「最弱王」とは、フジテレビの人気バラエティー企画「BABA抜き最弱王決定戦」で、最後までジョーカーを持っていた人に与えられる称号だ。単なるババ抜きでありながら、豪華出演者の心理戦や表情の変化、予想外のカードの巡り合わせが話題を呼び、2012年の企画誕生から10年以上にわたって親しまれている。
2026年11月2日現在、直近の大会で最弱王となったのは高橋克実だ。2026年1月3日の新春SPでは木村拓哉、同年7月11日の夏SPでは高橋克実が最弱王に選ばれた。相葉雅紀の通算7回という記録や、バスケットボール日本代表・渡邊雄太のアスリート初の最弱王獲得など、歴代大会にも印象的な出来事が残っている。
【最弱王とは】フジテレビのBABA抜き最弱王決定戦の意味と魅力

最弱王は、フジテレビが放送する「BABA抜き最弱王決定戦」の敗者に与えられる称号である。
一般的なババ抜きでは、手札から同じ数字のカードを捨てながら、ジョーカーを持たずに手札をなくすことを目指す。最後までジョーカーを持っていた人が負けとなるが、このシンプルなルールを芸能人同士の真剣勝負に発展させたのが同企画だ。
番組では俳優、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手など、普段は異なるジャンルで活躍する出演者が同じテーブルにつく。演技力や知名度、スポーツで培った判断力があっても、ババ抜きの勝敗は簡単には予測できない。
最弱王は本当にゲームが弱い人なのか最弱王という名称から、ゲーム全般が苦手な人物を想像する人もいるかもしれない。しかし、実際には一大会のババ抜きの結果を示す称号であり、本人の能力や知性を評価するものではない。
勝敗を左右するのは、カードを引く順番、手札の組み合わせ、ジョーカーの移動、シャッフルボタンを使うタイミング、そして相手の表情を読む力などだ。
加えて、カードの位置を知られないように平静を装う必要もある。ジョーカーを引いた瞬間に表情が変われば、周囲に手札を推測される可能性が高まる。
このため、番組の面白さは単純な運試しだけではない。出演者の心理や人間性が自然に表れることが、長く支持される理由の一つになっている。
【2012年からの歴史】BABA嵐から現在の特番までの変遷
最弱王の歴史をたどるうえで重要なのが、2012年10月18日だ。この日、フジテレビの「VS嵐」特別編「Bet de 嵐」で、嵐のメンバーによるババ抜き対決が行われた。
フジテレビの過去の放送記録によると、初回の対戦者は松本潤、二宮和也、大野智の3人。松本が最初に抜け、二宮が続き、最後までジョーカーを持っていたのは大野だった。
この対決が企画の原型となり、翌2013年以降は「BABA嵐」として発展。正月特番や大型スペシャルの人気企画として定着していった。
番組の変遷と企画の継承「VS嵐」の終了後も、ババ抜き企画は形を変えながら継承された。「VS魂」では「BABA魂」、その後は「木7◎×部」などの番組でも関連企画が展開された。
2024年以降は「BABA抜き最弱王決定戦」として、土曜プレミアムの大型特番で放送される形式が定着している。
番組の中心には、初期から参加してきた相葉雅紀がいる。現在は番組ホストとして出演者たちの対決を見守り、えなりかずきや山崎弘也(アンタッチャブル)らとともに番組を盛り上げている。
2012年の嵐のメンバーによる小規模な対決から、2026年には総勢22人が参加する大型特番へと発展したことは、この企画の大きな変化といえる。
【歴代最弱王一覧】2012年から2026年までの結果と注目人物
最弱王の歴史を振り返ると、嵐のメンバーから人気俳優、お笑い芸人、アスリートまで、さまざまな人物が名を連ねている。
以下は、過去の放送結果を時系列で整理した一覧だ。特別編や予選を含めるかどうかによって回数の数え方が異なる場合があるため、放送日と敗者を基準に確認したい。
| 放送日 | 歴代最弱王 | 主な位置づけ・備考 |
|---|---|---|
| 2012年10月18日 | 大野智 | Bet de 嵐の初回対決 |
| 2013年1月3日 | 山崎静代 | 南海キャンディーズ |
