ロト6やロト7を購入するとき、「キャリーオーバー発生中」という表示を目にしたことはないでしょうか。通常より高額な1等当せん金が期待できるため、次回の抽せんに関心を寄せる人も少なくありません。
ロトのキャリーオーバーとは、当せん者がいない等級の当せん金総額や、1口あたりの当せん金が規定の最高額を超えた場合の超過額を、次回の1等当せん金に繰り越す制度です。2026年11月2日時点では、ロト6は同日の抽せんでキャリーオーバーが解消し、ロト7は次回への繰越金が残っています。ロト6の最高当せん金額は6億円、ロト7は12億円です。
【基本知識】ロトのキャリーオーバーとは?対象となる宝くじは2種類

キャリーオーバー(Carry Over)は、直訳すると「持ち越す」「繰り越す」という意味です。宝くじでは、ある抽せん回で払い出されなかった当せん金などを、次回の1等当せん金に繰り越す仕組みを指します。
日本の数字選択式宝くじでは、宝くじ公式サイトが案内するロト6とロト7が、この制度を採用しています。
通常の宝くじと大きく異なるのは、当せん者がいなかった場合に、その賞金が消滅するのではなく、次回の高額当せんにつながる点です。
ロト6とロト7で最高当せん金額が変わる理由ロト6は1〜43の数字から異なる6個を選び、ロト7は1〜37の数字から異なる7個を選ぶ数字選択式宝くじです。
どちらも1等の当せん条件は、選んだ数字が抽せんされた本数字とすべて一致することです。ただし、選択する数字の数や組み合わせの総数、賞金の上限が異なります。
ロト6は1口200円で、キャリーオーバーがなければ1等最高2億円。発生時には最高6億円です。
一方、ロト7は1口300円。通常時の1等最高額は7億円で、キャリーオーバー発生時には最高12億円まで引き上げられます。
なお、ロト7の賞金は2025年2月14日の第613回抽せん分から改定されました。それ以前の最高額は通常時6億円、キャリーオーバー発生時10億円でしたが、現在はそれぞれ7億円、12億円となっています。
【発生する理由】キャリーオーバーの仕組みと繰越条件を解説
キャリーオーバーが発生する理由は、単純に1等当せん者がいない場合だけではありません。宝くじ公式サイトが公表している制度の定義では、主に2つのケースが対象になります。
理由1:当せん者がいない等級の賞金が繰り越される最も分かりやすいのが、該当する等級に当せん者がいないケースです。
例えば、ロト6で1等に該当する購入者がいなかった場合、本来1等に配分される賞金は次回の1等当せん金に繰り越されます。
また、繰越対象は1等だけではありません。2等以下でも当せん者がいない等級があれば、その等級の当せん金総額が繰越対象になります。
そのため、1等当せん者が現れた抽せん回でも、キャリーオーバーが残る可能性があります。
理由2:1口あたりの当せん金額が上限を超えるもう一つの理由は、1口あたりの当せん金額が規定の最高額を超えた場合です。
ロト6ではキャリーオーバー発生時の1口あたりの最高額が6億円、ロト7では12億円に設定されています。計算上の賞金がこの上限を超える場合、超過した金額が次回に繰り越されます。
この仕組みがあるため、キャリーオーバーは1等当せん者がいないときだけ発生する制度ではありません。
すべての等級に当せん者がいない場合は再抽せんここで注意したいのが「当せん者なし」と「全等級に当せん者なし」の違いです。
1等に当せん者がいなくても、2等以下に当せん者がいれば通常の抽せん結果として扱われ、繰越条件に該当する賞金が次回に持ち越されます。
一方、1等から最下位等級まで、すべての等級に当せん者がいない場合は再抽せんとなります。これはキャリーオーバーとは別の取り扱いです。
つまり、1等当せん者がいないことだけで、必ず再抽せんになるわけではありません。
【2026年最新】ロト6・ロト7のキャリーオーバー発生状況と次回1等当せん金
2026年11月2日時点の最新結果を見ると、ロト6とロト7では異なる状況になっています。
ロト6:第2151回で1等4口が当せん、繰越金は0円2026年11月2日(月)に行われたロト6第2151回では、1等が4口当せんしました。
