事件名、手配元の警察、情報受付先などを合わせて確認することで、公開情報の意味を正しく理解できます。
また、警察庁指定重要指名手配と通常の指名手配は、捜査体制や指定の仕組みが異なります。重要指名手配では、全国的な組織捜査と市民への情報公開が特に重視されます。
懸賞金についても、公的な捜査特別報奨金の原則上限300万円と、私的懸賞金を混同しないことが大切です。報奨金は情報提供者全員に自動的に支払われるものではなく、事件の解決や検挙への貢献度、応募期間、支給対象の条件によって判断されます。
指名手配情報は、警察庁の公式ページや都道府県警察の公開情報で確認できます。古いポスターやSNS上の転載画像だけを根拠に判断せず、最新の公式資料を確認することが、正確な情報を得るための基本です。
もし指名手配被疑者に似た人物を見かけたり、事件に関係する情報を持っていたりする場合は、決して自分で接触・追跡せず、警察に情報を届けてください。市民から寄せられる小さな情報が、長期化した事件の解決につながる可能性があります。
主な参考資料:警察庁「指名手配」「警察庁指定重要指名手配被疑者1・2(令和8年)」「捜査特別報奨金制度の実施」「捜査特別報奨金に関する広告(令和8年9月9日・9月11日)」「警察庁指定被疑者特別手配要綱」、三重県警察本部「指名手配被疑者の捜査強化(2026年11月1日)」、警察庁「平成4年版警察白書」。