| 2013年4月4日 | 松本潤 | 特別編 |
| 2014年1月3日 | 大野智 | 予選編 |
| 2014年1月3日 | 相葉雅紀 | 本戦 |
| 2014年7月10日 | 相葉雅紀 | BABA嵐 |
| 2015年1月3日 | 相葉雅紀 | BABA嵐 |
| 2015年7月2日 | 櫻井翔 | BABA嵐 |
| 2016年1月3日 | 長瀬智也 | TOKIO |
| 2016年6月30日 | 田村淳 | ロンドンブーツ1号2号 |
| 2016年10月13日 | 相葉雅紀 | BABA嵐 |
| 2017年1月3日 | 横山裕 | 関ジャニ∞ |
| 2017年4月13日 | 上戸彩 | BABA嵐 |
| 2017年7月13日 | 市村正親 | BABA嵐 |
| 2018年1月3日 | 坂口健太郎 | BABA嵐 |
| 2018年4月12日 | 北村一輝 | BABA嵐 |
| 2019年1月3日 | 相葉雅紀 | BABA嵐 |
| 2019年7月25日 | 相葉雅紀 | BABA嵐 |
| 2020年1月3日 | 仲間由紀恵 | BABA嵐 |
| 2020年4月2日 | 新木優子 | 特別形式 |
| 2020年4月16日 | 仲間由紀恵 | BABA嵐 |
| 2020年10月22日 | 仲間由紀恵 | BABA嵐 |
| 2020年12月24日 | 波瑠 | BABA嵐最終期 |
| 2022年1月3日 | 設楽統 | BABA魂 |
| 2023年1月3日 | バカリズム | 新春大会 |
| 2023年7月13日 | 佐藤勝利 | 大型特番 |
| 2024年1月3日 | 森田哲矢 | さらば青春の光 |
| 2024年6月29日 | 山田涼介 | 夏大会 |
| 2025年1月3日 | 山田涼介 | 新春大会 |
| 2025年6月21日 | 渡邊雄太 | アスリート初の最弱王 |
| 2026年1月3日 | 木村拓哉 | 新春SP |
| 2026年7月11日 | 高橋克実 | 夏SP・最新王者 |
歴代記録で特に目を引くのが相葉雅紀だ。フジテレビの2026年夏大会の公式発表では、相葉は過去7回も最弱王になった経験があると紹介されている。
2026年夏大会は32回目の挑戦。長年にわたって番組の中心に立ち続けている相葉だからこそ、過去の敗北も企画の歴史を彩るエピソードになっている。
注目したいのは、相葉が単に負け続けているわけではないということだ。出演回数が多ければ、それだけ最弱王になる機会も増える。最多記録は、長期にわたって番組を支えてきたホストとしての存在感も示している。
【決め方とルール】予選・ザッキーチャンス・決勝の仕組み
BABA抜き最弱王決定戦は、一般的なババ抜きを基本にしながら、予選と決勝を組み合わせた大会形式で行われる。
基本となるババ抜きのルール基本的な進行は次のとおりだ。
- 各プレイヤーにトランプを配る。
- 手札に同じ数字のカードがあればペアにして捨てる。
- 順番に隣のプレイヤーからカードを1枚引く。
- 引いたカードと同じ数字のカードがあればペアにして捨てる。
- 手札がなくなったプレイヤーから勝ち抜ける。
- 最後までジョーカーを持っていた人が敗者となる。
通常のババ抜きと異なるのは、最弱王決定戦では個人戦の勝ち抜けだけでなく、複数の対戦結果を組み合わせて最終的な敗者を決める点だ。
予選5試合で各グループの敗者を決める2026年大会では、出演者を複数のグループに分け、予選5試合を実施した。
各試合で最後までジョーカーを持っていた人が、次の段階である「ザッキーチャンス」に進む。つまり、予選で最初に負けた人がそのまま最弱王になるわけではない。
山崎弘也のザッキーチャンスとはザッキーチャンスは、アンタッチャブルの山崎弘也が関わる番組独自の敗者復活・振り分け企画だ。
予選で負け残った出演者たちが再び勝負し、決勝に進む人物を絞り込む。2026年大会では、予選の各試合で最後までジョーカーを持っていた5人が対象となり、そのうち1人が決勝進出を免れる仕組みだった。
この段階があることで、予選の敗者が必ずしも最終的な最弱王になるとは限らない。最後の決勝に進むまで、勝敗が確定しない構造になっている。