1口あたりの当せん金額は1億1,096万6,000円です。抽せん後のキャリーオーバーは0円となり、それまでの繰越金は解消されています。
したがって、次回の第2152回(11月5日予定)は、キャリーオーバーなしの状態から始まります。通常時の1等最高当せん金額は2億円です。
ロト7:第701回終了時点で約2億3,971万円を繰越ロト7の直近の抽せんは、2026年10月30日(金)の第701回です。
この回では1等が1口当せんし、当せん金額は12億円でした。それでも抽せん後には2億3,971万2,635円のキャリーオーバーが残っています。
これは、キャリーオーバーが単純に1等当せん者の有無だけで決まるわけではないことを示す事例です。規定の最高額を超える部分や、ほかの等級で当せん者がいない場合の賞金も制度上の繰越対象になります。
次回の第702回は2026年11月6日(金)に予定されています。キャリーオーバーが発生しているため、1等最高当せん金額は12億円です。
ただし、2億3,971万2,635円という数字が、そのまま次回の1口あたりの当せん金に加算されるわけではありません。発売額や当せん口数などによって実際の賞金額は変動します。
最新の当せん番号とキャリーオーバー金額は、宝くじ公式サイトや、当せん番号案内を掲載するみずほ銀行の公表情報で確認できます。
【徹底比較】ロト6・ロト7・ミニロトの違いと最高当せん金額
キャリーオーバーの有無だけでなく、購入金額や当せん確率も比較すると、それぞれの宝くじの特徴が分かります。
| 比較項目 | ロト6 | ロト7 | ミニロト |
|---|---|---|---|
| 選ぶ数字 | 1〜43から6個 | 1〜37から7個 | 1〜31から5個 |
| 1口の価格 | 200円 | 300円 | 200円 |
| 抽せん日 | 月・木曜日 | 金曜日 | 火曜日 |
| 通常時の1等最高額 | 2億円 | 7億円 | 約1,000万円(理論値) |
| キャリーオーバー時の1等最高額 | 6億円 | 12億円 | 対象外 |
| 1等当せん確率 | 約609万分の1 | 約1,030万分の1 | 約17万分の1 |
| キャリーオーバー制度 | あり | あり | なし |
ロト7の最大の特徴は、キャリーオーバー発生時に1等最高12億円を狙えることです。
2025年2月の賞金改定によって通常時の最高額も7億円に増額されました。数字を7個選ぶ必要があるため、1等当せん確率は約1,029万5,472分の1です。
高額賞金を重視する人にとって魅力的な商品ですが、当せん確率はロト6より低く、購入価格も1口300円となっています。
ロト6は高額賞金と当せん確率のバランスが特徴ロト6は1口200円で、1等当せん確率は約609万6,454分の1です。
ロト7より1等の当せん確率が高く、キャリーオーバーが発生すれば最高6億円の当せん金額が設定されています。
抽せんは毎週2回行われるため、購入機会の多さも特徴です。
ミニロトはキャリーオーバー対象外ミニロトは、1〜31の数字から5個を選ぶ宝くじです。1等の理論値は約1,000万円で、1等の当せん確率は約16万9,911分の1です。
ロト6やロト7とは異なり、キャリーオーバー制度は採用されていません。
ただし、ミニロトにも独自の賞金配分ルールがあります。当せん者がいない等級の賞金総額や、1口あたりの上限4,000万円を超えた金額は、その回の当せん口数がある最上位等級に上乗せされます。
つまり、ミニロトは繰越制度こそありませんが、未払い賞金が必ず消滅するというわけではありません。
【購入前の注意点】キャリーオーバーに関するよくある誤解
キャリーオーバーが発生すると、通常より大きな賞金が期待できます。しかし、賞金の増加と当せん確率の上昇は別の話です。
誤解1:キャリーオーバー発生中は当たりやすくなる?キャリーオーバーが発生しても、1等の当せん確率は変わりません。
ロト6なら約609万6,454分の1、ロト7なら約1,029万5,472分の1という基本的な確率は同じです。