決勝戦で最弱王が確定するザッキーチャンスを経て、決勝進出者が決まる。加えて、前回大会の最弱王が決勝にシードとして参加する形式も採用されている。
2026年夏大会では、2026年新春SPで最弱王になった木村拓哉が決勝に登場。予選を勝ち残った出演者とともに最終対決を行った。
最終的に手札がなくなった順に勝ち抜け、最後までジョーカーを持っていた人が新しい最弱王となる。
【シャッフルボタンの秘密】勝敗を左右する心理戦と番組独自の演出
BABA抜き最弱王決定戦を普通のババ抜きと区別する大きな要素が、シャッフルボタンだ。
番組公式の説明によれば、シャッフルボタンは、自分の持ち札を別のプレイヤーに渡すチャンスを得られる仕組み。ジョーカーを抱えている人にとっては、ピンチを切り抜けるための重要な手段となる。
シャッフルボタンは押すタイミングが重要シャッフルボタンの存在によって、プレイヤーは単に相手の手札からカードを引くだけではなく、いつ自分の手札を動かすかという判断も求められる。
早く使えばジョーカーを手放せる可能性がある一方、状況によっては別の相手に移ったジョーカーが再び戻ってくることもある。
実際、2026年夏大会では、木村拓哉が決勝でシャッフルタイムを活用し、ジョーカーを引いた後に1位抜けを果たしたと報じられている。
表情や視線も重要な駆け引きになるこの企画では、カードを引かれた瞬間の表情や、相手の手札を見るときの視線なども勝負の一部になる。
2026年夏大会のフジテレビ公式紹介でも、ババを持った瞬間に崩れる出演者の表情や、シャッフルボタンを探す動きが見どころとして取り上げられた。
俳優が演技力を発揮できる場面である一方、普段からバラエティーに出演している芸人でも、ジョーカーを引いた瞬間の動揺を完全に隠すのは難しい。
こうした心理的な駆け引きが、勝敗だけではない番組独自の面白さにつながっている。
【2026年最新】木村拓哉・渡邊雄太・えなりかずきの現在と注目記録
2026年の大会では、これまで最弱王を経験した人物や、初めて挑戦する著名人が集まり、過去の記録を引き継ぐ形で新たな展開が生まれた。
木村拓哉は2026年新春大会で最弱王に木村拓哉は2026年1月3日放送の「BABA抜き最弱王決定戦2026新春SP」で最弱王となった。
同大会では相葉雅紀、渡邊雄太、劇団ひとり、福士蒼汰、宮世琉弥らが決勝に進出。最終的に渡邊雄太が1位抜けし、木村拓哉が最後までジョーカーを持つ結果となった。
木村にとっては3回目の参戦での最弱王獲得だった。翌7月の夏大会では、前回最弱王として決勝にシード参加することになった。
渡邊雄太はアスリート初の最弱王バスケットボール日本代表として知られる渡邊雄太は、2025年6月21日放送の「BABA抜き最弱王決定戦2025夏」で最弱王となった。
フジテレビの2026年新春SP公式発表では、渡邊はアスリート初の最弱王として紹介されている。
2026年1月の大会にもリベンジ参戦し、決勝では最初に勝ち抜けた。過去の最弱王という肩書きを背負いながら、次の大会で結果を変えた点も注目された。
えなりかずきは最弱王ではなく番組のレギュラー的存在えなりかずきは、相葉雅紀とともに番組を支えるおなじみの出演者だ。大会では参加者として対決に加わることもあり、2026年夏大会では予選第4試合に登場した。
同試合で最後まで残ったのは岡山天音であり、えなりかずきが2026年夏の最弱王になったわけではない。
歴代の最弱王記録にも、えなりかずきの名前は確認できない。番組への出演頻度や進行役としての存在感と、最弱王の獲得歴は区別して理解したい。
2026年7月の最新王者は高橋克実2026年7月11日に放送された「BABA抜き最弱王決定戦2026夏」では、総勢22人が参加した。
決勝に進んだのは木村拓哉、ローラ、高橋克実、岡山天音、倉科カナの5人。前回王者の木村は最初に勝ち抜け、続いてローラ、岡山天音が脱落した。
最後は高橋克実と倉科カナの一騎打ちとなった。ジョーカーが2人の間を何度も行き来する展開の末、倉科がジョーカーではないカードを引き、高橋の手元にジョーカーが残った。
こうして2026年夏の最弱王は高橋克実に決定。木村拓哉は1位抜けで2大会連続の最弱王を回避した。
2026年11月2日時点で、直近の大会結果を基準にした現最弱王は高橋克実となる。
【プロの結論】最弱王の記録から読み解く番組の本当の面白さ
最弱王決定戦の魅力は、単純な勝ち負けを超えたところにある。
通常のババ抜きは運の要素が強いゲームだが、番組ではシャッフルボタン、表情の読み合い、予選から決勝への段階的な進行が加わる。これによって、カード運だけでは説明できない心理戦が生まれる。
歴代記録を見るときの3つの判断基準1. 放送回と大会年度を区別する。同じ年に新春大会と夏大会が開催されることがあり、前年の最弱王と現在の最弱王が異なる場合がある。
2. 予選敗退者と最終的な最弱王を混同しない。予選で最後までジョーカーを持っていた人物が、そのまま最弱王になるわけではない。ザッキーチャンスと決勝を経て最終結果が確定する。
3. 過去の最弱王と現在の最弱王を分けて考える。木村拓哉は2026年1月の最弱王だが、7月の大会では高橋克実に称号が移っている。
また、相葉雅紀のように長年出演している人物は、出場機会の多さそのものが記録に影響する。最弱王の回数だけを取り上げて、その人物のゲーム能力を評価するのは適切ではない。
出演者のキャラクター、番組の演出、運と判断が絡み合うからこそ、同じババ抜きでも毎回違うドラマが生まれる。これが2012年から続く企画の強みだ。
【最弱王に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:最弱王とは何ですか?
A1:フジテレビの「BABA抜き最弱王決定戦」で、決勝戦の最後までジョーカーを持っていた人に与えられる称号です。
Q2:2026年現在の最弱王は誰ですか?
A2:2026年7月11日放送の夏大会で最弱王となった高橋克実です。2026年1月の新春大会では木村拓哉が最弱王でした。
Q3:最弱王決定戦はいつ始まりましたか?
A3:2012年10月18日、「VS嵐」特別編「Bet de 嵐」で行われた大野智、二宮和也、松本潤のババ抜き対決が企画の原型です。
Q4:相葉雅紀は何回最弱王になっていますか?
A4:フジテレビの2026年夏大会の公式紹介では、過去7回の最弱王経験があるとされています。
Q5:木村拓哉は最弱王になったことがありますか?
A5:あります。2026年1月3日の新春SPで最弱王となりましたが、同年7月11日の夏大会では決勝1位抜けを果たしました。
Q6:渡邊雄太も最弱王になったのですか?
A6:はい。2025年6月21日の大会で、アスリートとして初めて最弱王になりました。2026年新春SPにも再び参加しています。
Q7:えなりかずきは最弱王ですか?
A7:歴代最弱王の記録には名前がありません。相葉雅紀とともに番組を支える出演者で、2026年夏大会にも参加しました。
Q8:ザッキーチャンスとは何ですか?
A8:予選で最後までジョーカーを持っていた出演者が参加する番組独自の企画です。山崎弘也が関わり、決勝進出者を決める役割を担っています。
Q9:シャッフルボタンとは何ですか?
A9:自分の持ち札を別のプレイヤーに渡すチャンスを得る番組独自の仕組みです。使用するタイミングが勝敗に影響する見どころの一つです。
最弱王は、2012年の「Bet de 嵐」から始まったフジテレビの人気ババ抜き企画を象徴する称号だ。BABA嵐から現在のBABA抜き最弱王決定戦へと形を変えながら、相葉雅紀を中心に多くの出演者が名勝負を繰り広げてきた。
2026年は1月3日に木村拓哉、7月11日に高橋克実が最弱王となった。過去には相葉雅紀の通算7回という記録や、渡邊雄太のアスリート初の最弱王獲得など、印象的な出来事もある。
現在の最弱王を知りたい場合は、過去の出演歴ではなく、直近の大会の決勝結果を確認することが大切だ。次回大会で高橋克実が称号を返上するのか、相葉雅紀や木村拓哉が再びジョーカーに翻弄されるのか。フジテレビの次の大会発表にも注目したい。
主な根拠資料: フジテレビ公式番組記録・2026年新春SPおよび夏SPの公式発表、歴代大会記録、2026年夏大会の放送結果。