変わるのは、1等当せん者が出た場合に受け取れる賞金の上限です。キャリーオーバーは当せんしやすくする制度ではなく、賞金を次回へ繰り越す制度だと理解しておきましょう。
誤解2:当せん番号には出やすい数字がある?過去の抽せん結果を調べると、特定の数字が頻繁に登場しているように見えることがあります。
しかし、過去に何度も出た数字だからといって、次回も出やすくなるわけではありません。各回の抽せんは独立しており、過去の出現回数が次回の当せん確率を変えることはありません。
クイックピックを利用してコンピューターに数字を選んでもらう方法と、自分で数字を選ぶ方法も、1口あたりの当せん確率は同じです。
誤解3:キャリーオーバーの金額がそのまま1等賞金になる?繰越金は次回の1等当せん金総額に加わる仕組みですが、実際の1口あたりの当せん金額は発売額や当せん口数などによって変動します。
例えば、1等の当せん者が複数いれば、規定に基づいて賞金が配分されます。キャリーオーバーが発生しているからといって、必ず1人が最高額を受け取れるわけではありません。
購入する前に確認したい3つのポイント- 抽せん前に最新のキャリーオーバー金額を確認する。
- 最高当せん金額と実際の当せん金額を混同しない。
- 購入金額の上限を自分で決め、無理のない範囲で楽しむ。
特に高額賞金が表示されていると、購入口数を増やしたくなることがあります。しかし、購入額が増えれば出費も増えます。キャリーオーバーの大きさだけを理由に、予定外の購入をする必要はありません。
【よくある質問】ロトのキャリーオーバーに関するFAQ
Q1:ロトのキャリーオーバーはどのような条件で発生しますか?
A1:当せん者がいない等級の当せん金総額、または1口あたりの当せん金が規定の最高額を超えた場合の超過額が、次回の1等当せん金に繰り越されます。
Q2:ロト6のキャリーオーバー発生時の最高当せん金額はいくらですか?
A2:ロト6はキャリーオーバー発生時、1口あたり最高6億円です。通常時の最高額は2億円です。
Q3:ロト7のキャリーオーバーは最高何億円ですか?
A3:ロト7はキャリーオーバー発生時、1口あたり最高12億円です。2025年2月14日の第613回抽せん分から適用されています。
Q4:ミニロトにもキャリーオーバーはありますか?
A4:ありません。ミニロトはキャリーオーバー制度の対象外です。未当せん等級の賞金などは、同じ抽せん回の最上位当せん等級に上乗せされる仕組みです。
Q5:1等当せん者がいない場合は必ず再抽せんになりますか?
A5:いいえ。1等に当せん者がいなくても、ほかの等級に当せん者がいれば通常の抽せん結果として扱われます。すべての等級に当せん者がいない場合に再抽せんとなります。
Q6:2026年11月現在、キャリーオーバーが発生しているのはどちらですか?
A6:11月2日のロト6第2151回終了時点では、ロト6は0円です。一方、ロト7は第701回終了時点で2億3,971万2,635円が次回へ繰り越されています。
ロトのキャリーオーバーは、当せん者がいない等級の賞金総額や、1口あたりの当せん金額の上限を超えた部分を次回の1等当せん金に繰り越す制度です。
2026年11月2日時点の最新状況では、ロト6は第2151回で1等が4口当せんし、キャリーオーバーは解消しました。一方、ロト7は第701回終了時点で2億3,971万2,635円が繰り越され、第702回で最高12億円の1等当せん金が期待できる状況です。
ロト6とロト7は高額当せんを狙える一方、ミニロトは比較的少ない数字を選び、1等の当せん確率が高いという違いがあります。
【プロの結論】宝くじを選ぶ際に注目したいのは、キャリーオーバーの金額だけではありません。1口の購入価格、1等当せん確率、最高当せん金額、抽せん頻度を合わせて考えることが大切です。
キャリーオーバーは当せん確率を高める仕組みではなく、賞金を次回へ引き継ぐ制度です。この違いを理解しておけば、広告や高額賞金の表示に惑わされず、自分に合った楽しみ方を選べます。
最新の発生状況や当せん番号を確認するときは、宝くじ公式サイトとみずほ銀行の当せん番号案内を利用し、購入前に最新情報をチェックしましょう。